こんにちは、AJIです。
2024年10月から始まったドラマ『すべての恋が終わるとしても』、かなり話題になっていますね。神尾楓珠さんと葵わかなさんのW主演で、その切ないストーリーに引き込まれている人も多いんじゃないでしょうか。
この記事にたどり着いたあなたは、きっと「すべての恋が終わるとしても」の原作ネタバレが気になっている方かなと思います。特に、真央が由宇に一方的に別れを告げた「本当の理由」や、この物語がなぜこんなにも「泣ける」と言われるのか、その理由を知りたいですよね。
また、噂される「どんでん返し」の正体や、原作とドラマの違い、そもそも原作が「140字の恋の話」ってどういうこと？という疑問もあるかもしれません。群像劇として描かれる、野北と郁子の曖昧な関係や、莉津と颯の動向、そしてなにより二人の最終的な結末がどうなるのか、気になるところは尽きないと思います。
この記事では、ドラマの核心的なネタバレを含みつつ、原作の形式や結末の考察まで、あなたの知りたい情報を徹底的にまとめてみました。
記事のポイント
- ドラマの核心ネタバレ（真央の病気と別れの理由）
- 原作（140字小説）とドラマの決定的な違い
- 主要キャラ（野北・莉津たち）の関係性まとめ
- 結末の考察と原作やドラマをお得に楽しむ方法
ジャンプできる目次📖
すべての恋が終わるとしても原作ネタバレ：核心
ここからは、この物語の根幹であり、最大の「泣ける」ポイントでもある、由宇と真央の二人にまつわる核心的なネタバレを深く掘り下げていきます。
ドラマの展開をまっさらな状態で見たい！という方は、この先は本当にご注意ください。自己責任でお進みいただけると幸いです。
【核心】真央と由宇、別れの本当の理由
ドラマ序盤、3年前に真央が由宇に電話一本で一方的に別れを告げたシーンは、本当に「なぜ！？」という疑問符だらけでしたよね。あんなに幸せそうだったのに…。
私も気になって仕方なかったんですが、その真相は、想像を絶するほど重く、切ないものでした。
結論から言います。3年前に真央が由宇に別れを告げた本当の理由は、真央が「大腸がん」を発症していたからです。
幸せの絶頂だったはずの二人の間に割り込んだ、あまりにも過酷な現実。真央は医師から「5年間再発しなければ、ほぼ完治と言える」と告げられます。これは一筋の希望であると同時に、「5年間」という途方もなく長く、不安な時間を突きつけられたことを意味します。
そして真央は、苦渋の決断をします。それは、この重い事実を家族以外には、愛する由宇にさえも隠し通すことでした。
なぜか？
それは、由宇を「がん患者の恋人」という、精神的にも時間的にも計り知れない重荷から解放するため。彼女の若く輝かしい未来を、自分の闘病生活で縛り付けたくない。その一心での、あまりにも歪んだ、自己犠牲的な愛情表現だったんです。
病気が判明した直後、彼は自分の気持ちを押し殺し、電話で一方的に別れを告げます。由宇にとっては、まさに青天の霹靂。理由もわからず、一番愛する人から突き放される。これが、この物語のすべての「すれ違い」の悲劇的な始まりでした。
すべての恋が終わるとしても、泣ける理由とは？
この作品が「泣ける」とこれほどまでに評される理由は、まさに先ほどの「別れの理由」に凝縮されています。
物語が進むにつれて、私たち視聴者（あるいは読者）だけが、真央の「秘密」を知ることになります。彼が「がん」という死の影と隣り合わせの秘密を一人で抱え、由宇を愛しているがゆえに「嫌いになった」フリをして（と推測されます）身を引いた、その自己犠牲の真実を知ってしまいます。
でも、当の由宇は、そんなこととは夢にも思わず、「理由もなく自分を捨てた最低な元カレ」として、3年間ずっと心の中で彼を責め、同時に忘れられずに苦しみ続けている。この「知っている側（私たち）」と「知らない側（由宇）」の情報の非対称性が、二人の何気ない再会のシーンや、過去の回想シーンを見ているだけで、胸を締め付けるんです。
『今夜、世界からこの恋が消えても』（通称『セカコイ』）もそうでしたが、「難病（障壁）」が引き起こす「利他的な嘘（自己犠牲）」という構造は、本当に涙腺を刺激します。『セカコイ』が「前向性健忘」だったのに対し、本作は「がん」という、より直接的に「死」を意識させる病気である点が、物語の切実さを増していますね。
噂のどんでん返しは「がんの隠蔽」
「どんでん返しがある」と聞くと、つい「え、まさかあの人が黒幕？」とか「サイコパス的な裏切りがあるの？」といった、ミステリー作品のような展開を期待してしまいますよね。私も最初はちょっと構えていたんです。
でも、この作品における「どんでん返し」は、そういうタイプの衝撃とは少し違います。それは、物語の「意味合い」そのものが、ある一点を境に180度反転するという、構成上の「どんでん返し」でした。
その「ある一点」こそが、真央の「大腸がんの隠蔽」という深刻な事実が明かされる瞬間です。
それまでの物語は、あくまで「過去の失恋を引きずっている、ちょっと切ない男女のラブストーリー」として見えています。由宇がなぜあんなに過去に縛られているのか、真央がなぜあんなに煮え切らない態度をとるのか、少しモヤモヤしながら見ているわけです。
ところが、この「がん」という事実が明かされた瞬間、これまでのすべてのパズルのピースが、カチリと音を立ててはまります。
「別れ」の意味の180度反転
あの3年前の冷たい電話での別れが、単なる「恋の終わり」ではなく、真央にとっては「愛する人を守るための、孤独な闘いの始まり」であったことが、痛いほどに理解できるんです。
由宇を突き放したあの瞬間から、真央はたった一人で（家族のサポートはありつつも、恋人には言えないという孤独の中で）病気と向き合い、由宇への想いを封印してきた…。その背景を知ると、序盤の彼の不可解な行動や、由宇と再会した時のあの複雑な表情のすべてが、切ない「理由」を持ったものとして見えてくるんです。
莉津と颯、秘密を探る二人の関係
この物語は群像劇であり、メインの二人を取り巻くキャラクターたちも、物語の重要な推進力になっています。特に注目したいのが、真央の妹・莉津（本田望結さん）と、二人の共通の友人・颯（山下幸輝さん）です。
莉津の行動原理：兄を守る「壁」
颯は、由宇と真央の別れの本当の理由を探ろうと、良かれと思って真央に探りを入れます。しかし、真央にはぐらかされてしまう。
さらに、颯が莉津に由宇の話をしようとすると、莉津は「これ以上由宇の話を真央にするな」と、信じられないほど冷たく言い放ちます。序盤は「なんて冷たい妹だ」と感じるかもしれません。
ですが、もうお分かりですよね。この莉津の「冷たさ」の理由こそが、ネタバレに繋がっています。莉津は、兄の病気を知っている数少ない「家族」の一人なんです。
彼女の態度は、決して由宇が憎いからではありません。3年間の過酷な闘病、あるいは今も続く経過観察の不安を、一番近くで支えてきた家族として、兄の精神を不安定にさせる「由宇」という名の「過去」から、必死に彼を守ろうとする防衛的な行動だったんですね。
颯の役割：外側からの「探求者」
対する颯は、何も知らない「外側」の人間です。だからこそ、純粋な善意で「二人はまだ想い合ってるはずだ」と、過去の秘密を探ろうとします。
この、真央の秘密を巡る「探る者（颯）」と「守る者（莉津）」という対立軸が、サブプロットとして非常に効いています。颯がどこまで秘密に迫れるのか、そしてその過程で、莉津との関係がどう変化していくのかも、このドラマの大きな見どころの一つだと思います。
野北と郁子のネタバレ：曖昧な関係の行方
そしてもう一組、この群像劇で対照的な「恋」を描いているのが、野北（白洲迅さん）と郁子（市川由衣さん）の、ちょっと危険な香りがする大人の二人です。
二人の関係は、3年前に仕事先で出会ったところから始まります。野北は郁子の「自由さ」に強く惹かれ、「運命」を感じたようです。ですが、それから3年間、ずっと「曖昧な関係」が続いています。
郁子は、まさに野北が惹かれた「自由さ」そのもので、ふらりと現れては、何の約束もなくまたどこかへ行ってしまう。野北は、そんな郁子との関係を清算し「離れたい」と願いながらも、彼女が目の前に現れると「拒めない」という、一種の依存的な停滞状態に陥っています。
この二組の対比が、非常に巧みだと感じます。
『すべての恋が終わるとしても』というタイトルが、由宇と真央のような悲劇的な「別離」だけでなく、野北と郁子のような「終われない」関係性を断ち切る、その精神的な「終焉」や「清算」をも含んでいることを示唆しているんですね。
野北がこの「曖昧な関係」という名の停滞から抜け出し、本当の意味で「離れる」ことができるのか、それとも…？こちらの結末も、メインストーリーと同じくらい気になるところです。
すべての恋が終わるとしても原作ネタバレと形式
ここまで物語の核心的なネタバレに触れてきましたが、一方で「そもそも原作ってどうなってるの？」という疑問も、この作品には常について回ります。
実は、この作品の原作はかなり特殊な形式で、ドラマとの関係性を理解することが、ネタバレをより深く楽しむ鍵になるんです。ドラマとの違いや、気になる結末の考察について、さらに詳しく解説していきますね。
原作とドラマの違い：140字の恋の話とは
「原作ネタバレ」と検索すると、必ず「140字の恋の話」というキーワードが出てきます。私も最初は「140字？なにそれ、短すぎない？」って本当に混乱しました。
それもそのはず、この作品は、私たちが一般的に想像するような、起承転結のある分厚い長編小説が原作なのではありません。
原作は、原作者・冬野夜空さんによる「140字小説」という、その名の通り、X（旧Twitter）の文字数制限（旧）に由来するような、超短編の掌編集がベースになっているんです。
ここが最も重要な注意点ですが、原作の「140字小説」を読んでも、ドラマで描かれているような詳細なストーリー（真央のがんの経緯や、莉津との会話など）がすべて書かれているわけではありません。物語の「最もエモーショナルな瞬間」や「核心的なアイデア」、あるいは「鮮やかな結末の断片」だけが、切り取られている、というイメージです。
原作者の冬野さんも、「本作を原作として、脚本家の三浦さんがさらに素敵なストーリーを組み立ててくださり」とコメントしている通り、原作とドラマの関係は以下のようになります。
原作は「点」、ドラマは「線」
これが一番しっくりくる表現かなと思います。
- 原作（140字小説）：
物語の「核（コア）」や「原案」。「8人の切ない恋」の、感情が最高潮に達するハイライトシーンを切り取った「点」の集合体。 - ドラマ：
原作の「点」をインスピレーションの源泉として、脚本家の三浦さんが、それらの「点」と「点」を繋ぎ、登場人物の背景や詳細な会話、新たなエピソードを肉付けし、時系列に沿った一つの連続した「線」の物語として「再構築」した作品。
結末ネタバレ：5年後の再会はあるか？
さて、ここまでくると、やはり一番気になるのは「結末」です。由宇と真央は、最終的にどうなるのでしょうか。
まず大前提として、ドラマはまだ放送中（2025年11月現在）ですので、確定的な結末のネタバレは存在しません。ネット上にある「最終回考察」は、すべて「予想」あるいは「願望」の域を出ないものです。
また、先述の通り、原作が「140字小説」という形式であることから、明確な結末（「そして二人は結ばれました」のような）を描かず、読者の想像力に委ねる「開放型結末（オープン・エンディング）」になっている可能性も高いです。
ですが、ドラマ版には、結末の方向性を強く示唆する、極めて強力な「伏線」が張られていると私は思っています。
「5年」という時限装置の意味
もうお気づきですよね。それは、「5年間再発しなければ、ほぼ完治と言える」という、医師の言葉です。
この「5年」という具体的な期間設定は、単なる医療設定として提示されたのではなく、物語の結末を構成するための「時限装置（ナラティブ・デバイス）」として、極めて意図的に設定されたものだと私は睨んでいます。
この「5年」という期間は、実際の医療現場でも、がん治療後の大きな節目として「5年生存率」という形で一つの目安とされる、非常に重い意味を持つ期間です。（出典：国立がん研究センター がん情報サービス「がんの統計」）
3年前に別れた二人。ドラマの現在地がそこからどれくらい経過しているかにもよりますが、最終回やエピローグで、この「5年」という呪いであり希望でもあった期間を乗り越えた（あるいは乗り越える見込みが立った）真央が、すべての真実を胸に、由宇と再会する…。
原作（140字小説）はコミックシーモアで
ドラマの元になった「140字小説」って、逆にどんな雰囲気なのか、ますます気になってきませんか？ドラマで詳細に描かれた物語の「核（コア）」となった、凝縮された感情の断片に、文章で触れてみたくなると思います。
もしかしたら、ドラマでは深く描かれていない「別の恋の断片」にも出会えるかもしれませんしね。
そうした原作の雰囲気を味わうなら、電子書籍でサクッと読むのがおすすめです。
特に「コミックシーモア」は、マンガのイメージが強いですが、実は小説や実用書、ライトノベルなどの品揃えも非常に豊富で、こうした掌編集を探すのにもとても便利です。
ドラマはU-NEXTで視聴
「原作の雰囲気はわかったけど、やっぱり私はドラマのあのシーンをもう一度観たい！」「仕事や学校が忙しくて、今週の放送を見逃しちゃった！」という方も、もちろん多いと思います。
ドラマ版『すべての恋が終わるとしても』をイッキ見したり、見逃し配信を追いかけたりするなら、動画配信サービス（VOD）の「U-NEXT」が、個人的にはやっぱり最強かなと思います。
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U-NEXTをおすすめする理由は、実はもう一つあります。
それは、このドラマのキャスト、例えばW主演の葵わかなさんや神尾楓珠さんの過去の出演作や、脚本家の三浦さんの他の作品も、そのままU-NEXTで見放題になっていることが多い点です。
例えば、『セカコイ』のような、本作と通じる「泣ける」と評判の他の恋愛映画やドラマも、U-NEXTならたくさん配信されています。
※本ページの情報は2025年11月時点のものです。最新の配信状況や無料トライアルの詳細は、必ずU-NEXT公式サイトにてご確認ください。登録や解約はご自身の判断でお願いいたします。
すべての恋が終わるとしても、原作ネタバレ総括
最後に、ここまでの「すべての恋が終わるとしても」の原作ネタバレと、作品の核心情報を総括します。
最大のネタバレ：
真央が由宇に別れを告げた本当の理由は、彼が「大腸がん」を患い、由宇に負担をかけさせないためでした。これは愛ゆえの、あまりにも切ない自己犠牲的な嘘です。
原作とドラマの違い：
原作は「140字小説」という短編集（原案）であり、ドラマはそれを基に、脚本家が一つの連続した群像劇として「再構築」した作品です。詳細なプロットはドラマオリジナル（脚本）の部分が大きいです。
泣ける理由：
真央の「秘密」を視聴者だけが知っている状態で、何も知らない由宇との「痛々しいすれ違い」が描かれるからです。
結末の考察：
確定情報はありません。原作は「開放型結末」の可能性が高いですが、ドラマ版は「5年」という伏線から、二人が再会するハッピーエンドが強く予想されます（と、私は信じています！）。
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