ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(4)特装版(プレミアムKC)
強いお酒の缶を片手に「ハァーッ!!」と息を吐く、丸くて茶色いあのキャラクター。ナガノさんの『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』に出てくるくりまんじゅう先輩は、見た目こそ和菓子そのものなのに、やることはすっかり大人です。読んでいるうちに「そもそもこの子、なんの動物なんだろう」と気になった方も多いはず。私も最初はカワウソあたりかなと思いながらページをめくっていました。
ただ、この疑問には先に言っておきたいことがあります。くりまんじゅうのモデルになった動物は、作者や公式から正式に発表されていません。ネット上で見かける説はどれもファンの考察です。この記事では、公式に確認できることと、あくまで考察にすぎないことを分けて並べていきます。そのうえで、お酒・禁酒・労働・声優といった気になる部分をまとめて追いかけていきましょう。
- くりまんじゅうのモデル動物は公式未発表という前提
- お酒・禁酒処分・二日酔いの定番エピソード
- 討伐に出ない「草むしり派」という立ち位置
- アニメ版の声優と、原作との描写のちがい
ちいかわのくりまんじゅうの正体とは?
まずはキャラクターとしての基本から押さえます。名前の由来、モデル動物をめぐる説、お酒まわりの名シーン、そして作中での働きぶりまで。ここを読めば、くりまんじゅう先輩がどんな存在としてこの世界に立っているのかが見えてくるはずです。

くりまんじゅう先輩のプロフィール
くりまんじゅうは、名前のとおり和菓子の「栗まんじゅう」がモチーフになった丸いキャラクターです。ファンからは親しみを込めて「くりまん先輩」と呼ばれています。主人公のちいかわたちより少し年上に見える雰囲気があり、その空気感が「先輩」という呼び名に定着したのでしょう。
性格は、ひとことで言うと面倒見がいい大人。コーヒーをおごってくれたり、柿の種を分けてくれたりと、基本的には優しい先輩です。ただ、その優しさの隣にはいつも缶チューハイがある。見た目は愛らしいのに行動がすっかり「おっさん」という落差こそが、このキャラクターの魅力だと思います。
基本データを表で確認
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| 名前 | くりまんじゅう | 通称「くりまん先輩」 |
| モチーフ | 栗まんじゅう | 名前どおりの和菓子モチーフ |
| モデル動物 | 公式未発表 | ラーテル説・カワウソ説などファン考察のみ |
| 性格 | 面倒見がよい | おごる・分ける描写あり/飲酒が定番 |
| 主な労働 | 草むしり | 討伐に出る描写は作中で確認しづらい |
| アニメ声優 | 淺井孝行 | 初登場はアニメ第18話 |
作者はナガノさん、出版社は講談社。単行本のタイトルは『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』です。電子で追いかけたい方はコミックシーモアに無料の試し読みが用意されているので、そこから雰囲気をつかむのが早いでしょう。
くりまんじゅうはなんの動物?正体を考察
ここが一番よく聞かれるところです。結論から言うと、くりまんじゅうのモデル動物は公式に発表されていません。作者のナガノさんや公式からの言及は、今回調べた範囲では確認できませんでした。ですので「正体は◯◯です」と言い切る書き方は、この記事では避けます。
そのうえで、ファンの間ではいくつかの説が語られています。代表的なのが次の2つ。
ラーテル説
もっともよく見かけるのがラーテル説です。ラーテルはイタチの仲間で、体の上半分の色が明るく下半分が濃いという配色を持っています。くりまんじゅうの体の色分けがこれに似ている、というのが根拠として挙げられることが多いですね。この説を詳しく整理しているファンの考察記事としてはラーテル説をまとめたブログ記事があります。あくまで個人の考察としてお読みください。
カワウソ説
もうひとつがカワウソ説。丸っこい輪郭と、どこか脱力した表情の雰囲気から連想されているようです。ただしこちらも根拠は見た目の印象にとどまり、公式の裏付けはありません。
私自身は、どちらの説も「そう見えなくもない」という感想止まりです。むしろ栗まんじゅうという和菓子の姿がそのまま生き物になった存在、と受け取るほうがこの作品の空気には合っている気がします。
まとめると、モデル動物については「公式未発表・ファンの間ではラーテル説やカワウソ説がある」というのが今の正確な言い方になります。断定している情報を見かけたら、出典が公式かどうかを一度確かめてみてください。
お酒好きの名シーンと「ハァーッ」
くりまんじゅうといえばお酒。強い缶チューハイのような飲み物を手に持ち、ひと口飲んでは「ハァーッ!!」と気持ちよさそうに声を出す。この一連の流れが、もはや様式美になっています。読者の間でも印象的なセリフとして語られていて、その表記は「ハァーッ」で定着しているようです。
この声の何がいいって、演技がまったくないところ。誰に見せるでもなく、本当に染み渡ったから出ている音なんですよね。かわいい絵柄でこれをやられると、妙に説得力があります。
缶を開ける音と「ハァーッ」がセットで頭に残っている読者、けっこう多いんじゃないでしょうか。私もそのひとりです。
禁酒処分と二日酔いエピソード
『ちいかわ』の世界には、労働や行為に「資格」が必要という設定があります。飲酒もそのひとつ。くりまんじゅうはその資格を持っている側のキャラクターとして描かれてきました。
資格を没収された禁酒処分
ところが作中では、無資格での飲酒が発覚して資格を没収され、禁酒処分を受けるという展開がありました。お酒がアイデンティティのようなキャラクターにこれをやるのですから、なかなか容赦がない。かわいい見た目の裏でルールがきっちり運用されている、この作品らしい一面です。
しじみの味噌汁と二日酔い
二日酔いのエピソードも複数回描かれています。しじみの味噌汁で回復をはかるなど、大人なら思わずうなずいてしまうような「あるある」が挟まれるのが面白いところ。飲みすぎた翌日の描写をここまで丁寧にやるキャラクターは、そう多くありません。飲酒シーンや二日酔い回についてはAppBankによる二日酔いシーンのまとめ記事が参考になります。
くりまんじゅうの労働と討伐スタイル
『ちいかわ』の主要キャラたちは、討伐という危険な仕事に出かけます。では、くりまんじゅうはどうか。作中で確認できる範囲では、討伐に参加している描写は見つけにくく、草むしり(除草)のような労働に従事している姿が中心です。
ただし、これは公式の設定資料に「討伐に参加しない」と書かれているわけではありません。あくまで作中描写から読み取れる傾向としての話です。世界観の労働と資格まわりについてはちいかわの労働と資格制度をまとめた解説が整理されています。
戦う側ではなく、働いて、飲んで、後輩に少し優しくする。この立ち位置があるからこそ、討伐組の緊張感が引き立つのだと思います。ちいかわの怖い世界観と裏設定の考察まとめでも触れているように、この作品は明るい絵柄の下に不穏な設定を敷いています。くりまんじゅうの飲酒は、その世界で生きる大人の息抜きに見えてくるから不思議です。
くりまんじゅうの正体と声優・関係性
ここからは、アニメ版の情報と他キャラとの関係を見ていきます。声を担当している方、原作と変わった描写、そして誕生日をめぐる噂まで。最後にこの記事の要点をまとめます。

アニメのくりまんじゅう声優は淺井孝行
アニメ『ちいかわ』は、フジテレビ「めざましテレビ」内で放送されている短編アニメです。くりまんじゅう役を担当しているのは淺井孝行さん(げきだんひまわり所属)。キャストはアニメ『ちいかわ』公式サイトで確認できます。
初登場はアニメ第18話
くりまんじゅうと鎧さんがアニメに初めて登場したのは第18話です。このときの様子は初登場を報じた記事にキャストのコメントとあわせて掲載されています。原作を読んでいた身としては、あの「ハァーッ」に声が付いた瞬間の破壊力はかなりのものでした。
アニメの最新情報はアニメ公式X(@anime_chiikawa)でも発信されています。
ちいかわ・ハチワレ・うさぎとの関係
くりまんじゅうと主要3人組の関係は、上下関係というより「たまに顔を合わせる年上の知り合い」に近い距離感です。コーヒーをおごる、柿の種を分ける。そうした小さな交流がぽつぽつ描かれます。
べったり一緒に行動するわけではないのに、いるとなんとなく場がゆるむ。討伐で気を張っているちいかわたちにとって、くりまんじゅうがいる場面はひと息つけるコマになっているのでしょう。作品全体を通して読み返すと、この配置の巧みさに気づかされます。作品をまだ手元に持っていない方は、ちいかわの漫画はどこで読めるかをまとめた記事もあわせてどうぞ。
アニメ版で変わった描写の違い
原作とアニメでいちばん話題になったのが、お酒の扱いです。アニメは朝の情報番組内で放送される都合もあり、原作でお酒だった飲み物がお茶などノンアルコール飲料に置き換えられる演出がありました。この変更は放送当時に大きな話題となり、ねとらぼの記事でも取り上げられています。
一方で、アニメでお酒として飲酒シーンが描かれた回もあり、そのときは原作の「禁酒中」という設定との対比でSNSがざわつきました。時系列の受け取り方が読者ごとに違ったためです。この盛り上がりはTogetterのまとめで当時の反応を追えます。
原作とアニメで飲み物が変わる。ただそれだけのことなのに、キャラクターの解釈にまで話が広がっていくのが、このキャラクターの面白さですね。
くりまんじゅうの誕生日は?公式情報を整理
誕生日についても質問をよく見かけます。ネット上では2019年5月6日、2020年1月29日という2つの日付が流布していますが、どちらも公式の一次情報で確定できませんでした。
おそらく初登場した投稿の日付など、何らかの記録が誕生日として広まったものと思われます。ただ、根拠が公式にたどり着かない以上、この記事では「複数の説があり、公式には確定していない」という書き方にとどめます。お祝いしたい方は、自分が好きなほうを選べばいいのではないでしょうか。
くりまんじゅうの飲みっぷりや、あの独特の間は、やはりコマの流れで読んでこそ伝わります。禁酒処分の回や二日酔いの回は、セリフの少なさが逆に効いている名エピソード。コミックシーモアでは無料の試し読みが用意されているので、まずはそこで空気を味わってみてください。
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ちいかわのくりまんじゅうに関するよくある質問(FAQ)
Q1. くりまんじゅうはなんの動物ですか?
A. 公式には発表されていません。ファンの間ではラーテル説やカワウソ説が語られていますが、いずれも考察の域を出ないというのが正直なところです。名前のとおり和菓子の栗まんじゅうがモチーフになっている点だけが、はっきりしている事実になります。
Q2. アニメでくりまんじゅうの声を担当しているのは誰ですか?
A. 淺井孝行さんです。げきだんひまわりに所属されています。くりまんじゅうと鎧さんの初登場はアニメ第18話でした。
Q3. くりまんじゅうが禁酒処分になったのはなぜですか?
A. 無資格での飲酒が発覚し、資格を没収されたためです。この世界では飲酒に資格が必要という設定があり、そのルールが適用された形になります。
Q4. くりまんじゅうの誕生日はいつですか?
A. 複数の日付が出回っていますが、公式の一次情報では確定できませんでした。断定されている情報を見かけたら、出典を確認することをおすすめします。
Q5. くりまんじゅうは討伐に参加しますか?
A. 作中で確認できる労働は草むしりなどが中心で、討伐に出る描写は見つけにくい状況です。ただし公式設定として明言されているわけではなく、作中描写からの傾向としてお読みください。
まとめ:ちいかわのくりまんじゅうの正体
ここまでを振り返ります。ちいかわのくりまんじゅうの正体、つまりモデルになった動物は公式に発表されていません。ラーテル説やカワウソ説はファンの考察であり、断定できる材料は今のところ見当たらないというのが結論です。
一方で、はっきりしていることもあります。栗まんじゅうがモチーフであること。強いお酒を飲んで「ハァーッ」と息を吐くのが定番であること。無資格飲酒で禁酒処分を受けた過去があり、二日酔いの回も描かれてきたこと。討伐ではなく草むしりのような労働に従事している姿が中心であること。アニメでは淺井孝行さんが声を担当し、第18話から登場したこと。この積み重ねだけでも、十分に濃いキャラクターですよね。
謎が残っているからこそ、読むたびに新しい見方ができる。くりまんじゅう先輩は、そういう楽しみ方ができるキャラクターだと思います。
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