『ダンジョン飯』が完結しましたが、 私も連載当初から夢中になって追いかけていた大好きな作品なので、この「完結」のニュースは本当に感慨深いです。
ただ、一口に「完結」といっても、それが九井諒子先生の原作漫画の完結を指しているのか、それとも大好評だったテレビアニメ第1期の放送終了を指しているのか、ちょっと分かりにくい状況かなと思います。
実際、「ダンジョン飯 完結」と検索してみると、原作漫画が全何巻で完結したのか、アニメ第1期は原作のどこまでを描いたのか、そしてファン待望のアニメ第2期の最新情報はどうなっているのか、といった様々な疑問が浮かび上がってきますよね。
さらに、アニメのあの最高潮の盛り上がりを見てしまったら、「続きが気になって夜も眠れない!」と、原作漫画の最終回がどうなったのか、ライオスやマルシル、ファリンたちのその後も含めて、物語の結末をネタバレ覚悟で知りたい!という方も、きっと多いんじゃないかなと思います。
この記事では、そんな『ダンジョン飯』の「完結」にまつわる全ての情報を網羅的に整理し、原作漫画の完結情報からアニメ第1期・第2期の詳細、そして気になる最終回の結末ネタバレまで、皆さんのあらゆる疑問にまとめてお答えしていきますね!
記事のポイント
- 原作漫画が全何巻で完結したか
- アニメ第1期はどこまでで、第2期はいつ放送か
- 最終回の結末ネタバレと主要キャラのその後
- 原作とアニメ第1期をお得に楽しむ方法
ジャンプできる目次📖
ダンジョン飯 完結は原作かアニメか
さて、まずは「『ダンジョン飯』が完結した!」という情報の“正体”から、しっかり整理していきましょう。
冒頭でも触れた通り、この話題が少しややこしくなっているのは、「①原作漫画の連載完結」と「②TVアニメ第1期の放送完結(放送終了)」という、2つの大きな「完結」が、2023年から2024年にかけて非常に近い時期に起こったためなんですね。
あなたが知りたい「完結」はどちらの情報でしょうか? ここでは、それぞれの「完結」が具体的に何を指しているのか、その詳細を詳しく解説していきます。
原作漫画は何巻で完結した?
まず、九井諒子先生による原作漫画『ダンジョン飯』の完結情報です。
こちらは、KADOKAWAの漫画雑誌『ハルタ』にて、2023年9月15日発売の『ハルタ』Vol. 107掲載の第97話をもって、正式に完結を迎えました。
2014年2月の連載開始から、実に約9年半。本当に長く、濃密な連載でした。最終話のタイトルが、作品タイトルと同じ「ダンジョン飯」だったのも、本当に感動的でしたよね…。
そして、ファンが気になる単行本(コミックス)の情報は以下の通りです。
アニメ第1期はどこまで放送?
続いて、もう一つの「完結」である、TVアニメ版の放送状況です。
2024年1月4日から放送が開始されたTVアニメ『ダンジョン飯』の第1期(シーズン1)は、2クール(半年間)にわたり放送され、2024年6月13日の放送をもって、全24話の放送を「完結(終了)」しました。
制作は、あのアニメスタジオTRIGGERさん。原作の独特な雰囲気、シリアスとギャグの絶妙なバランス、そして何より美味しそうな(?)魔物飯の描写まで、本当に完璧なクオリティで映像化してくれましたよね!
では、「アニメ第1期は、物語の最後までやったの?」という疑問ですが、答えは「ノー」です。
アニメ第1期(全24話)で描かれたのは、原作漫画でいうと第52話(単行本8巻収録)までの内容に相当します。
これはもう、アニメ視聴者からすれば「ここで終わり!? 続きは!?」と叫ばずにはいられない、完璧な構成でしたね。
アニメ第2期の制作決定情報
アニメ第1期が物語のど真ん中で終わったということは…?
はい、皆さんの期待通りです! アニメ第1期の最終話(第24話)が放送されたまさにその直後の2024年6月13日、TVアニメ『ダンジョン飯』第2期(シーズン2)の制作決定が正式に発表されました!
(出典:TVアニメ『ダンジョン飯』公式サイト「第2期制作決定!」)
さて、一番知りたい「第2期はいつから放送なの?」という放送時期についてですが…
2024年6月の公式発表時点では、残念ながら具体的な放送開始時期は「未定」となっています。続報を辛抱強く待ちましょう!
一部のWebサイトなどで「2025年4月から」といった情報が出回っていることがありますが、これは熊本県民テレビ(KKT)における第1期の遅れ放送(あるいは再放送)の情報が誤って拡散されたものである可能性が高いです。公式発表ではない情報には注意してくださいね。
第2期は、第1期の続きである原作漫画第53話(8巻)から、最終話である第97話(14巻)までの、物語の後半すべてを描くことになると予想されます。あの壮大なクライマックスがTRIGGERさんの作画でどう表現されるのか、今から楽しみで仕方ありません!
アニメと原作漫画をお得に楽しむ方法

「第2期が始まる前に、第1期の内容をもう一度おさらいしたい!」
「いや、もう第2期まで待てない! アニメの続きを原作漫画で一気に読みたい!」
そんな方のために、お得に『ダンジョン飯』を楽しむ方法をまとめますね。
アニメ第1期(全24話)を視聴する方法
アニメ第1期は、非常に多くの動画配信サービス(VOD)で「見放題」配信が実施されています。
※配信状況や無料トライアルの有無は変更される可能性があります。最新の詳細は各VODサービスの公式サイトを必ずご確認ください。
原作漫画(全14巻)を読破する方法
アニメの続きが気になって仕方ない方、そして九井先生が描いた壮大な物語の結末をその目で確かめたい方には、原作漫画(全14巻)の一気読みを強くおすすめします!
全巻揃えるなら、場所を取らず、スマホやタブレットでいつでもどこでも読める電子書籍がやっぱり便利ですよね。
電子書籍サービスも色々ありますが、全巻まとめ買いをするなら、私のおすすめは「コミックシーモア」です。
コミックシーモアは、初回登録時にもらえる70%OFFクーポンが強力なのはもちろん、月額メニューのポイント還元やゲリラセールなども非常に豊富なので、全巻をお得に揃えるのにすごく適しているんです。
『ダンジョン飯』全14巻をどうやってお得に買うか、コミックシーモアの詳しいレビューと登録方法の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ダンジョン飯 完結のネタバレとその後
さて、ここからは…
「アニメ第2期までなんて、とてもじゃないけど待てない!」
「原作の最終回で、ライオスたちはどうなったの?」
という方のために、原作漫画の「完結」について、その核心的な結末と主要キャラクターたちの「その後」を、ネタバレ全開で徹底的に解説していきます。
【!!!!超・重要!!!!】
ここから先は、原作漫画の最終回(第97話)までの最も重要なネタバレを、一切の遠慮なく含みます。
アニメ第2期を初見で楽しみたい方、ご自身で単行本を読んで結末を確かめたいという方は、絶対にこの先を読まず、今すぐブラウザを閉じてください! 後悔しても責任は取れませんよ!
…本当に大丈夫ですね?
心の準備はよろしいでしょうか。
では、参ります。
最終回の結末をネタバレ解説
物語の最終的な敵(ラスボス)、それはダンジョンの主であった「狂乱の魔術師」シスル…ではなく、そのシスルを長きにわたって操っていた黒幕、「翼獅子」の正体である悪魔でした。
この悪魔は、人間の「欲」を食らう存在として描かれます。人間の欲望を叶えるフリをして、その欲が最大化した瞬間に、その「欲」ごと人間を捕食するという、人間の倫理観や思考の埒外にある純粋な存在です。
最終対決において、ライオスは力ずくでこの悪魔を討伐しようとはしません。彼特有の「食」への探求心と好奇心をもって、この悪魔と対峙します。
ライオスは、悪魔自身が持つ「未知の欲求」——つまり、他者の欲望を食べるばかりで、自分自身が「食べられたい」という欲求(食欲)——を持っていることを見抜きます。
そして、ライオスは悪魔の「欲」そのものを、自分が「食べる」という、文字通り前代未聞の方法で悪魔の欲望を消滅させ、無害化することに成功します。
この結果、悪魔の力が失われたことでダンジョンは崩壊の危機を免れ、囚われていた人々は解放され、世界は救われました。
ライオスの呪いと王様になった結末
ダンジョンと人々を救った最大の功労者であるライオス。彼は、シスルを含む迷宮の住人たちからその人柄を認められ、迷宮の新たな王として即位します。人々からは「悪食王」と呼ばれることになりました。
ライオスは悪魔を打ち破った代償として、彼にとって最も大切だったものを失う「呪い」を受けます。
その呪いとは、「魔物と会話し、交流したい」という欲求と能力を、根源から失うことでした。
魔物への尽きない好奇心と愛情こそがライオスの原動力だったのに、その全てを失ってしまったのです。魔物好きのライオス個人にとっては、これ以上ない最大の悲劇です。彼は二度と、愛する魔物たちと意思疎通ができなくなってしまいました。
しかし、この呪いこそが、皮肉なことに王国に最大の平和をもたらします。
王であるライオスが魔物に関心を持てなくなった(欲求を失った)結果、魔物たちもまたライオスの王国に近寄らなくなり、国は魔物の脅威から永遠に解放されたのです。
ライオス自身の最大の悲劇が、王としての最大の功績になるという、非常に皮肉的で(Bittersweetな)、『ダンジョン飯』らしい見事な結末でした。
ちなみに、「マルシルと結婚したの?」という点も気になるところですが、エピローグでは、マルシルは「側近」としてライオス王を公私にわたり支える様子が描かれており、直接的な結婚の描写はありませんでしたね。ですが、二人の絆はこれまで以上に強いものになったことが伺えます。
マルシルの寿命と「その後」

ハーフエルフであるマルシル。彼女は、人間(ライオス、チルチャック)やドワーフ(センシ)の仲間たちよりも遥かに長い寿命を持つことに、物語を通してずっと深く苦悩していました。
彼女の当初の目的であり最大の願いは、仲間たちとの別れを避けるために「寿命を操作する」ことでした。
しかし、ライオスたちとの過酷な旅、そして悪魔との対峙(悪魔は彼女のその願いを利用しようとしました)を経て、彼女はついに悟ります。
「喪失は避けられないことであり、死は受け入れなければならないものだ」と。
最終的に、彼女は自らの願い(寿命の操作)を取り下げます。仲間たちが自分より先に死んでしまうという、切ない未来は変わりません。ですが、彼女は未来を憂いて「今」から目をそらすのではなく、「今、愛する人々と共に生きる」ことを選びました。
「その後」は、王となったライオスの側近、そして宮廷魔術師として、魔術の研究(もちろん古代魔術ではない、人々のための魔術です)を続けながら、王国を力強く支えていく姿が描かれています。
ファリンはどうなった?人間に戻る?
物語の発端(レッドドラゴンによる捕食)であり、中盤ではドラゴンと人間のキメラとして復活させられるという、最も過酷な運命を辿ったファリン。
最終話(第97話)において、ファリンは無事に蘇生され、生存が確認されます。本当に、本当によかった…!
「じゃあ、完全に元通りの人間に戻れたの?」というと、実はそうではありません。
エピローグでは、彼女の足(あるいは体の一部)に、キメラ(ドラゴン)の特性が残ったままの状態で生活している様子が描かれています。
これは、古代魔術の使用や死者蘇生といった「禁忌」を犯したことが、完全に元通りにはならないという代償(結果)の象徴なのかもしれませんね。
センシやチルチャックの「その後」
他のパーティメンバーの「その後」も、もちろん描かれていますよ。
センシのその後
センシは、迷宮での目的(オークに殺された過去の仲間たちとの清算)を果たし、またライオスたちに自らの知識と経験を託したことで、迷宮に留まる理由がなくなりました。彼は仲間たちに別れを告げ、新たな食材や調理法を求めて地上を旅する道を選びます。彼らしい、最高の「その後」ですね!
チルチャックのその後
チルチャックは、ダンジョンから生還し、疎遠になっていた家族(妻や3人の娘たち)との関係を無事に修復しました。エピローグでは、王となったライオスのもとで、その有能さと現実的な感覚を活かし、王国の内政や情報管理といった超・重要な役割を担っています。さすがチルチャックさん、彼がいないと王国は回りませんね!
カブルーとイヅツミのその後
当初はライオスと対立する場面もあったカブルーですが、最終的にはライオスの最大の理解者の一人となり、王となったライオスの王国運営を現実的な側面(政治や外交)から補佐する重要な役割を担います。また、イヅツミもライオスたちとの旅を通じて他者との関わり方を学び、新たな居場所を見つけ、カブルーたちと行動を共にしているようです。
『ダンジョン飯』完結までの物語
『ダンジョン飯』の完結は、SNSやレビューサイトを見ても、読者や批評家から非常に高く評価されています。
ですが、その高密度な展開と、初期から一貫していた「食欲」というテーマが、最終的に「欲」という根源的かつ抽象的な概念そのものを「食べる」ことで世界を救うという、壮大な物語に着地したことの見事さは、本当に圧巻でした。
改めて、『ダンジョン飯』完結までの壮大で、美味しくて、ちょっぴり切ない物語を振り返ると、唯一無二の傑作だったなと心から実感します。
アニメ第2期で、この見事な結末がどう描かれるのか、今から楽しみで仕方ありませんね!
この記事で解説したネタバレ情報や考察は、私が原作漫画を読んで集めた情報や、それに基づく私個人の解釈が中心です。アニメ第2期の最新情報や、原作漫画に関する公式な情報については、KADOKAWAの公式サイトやアニメの公式サイト、公式SNSなども合わせてご確認くださいね。







