紀元前3世紀、戦乱の中華を舞台に、一人の下僕が大将軍を夢見て駆け上がっていく——原泰久さんが週刊ヤングジャンプで描き続ける『キングダム』は、そんな熱量のかたまりみたいな歴史大河です。信と政の出会いから、王座奪還、そして六国を相手取る合従軍編まで、話が壮大すぎて「どこまで進んだんだっけ?」と迷子になりがちですよね。ここでは物語を簡単に、各編の流れに沿って整理しつつ、アニメは何期まで来ているのか、実写映画は何作あるのか、原作は何巻まで出ていてどこで読めるのかまで、まとめて見ていきます。なお、物語の核心にあたる序盤の展開にも触れるので、ネタバレが苦手な方はご注意くださいね。
記事のポイント
- 信と政の物語の始まりと序盤の大きな流れ
- 合従軍編など中盤の主要な転換点
- アニメの期数と実写映画シリーズの全体像
- 原作が何巻まで出ていてどこで読めるか
キングダム あらすじを簡単に解説
まずは作品の土台となる部分から、物語の始まりと序盤〜中盤の流れをざっくり押さえていきます。中国の春秋戦国時代末期を舞台に、主人公・信がどんな出来事を経て前へ進んでいくのか。細かい戦の一つひとつよりも、「全体としてどう転がっているか」を優先して見ていくと、キングダム あらすじの骨格がつかみやすいかなと思います。

作品概要と連載状況
『キングダム』は、原泰久さんが2006年から週刊ヤングジャンプ(集英社)で連載している歴史漫画です。単行本はヤングジャンプコミックスから刊行されていて、いまも連載中・未完結の作品になります。舞台は中国の春秋戦国時代末期、紀元前3世紀ごろの秦。史実の秦の中華統一という大きな流れを背骨にしながら、そこに生きる人物たちのドラマを分厚く描いているのが持ち味ですね。
評価の面でも実績があり、2013年には第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞しています。歴史ものとしての面白さと、少年漫画的な熱さを両立させている点が、幅広い読者に支持されている理由かなと思います。連載が長く続いているだけに巻数もかなりのボリュームですが、「一人の少年が夢に向かって突き進む」という軸はブレていないので、どの巻から思い出しても物語に戻ってこられるのが強みだと感じます。
史実をなぞりつつフィクションとして再構築しているので、中国史の予備知識がなくてもまったく問題ありません。むしろ本作をきっかけに、実際の歴史が気になり始める人も多いんじゃないかなと思います。私自身、読み終わったあとに「あの人物は史実ではどうだったんだろう」と調べたくなることが何度もありました。
物語の始まり・信と漂
物語は、戦争孤児として下僕の身分で暮らす二人の少年、信と漂から始まります。二人は「天下の大将軍になる」という同じ夢を掲げ、来る日も来る日も剣の稽古に明け暮れていました。身分は低くても、夢だけは誰よりも大きい——この序盤の空気感が、後の展開すべての出発点になっています。
当時の中華は、複数の国が覇権を争う戦国の世。生まれた身分がその後の人生をほぼ決めてしまう時代に、下僕の少年が「大将軍」を口にすること自体が、途方もない夢だったわけですね。だからこそ、この二人が交わす誓いには特別な重みがあります。あらすじを追ううえでも、この出発点の「身分ゼロからの夢」を頭に置いておくと、後に信が積み上げていく一つひとつの戦功の意味がぐっと深く感じられるはずです。
ある日、漂がとある人物に見出され、王宮へと召し抱えられていきます。ここから二人の運命が大きく動き出すのですが、その先には少年漫画らしからぬシビアな展開が待っていました。
政との出会いと王座奪還
以下、物語序盤のネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。
王宮に上がった漂でしたが、実は秦王・政の影武者としての役割を担わされていました。そして王弟によるクーデターが勃発し、漂はその渦中で深手を負い、命を落としてしまいます。瀕死の漂は、最後の力を振り絞って信のもとへたどり着き、ある場所を託して息を引き取りました。
漂が遺したものをたどった信は、そこで逃走中の秦王・政と出会います。最初は反発しながらも、漂の遺志を継ぐ形で、信は政の王座奪還に力を貸していくことになります。ここが、下僕だった信が歴史の表舞台へ足を踏み入れる転換点ですね。
序盤〜中盤の主な戦い
王位を取り戻した政は、中華統一という大きな目標を掲げます。その実現には、周囲の国々との数々の戦いが避けられません。信のほうも、一兵卒からのスタートで戦場に身を投じ、戦功を積み重ねながら少しずつ地位を上げていきます。
序盤から中盤にかけては、信が仲間とともに部隊を率いる立場へと成長していく過程が丁寧に描かれます。強敵との激突、味方の犠牲、そして自身の未熟さと向き合う場面。こうした一つひとつの戦いが、後の大きな戦役への布石になっていきます。個々の戦の細かな決着はぜひ本編で味わってほしいので、ここでは大枠にとどめておきますね。
『キングダム』の戦の魅力は、単なる力比べではなく、軍略と個の武、そして人の思いがぶつかり合うところにあると私は感じています。数で劣っていても知恵で覆したり、逆に圧倒的な武で戦況を塗り替えたり。読み進めるほどに「戦争ってこう動くのか」という発見があって、歴史ものが初めての人でも夢中になれるはずです。信が出会う武将や仲間たちも、それぞれに信念を抱えていて、敵味方を問わず魅力的に描かれているのがまた良いんですよね。
合従軍編と主要な転換点
中盤の大きな山場とされるのが、いわゆる合従軍編です。秦の急速な勢力拡大に危機感を抱いた趙の軍師・李牧が中心となり、楚・趙・魏・燕・韓・斉の六国が手を組んだ大連合軍を結成。約50万規模とされる大軍で秦へと攻め込んできます。
この侵攻に対し、政は最後の砦となる城「蕞(さい)」で、住民たちと共に籠城戦を戦い抜くことになります。絶望的な戦力差のなか、山の民の援軍なども描かれ、秦は国家存亡の危機を辛くもしのいでいく——という展開が描かれます。物語全体でも屈指の盛り上がりを見せる部分なので、あらすじだけでなく、ぜひ実際のページで緊張感を体感してほしいところです。
個人的に合従軍編がすごいと思うのは、王である政自身が民の前に立って言葉を尽くす場面があること。将軍たちの戦いと並行して、「国とは何か」「なぜ戦うのか」という問いが投げかけられるので、単なるバトル漫画では終わらない深みが生まれています。信の部隊もこの大戦で重要な役割を担い、それまで積み上げてきた成長が試される展開になっていきます。ここを越えると物語の景色がまた一段変わるので、まだ読んでいない方はぜひこの山場を目標に読み進めてみてください。
最新巻あたりの状況
『キングダム』は現在も連載が続いており、物語は史実の秦統一へ向かう大きな流れの中を進んでいます。信たちの戦いはさらにスケールを増し、中華の勢力図を左右する局面が続いています。ただ、本作は未完結のため、「この編はこう決着する」といった断定は避けておきますね。
単行本は2026年5月19日発売の第79巻が最新刊で、次の第80巻は2026年8月19日発売予定です。連載で描かれる展開を追いかけたい方は、最新巻や本誌でリアルタイムの物語を確認するのがおすすめです。
キングダム あらすじとメディア展開
ここからは物語の相関のおさらいと、アニメ・実写映画・電子書籍といったメディア展開を整理していきます。「まず何から触れればいいの?」という方の道しるべになればうれしいです。原作を追う楽しみと、映像で味わう迫力、それぞれの入口を見ていきましょう。

登場人物の相関を簡単に
物語を追ううえで、まず押さえておきたい人物をざっくり表にまとめました。細かな所属や関係は本編で深掘りされていくので、ここは入口としての最低限の整理と考えてくださいね。
| 人物 | 立場 | 簡単な説明 |
|---|---|---|
| 信(しん) | 主人公 | 下僕から大将軍を目指す少年。戦功を重ねて成長していく |
| 政(せい) | 秦王 | 後の始皇帝。信と出会い、王座奪還を助けられる |
| 漂(ひょう) | 信の幼馴染 | 政の影武者となり、序盤のクーデターで落命する |
| 李牧(りぼく) | 趙の軍師 | 三大天の一人。合従軍を主導し秦に立ちはだかる |
ざっくり言えば、信と政の二人三脚を軸に、それを阻もうとする各国の名将たちが立ちはだかる構図です。まずはこの四人を覚えておくだけでも、序盤〜中盤の流れがぐっと追いやすくなるかなと思います。
アニメは何期まで?
TVアニメ『キングダム』は、原作の連載に追従する形で断続的にシリーズが続いており、第1期から第6期まで制作されています。最新の第6シリーズは、2025年10月5日よりNHK総合で放送が始まりました。
信役の森田成一さんをはじめ、蒙恬役の野島裕史さん、王賁役の細谷佳正さん、王翦役の堀内賢雄さん、桓騎役の伊藤健太郎さん、楊端和役の園崎未恵さんなど、シリーズを通しての実力派キャストが顔をそろえています。第6シリーズからは新規キャラクターの声優陣も加わり、物語のスケールがさらに広がっています。原作の熱い戦いを声と音で味わえるので、漫画と合わせて追いかけると没入感が段違いですね。
アニメから入るメリットは、なんといっても戦の迫力を動きと音で体感できること。大軍がぶつかり合う場面や、将軍たちの一騎打ちは、映像だからこその臨場感があります。逆に、細かな心理描写やセリフのニュアンスをじっくり味わいたいなら原作漫画がおすすめ。両方を行き来すると、それぞれの良さがより際立ちますよ。放送状況や配信の最新情報は、アニメ公式サイトで確認するのが確実です。
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「アニメでもう一度あの戦を観たい」という方のために、いま正規流通で在庫があるBlu-ray BOXを挙げておきますね。配信と違って、観たい合戦をいつでも頭出しできるのが円盤の良さです。
実写映画シリーズまとめ
『キングダム』は実写映画シリーズも大きな人気を集めています。山﨑賢人さんが信を演じる映画版は、原作の名場面を豪華なスケールで映像化してきました。これまでの公開作を、時系列で整理しておきます。
| 作品 | 公開 |
|---|---|
| キングダム | 2019年 |
| キングダム2 遥かなる大地へ | 2022年 |
| キングダム 運命の炎 | 2023年 |
| キングダム 大将軍の帰還 | 2024年 |
| キングダム 魂の決戦 | 2026年7月17日公開 |
シリーズ5作目となる『キングダム 魂の決戦』は2026年7月17日から劇場公開が始まった最新作で、主題歌は米津玄師さんの「夜鷹」が務めています。劇場公開されたばかりの作品のため、動画配信(VOD)での視聴はまだできません。まずは劇場で楽しみたい方は、上映情報を公式サイトでチェックしてみてください。
何巻まで?どこで読める?
原作は2026年5月19日発売の第79巻が最新刊で、第80巻は2026年8月19日に発売が予定されています。連載中の作品なので、これからも巻数は増えていきます。
電子書籍で読むなら、私はコミックシーモアをよく使っています。キングダムは全79巻がそろっていて、スマホでもタブレットでも手軽に読み進められるのが便利なんですよね。1巻から一気に追いかけたいときや、久しぶりに読み返したいときに重宝しています。
原作を読む・アニメを見る方法
「漫画とアニメ、どっちから触れよう?」と迷うなら、私はまずアニメ第1期から入るのもアリだと思っています。信と政の出会い、そして漂をめぐる序盤の展開は、映像と音がつくことで一気に引き込まれるんですよね。
アニメ第1期は動画配信サービスのU-NEXTで見放題配信されているので、これから物語に入る方の入口としてちょうどいいかなと思います。無料トライアルを活用すれば、序盤の流れを一気に追いかけられます。気になった方は下記から確認してみてください。
配信状況は変更される場合があるため、視聴前に必ず各サービスの公式ページで最新の配信ラインナップをご確認くださいね。
まとめ|キングダム あらすじの要点
キングダム以外の人気漫画のあらすじ・全体の流れは、人気漫画あらすじまとめで作品ごとに一覧にしています。次に読む作品探しにどうぞ。
ここまで、キングダム あらすじの流れを各編ごとに整理してきました。下僕だった信が漂の遺志を継ぎ、政の王座奪還を助け、やがて中華統一という大きな渦の中へ身を投じていく——その骨太な物語が、いまも連載で描かれ続けています。
アニメは第6期まで、実写映画は最新作『魂の決戦』を含めて5作、原作は第79巻まで刊行と、触れられる入口はどんどん増えています。どこから入っても、あの戦乱の熱に飲み込まれること間違いなしです。改めて要点を並べると、物語は「信と漂の夢」→「漂の死と政との出会い」→「王座奪還」→「各国との戦い」→「合従軍編という大きな山場」→「中華統一へ向かう現在進行形」という流れ。この骨格さえ押さえておけば、途中から映像で入っても迷わず楽しめるはずです。
なお、巻数や配信・公開の情報は今後変わっていく可能性があります。最新の正確な情報は各公式サイトをご確認いただき、視聴サービスの契約など最終的な判断はご自身の責任でご検討くださいね。この記事が、あなたが『キングダム』の世界に飛び込むきっかけになればうれしいです。