『満州アヘンスクワッド』は打ち切りではありません。作画の鹿子さんが2025年11月に亡くなって止まっていた連載は、週刊ヤングマガジン2026年45号で再開しました。同じ号の発売にあわせて、アニメ化も発表されています。
新しい漫画担当は、鹿子さんの兄弟子にあたるツルシマさんです。鹿子さんは作画原案としてクレジットされています。物語はまだ完結しておらず、最終回や結末は描かれていません。
記事のポイント
- 満州アヘンスクワッドが打ち切りではない理由と現在の連載状況
- 打ち切りと噂されてしまった5つの背景
- 作画・鹿子さんの逝去と、兄弟子ツルシマさんによる連載再開
- アニメ化の発表と今読める電子書籍サービス
満州アヘンスクワッドは打ち切り?連載中の真相
満州アヘンスクワッドは打ち切りではありません。作画担当の逝去で連載が止まっていましたが、兄弟子のツルシマさんが漫画を引き継ぎ、連載が再開しました。

満州アヘンスクワッドは打ち切りではない
満州アヘンスクワッドの「打ち切り」を、出版社や編集部が発表した事実はありません。打ち切りは、人気の低迷などを理由に連載を途中で終わらせることです。本作はそれに当てはまりません。
むしろ本作は、2026年10月までに累計発行部数350万部を突破した人気作です。単行本も刊行が続き、2025年11月6日に第22巻が発売されました。
作画の鹿子さんは2025年11月に亡くなり、連載は休載に入りました。これは人気の低迷による打ち切りとは、まったく性質の異なる事情です。
そして週刊ヤングマガジン2026年45号で、連載が再開しました。「打ち切りではなく、漫画担当を替えて続いている」というのが今の状況です。
打ち切りと噂される理由
打ち切りと噂されるのは、複数の要因が重なって「打ち切りっぽい」印象が生まれたためです。代表的な要因は次の表のとおりです。
| 噂の要因 | 読者が打ち切りと誤解した理由 |
|---|---|
| 掲載誌の移籍 | 2021年にコミックDAYSから週刊ヤングマガジンへ移籍。実態は格上げに近いのに、「他誌へ左遷された」と誤解されやすかった |
| ダークな内容 | 主人公が阿片密売という犯罪に手を染め、後味の重い展開が多いため「人気失速では」と連想された |
| 休載・不定期化 | 治療のための休載や、不定期連載への移行が「打ち切りの前兆では」という心理を招いた |
| 作画担当の逝去 | 2025年に作画の鹿子さんが逝去され、「描き手が亡くなった=連載終了」という自然な連想が広がった |
| 題材の特殊さ | 阿片という題材ゆえに「規制で打ち切りになったのでは」という憶測も一部で見られた |
ただし、どれも打ち切りの公式発表が根拠ではなく、読者側の推測や連想から生まれた噂です。規制を理由とした打ち切りの発表や報道もありません。
作画・鹿子さんの逝去と連載への影響
この項目では、作画を担当された鹿子さんの逝去という、連載状況に関わる事実に触れます。デリケートな内容を含みますので、その前提でお読みいただければと思います。
作画を担当していた鹿子さんは、脈絡膜悪性黒色腫のため、2025年11月8日に37歳で亡くなられました。
2025年12月22日、講談社「週刊ヤングマガジン」編集部が公式Xで訃報と今後の方針を発表しました。心よりお悔やみ申し上げます。
鹿子さんは生前、「自分の身に何かあった場合は代筆の方を立てて物語を完結させてほしい」という言葉を残していました。編集部はこれを受けて、鹿子さんの想いを継ぎ、作品を完結まで導いていく所存であると表明しています。
闘病の影響で、本作は週刊ヤングマガジン2025年48号から不定期連載に移っていました。連載のペースが不規則になったことも、打ち切りの噂が広がった一因です。ただしこれも人気の問題ではなく、作り手の事情によるものです。
コミックDAYSからヤンマガへの移籍連載
本作は2020年4月9日に、講談社のウェブ漫画サービス「コミックDAYS」で連載が始まりました。作画の鹿子さんにとっては、コミックDAYSでの連載デビュー作です。
2021年9月にコミックDAYSでの連載を終え、週刊ヤングマガジン(2021年43号より)へ連載の場を移しました。
ウェブ発の作品が大手青年誌へ移るのは、人気や評価の高まりを受けた格上げに近い動きです。それが一部で「打ち切りで別の雑誌に飛ばされた」と受け取られました。
ダークで骨太なクライムサスペンスなので、極道やバイオレンスを扱う作品が好きな方にも向いています。ヒリついた読み味が好みなら、『忍者と極道』の結末・死亡キャラを考察した記事もあわせてどうぞ。
現在の最新刊と連載再開後の体制
単行本の最新刊は、2025年11月6日発売の第22巻です(2026年10月時点)。物語はまだ完結しておらず、連載途中の作品です。
紙の単行本で読み返したい方のために、22巻を置いておきます。
2026年9月28日に再開が告知され、週刊ヤングマガジン2026年45号から連載が再開しました。新しい漫画担当はツルシマさんで、鹿子さんは作画原案としてクレジットされています。編集部は鹿子さんの遺志を継いで作品を完結まで導く方針です。
再開した45号には、第216話「突撃」と第217話「悪」の2話が載りました。第216話は全12ページで、そのうち11ページは鹿子さんが亡くなる前に描き上げたものです。第217話からは、ツルシマさんが描いています。
再開の告知は作品公式Xのお知らせで読めます。再開後の話は、ヤンマガWebの作品ページでも配信されています。
満州アヘンスクワッドの物語と読みどころ
満州アヘンスクワッドは、1937年の満洲国を舞台に、阿片の密造で成り上がっていく元兵士を描くクライムサスペンスです。

あらすじと満州を舞台にした設定
本作の舞台は1937年(昭和12年)の満洲国です。関東軍の兵士である主人公・日方勇(ひなた いさむ)は、戦闘で右目を失明し、満蒙開拓の農業部隊へ転属となります。
そこで阿片(芥子)の栽培を目の当たりにした勇は、病を抱える母の治療費のため、阿片の密造に関わっていきます。
勇は、中国人の組織犯罪者の娘・麗華(れいか)と手を組みます。二人は「真阿片」と呼ばれる高品質な阿片の製造・密売組織を築き、成り上がっていきます。
舞台は新京からハルビン、さらに上海へと広がり、次の勢力との抗争が描かれます。
- 上海マフィア
- ロシアンマフィア
- 関東軍憲兵隊
なお本作はフィクションで、作中の阿片は物語上の題材です。この記事では、実際の薬物の製造や具体的な扱いには踏み込みません。
アニメ化決定・ドラマ化は発表なし
満州アヘンスクワッドのアニメ化は、2026年10月に発表されました。
連載再開の45号の発売にあわせて、作品公式Xとアニメ公式サイトで告知されています。
配信サービスで作品ページを見かけることがありますが、これは電子書籍(漫画)の配信です。アニメの映像の配信とは別物なので、混同しないよう注意してください。
ドラマ化・実写化は発表されていません(2026年10月時点)。
満州アヘンスクワッドの見どころ
本作の魅力は、満洲という舞台設定の濃さと、成り上がりの熱量だと私は思っています。右目を失った一兵卒が、阿片を武器に巨大な組織へのし上がっていく展開は、ダークながらも引き込まれます。
善悪では割り切れない登場人物たちの生き様も、読み手の感情を揺さぶります。
脇を固めるキャラクターも個性豊かです。勇と麗華を支える仲間には、次のような面々がいます。
- 写真のような記憶力を持つ少女・リン
- 多言語を操るモンゴル人のバータル
- 元秘密警察の運転手キリル
一癖も二癖もある仲間たちが集うチーム感も、群像劇としての見どころです。
一方で、犯罪や暴力の描写はかなりハードで、後味の重い展開も少なくありません。人を選ぶ作品ですが、骨太で容赦のない群像クライムサスペンスが好きな方には刺さる一作です。
満州アヘンスクワッドを今読める電子書籍サービス
本作は電子書籍で配信されていて、22巻までまとめて読めます(2026年10月時点)。紙の単行本も販売されていますが、巻数が多いので、スマホやタブレットで読める電子書籍が手軽です。
電子書籍サービスでは、コミックシーモアで本作を配信しています。ダウンロードして持ち歩けるので、これから一気読みしたい方にも向いています。
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まとめ|満州アヘンスクワッドの打ち切り理由
満州アヘンスクワッドは打ち切りではありません。2026年10月までに累計350万部を突破し、単行本は22巻まで刊行されています。打ち切りの公式発表もありません。
打ち切りと噂されたのは、次の要因が重なったためでした。
- 掲載誌がコミックDAYSから週刊ヤングマガジンへ移籍した
- ダークで後味の重い展開が多い
- 休載や不定期連載への移行があった
- 作画の鹿子さんが亡くなった
鹿子さんの逝去後、編集部は遺志を継いで完結を目指す方針を公式に表明しました。週刊ヤングマガジン2026年45号からは、兄弟子のツルシマさんが漫画を引き継いで連載が再開しています。
2026年10月には、アニメ化も発表されました。ドラマ化・実写化の発表はありません。

