両手の指を失いながら、脚に仕込んだ刀で戦場を舞う女武者。『逃げ上手の若君』に登場するシイナ(秕)は、そんな強烈な設定を背負ったキャラクターです。
初登場は12巻の第99話で、のちに北条時行を新たな主君に定めます。
記事のポイント
- シイナ(秕)の正体とプロフィール・初登場巻がわかる
- 脚の刀の由来と強さ、技能名の情報源を整理できる
- 時行への忠誠と過去、弧次郎との関係を理解できる
- 最終回での生死やアニメ声優について確認できる範囲がつかめる
逃げ若のシイナとは?正体とプロフィール
シイナは、北条時行の陣営に加わる女武者です。戦で手指を失いながら、刀匠・正宗が打った「脚の刀」で戦場に復帰します。

プロフィール(表記「秕」・12巻99話で初登場)
シイナは漢字だと「秕」と表記し、読みは「しいな」です。北条時行の陣営に加わる女武者で、物語の中盤から登場します。
シイナが主君と定める北条時行は、木製スタンドのグッズにもなっています。
『逃げ上手の若君』は、松井優征先生が週刊少年ジャンプで手がけた歴史バトル漫画です。鎌倉幕府が滅んだ1333年を起点に、北条家の遺児・北条時行が「逃げる」ことで生き延びていく物語です。
シイナの基本情報は次の表のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表記 | 秕 |
| 読み方 | しいな |
| 初登場 | 第99話「鍛冶 1335」(単行本12巻収録) |
| 出自 | 元は鎌倉郊外の農家の下女 |
| 武器 | 脚に仕込んだ刀(脚の刀) |
初登場は第99話「鍛冶 1335」で、単行本の12巻に収録されています。刀匠がシイナのために武器を打つエピソードが、彼女の物語の入り口です。
「シイナは何巻から?」の答えは12巻です。
名前「秕(しいな)」に込められた意味
「秕」は、殻ばかりで中身のない籾(もみ)を指す言葉です。「中身がないもの」という、なかなかに切ない意味を持った名前なんですね。
名の知れた女武者でありながら、戦に敗れて主君を喪い、深手を負った彼女の境遇と、この名前が重なって見えてきます。私は初めて意味を知ったとき、松井優征先生らしい仕掛けに思わず唸ってしまいました。
脚の刀と強さ(技能名は二次資料ベース)
シイナといえば、「脚の刀」という異形の戦い方が最大の特徴です。
刀匠・正宗が生んだ「脚の刀」
シイナは戦で手指を切り落とされ、刀を握れない身体になってしまいます。そこで刀匠・正宗が、彼女の脚力に着目します。正宗が見込んだのは次の力です。
- 筋力
- 精密性
- バネ
- 平衡感覚
こうして太ももを武器にする脚の刀が打ち上げられ、手を失った武人が脚で刀を振るって戦場に戻ります。この発想の転換が、シイナというキャラクターの魅力を一気に押し上げていると感じます。
脚に仕込んだ刀で舞うように戦うスタイルは、ほかの登場人物には見られないものです。手で刀を握るという武士の常識をひっくり返した戦い方は、一度失ったものを別の形で取り戻す彼女の生き様にも重なります。
技能名や強さの「数値」について
ネット上では「狂戦士」「滅私献身」といった専用技能名や、「艶舞」という武術名が紹介されています。これらはpixiv百科事典などの二次資料に基づく情報で、原作本文や公式サイトでは確かめられていません。
個人ブログの一部で見られる「武力値〇〇」「戦闘力〇〇%上昇」といった数値ステータスも、公式の設定資料で確認できるものではありません。
時行への忠誠と壮絶な過去
シイナは、主君を喪って両手の指を失ったあと、北条時行を新たな主君に定めた女武者です。もとは鎌倉郊外の農家の下女でしたが、幕府滅亡の際に武を買われ、北条の元で戦に臨みました。
名の知れた女武者でありながら、戦に敗れて主君を喪い、両手の指(親指以外)を失う深手を負う——それが再起前のシイナです。武人にとって「刀を握る手」を失うのは、死にも等しい喪失だったはずです。
そんな彼女が、正宗の打った脚の刀を得て戦場に復帰し、北条時行を新たな主君に定めます。一度はすべてを失った女武者が、若き主君に再び忠義を捧げます。この主従関係が、後半の彼女の行動原理になっていきます。
私は、時行に向ける忠誠の裏に、失ったものを取り戻そうとする覚悟がにじんでいる気がして、応援せずにはいられませんでした。
復帰後には、1337年の杉本寺の戦いで、苦戦する時行のもとに駆けつけて窮地を覆す場面が描かれます。主君を一度喪った彼女にとって、時行を守り抜くことは大きな意味を持っています。
重い過去や脚の刀のくだりは、原作のコマで読むと迫力が段違いです。初登場の12巻からなら、コミックシーモアで『逃げ上手の若君』を読むで追いかけられます。
シイナのその後は?弧次郎との関係
後半のシイナは、弧次郎との関係が見どころです。最終回での生死ははっきりせず、アニメ版の声優は2026年10月時点で発表されていません。

弧次郎との関係と225話のプロポーズ的セリフ
物語の後半、シイナは弧次郎(ねずみ弧次郎)と「戦場コンビ」として描かれます。ともに戦場を駆け抜けてきた仲間同士ならではの空気感があり、二人の関係性は読者からとても人気があります。
二人をめぐって大きな話題になったのが、第225話「延長戦1352」での一幕です。
この回で弧次郎が、「俺、尊氏を殺ったらシイナと結婚するんだ」という趣旨のセリフを口にします。シイナへのプロポーズとも受け取れる展開です。戦場を共にしてきた二人だからこそ、このセリフの重みは格別です。
ただし、このセリフがそのまま結婚成立を意味するのかは断定できません。「結婚を思わせる印象的なセリフがあった」という受け止めが妥当です。
最終回でのシイナの生死は?
ここから先は物語の終盤に触れます。結末に関わる話題を先に知りたくない方は、この見出しを飛ばして読み進めてくださいね。
『逃げ上手の若君』は、2026年2月16日発売の週刊少年ジャンプ2026年12号にて、第238話で完結しました。
最終話時点でのシイナの生死は、はっきり書かれた確かな情報を確認できていません。物語終盤まで生存していたことをうかがわせる感想はありますが、それだけで「生き残った」「亡くなった」とは言い切れません。
アニメには未登場(声優は未確認)
アニメ版シイナの声優は、2026年10月時点で発表されていません。アニメ公式サイトの人物ページとキャスト一覧に、シイナはまだ載っていません。原作では12巻(第99話)で登場するキャラクターです。
TVアニメ『逃げ上手の若君』は、第1期が2024年7月に放送されました。第2期は2026年7月17日に、フジテレビ系「ノイタミナ」枠で放送を開始しています。制作はCloverWorksです。
物語が彼女の登場する時期まで進んだとき、どんなキャストが起用されるのか楽しみです。
アニメ第2期はPrime Videoで見放題先行配信され、U-NEXTなどでも見放題で配信されています(2026年10月時点)。アニメから入って、そのままシイナの登場する原作へ進む楽しみ方もできます。
逃げ上手の若君はどこで読める?
原作漫画は、ジャンプコミックスの単行本と電子書籍で全27巻を読めます。『逃げ上手の若君』は松井優征先生の作品で、2021年から週刊少年ジャンプで連載され、2026年に全238話で完結しました。
単行本は集英社から刊行され、最終27巻が2026年10月2日に発売されました。累計発行部数は500万部を突破したと発表されていて、第69回小学館漫画賞を受賞した作品でもあります。
シイナが初登場するのは12巻です。そこに至るまでの時行たちの物語を追ってきたからこそ、彼女の登場や脚の刀のエピソードがより響いてきます。まだ作品に触れていない方は、1巻から順に読んでいくのがおすすめです。
電子書籍で読むなら、私のおすすめはコミックシーモアです。スマホやタブレットでいつでも読めて、試し読みから気軽に触れられます。シイナが初登場する12巻あたりから読み進めたい方は、コミックシーモアで『逃げ上手の若君』を読むからどうぞ。
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逃げ若のシイナについてのまとめ
シイナ(秕)は、両手の指を失い、刀匠・正宗が打った「脚の刀」で戦場に戻った女武者です。要点は次のとおりです。
一度はすべてを失った女武者が、脚の刀を手に再び戦場へ立ち上がる——シイナは、そんな不屈さと切なさを併せ持った忘れがたいキャラクターです。
シイナのほかのテーマは逃げ上手の若君の考察まとめで一覧にしています。

