結婚記念日の夜に届いた1本の生配信動画。映っていたのは、完璧だったはずの夫でした。
「夫を殺したはずなのに」は、その一撃から始まる不倫×復讐×タイムリープのサスペンスです。何度殺しても、莉乃は同じ「最悪の結婚記念日」へ引き戻されます。
ループを重ねるほど、話の焦点は夫の不倫から遠ざかります。行き着く先は、30年前の事件と、莉乃自身も知らなかった出自です。
ドラマは2026年9月28日放送の最終話で完結しました。原作は連載が続いていて、結末はまだ描かれていません。
記事のポイント
- ドラマは最終話で完結、原作は連載中で結末はまだ描かれていない
- 死に戻りの起点はいつも「最悪の結婚記念日」
- 第6話以降は30年前の事件と母・苑子へ物語が移る
- ドラマ第1話〜最終話の各話あらすじを早見表で追える
「夫を殺したはずなのに」のネタバレ|死に戻りループの全貌
莉乃は死ぬたびに不倫発覚の結婚記念日へ戻り、7度目の人生で最終話を迎えます。ループの外側にあったのは、30年前の事件と莉乃の出自でした。

この先は「夫を殺したはずなのに」の重要な展開に触れます。まっさらな状態で読みたい・観たい方はご注意ください。
まず結論|ドラマは最終話で完結、原作の結末はまだ描かれていない
ドラマは2026年9月28日放送の最終話「私が決めた幸せの選択」で完結しました。第1話から最終話まで全13回です。
原作はコミックシーモアで32巻まで配信中で(2026年9月時点)、完結の表記はありません。
「夫を殺したはずなのに」はどんな話?不倫の生配信から始まる死に戻り
主人公は料理上手な妻・本庄莉乃。児童養護施設で親の顔を知らないまま育ち、夫・慶太と出会って初めて「家庭」を手に入れた女性です。その幸福が、結婚記念日の一夜で崩れます。
物語の起点|結婚記念日に届いた1本の生配信動画
原作の作品紹介はこうです。
平凡な主婦・本庄莉乃は、完璧すぎる夫・慶太と幸せな結婚生活を送っている――はずだった。ある日、莉乃のもとに届いた謎の動画サイト。そこに映っていたのは、愛する夫が別の女との性行為を配信している衝撃の姿だった。夫の裏切りに復讐を誓う莉乃だったが、ある出来事をきっかけに【死に戻り】のループに囚われてしまう。
重要なのは、動画が誰かに送りつけられたものだという点です。第2話で、莉乃は「不倫動画を送ってきた謎の差出人」へ近づいていきます。
物語は初回から、夫の不倫とは別に「仕掛けた側」がいることを示していました。
死に戻りループの仕組み|戻される先はいつも「最悪の結婚記念日」
ループの規則はシンプルで、そのぶん残酷です。莉乃が死ぬと、時間は不倫が発覚したあの結婚記念日まで巻き戻る。記憶は引き継がれるので、莉乃は毎回「すべてを知ったまま」同じ日をやり直すことになります。
やり直せるのに、夫は死なない。ここがタイトルの意味で、莉乃の手口は周回ごとに変わります。
- 第2話:前の人生で目撃した「ある事故」から、自分にしかできない殺し方を思いつく
- 第3話:夏祭りで慶太もろとも命を落とす
- 第5話:殺すのをやめ、夫婦をやり直す道を試す
どの周回でも莉乃の前に立ちはだかるのが、愛人・菊池エレナです。1周目は返り討ちに遭って死亡し、5周目もエレナに殺されます。序盤のループの引き金は、エレナの側にありました。
ドラマ版の各話あらすじ早見表(第1話〜最終話)
ドラマは第1話から最終話まで全13回です。各回のサブタイトルとあらすじはテレビ東京公式のバックナンバーで読めます。
| 話数 | サブタイトル | この回で動いたこと |
|---|---|---|
| 第1話 | 最初の殺人 | 結婚記念日に不倫の生配信が届く。尾行の末に包丁を持って向かうが、エレナに返り討ちに遭って死亡 |
| 第2話 | 私にしかできない夫の殺し方 | 結婚記念日に巻き戻る。動画の差出人を追いながら、前の人生で見た「ある事故」から2度目の手口を着想 |
| 第3話 | 妻vs愛人!衝撃の修羅場 | 夏祭りで慶太とともに死亡し再び巻き戻る。殺意がエレナへ向かう。樹がある目的でエレナに接近 |
| 第4話 | 償うべき罪 | 視点が慶太側へ。冷蔵庫の奥で見覚えのない「ある薬」を発見していたこと、そこからエレナと出会ったことが描かれる |
| 第5話 | 切っても切れない縁 | 3度の失敗を経て、殺すのをやめて夫婦をやり直す道を選ぶ。満たされた半年後、エレナの影が迫る |
| 第6話 | 30年前から続く螺旋の渦 | エレナに殺され5度目の人生へ。文枝が思わず口にした「松島苑子」の名から、30年前の猟奇的な不倫殺人事件へつながる |
| 第7話 | 母親を辞める理由 | 1996年の苑子の物語。彼女もまた死に戻りを繰り返していた。現代では莉乃が苑子の正体に迫る |
| 第8話 | ひと夏の逃避行 | 30年前の事件の犯人が自分を産んだ母親だと知る。樹が莉乃を追い詰めていた理由=獄中の苑子から下された「ある命令」が示される |
| 第9話 | 奪われてたまるもんか | 苑子には会えなかったが手紙を受け取った莉乃と、秘密を打ち明ける覚悟を決めた慶太が向き合おうとする。そこで莉乃を待っていたのは慶太の母・真由美 |
| 第10話 | 永遠の愛の象徴 | 真由美に殺され6度目の人生へ。莉乃の母が慶太の父と不倫していたことから「腹違いの兄弟」ではないかと疑い、慶太と自分のDNA鑑定に乗り出す |
| 第11話 | 最初から間違っていたこと | 慶太は最初から、父の仇が莉乃の母だと知って近づいていた。出会いも結婚も復讐のために仕組まれていたと知った莉乃は家を飛び出し、DNA鑑定の結果を手にする |
| 第12話 | 夫婦の終わり、愛の終わり | 莉乃は苑子から、自分と慶太の父親について、そしてタイムリープについて聞く。離婚を受け入れた慶太と別々の道を歩むための最後の話し合いに向かうが、2人の前にエレナが立ちはだかる |
| 最終話 | 私が決めた幸せの選択 | 再び不倫発覚の日に目を覚まし、7度目の最後の人生へ。慶太と向き合い、エレナとも対峙して呪縛を絶ったかに見えたが、樹の秘めた想いが最後の歯車を狂わせる |
第1話〜第3話|1周目の失敗と、殺意がエレナへ向かうまで
序盤3話は、莉乃が「復讐者として未熟だった時期」です。感情のまま包丁を持ち出して失敗し、2周目で計画性を身につけ、3周目で標的の見立てを変えます。
ループものとしては王道の学習曲線です。この作品が意地悪なのは、莉乃が上達しても結果が良くならないことです。
同じ3話で、伏線も動いています。第3話で樹が「ある目的のため」エレナに近づき、不穏な提案をします。これが第8話の種明かしにつながります。
第4話〜第5話|慶太の側から見た「不倫の始まり」
第4話は視点が入れ替わり、慶太が主役になります。鍵は、冷蔵庫の奥にあった「ある薬」です。
この回のあらすじには「莉乃が望んでいた家庭ってなんだったのか。疑念が疑惑に変わっていく」とあります。不倫の起点は、慶太一人の身勝手には置かれていません。
第5話で莉乃が復讐を降りて夫婦の再構築を選ぶのも、この第4話があるから成立します。それでも半年後には、エレナの憎悪が追いついてきます。
「関係を修復すればループを抜けられる」という期待を、作品はここで一度潰しています。
第6話〜第8話|30年前の事件と松島苑子
第6話から、物語の重心が移ります。鍵になるのが松島苑子という名前です。
苑子は、30年前に浮気した夫らを殺害した猟奇的な不倫殺人事件の犯人です。第7話では、苑子自身も妊娠中に裏切りを知り、追われる中で死に戻りを繰り返していたことが描かれます。
第7話では、1996年の苑子役に内田理央がクレジットされています。莉乃と苑子を同じ俳優が演じる構造が、二人の関係の答えを先に示していました。
そして第8話で、莉乃はその事件の犯人が自分を産んだ母親であると知らされます。
第9話〜最終話|7度目の最後の人生と、仕組まれていた出会い
第9話以降、夫婦の問題は「二人の親の代の因縁」へ置き換わります。第9話で莉乃と慶太はようやく向き合う覚悟を決めますが、そこに現れるのは慶太の母・真由美です。
第10話の莉乃は、実母の正体を知った義母・真由美に殺され、6度目の人生を迎えます。ループの引き金は、エレナから義母へ移りました。
ここで莉乃は「自分と慶太は腹違いの兄弟ではないか」と疑い、DNA鑑定に乗り出します。不倫復讐劇としては想定外の方向です。
第11話のサブタイトルは「最初から間違っていたこと」です。答えは、慶太が最初から、父親の仇が莉乃の母親だと知って近づいていたことでした。莉乃が復讐を繰り返してきた慶太もまた、復讐のためにこの結婚を選んでいました。
第12話では、苑子が莉乃に、二人の父親のこととタイムリープのことを語ります。離婚を受け入れた慶太との最後の話し合いに、エレナが立ちはだかります。
最終話「私が決めた幸せの選択」で、莉乃は再び不倫発覚の日に目を覚まし、7度目の最後の人生を歩み始めます。慶太と向き合い、エレナとも対峙して呪縛を絶ったかに見えたところで、樹の秘めた想いが最後の歯車を狂わせます。
見逃した回は、ドラマ公式サイトに載っている配信サービスで観られます。
物語の鍵を握る3つの謎
第8話までに、物語は3つの謎を提示しています。
謎①|苑子はなぜ莉乃を「ループさせている」のか
苑子も莉乃もループしていて、苑子は莉乃の実母です。ループの発生源が苑子なのか、母娘に共通する別の理由があるのかが、この謎の中心です。
第12話では、苑子が莉乃にタイムリープについて語ります。原作の作品紹介には「この異常な運命から抜け出す鍵は、莉乃自身も知らない過去の秘密に隠されていた」とあります。謎の答えは、この「過去の秘密」の側にあると読めます。
謎②|樹が受けた「ある命令」の中身
波多野樹は、莉乃が働く児童養護施設を手伝う大学生です。第3話ではエレナに近づいて不穏な提案をし、その裏でDMを送り続けて莉乃を追い詰めていました。
第8話で、その動機は獄中の苑子から下された命令だったと示されます。最終話では、樹の秘めた想いが最後の歯車を狂わせます。
謎③|冷蔵庫にあった「ある薬」は誰の何なのか
第4話で慶太が見つけた薬は、彼が莉乃に疑いを持つきっかけになります。薬が何で、なぜそこにあったのか。「望んでいた家庭」という言い回しと結びつく以上、単なる小道具ではなさそうです。
「夫を殺したはずなのに」のネタバレ考察と原作・ドラマの読み方
原作はコミックシーモアで32巻まで読めて、ドラマは全13回を配信サービスで観られます(2026年9月時点)。

韓国webtoonではない|「GIGATOON」という出自
縦読みのフルカラー作品なので韓国原作だと思われがちですが、違います。原作は赤石真菜(原作)・デジタル職人(作画)です。
この作品は、CLLENNとテレビ東京の共同企画です。CLLENNの「GIGATOON」レーベルから、LINEマンガで2026年3月30日に配信が始まりました。
この企画は、漫画とドラマが同時に走るよう最初から設計されています。原作が先に連載され、ドラマがそれを追いかける形です。
原作は、ドラマの最終話のあとも連載が続いています。ドラマで気になった伏線を、原作で読み直すこともできます。
電子書店でのタイトル表記
電子書店では「夫を殺したはずなのに【フルカラー】【タテヨミ】」という表記で並んでいます。検索するときに作品が見つからない場合は、この長いほうの表記も試してみてください。
登場人物とドラマのキャスト
人物関係が入り組んでくるのは第6話以降です。役柄の紹介はドラマ公式のキャストページにも載っています。
| 役名 | キャスト | 立ち位置 |
|---|---|---|
| 本庄莉乃 | 内田理央 | 主人公。料理上手な妻。児童養護施設で親の顔を知らないまま育った |
| 本庄慶太 | 渡邊圭祐 | 莉乃の夫。完璧で優しいエリート会社員という表の顔を持つ |
| 菊池エレナ | 箭内夢菜 | 慶太の不倫相手。普段は清掃員として働いている |
| 波多野樹 | 曽田陵介 | 莉乃が働く児童養護施設を手伝う大学生 |
| 遠藤誠 | 小林亮太 | 慶太の同期 |
| 笹部琴子 | 丹生明里 | 慶太の後輩 |
| 長谷川文枝 | 紺野まひる | 児童養護施設の館長。莉乃を赤ん坊の頃から育てた母親代わり |
| 本庄真由美 | 山下容莉枝 | 慶太の母で、莉乃の義母 |
表には出てきませんが、実質的な中心人物は松島苑子です。第7話で莉乃と同じ俳優が演じていることが示され、物語の起点が30年前にあったことが確定します。
母親代わりの文枝が「思わず」その名前を口にしてしまう第6話も、振り返ると重い場面です。
原作はどこで読める?
原作はコミックシーモアで配信されています。ジャンルは女性マンガ、レーベルはGIGATOON/CLLENN COMICSで、2026年9月時点で32巻まで配信中です。
冒頭の数巻は無料で読める設定です(2026年9月時点)。ドラマで気になった伏線を、原作で確かめる読み方がしやすい作品です。
ドラマの配信はどこで観られる?
ドラマ版はテレビ東京系「ドラマプレミア23」枠で放送され、2026年9月28日の最終話で完結しました。ドラマ公式サイトに載っている配信先は次の4つです。
- U-NEXT
- Lemino
- TVer
- ネットもテレ東
第1話の冒頭18分は、U-NEXT公式チャンネルで無料公開されています。世界観が合うかどうかを判断するには十分な長さなので、まずはこちらから触れてみるのがおすすめです。
結末の現在地|ドラマ最終話と、原作が示す出口の条件
ドラマは最終話「私が決めた幸せの選択」で、7度目の人生を最後の人生として完結しました。原作は連載が続いていて、結末はまだ描かれていません。
原作の作品紹介には「この異常な運命から抜け出す鍵は、莉乃自身も知らない過去の秘密に隠されていた」とあります。ループの終わりは、慶太を殺せるかどうかではなく、莉乃が自分の出自にどう決着をつけるかにかかっていると読めます。
第6話以降の物語は、夫の不倫から30年前の事件と母・苑子へ移りました。タイトルの「夫を殺す」という目的は、途中から本題ではなくなっています。
第8話で莉乃が「自分は幸せになってはいけない」と負い目を抱えた場面こそ、この物語が解こうとしている問題だと思います。最終話のサブタイトルが「私が決めた幸せの選択」なのも、その答えに見えます。
同じ「原作とドラマが並走する不倫サスペンス」としては、結末の描かれ方が両者で異なる作品もあります。読み比べの参考にどうぞ。
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「夫を殺したはずなのに」に関するよくある質問(FAQ)
「夫を殺したはずなのに」は完結していますか?
ドラマは2026年9月28日放送の最終話で完結しました。原作はコミックシーモアで32巻まで配信中で(2026年9月時点)、完結の表記はありません。
韓国の作品ですか?
いいえ。原作は赤石真菜(原作)・デジタル職人(作画)による作品です。CLLENNとテレビ東京の共同企画として、「GIGATOON」レーベルからLINEマンガで配信されています。縦読みフルカラー形式のため、韓国作品と誤解されやすい作品です。
莉乃は何回ループしていますか?
ドラマでは、最終話が「7度目の最後の人生」です。第5話で「3回の失敗を経て」、第6話で「5度目の人生」、第10話で「6度目の人生」と数えられています。
松島苑子とは誰ですか?
30年前に起きた猟奇的な不倫殺人事件の犯人で、第8話で莉乃を産んだ母親であることが明かされます。第7話では苑子自身も死に戻りを繰り返していたことが描かれ、1996年の苑子役として内田理央がクレジットされています。
原作とドラマ、どちらから見るのがおすすめですか?
俳優の芝居込みで結末まで観たい方はドラマから、連載中の物語を追いたい方は原作からが向いています。ドラマの第1話冒頭18分は、公式チャンネルで無料公開されています。
まとめ
配偶者の裏アカ・不倫を起点にした復讐劇なら、間男の正体が二段構えで明かされていく愛妻の裏アカのネタバレも近い読み味です。
「夫を殺したはずなのに」は、不倫への復讐劇として始まる作品です。第6話を境に、母から娘へ受け継がれた30年越しの因縁の話へ姿を変えます。何度やり直しても夫は死なず、莉乃はそのたびに自分の出自へ近づいていきます。
タイトルの「はずなのに」は、失敗の記録ではなく、狙う相手を間違えていたという告白なのかもしれません。
ドラマでは、出会いが復讐のために仕組まれていたことと、二人の父親をめぐる真相が明かされました。最終話は、莉乃の7度目の最後の人生です。原作は連載が続いているので、続きは原作で追えます。
