聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件 (1)
こんにちは、AJIです!
今回は『聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士様に熱烈に求愛されている件』について、ガッツリとネタバレをご紹介していこうと思います。
この作品、まずタイトルがすごいですよね(笑)。「逆ハーレムからあぶれた」ってどういう状況?しかも「熱烈に求愛されている」って、なんだか波乱の予感がします。
検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっと「詳しいあらすじが知りたい」「いきなりワンナイトから始まるって本当?」「ヒロインとヒーローはもしかして転生者なの?」「気になる聖女の正体って?悪役なの?」といった疑問や、ラシェルを虐げた家族へのスッキリする「ざまぁ」展開、そして二人の最終的な結末がどうなるのか、すごく気になっているんじゃないかなと思います。
私自身、読み始めたら「え、そういうことだったの!?」と驚きの連続でした。この記事では、そんな気になるポイントを、物語の核心に触れる「R-18乙女ゲーム」の世界観なども含めて、前回よりさらに深く、しっかり解説していきますね!
記事のポイント
- 物語の前提となる二人の出会いとあらすじ
- 家族や元婚約者への「ざまぁ」展開の詳細
- 物語の核心!聖女の正体と世界の真相
- 「あぶれた」騎士アルフレッドの魅力
ジャンプできる目次📖
聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士 ネタバレあらすじ
まずは物語の導入部分、ラシェルとアルフレッドがどうやって出会い、関係を深めていくのか。その「あらすじ」部分のネタバレから見ていきましょう!
この始まり方が、いきなり衝撃的なんですよね。まさに「どん底」と「どん底」の出会いなんです。
二人の出会いはワンナイトから
物語は、ヒロインのラシェルが人生の「散々な日」を迎えるところから始まります。
彼女、本当に不憫で…。貧しい家のために、これまで自分のことを犠牲にして身を粉にして働いてきたんです。稼ぎの多くを家に入れていた、まさに功労者。
それなのに、信じられない裏切りに遭います。
なんと、実の妹に自分の恋人(あるいは婚約者)を寝取られてしまうんです。さらに最悪なことに、家族(特に父親)はその妹の味方。「お前はもう用済みだ」と言わんばかりに、家督まで妹が継ぐことが決定してしまいます。
これまで家族のために尽くしてきた献身をすべて踏みにじられ、恋人も居場所も失ったラシェル。あまりの仕打ちに、安酒場でヤケ酒に溺れてしまいます。
そんな絶望のさなか、彼女は一人の男性と出会います。それが、ヒーローのアルフレッド。
彼は「世界を救った英雄」の一人という輝かしい経歴を持つ騎士なんですが…なんと、彼もまたラシェルと同じように「ヤケ酒」の真っ最中。
その理由がまたスゴイ。彼は「聖女の逆ハーレムからあぶれた」という、英雄らしからぬ理由で落ち込んでいたんです。
お互い、家族と恋人に裏切られ居場所を失った「あぶれた女」と、聖女のパーティーという英雄集団から「あぶれた男」。
この「傷ついた者同士」という完璧な境遇の一致から二人は急速に意気投合。お酒の力も手伝って、その夜…なんと、そのまま一夜を共にしてしまう(ベッドイン)んです!
まさにタイトル通りの「ワンナイト」から始まる恋、ですね。
ヒーローは「愛が重い」騎士
「え、いきなりワンナイト?英雄なのに遊び人なの?」って思いますよね。私も一瞬そう思いました。普通、物語のヒーローってそういうイメージじゃないですから。
でも、アルフレッドは全く違うんです。むしろ真逆。
翌朝、ラシェルが「昨日はお酒の勢いで…」と混乱する中、彼は超真剣な顔で、とんでもないことを言い放ちます。
「それじゃあ、婚姻届を出しに行こうか?」
ラシェルじゃなくても「え?」ってなりますよね(笑)。
そう、彼は「遊び人」どころか、「初めては結婚相手と!」という理想を頑なに守ってきた、超堅実な、というか強すぎる貞操観念の持ち主だったんです。
この彼のキャラクター性が、彼が「逆ハーレムからあぶれた」最大の理由にも繋がってくるのが、この物語の本当に面白いところです。
ヒロインは前世記憶持ちの転生者
一方、ヒロインのラシェルも、ただ不憫なだけのお嬢さんではありません。
彼女には大きな秘密があります。それは、彼女が「前世の記憶」を持った転生者であること。
だからこそ、あれほどひどい仕打ちを受けたにもかかわらず、どこか冷静に状況を分析できる「しっかり者」としての一面を持っています。アルフレッドの突飛な「即日求婚」にも、混乱しつつ、彼の誠実さ(と重さ)をちゃんと見抜いていくんですね。
家族への「ざまぁ」展開を解説
この手の物語で絶対に期待したいのが、やっぱり「ざまぁ」展開ですよね!ラシェルをあんなにひどい目に遭わせた、あの「クズ」な家族がどうなるのか。
ご安心ください。この作品の「ざまぁ」は、二重構造になっていてスッキリ感がすごいです。
ラシェル自身の精神的自立
まず素晴らしいのが、ラシェルがヒーローに助けられるだけじゃないところ。
物語が進むと、彼女は自分を虐げ続けた「父妹にしっかりと三行半突きつけた」ことが描かれます。これは、彼女が過去のしがらみを自力で断ち切り、精神的に自立する重要な瞬間です。
アルフレッドによる鉄壁の庇護と論破
そして、ラシェルの新しい婚約者として、ヒーローのアルフレッドが大活躍します。
ラシェルの家族は、彼女が英雄アルフレッドと婚約したと知っても、まだ嫌がらせをしようとしたり、逆に彼に取り入ろうとしたりするんです。本当に懲りないというか…下品さが際立っています。
でも、アルフレッドは「愛が重い」だけじゃなく、「堂々とした対応と実行力」を持つ頼れる騎士。
彼らの悪意ある言動や言い訳を、「はっきりと口に出して」真正面から論破していきます。その対応がもう、読んでいて「スカッとする!」の一言。
ラシェル自身の「内面的な解放」と、アルフレッドによる「外面的な庇護と断罪」。この二段構えで、読者の溜飲をしっかり下げてくれる構成になっています。
元婚約者と妹の結末
では、肝心の元凶である「ぶりっ子で性悪な妹」と「甲斐性の無さげな元婚約者」はどうなったのか。
彼らについては、アルフレッドによる「ざまぁ」の後、ラシェルの前から実質的に姿を消す形になります。
特に元婚約者は、自分の意志がなく妹の言いなりになるような主体性のない人物。そして、その妹もラシェルという「稼ぎ頭」がいなくなった家で、どこまで贅沢ができるのか…。
アルフレッドという最高のパートナーを得て幸せになっていくラシェルとは対照的に、彼らが自業自得の報いを受けて没落していく様子は、まさに「ざまぁ」と言える結末かなと思います。
聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士 核心ネタバレ
さて、ラシェルの過去(家族問題)がスッキリと片付いたところで、物語はいよいよ本題に入っていきます。
そう、タイトルにもなっている「聖女」と「逆ハーレム」の謎です。
ここからが、この作品の本当の面白さであり、物語のスケールが一気に変わる核心的なネタバレ部分になりますよ!「タイトル回収」の瞬間は必見です。
聖女の正体は転生者エリカ
ラシェルとアルフレッドが、お互い「愛が重い」愛情を育みながら(笑)、幸せな婚約者生活を送る中、ついに「聖女」本人が登場します。彼女の名前はエリカ。
彼女は英雄パーティーの中心人物であり、アルフレッドの元同僚でもあります。
しかし、彼女はラシェルとアルフレッドの前に現れるなり、とんでもない要求を突きつけます。
「この世界のために、アルと別れてください」
一気に物語の最大の障害として登場した聖女エリカ。彼女の正体…それは、なんとラシェルと同じ「転生者」だったんです。
同じ転生者なのに、なぜラシェルの幸せを邪魔するようなことを言うのか。その理由は、この世界の「秘密」にありました。
世界の真相はR-18乙女ゲーム
なぜ、聖女エリカはそんな残酷な要求をしたのか?
その理由は、この世界の「真相」に隠されていました。このネタバレは本当に衝撃的です。
なんと、この世界…「成人向け(R-18)乙女ゲーム」の世界だったんです!
そして聖女エリカは、そのゲームの「ヒロイン」としての役割を、本人の意志とは関係なく強制されていました。
彼女の「使命」とは…「攻略対象全員と関係をもって」「逆ハーレムを完成させる」こと。
衝撃的すぎますよね…。彼女が築いている「逆ハーレム」は、彼女の自由意志による恋愛ではなく、ゲームシステムによって強制された、拒否権のない「任務」だったんです。
さらに、このR-18ハーレムを完成させないと、世界が滅亡するかもしれない、という最悪のペナルティまで示唆されています。
エリカがラシェルに「世界のために」と泣きそうな顔で別れを要求したのは、この非道なゲームシステムに縛られていたからだったんですね。
アルフレッドが「あぶれた」理由
ここで、物語の冒頭からのすべての謎が、パズルのピースがはまるように繋がります。
なぜ、英雄であるアルフレッドが「聖女の逆ハーレムからあぶれた」のか。
それは、彼が「初めては結婚相手と」と信じる、「貞操観念が強すぎる」騎士だったから。
この因果関係が、本当に見事なんです。
聖女(ゲーム)側の要求
聖女エリカの「任務」は、R-18ゲームのシステム上、攻略対象である英雄たち「全員」と関係を持つこと。それも複数の男性と同時に関係を持つ(=レビューでは「四股」と表現されています)ことを要求されます。
アルフレッドの信念
しかし、アルフレッドの信念は「初めては結婚相手と」。複数の相手と関係を持つことなど、彼の道徳観が絶対に許しません。
導き出される結論
アルフレッドの信念と、ゲームシステムの要求は、根本的に両立不可能です。
その結果、アルフレッドは聖女の任務(R-18乙女ゲームの正規攻略ルート)から「逃げ出し」 8、システムから逸脱した「あぶれた騎士」となりました。
聖女は悪役ではない?
ラシェルに別れを迫る聖女エリカですが、物語を読み進めると、彼女が単純な「悪役」ではないことが痛いほど分かってきます。
彼女もまた、R-18乙女ゲームという不条理なシステムに苦しむ「被害者」の一人。ラシェル自身も、同じ転生者として聖女エリカに対して悪意は持っていないようです。
当初期待していた「聖女へのざまぁ展開」は、おそらく発生しない可能性が高いかなと思います。
この物語の本当の敵は、聖女エリカではなく、彼女たちに過酷な運命を強いる「ゲームシステム」そのものなのかもしれません。
今後の展開は、ラシェル(転生者)、アルフレッド(システムのバグ的存在)、エリカ(ゲームヒロイン)が対立するのではなく、協力して「世界を救う」ために、R-18ハーレムを完成させる以外の方法を見つけ出す…という、より複雑で深い物語になっていくことが予想されます。
聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士 ネタバレまとめ
『聖女様の逆ハーレムからあぶれた騎士』のネタバレ、いかがでしたでしょうか。
序盤は、虐げられたヒロインが愛の重い騎士に救われる「ざまぁ」展開のスッキリ感。そして中盤からは、世界が「R-18乙女ゲーム」だったという衝撃の世界観。この二つの魅力が詰まった、先が読めない作品だと思います。
原作小説・コミック共にまだ完結しておらず、物語は聖女エリカが登場し、二人に世界の運命を賭けた試練が訪れたところで続いています。(※記事執筆時点の情報です)
ラシェルと「愛が重い」アルフレッドの関係性は、ワンナイトから始まったとは思えないほど強固です。この二人なら、きっとこの最大の困難も乗り越えてくれると信じています!
この先の展開、二人のイチャイチャっぷり、そしてアルフレッドの(いろんな意味で)カッコいい姿は、ぜひコミックで確認してみてください。
特にコミックシーモアでは、分冊版の先行配信をやっていることが多く、いち早く続きをチェックしたい方にはおすすめですよ!
本記事で紹介したネタバレは、あくまで私が収集した情報や個人の解釈に基づくものです。情報の正確性には注意を払っていますが、物語の解釈や感じ方には個人差があります。最終的な内容や詳細については、公式のコミックや原作小説にてご確認ください。





