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なぜ僕の世界を誰も覚えていないのかネタバレ解説!結末と黒幕

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのかネタバレ解説!結末と黒幕

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 運命の剣 (MF文庫J)

『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』の完全なネタバレ記事へようこそ。この記事では、衝撃的なあらすじから物語の最終回、そして気になるアニメの評価や2期の可能性まで、あらゆる情報を網羅しています。

リンネやシドの正体、物語の真の黒幕やアスラソラカの謎、さらには作者に関する情報まで深く掘り下げます。

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのかの小説版ネタバレとして、1巻から9巻までの詳細な軌跡も解説し、魅力的なキャラクター一覧も掲載しますので、作品の核心に迫りたい方はぜひご覧ください。

記事のポイント

  • 物語の全貌と衝撃の結末がわかる
  • リンネやシドなど主要キャラの正体がわかる
  • アニメの評価や原作との違いがわかる
  • 作品の核心である黒幕の目的がわかる
著:ありかん, その他:細音 啓, その他:neco
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なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?ネタバレ解説【物語編】

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  • 物語の壮大なあらすじを紹介
  • 登場する魅力的なキャラクター一覧
  • 物語の鍵を握るリンネの正体
  • 偽りの英雄とされるシドの正体
  • 復讐者アスラソラカの悲しい目的
  • 世界を操っていた真の黒幕とは

物語の壮大なあらすじを紹介

『なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?』(通称:なぜ僕)の物語は、主人公カイの知る歴史が、目の前で突如「上書き」されるという衝撃的な出来事から始まります。本来、英雄シドの活躍によって人類が五種族大戦に勝利したはずの世界は消え去り、カイは誰からも忘れられてしまいます。

変貌した世界では、英雄シドは存在せず、人類は戦争に敗北。悪魔や竜といった種族が地上を支配し、人々は虐げられる存在になっていました。友人や同僚からも忘れられ、完全な孤独に陥ったカイですが、彼はそこで自分と同じく「上書き」前の世界の記憶を持つ神秘的な少女、リンネと出会います。

彼女との出会いをきっかけに、カイは失われた「本当の世界」を取り戻すため、英雄シドが遺したとされる伝説の剣を手に、強大な敵との戦いに身を投じることを決意するのでした。

ポイント

この物語の面白い点は、単に「元の世界に戻す」ことが目的ではない点です。物語が進むにつれて、カイがいた「正史」もまた、決して完璧な世界ではなかったことが明らかになり、「本当に取り戻すべき世界とは何か?」という根源的な問いに変化していきます。

登場する魅力的なキャラクター一覧

本作の壮大な物語を彩る、主要なキャラクターたちを紹介します。各種族の個性豊かな登場人物が、物語をより一層深く、面白くしています。

aji
aji
物語を理解する上で、キャラクターの関係性は非常に重要です。特に各種族の英雄たちの動向が、世界の運命を大きく左右しますよ。
キャラクター名 種族 役職・立場 声優 (アニメ版)
カイ・ヴァイ・ブロッサム 人類 主人公 / 英雄の剣の継承者 千葉翔也
リンネ 天魔 / 世界種 ヒロイン / 大始祖の写し身 市ノ瀬加那
ジャンヌ・E・アニス 人類 カイの幼馴染 / 人類反旗軍 白石晴香
アシュラン・ハイロール 人類 カイの同僚 / 傭兵 山下誠一郎
サキ・ミスコティ 人類 カイの同僚 / 傭兵 鈴代紗弓
レーレーン 蛮神族 (エルフ) エルフの巫女 / カイの仲間 菱川花菜
ヴァネッサ 悪魔族 四英雄「冥帝」 / サキュバス 日笠陽子
アルフレイヤ 蛮神族 (天使) 四英雄「主天」 (アニメ未登場)
六元鏡光 聖霊族 四英雄「霊元首」 / スライム (アニメ未登場)
ラースイーエ 幻獣族 四英雄「牙皇」 / ドラゴン (アニメ未登場)
アスラソラカ 世界種 預言神 / 物語の元凶の一人 (アニメ未登場)

物語の鍵を握るリンネの正体

物語のヒロインであるリンネの正体は、本作最大の謎の一つであり、非常に複雑です。彼女は、かつて世界から忘れられた第六の種族「世界種」の生き残りです。

しかし、その根源はさらに特殊で、神に等しい存在である「大始祖」の写し身(コピー)であることが物語中盤で明かされます。この特異な出自のため、彼女の存在そのものが世界の法則と深く結びついており、カイが振るう英雄の剣の力を最大限に引き出すための「鍵」ともなっています。

リンネのこの正体こそが、物語の大きな転換点を引き起こします。小説6巻では、大始祖の策略によって一時的に「正史」が再現されるのですが、その歴史の理と相容れないリンネは、カイの目の前で消滅してしまうのです。この悲劇が、カイに「正史を取り戻すことの無意味さ」を突きつけ、新たな未来を創造する決意を固めさせることになります。

偽りの英雄とされるシドの正体

カイがいた「正史」において、人類を五種族大戦の勝利に導いたとされる伝説の英雄シド。しかし、その伝説は完全な真実ではありませんでした。

彼の勝利の真相は、武力で他種族を打ち破ったのではなく、預言神(アスラソラカ)から与えられた力によって、他四種族を「墓所」へと強制的に封印したというものでした。つまり、彼の英雄譚は、大いなる欺瞞と犠牲の上に成り立っていたのです。

もちろん、シド自身はその結末をまったく望んでいませんでした。彼は心から全種族の共存を願っていましたが、預言神に欺かれる形で不本意な歴史を創ってしまい、そのことを深く後悔し、苦しみ続けていた悲劇の人物でもあります。

補足

カイが迷い込んだ「別史(人類が敗北した世界)」では、シドが存在しない代わりに、アーカインとテレジアという二人の人間が新たな「シド」として登場します。これもまた、世界を操る黒幕の思惑が絡んだ複雑な事態の一つです。

復讐者アスラソラカの悲しい目的

物語の序盤から中盤にかけて、カイたちを導く「預言神」の一人として登場するアスラソラカ。彼女こそが、世界を書き換える現象「世界輪廻」を引き起こした元凶の一人です。

彼女の正体は、かつて五種族から迫害され、滅ぼされた第六の種族「世界種」の生き残りです。彼女の行動原理は純粋な悪意からではなく、同胞を救い、自分たちを虐げた五種族の世界そのものへの「復讐」に根差しています。

100年前に英雄シドへ力を与えたのも、他種族を封印することで世界種の居場所を作ろうとした歪んだ願いからでした。彼女の行動はカイたちの最大の障害となりますが、その動機には同情の余地があり、単なる悪役とは言い切れない悲劇性と複雑さを内包したキャラクターとして描かれています。

aji
aji
アスラソラカの存在が、この物語に善悪では割り切れない深みを与えています。彼女の悲しみと憎しみの連鎖をどう断ち切るのかが、最終盤の大きなテーマになりますね。

世界を操っていた真の黒幕とは

では、アスラソラカが最終的な黒幕なのでしょうか。実は、彼女でさえも、より大きな存在に利用された駒の一人に過ぎませんでした。

この物語の全ての糸を裏で引いていた真の黒幕は、「預言神」を名乗る「大始祖」と呼ばれる神のような存在たちです。彼らは世界の理を超越した存在で、それぞれが異なる思惑を持ち、歴史を自分たちの都合の良いように操作していました。

ポイント

「大始祖」たちの目的は一枚岩ではありませんでした。

  • アスラソラカ:世界種の復讐と解放
  • 他の大始祖たち:人類の支配や世界の実験

この大始祖たちの内輪揉めこそが「世界輪廻」の根本的な原因だったのです。カイたちの戦いは、最終的に種族間の戦争という次元を超え、神々の欺瞞に満ちた盤上から自らの運命を解放するための、壮大な反逆の物語へと発展していきます。


なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?ネタバレ解説【作品編】

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  • 物語の最終回で描かれた結末
  • アニメの評価と待望の2期情報
  • 原作小説版1~9巻のネタバレ
  • 原作者と作品の総合的な評価
  • なぜ僕の世界を誰も覚えていないのかネタバレ総括

物語の最終回で描かれた結末

数々の苦難と世界の真実を知ったカイが、最終的にたどり着いた結末。それは、単に失われた「正史」を取り戻すという単純なものではありませんでした。

最終決戦において、カイの目的は「正史への回帰」ではなく、「新たな世界の創造」へと昇華されます。彼はかつて敵対した各種族の英雄たちと手を取り合い、元凶であったアスラソラカを倒すのではなく、彼女の悲しみと憎しみの連鎖を断ち切る道を選びます。

そしてカイは、英雄の剣の真の力を行使し、歴史を再び書き換えます。それは「上書き」や「回帰」ではなく、人類、悪魔、蛮神、聖霊、幻獣、そして元凶であった世界種さえもが共存できる、全く新しい歴史を創造する「真の改変」でした。

物語の終わりには、各種族が対等な立場で不可侵協定を結び、新たな関係を築き始める希望に満ちた未来が描かれます。カイが勝ち取ったのは、誰かの犠牲の上に成り立つ過去の再現ではなく、誰もが記憶し、共に歩んでいける「君の世界」だったのです。

アニメの評価と待望の2期情報

2024年7月より放送が開始されたテレビアニメ版ですが、その評価は賛否両論となっているのが現状です。

みんなの声
みんなの声
キャラクターが動くのは嬉しいけど、話の展開が早すぎて初見だと何が何だか…。原作の面白い部分がかなり省略されてる感じがする。

作画が不安定な時があるのが気になるかな。バトルシーンはもっと迫力が欲しいかも。
みんなの声
みんなの声

このように、原作ファンからはキャラクターに声が付いたことを喜ぶ声がある一方、特にアニメから入った視聴者からは、駆け足のストーリー展開や複雑な設定の説明不足を指摘する声が多く見られます。原作小説が9巻に及ぶ長大で緻密な物語であるため、限られた放送枠に凝縮することの難しさが浮き彫りになった形です。

アニメ2期の制作については、2025年7月現在、公式からの発表はまだありません。今後の展開は、まず放送中の1期の商業的な成功や、ファンからの反響が大きく影響することになるでしょう。

原作小説版1~9巻のネタバレ

ここでは、原作ライトノベル全9巻の物語の軌跡を、各巻の重要なポイントに絞って簡潔に紹介します。アニメや漫画では描ききれていない、より深い物語の流れを掴むことができます。

巻数 重要な出来事
1巻:運命の剣 世界の「上書き」とリンネとの出会い。冥帝ヴァネッサを撃破。
2巻:堕天の翼 蛮神族の英雄アルフレイヤとの対決。「切除器官」が初登場。
3巻:神々の道 聖霊族、幻獣族との接触。「預言神」の存在が示唆される。
4巻:神罰の獣 幻獣族ラースイーエも正史の記憶を持つことが判明。第六の種族「機鋼種」が出現。
5巻:鋼の墓所 第五の墓所で100年前のシドのメッセージを発見。世界の真実に近づく。
6巻:天魔の夢 物語最大の転換点。大始祖により「正史」が再現され、リンネが消滅する。
7巻:禍の使徒 偽りの平和を拒絶したカイが、仲間を解放するため大始祖への反抗を開始。
8巻:久遠の魂 連合軍を結成し、大始祖イフと激突。リンネ復活の兆しが見える。
9巻:君の世界 最終決戦。アスラソラカの悲しみを断ち切り、全種族が共存する新世界を創造する。

ポイント

特に重要なのが6巻「天魔の夢」です。ここでカイは一度「望んだはずの世界」を取り戻しますが、その代償として最も大切な存在であるリンネを失います。この絶望的な経験こそが、彼を真の英雄へと成長させる決定的なきっかけとなりました。

原作者と作品の総合的な評価

本作の原作者は、細音啓(さざね けい)氏です。『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』(キミ戦)などでも知られる人気ライトノベル作家ですね。

細音氏の作風は、壮大な世界観と緻密に練られた複雑な設定が特徴です。手に汗握るアクションだけでなく、キャラクターたちの心情を丁寧に描くドラマやロマンスが融合しており、多くのファンを魅了しています。

aji
aji
neco氏が担当する美麗なイラストも、この作品の大きな魅力の一つですよね。キャラクターのビジュアルと物語のシリアスな雰囲気が見事にマッチしています。

一方で、作品の評価としては、その複雑さゆえに「物語が難解」「説明が回りくどい」といった批判的な意見も見られます。また、細音氏特有の体言止めを多用する文体が、読者によって好みの分かれる点でもあります。

総じて『なぜ僕』は、万人受けするタイプの作品ではないかもしれませんが、重厚なファンタジーや複雑な謎解きが好きな読者にとっては、他に代えがたい読書体験を提供してくれる作品と言えるでしょう。

なぜ僕の世界を誰も覚えていないのかネタバレ総括

記事のまとめ

  • なぜ僕の物語はカイの世界が上書きされる所から始まる
  • カイは記憶を持つ少女リンネと出会い真の世界を取り戻そうとする
  • 主要キャラには人類のジャンヌや他種族の英雄たちがいる
  • ヒロインのリンネの正体は世界種で大始祖の写し身
  • 英雄シドの正体は他種族を欺き封印した後悔の英雄だった
  • 世界の書き換えを起こした元凶の一人は預言神アスラソラカ
  • アスラソラカの目的は自らの種族を虐げた世界への復讐
  • 真の黒幕は世界を操る神のような存在「大始祖」たちだった
  • 物語の最終回は元の世界に戻るのではなく新世界創造が結末
  • カイは全種族が共存できる歴史へと「真の改変」を行った
  • アニメ版は展開が駆け足で賛否両論の評価を受けている
  • アニメ2期に関する公式情報は現時点ではない
  • 原作小説は全9巻で完結しており詳細な物語が描かれている
  • 作者は「キミ戦」でも知られる細音啓氏
  • 難解だが重厚なファンタジー好きには高い評価を得ている

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AJI

AJI /「マンガ愛読者の部屋」管理人 📖

漫画を「消費」するのではなく、心の底から「味わい尽くす」ための考察ブログへようこそ!

🖊️ 経験
元漫画家アシスタント。作り手の視点も交えて、少年漫画から少女漫画まで幅広く読み解きます。

🧡 ブログの約束
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