2021年1月8日に始まった深夜アニメ「蜘蛛ですが、なにか?」は、放送当時から評価が真っ二つに割れた作品です。転生した女子高生が最弱モンスターの蜘蛛として異世界を生き抜く――という尖った設定は面白いのに、検索窓には「ひどい」「作画崩壊」「中止」といった穏やかでない言葉が並びます。いったい何がそこまで言われたのか、そして今も語られる2期の話はどこまで本当なのか。この記事では、公式に確認できる事実と、あくまで噂どまりの話をきっちり線引きしながら、アニメ版の実像を整理していきます。
この記事のポイント
- 「ひどい」の中心はCG作画への賛否と時系列を交錯させる構成の分かりにくさ
- 「中止・打ち切り」は事実ではなく全24話を完走している
- 2期は2026年7月時点で公式発表が確認できていない
- アニメは原作の続きを漫画・小説で追える
蜘蛛ですがなにか アニメが「ひどい」と言われる理由
まずは、なぜ「蜘蛛ですがなにか アニメ ひどい」という組み合わせで検索されるのか、その論点を一つずつ見ていきます。結論から言えば、批判の多くは作画の質感と構成の分かりにくさに集中しており、物語そのものの評価はまた別だという点が重要です。

アニメ版の基本情報
批判の話に入る前に、まず作品の土台となる制作情報を押さえておきます。ここがずれると、後の「ひどい」の議論も宙に浮いてしまうからです。
放送データと制作スタッフ
テレビアニメ「蜘蛛ですが、なにか?」は2021年1月8日(金)から放送を開始し、全24話で構成されました。放送局はAT-X・TOKYO MX・BS11・KBS京都・サンテレビ・テレビ愛知の各局です。原作は馬場翁によるライトノベル(イラスト・キャラクター原案は輝竜司、KADOKAWA/カドカワBOOKS刊)で、アニメの監督は板垣伸、シリーズ構成は馬場翁と百瀬祐一郎、制作会社はミルパンセが担当しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 放送開始 | 2021年1月8日(金) |
| 話数 | 全24話 |
| 監督 | 板垣伸 |
| 制作会社 | ミルパンセ |
| 主人公「私」役 | 悠木碧 |
主なキャスト
主人公である蜘蛛に転生した「私」を悠木碧、人間サイドの転生者シュンを堀江瞬、カティアを東山奈央、ユーゴーを石川界人、スーを小倉唯、フェイを喜多村英梨、魔王を上坂すみれ、ソフィアを竹達彩奈が演じています。声優陣の顔ぶれには不満が少なく、特に一人で膨大な独り言をこなす悠木碧の演技は高く評価される場面が多い部分です。
CG作画への賛否
「ひどい」という声の中心にあるのが、この作画の問題です。ただし中身を分けて見ると、単純な「作画崩壊」とは少し違う事情が見えてきます。
CGと手描きの質感の不一致
複数のレビューで繰り返し指摘されているのが、CGで描かれる蜘蛛パートと、手描きの人間キャラクターとの質感の差です。同じ画面の中でこの二つが並んだときに違和感が出やすい、という声が目立ちます。加えて、特に後半クールで作画の乱れが目立ったという指摘や、静止画が多くアクションシーンの迫力が物足りないという感想も見られます。
補足すると、蜘蛛が主人公という都合上、序盤は延々と一人称の戦闘と独白が続きます。この特殊な作りをCGでどう見せるかという挑戦そのものが、評価の分かれ目になったと言えます。
原作との構成の違い
作画と並んでよく挙がるのが、物語の見せ方、つまり構成の問題です。ここは原作を知っているかどうかで感じ方が大きく変わる部分でもあります。
時系列を交錯させる並行進行
アニメは、蜘蛛(のちのカティア=厳密には別存在ですが)を追う主人公パートと、人間として転生した者たちのパートを、時系列を交錯させながら並行して進めます。この構成のため、視聴者によっては「今どちらの時間軸を見ているのか」が掴みにくく、話が分かりにくいという指摘につながりました。原作の仕掛けを活かした演出ではあるものの、初見での負荷が高かったことは否めません。
人間パートへの不満
もう一つ、視聴者の温度差が出やすかったのが人間サイドの描写です。ここは好みが大きく分かれるところでもあります。
蜘蛛パートとの温度差
孤独に成長していく蜘蛛の物語を楽しみに見ていた層からは、人間パートに切り替わると勢いが削がれる、という感想が出ました。もっとも、この二つのパートは終盤に向けて意味を持って交わっていく設計であり、人間パートを「不要」と切り捨てるかどうかは視聴者の受け止め次第です。ここは一枚岩ではありません。
最終回をめぐる評判
「最終回 ひどい」というサジェストも見られるため、ここも触れておきます。ただし事実として確認できる範囲と、噂の範囲は分けて扱う必要があります。
放送延期をめぐる話
最終話にあたる第24話「まだ蜘蛛ですが、なにか?」について、当初の放送予定から製作進行の都合で1週間ほど延期されたとする記述が、複数の第三者ブログで独立して見られます。ただし公式による延期告知そのものは今回確認できていないため、この延期の有無は事実として断定せず「そう伝えられている」情報として扱います。物語のまとめ方についての評価も割れており、一つの結論に収まる話ではありません。
実際の評価は?良い点も
ここまで批判点を並べてきましたが、「蜘蛛ですが、なにか?」は全否定されている作品ではありません。むしろ支持している層も確かに存在します。
原作の魅力は評価する声
原作ファンを中心に、心理描写や世界観といった原作由来の魅力は評価するという声が併存しています。最弱から知恵と根性で這い上がる主人公のサバイバル、そして終盤に向けて明かされていく世界の仕掛けは、この作品ならではの見どころです。「作画は気になるが話は面白い」という感想が一定数あることも、フェアに押さえておきたいところです。
作画の質感で語られがちですが、主人公の前向きさと世界の謎はしっかり作品の芯として立っている、というのが正直な印象です。
蜘蛛ですがなにか アニメの続きと2期の可能性
ここからは、多くの人が気になる「アニメの続きはどこで読めるのか」と「2期はあるのか」を整理します。結論を先に言うと、続きは原作で追える一方、2期は現時点で公式発表が確認できていません。

アニメは原作のどこまで?
まず、アニメ全24話が物語のどのあたりまでを描いたのかという点です。ここが分かると、続きを追う起点が見えてきます。
アニメの到達点
アニメは全24話をかけて、蜘蛛サイドと人間サイドの物語を並行して描き切りました。物語には続きがある一方で、原作の長い旅路のうちアニメで映像化されたのは一部であり、続きは原作で追う形になります。ここでは「アニメの先はまだ物語が残っている」という点だけを確かな事実として押さえておきます。
続きは原作の何巻から?
では、その続きを読むならどの媒体が良いのか。原作には小説版と漫画版があり、それぞれに追いかけ方があります。
小説版と漫画版で追う
原作ライトノベルはKADOKAWA(カドカワBOOKS)から刊行され、既刊は16巻に及びます。漫画版(作画・かかし朝浩)も同じく16巻まで刊行が確認できます。アニメで描かれた範囲の先を知りたい場合は、この原作を続けて読むのが最短ルートです。文章でじっくり心理描写を味わいたいなら小説版、絵で一気に読み進めたいなら漫画版、と好みで選ぶとよいでしょう。
電子書籍で読むなら、小説版は蜘蛛ですが、なにか?、漫画版は蜘蛛ですが、なにか?(漫画版)としてコミックシーモアで配信されています。最弱の蜘蛛がどう世界の謎に迫っていくのか、その続きを追うのに向いています。
2期は公式発表されている?
ここが最も知りたい人が多いところでしょう。噂と事実が入り混じりやすい話題なので、慎重に扱います。
2026年7月時点の状況
結論として、2026年7月時点でアニメ2期の公式発表は確認できていません。ネット上では「円盤の売上が振るわなかった」「海外での視聴数は高い」といった続編の可能性論がいくつも語られていますが、これらの具体的な数字は一次ソースで裏を取れていないため、あくまで伝聞の域を出ません。原作にはアニメの先の物語が残っているため素材としての余地はある、と語られてはいるものの、続編が決まったという公式情報は今のところない、というのが正確な現状です。
「中止」「打ち切り」という言葉が検索に出ますが、これは事実ではありません。アニメは全24話を最後まで放送して完走しており、途中で打ち切られた作品ではない点は明確にしておきます。
原作小説と漫画版の現状
続編を待つあいだも、原作は十分に楽しめる状態にあります。原作の刊行状況をあらためて整理しておきます。
刊行状況の整理
小説版・漫画版とも既刊はおおむね16巻まで揃っており、物語を通して楽しめる分量があります。なお細かな完結の明言や各巻の正確な発売日については公式ページで揺れがあるため、最新の刊行状況は各公式サイトや電子書店の作品ページで確認することをおすすめします。ここでは「小説・漫画とも16巻規模まで刊行されている」という点を目安として押さえておいてください。
原作を読む・アニメを見る方法
最後に、アニメと原作それぞれを今すぐ楽しむための入り口をまとめます。配信・電子書籍の両面から見ていきましょう。
アニメ配信と電子書籍
アニメ本編はU-NEXTの作品ページ(SID0047130)で見放題配信が確認できます。「ひどい」と言われる作画やCGの質感、そして構成の分かりにくさを、まずは自分の目で確かめてみるのが一番確実です。原作の続きを電子書籍で読むなら、前述のとおりコミックシーモアで小説版・漫画版のどちらも配信されています。
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まとめ|蜘蛛ですがなにか アニメの要点
「蜘蛛ですがなにか アニメ」を「ひどい」と検索する声の正体は、CGと手描きの質感の差や、時系列を交錯させる構成の分かりにくさにありました。一方で、原作由来の心理描写や世界観の面白さを評価する声も確かにあり、作品の評価は一枚岩ではありません。
そして「中止・打ち切り」は事実ではなく、アニメは全24話を完走しています。2期については2026年7月時点で公式発表が確認できておらず、可能性を語る数字の多くは伝聞どまりです。続きが気になる人は、まずアニメを配信で見直し、その先を原作の小説版・漫画版で追ってみてください。なお本記事の配信・刊行情報は変わることがあるため、視聴・購入の前には各公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。