悪食令嬢と狂血公爵 ~その魔物、私が美味しくいただきます!~(1)
こんにちは、「マンガ愛読者の部屋」管理人のAJIです。
『悪食令嬢と狂血公爵 ~その魔物、私が美味しくいただきます!~』、めちゃくちゃ面白いですよね!pixivコミックで月間1位になったり、アニメ化もされたりして、その人気は本物です。私もアニメから入ったクチなんですが、メルフィエラとアリスティード公爵の二人が気になって、すぐに原作漫画に手を出してしまいました。
ただ、読み進めると「そもそも、なんでメルフィエラは『悪食令嬢』なんて不名誉な異名で呼ばれてるの?」「『狂血公爵』の噂の真相は?」といった、二人の根幹に関わる疑問がどんどん出てきますよね。あらすじとして二人が早々に婚約することは知っていても、その裏にある深い事情や、物語に潜む黒幕が誰なのか、すごく知りたくなりませんか?
この記事では、「悪食令嬢と狂血公爵」の核心的なネタバレ情報が知りたいあなたのために、二人の異名の本当の理由から、不気味な噂を流した黒幕の正体、そして気になる漫画の最新話(58話)の展開や、最終回がどうなるかの大胆予想まで、徹底的にまとめてみました。物語の根幹に触れる重要なネタバレをガッツリ含みますので、その点だけご注意の上、読み進めてくださいね。
記事のポイント
- メルフィエラが「悪食」と呼ばれる本当の理由
 - アリスティードが「狂血」と恐れられる過去と魔眼
 - 二人の婚約と公爵がメロメロな純情な素顔
 - 物語の黒幕や気になる最新話の展開
 
ジャンプできる目次📖
悪食令嬢と狂血公爵のネタバレ!二人の異名の理由は?
まずは物語の核心です!メルフィエラとアリスティード、二人が背負う不名誉な異名には、実はそれぞれ「領民を想う」深い理由が隠されています。ここを知ると、二人のキャラクターへの見方が180度変わるかもしれませんよ。
悪食令嬢と呼ばれる理由と目的
主人公のメルフィエラが「悪食令嬢」と呼ばれる理由。それはもちろん、彼女が魔獣を食べるからです。
でも、これは貴族社会で噂されるような「奇食の趣味」や「悪癖」なんかじゃ全くありません。実は、亡くなった母親から受け継いだ、領民を飢餓から救うための真剣な「研究」なんです。
彼女の領地である辺境伯領は、頻繁に雪に閉ざされてしまい、慢性的な食糧難に苦しんでいました。人々が飢えている現実を目の当たりにしてきたメルフィエラは、討伐後に「危険物」として廃棄されるだけだった魔獣を分析し、安全な食料として活用する技術を確立しようと、たった一人で研究を続けていたんです。
世間での恐ろしい噂とは裏腹に、メルフィエラ本人はとても純粋で可憐な人物。その行動のすべてが、領民を想う強い信念と矜持に基づいているんです。このギャップがまず、たまりませんよね。
狂血公爵と呼ばれる理由と魔眼
一方、ヒーローのアリスティード・ガルブレイス公爵が「狂血公爵」と呼ばれる理由。これは、彼が生まれつき持つ「魔眼」と、それによって引き起こされた過去のトラウマが直接の原因です。
彼の魔眼はあまりに強大な魔力を宿しており、幼い頃の彼はその力を全く制御できませんでした。その結果、意図せず魔力暴走を何度も繰り返してしまった過去があるんです。その強すぎる力を周囲から恐れられ、「血に狂った公爵」=「狂血公爵」という不名誉極まりない異名がついてしまいました。
現在、彼が「魔獣を容赦なく切り殺す」姿も、決して彼が残虐だからではありません。それは、領民を守るために、その制御が困難なほどの強大な力を、命がけで魔獣だけに向けて行使している結果なんです。
彼もまた、メルフィエラと同じように、自分の宿命や力と孤独に戦い続けている人物なんですよね。
早々に婚約!公爵の純情な素顔
この特異な二人ですが、出会いは劇的です。メルフィエラが婚約者探しのために参加した遊宴会で、なんと魔獣が出現。彼女が襲われそうになったところを、アリスティード公爵が颯爽と現れて救います。
ここが運命の分かれ道でした。
普通なら魔獣を怖がって腰を抜かす場面で、メルフィエラは倒された魔獣を見て(食材として)目を輝かせ、興味津々。そんな彼女の常識外れな姿に、アリスティードは一瞬で心を奪われてしまいます。そして、物語は驚くべきスピードで進み、二人は早々に婚約することになるんです!
そしてここからが本番。「狂血公爵」なんて恐ろしい異名とは裏腹に、アリスティードの素顔はものすごく純情。メルフィエラのことになるとすぐに「メロメロ」になってしまう、いわゆる「即堕ち」状態です。
ただ問題なのが、二人とも恋愛偏差値が低いこと…。
- メルフィエラは公爵の好意に全く気づかない、天然記念物レベルの鈍感さを発揮。
 - 公爵は武骨すぎて「好き」という感情をどう表現していいか分からず、空回り。
 
この「両片思い」なすれ違いが、読んでいて最高に胸キュンするポイントですね!
噂を流した黒幕の正体は公爵の父
さて、物語の序盤で提示される大きな謎の一つが、「じゃあ、メルフィエラにとって不利益でしかない『悪食令嬢』の噂を流した黒幕は誰なの?」という点です。
メルフィエラを陥れようとする政敵かと思いきや…。2巻で明かされるその衝撃的な正体は、なんとアリスティードの父親(先代のガルブレイス公爵)でした。
「え、なんで!? 息子の婚約者候補(当時)を貶めるようなことを?」って思いますよね。ですが、その動機がさらに衝撃的で、公爵家の深謀遠慮がうかがえます。
まさか黒幕が最大の庇護者だったとは…。この事実は現公爵であるアリスティードも見抜いており、父に「(やり方は認めるが)今後は控えるように」と釘を刺す場面も描かれています。
3巻で語られる17年前の出来事
アリスティードという人物を深く理解する上で欠かせないのが、3巻で語られる彼自身の過去です。
ここで、彼が「狂血公爵」と呼ばれる直接の原因となった「魔力暴走」に関する17年前の重要な出来事が、彼の回想と共に詳しく明かされます。
そして、彼の腹心であり、公爵家に絶対の忠誠を誓う「初めての騎士であるケイオス」との出会いも、この出来事と深く関わっています。自分の力を恐れるアリスティードに対し、ケイオスがなぜ彼に仕え続けるのか、その絆の原点が描かれる重要なエピソードです。
アリスティードがどれほど過酷な幼少期を過ごし、何を背負って生きているのか。彼の不器用な優しさの源泉を知るためにも、3巻は必読かなと思います。
物語の核となる魔獣グルメとは?
この作品のジャンルに「グルメ」が含まれていることは、決して単なる彩りや流行りではありません。メルフィエラの「魔獣食(魔獣グルメ)」こそが、物語の核心的な「問題解決手段」として機能しています。
アリスティードの領地(ガルブレイス公爵領)もまた、常に魔獣の脅威に晒され、その防衛に莫大なリソースを割かれています。
アリスティードの力が、魔獣を「殺す」ことで領民を守る「守り」の力だとすれば、メルフィエラの力は、魔獣を「食べる(活用する)」ことで領民を救う「繁栄」の力です。
「脅威」から「恵み」への転換
二人が揃うことではじめて、領地の脅威(魔獣)を食糧という「恵み」に変え、領地が抱える安全保障と食糧難という二大内政問題の、根本的な解決が可能になるわけです。
アリスティードが彼女に惹かれたのも、単に物怖じしないからというだけでなく、無意識のうちに彼女こそが自分の領地(と、もしかしたら自分自身の魔眼の問題)の救済者であることを見抜いたからかもしれませんね。
ガルブレイス領での初グルメ(3巻~)
婚約後、メルフィエラはアリスティードと共に彼の領地へ向かいますが、そこでも早速「魔獣グルメ」の腕を振るいます。
道中の砦で、巨大な魔魚「ザナス」の存在を知ったメルフィエラは(食材的な意味で)テンションMAXに。騎士たちの協力も得てザナスを調達し、見事な「衣上げ(唐揚げのような料理)」にしてアリスティードや騎士たちに振る舞います。最初は戸惑っていた騎士たちも、その美味さに驚愕。この時点で、魔獣食への抵抗が現場レベルで薄れ始めているのが分かります。
悪食令嬢と狂血公爵ネタバレ!最新話から完結まで
さて、ここからは物語の「今」と「未来」についてのネタバレです。漫画は今どうなっているのか? そして最終回(完結)はどうなるのか? 気になるポイントをまとめていきますね。
最新話58話!騎士団の反応は?
漫画の最新話(58話時点)では、メルフィエラはアリスティードの領地で、魔鳥「シェティングル」に乗り、本格的な遠征に出ています。
彼女の研究が、ついに領地の実践レベルで試され始めています。
「甲冑案山子」の異様な光景
遠征中、彼女が目にしたのは、農作業をする領民たちのすぐそばに、多数の重装騎士が「甲冑案山子」のように紛れて微動だにせず警護している光景でした。これは、いつ魔獣の襲撃があるか分からないほど日常が危険と隣り合わせであり、領地の食糧事情が極めて切迫しているという何よりの証拠です。
騎士ミュランの豹変(魔獣食の受容)
そんな中、休憩中に騎士のリリアンやミュランが、メルフィエラが下処理した魔物「スクリムウーウッド」の美味さに感動します。特にミュランは、それが魔物だと知って一度はショックで倒れたものの、すぐに「美味しかった」と開き直り、「また採ってくるから下処理をして欲しい」と依頼するまでに(笑)
これをきっかけに、他の騎士たちも「俺もあの魔物を試したい!」と競い合い始め、メルフィエラの魔獣食研究は、魔獣と日々命がけで戦っている現場の騎士団から、ついに全面的な支持を獲得します。
漫画は完結した?最終回を予想
「物語はもう完結したの?」と完結情報が気になる人もいるかもしれませんが、2025年10月の時点では、漫画版『悪食令嬢と狂血公爵』はまだ完結しておらず、連載中です。
単行本は現在11巻まで配信中ですね(2025年10月時点)。
最終回がどうなるか、私もすごく気になりますが、これまでの伏線や物語の方向性から見て、これは間違いなく盛大なハッピーエンドだと予想しています!
原作小説の最終回はどうなる?
ご存知の方も多いと思いますが、この作品は星彼方先生による「小説家になろう」発のWeb小説が原作です。漫画版は、水辺チカ先生によるコミカライズ作品なんですね。
アニメ化はどこまで?続きは漫画で
本作はアニメ化もされており、そこから作品を知った方も多いですよね。メルフィエラの可愛さや公爵の格好良さ、そして魔獣グルメの(意外な)美味しそうな描写がカラーと音声で楽しめるのは最高でした。
ただ、アニメはどうしても物語の序盤で終わってしまうことが多いです。アニメ版で描かれたのは、主に二人の出会いから婚約、そして「悪食」の秘密が少し明かされるあたり(コミックスでいうと2巻の途中あたり)までかなと思います。
「あの続きが気になる!」「公爵との胸キュンなすれ違いをもっと見たい!」「黒幕の正体や公爵の過去が知りたい!」と思ったなら、絶対に漫画版を読むのがおすすめです。
先ほど紹介した黒幕の正体(2巻)や公爵の過去(3巻)、そして最新話の領地での活躍は、漫画でしか楽しめませんからね!
悪食令嬢と狂血公爵ネタバレまとめ
最後に、「悪食令嬢と狂血公爵」の重要なネタバレポイントを、Q&A形式の早見表でおさらいします。
知れば知るほど奥が深い『悪食令嬢と狂血公爵』。二人の異名の裏には、どちらも領民を想う強い信念と、孤独な戦いがありました。その二人が出会い、互いを補い合いながら未来を切り開いていく姿は、本当に応援したくなります。
漫画の最新話は、講談社の公式漫画アプリ「Palcy (パルシィ)」でチェックできますよ。(出典:講談社 Palcy公式サイト)
もしこの記事を読んで「もう一度ちゃんと読み返したい!」「アニメの続きが気になりすぎる!」「最新話まで一気に追いつきたい!」と思ったなら、コミックシーモアで読むのがおすすめです。
 







