2021年、低予算のVシネマとして産声を上げた『ベイビーわるきゅーれ』は、殺し屋の女子高生コンビというクセの強い設定と、キレのあるガンアクション、そしてどこまでもゆるい日常描写のギャップで熱狂的なファンを増やし、いまや映画3作+テレビ東京ドラマ+メイキングまで広がる一大シリーズになりました。ところが「どれから見ればいいの?」「ドラマと映画はどっちが先?」と迷う人がとても多いのも事実です。この記事では、シリーズ全作の一覧と正しい見る順番、各作のあらすじと結末の触り、そしてどこで配信されているのかまでを、公開日や作品情報を確認できた範囲で丁寧に整理していきます。杉本ちさとと深川まひろ、二人の殺し屋の物語を、いちばんおいしい順番でたどっていきましょう。
記事のポイント
- 映画3作+ドラマ+ドキュメンタリーの全体像がわかる
- 迷わないための見る順番を公開順で整理
- 各作品のあらすじと結末の位置づけをつかめる
- どこで配信されているか(U-NEXT)まで把握できる
| 順番 | 作品 | 公開・放送 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| ① | 映画『ベイビーわるきゅーれ』 | 2021年7月30日 | シリーズの原点 |
| ② | 映画『2ベイビー ただいま、殺し屋生活。』 | 2023年3月24日 | 第2作 |
| ③ | 映画『ナイスデイズ』 | 2024年9月27日 | 第3作・強敵登場 |
| ④ | ドラマ『エブリデイ!』(全12話) | 2024年9月〜11月 | ナイスデイズの後日譚 |
| — | ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ | 2024年 | メイキング(任意) |
ベイビーわるきゅーれを見る順番
まずはシリーズ全体の構成を押さえたうえで、迷わない見る順番を確認していきましょう。ベイビーわるきゅーれは原作漫画や小説を持たない、阪元裕吾監督のオリジナル脚本によるアクションシリーズです。ここでは作品の本数、公開順、時系列とドラマの位置づけ、そして各作のあらすじの触りまでを順番に整理していきます。

シリーズ一覧|映画3作+ドラマ
ベイビーわるきゅーれは、2026年7月時点で映画3作+テレビドラマ1シリーズ(全12話)+メイキングのドキュメンタリー1本という構成になっています。それぞれの基本情報を、確認できた範囲で整理しておきます。
映画3作+ドラマ+ドキュメンタリーの基本データ
| 作品 | 種別 | 公開・放送 | 監督・脚本 |
|---|---|---|---|
| ベイビーわるきゅーれ | 映画(第1作) | 2021年7月30日 | 阪元裕吾 |
| 2ベイビー ただいま、殺し屋生活。 | 映画(第2作) | 2023年3月24日 | 阪元裕吾 |
| ナイスデイズ | 映画(第3作) | 2024年9月27日 | 阪元裕吾 |
| エブリデイ! | ドラマ(全12話) | 2024年9月〜11月 | — |
| ドキュメンタリー オブ ベイビーわるきゅーれ | メイキング | 2024年 | — |
映画3作はいずれも阪元裕吾監督が脚本を手がけ、アクション監督は園村健介さんが担当しています。ドラマ『エブリデイ!』はテレビ東京の「水ドラ25」枠で放送され、テレビ東京にとって初のアクションドラマ枠だった点も話題になりました。ドキュメンタリーは映画第3作と同時期にU-NEXTで配信されたメイキング作品なので、まずは本編から入りたい方は無理に追わなくても大丈夫です。
公開順に見るのが基本
結論から言うと、ベイビーわるきゅーれは公開順(映画1→2→3→ドラマ)に見るのがいちばんおすすめです。理由はシンプルで、ちさととまひろの関係性や殺し屋協会との距離感が、作品を追うごとに少しずつ変化していくからです。
迷ったら「公開順」で問題ない理由
第1作で二人の出会いと同居生活の土台が描かれ、第2作で殺し屋協会との関係がより具体的になり、第3作で強敵との対決を経て、ドラマで組織内のその後が描かれる——という流れになっています。前の作品を見ているほど、次の作品の人間関係や小ネタがぐっと楽しめる作りなので、素直に古い順から追うのが失敗しない選び方です。
時系列とドラマの位置づけ
「時系列で見たい」という方も多いと思いますが、ベイビーわるきゅーれに関しては公開順=ほぼ時系列と考えて差し支えありません。過去に大きくさかのぼるスピンオフのような構成にはなっておらず、二人の日常が地続きで進んでいくためです。
ドラマ『エブリデイ!』は映画3作のあとに
ポイントになるのがドラマ『エブリデイ!』の位置づけです。このドラマは第3作『ナイスデイズ』の後日譚として作られており、複数の解説サイトでも「映画3作を見てからドラマを見る」順番が共通見解になっています。放送自体は映画『ナイスデイズ』の劇場公開に先行してスタートしていますが、物語の流れとしては映画本編を追ったあとに見るのが自然です。
各作品のあらすじ①映画1〜2作目
ここからは各作品のあらすじを、ネタバレは控えめに紹介していきます。まずは映画1作目と2作目から見ていきましょう。
第1作『ベイビーわるきゅーれ』(2021)
殺し屋として育てられた女子高生コンビ、杉本ちさとと深川まひろが主人公です。高校卒業を機に、二人は殺し屋の仕事と一般社会での生活——就職活動や同居生活——を両立させようと奮闘します。凄腕の殺し屋なのに社会人としてはポンコツという、このシリーズならではのギャップがすでに全開の一作です。上映時間は95分とコンパクトで、シリーズ入門にぴったりです。
第2作『2ベイビー ただいま、殺し屋生活。』(2023)
金銭的に困窮するちさととまひろが、たまたま遭遇した銀行強盗を退治するものの、なぜか犯人と誤解されて謹慎処分を受けてしまう——というところから物語が動きます。そこへ、殺し屋協会でアルバイトをする青年・神村悠里と真琴の兄弟が、二人のポストを狙って対立を仕掛けてきます。日常のゆるさとシビアな殺し屋稼業のせめぎ合いが、より濃くなった第2作です。
各作品のあらすじ②ナイスデイズとドラマ
続いて、シリーズの転機となった第3作『ナイスデイズ』と、その後を描くドラマ『エブリデイ!』を紹介します。
第3作『ナイスデイズ』(2024)
殺し屋協会に所属するちさととまひろが、出張先の宮崎県で、150人殺し達成を目指す一匹狼の殺し屋・冬村かえで(池松壮亮さん)と遭遇します。まひろの誕生日をめぐるちさとの焦りが日常パートとして描かれつつ、まひろと冬村が正々堂々の1対1の勝負に発展していく——というのが大きな流れです。強敵・冬村の登場で、これまでの日常コメディ路線からアクションの比重がぐっと増したとの評価が目立つ一作でもあります。先輩殺し屋・入鹿みなみ役で前田敦子さんが出演している点も見どころです。
ドラマ『エブリデイ!』(全12話)
ドラマ『エブリデイ!』は、ちさととまひろが殺し屋協会内のジョブローテーションで、ちさとは営業部門へ、まひろは監査部門へと配属を変えられるところから始まります。組織のなかでの忠誠や野心、倫理的な葛藤が描かれ、内部の対立や人物の心情へと発展していく後日譚です。映画のアクション一辺倒ではなく、二人の「働き方」に踏み込んだ群像的な面白さがあります。
ベイビーわるきゅーれの結末と配信
ここからは各作の結末の触りと、続編の見通し、そしてシリーズをどこで見られるのかを整理していきます。結末は核心のネタバレを避けつつ、雰囲気が伝わる範囲でまとめます。そのうえで、シリーズ全作を配信しているU-NEXTの情報を紹介します。

各作の結末はどうなる?(ネタバレ控えめ)
ここから先は各作の結末の雰囲気に触れます。まっさらな状態で本編を楽しみたい方は、この見出しを飛ばして次に進んでくださいね。
第1作・第2作・第3作の締めくくり
第1作の結末については、今回一次的な公式あらすじ以上の詳細な裏取りができなかったため、あえて断定的な描写は控えます。二人の関係がどう落ち着くのかは、ぜひ本編で確かめてほしいところです。
第2作『2ベイビー』は、ちさととまひろが目を合わせたのち、無表情のまま悠里・真琴の兄弟に決着をつけるというハードな終盤で締められ、エンドロール後には二人のゆるい日常シーンが挿入される——と、複数の考察・感想サイトで共通して語られています。第3作『ナイスデイズ』は、まひろと冬村が名乗り合い、勝負のあとに打ち上げでケーキを囲むシーンで幕を閉じます。冒頭に登場した「ハンカチの子供」がラスト直前に一瞬再登場する伏線回収がある、という点も複数のレビューで一致しています。
ドラマ『エブリデイ!』の最終話(第12話)の詳細な結末については、今回確かな一次ソースで裏取りできていないため、ここでは断定を避けておきます。細かな顛末は、実際にドラマを追って確かめていただくのが確実です。
続編・新作の予定は?
「第4作は出るの?」という点は、多くのファンが気になるところだと思います。ここも正直にお伝えしておきます。
2026年7月時点で、新作映画や続編の追加発表は、こちらで確認できた範囲では見当たりませんでした。これは「続編がない」と断定するものではなく、あくまで調査時点で公式の新作情報を確認できなかった、という意味です。人気シリーズだけに動きが出る可能性は十分ありますので、最新の発表は公式サイトなどで確認するのが確実です。
シリーズの魅力|アクションとゆるさ
ベイビーわるきゅーれがこれだけ愛される理由は、なんといっても「殺し屋という非日常」と「就職・同居・金欠といった激ユルな日常」のギャップにあります。凄腕なのに家事も社交も苦手な二人が、殺しの現場ではキレッキレに動く——この落差が、笑えて、かっこよくて、どこか愛おしいんですね。
アクション面では、園村健介さんが手がける生々しくスピーディーな体術・ガンアクションが高く評価されています。特に第3作『ナイスデイズ』では冬村かえでという強敵が加わり、シリーズのアクションが一段とヒートアップしました。日常のだらけた空気とハードな戦闘のコントラストこそ、このシリーズの中毒性の正体だと言えます。
どこで見られる?U-NEXTで全作配信
気になる配信ですが、ベイビーわるきゅーれはシリーズ全作がU-NEXTで配信されています。映画3作・ドラマ・ドキュメンタリーまでまとめて追えるのは、確認できた範囲ではU-NEXTが唯一のプラットフォームです。見放題か都度課金かは作品や時期によって表記が変わることがあるため、視聴前にU-NEXTの各作品ページで最新の配信区分を確認してください。
各作品の個別ページは、映画第2作『2ベイビー』がU-NEXTの2ベイビー作品ページから確認できます。配信の区分(見放題/レンタルの別)は時期によって変わることがあるため、視聴前にU-NEXTの各作品ページで最新の表示を確認するのが確実です。実写映画のシリーズをまとめて楽しみたい方には、同じく映画化されたリアル鬼ごっこのあらすじと映画シリーズ解説記事もあわせて読むと、映画シリーズの追い方の参考になると思います。
ちさとと まひろのキャスト
シリーズの顔である二人の殺し屋を演じるキャストも押さえておきましょう。ここが決まっているからこそ、あの絶妙なコンビ感が生まれています。
| キャラクター | 読み方 | キャスト |
|---|---|---|
| 杉本ちさと | すぎもと ちさと | 髙石あかり |
| 深川まひろ | ふかがわ まひろ | 伊澤彩織 |
| 冬村かえで | ふゆむら かえで | 池松壮亮(第3作〜) |
| 入鹿みなみ | いるか みなみ | 前田敦子(第3作) |
おしゃべりで気分屋なちさとを髙石あかりさんが、無口で人見知りなまひろを伊澤彩織さんが演じています。伊澤彩織さんはアクション部としても活動する実力派で、スタントを使わない生身のアクションがシリーズの説得力を支えています。第3作からは池松壮亮さん演じる冬村かえでが加わり、二人の物語に新たな厚みが生まれました。実写化つながりで言えば、話題を呼んだホラー実写映画を扱ったサユリのネタバレと実写映画の違いの解説記事も、原作と実写の見比べという点で楽しめると思います。
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まとめ:ベイビーわるきゅーれの順番
ここまで、ベイビーわるきゅーれのシリーズ全体像と見る順番、各作のあらすじ、そして配信情報までを整理してきました。最後にポイントを振り返っておきましょう。
迷ったら公開順、ドラマは映画のあと——これさえ押さえておけば、ちさととまひろの物語をいちばんおいしい順番で楽しめます。配信状況や新作情報は変わることがあるので、視聴前にはU-NEXTや公式サイトの最新の表示をあわせて確認してくださいね。凄腕なのにゆるい二人の殺し屋ライフを、ぜひ最初から追いかけてみてください。