光でも闇でもない魔力を宿して生まれ、実の両親にさえその存在を気づかれなかった男——それがオーガストです。スプリガン12の総長にして魔導王と称される彼は、FAIRY TAILのアルバレス帝国編で強烈な存在感を放ちました。この記事では、フェアリーテイルのオーガストの基本情報から、声優や強さ、そして最大の焦点であるゼレフとメイビスの息子という正体、さらにスプリガン12での立場や魔法をコピーする能力まで、彼をめぐる情報をまとめて整理していきます。
オーガストの正体や死亡の噂、ゼレフとの関係が気になって検索している方も多いはずなので、原作で描かれた範囲を丁寧にたどりながら、どこまでが確定した事実で、どこからが解釈の分かれる部分なのかも正直にお伝えしますね。
記事のポイント
- オーガストの基本プロフィールと声優がわかる
- 魔導王と呼ばれる強さと魔法コピー能力の正体を理解できる
- ゼレフとメイビスの息子という出生の秘密を追える
- 両親に気づかれなかった悲劇と物語での立ち位置がわかる
ジャンプできる目次📖
フェアリーテイルのオーガストとは
まずはオーガストがどんなキャラクターなのか、基本のところから押さえていきましょう。彼はアルバレス帝国という大国の中枢に位置する人物で、その肩書きや異名だけでも只者ではない雰囲気が漂っています。ここでは基本情報・声優・強さ・スプリガン12での立場・そして特異な魔法までを順番に見ていきます。

オーガストの基本情報
オーガストは、真島ヒロさんによるFAIRY TAIL(全63巻)に登場するキャラクターです。所属はアルバレス帝国軍の精鋭部隊「スプリガン12」で、その総長という最高位に就いています。異名は「魔導王」、そして「災害」とも呼ばれる存在で、皇帝スプリガン——その正体はゼレフ——の側近として物語に絡んでいきます。
アルバレス帝国編は原作52巻あたりから本格化していく大型の章で、オーガストはそのなかでも別格の風格を持つ人物として描かれています。長い髭と杖を携えた老練な佇まいが印象的で、初めて見たときから「この人は何かを背負っているな」と感じさせるキャラクターですね。
オーガストの声優は安原義人
TVアニメ「FAIRY TAIL」でオーガストの声を担当したのは、ベテラン声優の安原義人さんです。落ち着きと重みのある声質が、魔導王という称号を持つオーガストの威厳とよく噛み合っていて、キャラクターの深みを一段と引き立てていました。
オーガストがアニメに初登場したのは、アルバレス帝国編を描いたTVアニメ第316話です。原作で積み上げられてきた「別格の強者」というイメージが、声と動きを得たことで一気に立体的になった瞬間でもありました。声優さんの演技から入ってオーガストを好きになった、という方も少なくないと思います。
魔導王と呼ばれる強さ
オーガストの強さは、作中でもたびたび特筆されています。妖精の尻尾のマスターであるマカロフは、彼を「他のスプリガン12とは別格」と評しました。スプリガン12はいずれも一騎当千の実力者ぞろいですが、そのなかでもオーガストは頭ひとつ抜けた存在として位置づけられているわけです。
さらに、扱える魔法の種類の多さという点では、あのゼレフをも上回るとまで言われています。ただし、これはあくまで作中人物の評価や読者の見立てであって、公式に「最強」と認定されたものではありません。この手の「最強論」はファンのあいだでも意見が分かれるところなので、ここでは「別格の実力者として描かれている」という受け止めにとどめておきますね。
スプリガン12での立場
スプリガン12のなかでのオーガストの立場は、単なるメンバーの一人ではありません。総長として仲間たちをまとめる要であり、皇帝スプリガンに最も近い側近でもあります。アルバレス帝国編で妖精の尻尾たちの前に立ちはだかる強敵として、章全体の重みを一身に背負っていく役どころです。
FAIRY TAILの物語全体の流れや、100年クエストへと続くアルバレス帝国編の位置づけについては、FAIRY TAILのあらすじと100年クエストを解説した記事もあわせて読むと、オーガストが登場する舞台の全体像がつかみやすくなりますよ。
魔法をコピーする能力
オーガスト最大の武器が、相手の魔法を瞬時にコピーして無効化する能力です。相手がどんな魔法を繰り出しても、それを写し取ってしまえるため、まともに魔法で挑む相手にとっては悪夢のような存在といえます。「魔導王」という異名が示すとおり、あらゆる魔法を我がものにできる点こそがオーガストの真骨頂ですね。
ただし、この能力にも弱点はあります。道具を使うタイプの魔法についてはコピーができない、という制約が描かれています。万能に見えて実は穴がある——このあたりの設定が、オーガスト戦をただの「無敵キャラとの殴り合い」で終わらせない面白さにつながっています。
オーガストの正体を考察
ここからはネタバレを含みながら、オーガスト最大の謎である「正体」に踏み込んでいきます。彼の出生には、FAIRY TAILという物語の根幹に関わる衝撃の秘密が隠されていました。結末に触れる部分もあるので、未読の方はご注意ください。

この先はオーガストの正体や物語の重要な展開に触れます。原作の楽しみを大切にしたい方は、読み進める前にご注意ください。
正体はゼレフとメイビスの息子
オーガストの正体——それは、ゼレフ・ドラグニルとメイビス・ヴァーミリオンの実の息子である、というものです。この事実は原作526話「ぼくのなまえは…」で明かされ、多くの読者に衝撃を与えました。ゼレフの息子ということは、ナツ・ドラグニルにとっては甥にあたる、という関係にもなります。
「オーガスト」という名前も、実はゼレフ自身が名付けたものです。ゼレフがメイビスと過ごした8月(August)にちなんでいるとされ、名前そのものに二人の物語が刻み込まれているわけですね。ゼレフとメイビスというFAIRY TAILの中心にいる二人の関係を掘り下げたい方は、メイビス・ヴァーミリオンを解説した記事も参考になると思います。
両親に知られなかった悲劇
オーガストの物語で最も胸に迫るのが、実の両親であるゼレフとメイビスの双方が、最後まで彼を息子だと気づかなかったという点です。これこそがオーガストの抱えた最大のコンプレックスであり、彼という人物を理解するうえで欠かせない核心といえます。
語られるところによれば、オーガストはメイビスの遺体から取り出された存在でしたが、光でも闇でもない未知の魔力を宿していたために見捨てられ、幼い頃の記憶を保ったまま育っていきました。その後、偶然にもゼレフ本人と出会い、その弟子となります。父と子が師弟として時を過ごしながら、互いにその血のつながりに気づかない——この残酷なすれ違いこそが、オーガストの悲劇の根っこにあるものです。
なお、オーガストの出生をめぐっては、ネット上に「メイビスが無意識に生み出した幻なのでは」といった考察も見受けられます。ただ、これはあくまで一部の読者による解釈であって、本編で確定した事実ではありません。ここでは、そうした見方もある、という紹介にとどめておきます。
ギルダーツとの決戦
アルバレス帝国編の終盤、別格の実力者であるオーガストは、妖精の尻尾側の強者たちと激突していきます。見出しに挙げたギルダーツをはじめ、章のクライマックスでは魔導王の力量にふさわしい激しい戦いが繰り広げられていきます。
ここで戦いの一手一手や決着のディテールまで断定的に書いてしまうのは、記憶違いで誤った情報をお伝えしてしまう恐れがあるので控えておきます。オーガストがどのように追い詰められ、どんな心境の変化を迎えたのか——その決着の緊張感は、ぜひ原作で確かめていただくのが一番誠実だと思います。誰と、どんな形で決着がついたのかは、アルバレス帝国編の終盤を実際に読んで味わってほしい場面です。
オーガストの最期
オーガストの結末は、彼が抱え続けた「両親に気づかれなかった」という孤独と切り離せません。魔導王として頂点に立ちながら、その内側では実の親子の情を求め続けていた——その心のありようこそが、彼の最期を語るうえで最も重要な部分だと私は感じています。
具体的な最期の描写については、話数・巻数を含めて確実な裏取りができていない部分があるため、細部を断定するのは避けておきますね。ただ、オーガストという人物のドラマが、単なる強敵の退場では終わらない深い余韻を残すものであることは間違いありません。彼の生き様と幕引きをどう受け止めるかは、読む人それぞれの心に委ねられている気がします。
まとめ|フェアリーテイルのオーガスト
オーガストの正体のほかにも、FAIRY TAILの気になるテーマはフェアリーテイルの考察まとめで一覧にしています。あわせてどうぞ。
最後に、フェアリーテイルのオーガストについて整理しておきます。彼はスプリガン12の総長にして「魔導王」と称される別格の実力者であり、相手の魔法をコピーする特異な能力を武器に、アルバレス帝国編で妖精の尻尾たちの前に立ちはだかりました。声優はベテランの安原義人さんが務めています。
そして彼の正体は、ゼレフ・ドラグニルとメイビス・ヴァーミリオンの実の息子。実の両親に最後まで気づかれなかったという悲劇を背負った人物でした。戦いの詳細な決着や最期については、確実に裏取りできていない部分があるため断定を避けましたが、そのぶん原作で味わっていただく価値のある展開です。
この記事でお伝えした話数や収録巻などの情報には推定を含む部分もあります。正確な情報は公式サイトや原作でご確認いただき、最終的な判断はご自身で楽しみながら進めていただければと思います。オーガストというキャラクターの深みが、FAIRY TAILをもう一度読み返すきっかけになればうれしいです。