こんにちは、「マンガ愛読者の部屋」のAJIです。
天海祐希さん主演の大人気ドラマ『緊急取調室』、ついに完結編となる映画（THE FINAL）の公開（2025年12月26日予定）や、それに先立つ新シーズン（2025年10月〜）の放送も決まって、ファンとしては本当に目が離せない展開になってきましたね。私も新シーズンを心待ちにしている一人です。
さて、これだけ物語が重厚で面白いと、「緊急取調室の原作って漫画なのかな？」「先に結末のネタバレが知りたい！」と思って検索する方も多いと思います。特に、シリーズ完結編となる映画の犯人や、衝撃的な展開で話題になった過去のスペシャル（2015年版）の真相、あるいはシーズン2の最終回がどうだったか、など、気になるポイントは尽きないですよね。
また、原作を探していると、笹沢左保さんが原作を手掛けた『取調室3』という、非常によく似たタイトルの別ドラマと混同してしまうこともあります。この記事では、脚本家の井上由美子さんが手がける『緊急取調室』について、原作（小説・漫画）は存在するのか？という核心的な疑問から、気になる映画のネタバレ情報、そして主要キャストの情報まで、網羅的に掘り下げて解説していきますね。
記事のポイント
- 『緊急取調室』の原作（漫画・小説）の有無
- ドラマ脚本とノベライズ版の違い
- 劇場版（THE FINAL）の犯人と結末のネタバレ
- 過去のドラマシリーズやスペシャルのあらすじ
ジャンプできる目次📖
緊急取調室の原作ネタバレと漫画の有無
まずは、皆さんが一番気になっている「原作」に関する情報から整理していきます。ドラマや映画を見る前に、原作の漫画や小説でネタバレを知りたい！という方も多いかなと思います。
ただ、先日の会話でも話題になったように、「原作」という言葉には少しややこしい側面があります。ここではまず、「私たちが一般的にイメージする、ドラマより先に存在する漫画や小説」があるのかどうか、ハッキリさせていきましょう。
原作は漫画？小説？井上由美子さんの脚本
結論から言いますと、『緊急取調室』に、先行する原作（漫画や小説）は存在しません。
このシリーズは、全シーズンを通して脚本家の井上由美子さんによる「完全オリジナル脚本」で制作されています。
井上由美子さんといえば、社会派ドラマからラブストーリーまで幅広く手がける「稀代のストーリーテラー」として非常に有名ですよね。
つまり、『緊急取調室』の物語の「大元」は何かと問われれば、それは「井上由美子さんの脚本そのもの」ということになります。ドラマの脚本こそが一次資料であり、それ以前にネタバレを知るための原作漫画などは存在しない、というのが答えですね。
ノベライズ版はコミックシーモアで読む
「でも、本屋さんで『緊急取調室』というタイトルの小説を見たことがある！」
その記憶、間違いではありません。実は、『緊急取調室』にはKADOKAWA（角川文庫）から刊行されている「ノベライズ版」が存在します。
ここで重要なのが、先ほどの「原作」との違いです。
ノベライズ版は「原作」ではありません。あくまでドラマの脚本（＝オリジナル）を基にして、後から小説として書き起こされた「派生作品」です。
時系列で整理すると、以下のようになります。
このノベライズ版は、「脚本：井上由美子 / ノベライズ：相田冬二」と表記されており、脚本の面白さを「活字でじっくり追体験したい」という方には非常におすすめです。
もしノベライズ版に興味が湧いたら、電子書籍サイトの「コミックシーモア」をチェックしてみるのが手軽で良いかなと思います。スマホやタブレットですぐに読めますし、品揃えも充実していますよ。
U-NEXTで全ドラマシリーズを視聴
「原作漫画がないなら、ドラマを最初から全部見直して完結編に備えたい！」
そう思いますよね！『緊急取調室』は2014年のシーズン1から始まり、シーズン4（2021年）、さらに2015年の『ドラマスペシャル』や2022年の『新春ドラマスペシャル』まで、非常に多くのシリーズが放送されてきました。
これらの過去作をイッキ見するなら、動画配信サービス（VOD）の「U-NEXT」が断然おすすめです。
U-NEXTをおすすめする理由
U-NEXTの最大の魅力は、なんといっても「31日間の無料トライアル期間」が設けられていることが多い点ですね。（2025年11月時点の情報です）
この期間を利用すれば、シーズン1から最新のスペシャルドラマまで、多くの作品を実質無料で視聴することが可能です。また、見放題作品数も国内トップクラスなので、他の気になっていたドラマや映画も一緒に楽しめるかもしれません。
映画や新シーズン（シーズン5）が始まる前に、有希子とキントリチームの歴史、そして彼らが対峙してきた手ごわい被疑者たちとの戦いを一気におさらいしておけば、完結編を100倍深く楽しめること間違いなしです！
ただし、配信状況や無料トライアルの条件は変更される可能性があります。必ずU-NEXTの公式サイトで最新の情報を確認してから登録するようにしてくださいね。
酷似作「取調室3」との違いに注意
ここで、原作を探している方がよく混同してしまう「検索ノイズ」について、改めて詳しく注意喚起させてください。
『緊急取調室』と非常によく似たタイトルのドラマで、『取調室』というシリーズが過去に日本テレビ（NTV）系列で放送されていました。特に『取調室3』などが検索で混ざりやすいようです。
この2つの作品は、名前は似ていますが、キャストも放送局も内容も全くの別物です。
そして、最もややこしいのが、このNTVの『取調室』シリーズには、笹沢左保さんの小説という明確な「原作」が存在するんです。
この事実が、「緊急取調室 原作」と検索したユーザーを「原作があるの？ないの？」と混乱させてしまう最大の原因なんですね。
両者の違いを、ここで明確に表で整理しておきます。
| 比較項目 | 緊急取調室 (私たちが探している作品) | 取調室 シリーズ (酷似作品) |
| 主な放送局 | テレビ朝日 | 日本テレビ（火曜サスペンス劇場など） |
| 主演 | 天海祐希（真壁有希子 役） | いかりや長介（水木警部補 役） |
| 原作の有無 | なし （井上由美子氏のオリジナル脚本） |
あり （笹沢左保氏の小説） |
このように、天海祐希さん主演の『緊急取調室』（テレ朝）には原作がなく、いかりや長介さん主演の『取調室』（NTV）には原作がある、と覚えておいてください。
主要キャスト（天海祐希ほか）一覧
『緊急取調室』の最大の魅力は、やはりあの「キントリ（緊急事案対応取調班）」チームの絶妙なアンサンブルですよね。癖の強いベテランたちが、天海祐希さん演じる有希子と時にぶつかり、時に支え合いながら真実を追求していく姿は、本当にかっこいいです。
改めて、お馴染みのレギュラーキャスト陣（新シーズン時点）を、その役どころと共に振り返っておきましょう。
このメンバーが揃うと、本当に「帰ってきた！」という安心感があります。新シーズン、そして劇場版での彼らの最後の戦いを、しっかりと見届けたいですね。
緊急取調室の映画と原作ネタバレ最終回
さて、「原作（先行する漫画や小説）は存在しない」とハッキリしたところで、次に皆さんが知りたいのは、やはり物語の核心、「ネタバレ」ですよね。
特にシリーズの集大成となる『劇場版 THE FINAL』や、そこへ繋がる2025年の新シーズン（シーズン5）の情報は、今一番気になるところだと思います。判明している情報から、物語の核心に迫ってみましょう。
映画（THE FINAL）の犯人は誰
2025年12月26日（金）に公開が予定されている『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』。
この完結編で、キントリチームが最後に対峙する「最強の被疑者」に関する情報は、すでに予告映像などで公開されています。
劇場版の「犯人」とされる男・森下弘道を演じるのは、実力派俳優の佐々木蔵之介さんです。
そう思うかもですが、これは本作が「犯人は誰か (Whodunit)」を当てるミステリーではないことを示しています。むしろ、刑事コロンボや古畑任三郎のように、最初から犯人がわかった上で「なぜ犯行に及んだのか (Whydunit)」という動機や、キントリとの心理戦に焦点を当てた、倒叙（とうじょ）ミステリーに近い構造だと私は分析しています。
佐々木蔵之介さん演じる森下は、現職の総理大臣を襲撃するという大事件を起こしながら、その動機については一切口を割らない、という設定。天海祐希さんとの演技合戦は、まさに「最終決戦」にふさわしい、息をのむものになりそうですね。
映画の結末と「空白の10分」の謎
劇場版の物語は、大型台風が日本に相次いで上陸し、国家が混乱する中で発生する「総理大臣襲撃事件」から始まります。
犯人・森下（佐々木蔵之介）は、総理（演：石丸幹二）が災害対策会議に遅れた「空白の10分」を執拗に糾弾しますが、その「10分」に何があったのか、そしてそれがなぜ襲撃の動機になったのかは一切黙秘します。
キントリの最後の戦いは、この国家機密とも言える「空白の10分」の真相を解明することになります。
予告映像では、有希子が「総理を取り調べたい」と要求する緊迫したシーンもありました。台風という非常事態の中、国家という巨大な壁を相手に、キントリは被疑者の心を、そして隠された真実を「丸裸」にできるのか…。これが映画の最大の結末であり、見どころになりそうです。
新シーズン（2025年）の位置づけ
劇場版の公開に先立ち、2025年10月からは新シーズン（第5シーズンにあたる）が放送されます。これがシリーズのファンにとって、非常に重要な意味を持つんです。
というのも、この新シーズンは、単なる独立したシーズンではなく、直後に公開される劇場版『THE FINAL』への「助走」、あるいは密接に関連する物語として機能すると言われているからです。
劇場版へと続く「完結編」の序章
時系列を整理すると、以下のようになります。
- 2025年10月～：新シーズン（Season 5）放送開始
- 2025年12月26日：『劇場版 THE FINAL』公開
この流れから、新シーズンで描かれる事件や人間模様が、そのまま劇場版で描かれるキントリ「最後」の事件に繋がっていく可能性が極めて高いです。2つの作品を跨いで、壮大な「キントリの最後」が描かれると想定されますね。
新シーズンも、第1話のゲストに竜雷太さんや若村麻由美さんといったベテラン俳優陣が登場するなど、初回から緊迫感のある取り調べが期待されます。毎話登場する手ごわいゲストとキントリチームの心理戦も、変わらず大きな見どころです。完結編を100%楽しむためにも、絶対に見逃せないシーズンとなりそうです。
スペシャル（2015）のあらすじ
過去のシリーズで「あのエピソード、どうなったんだっけ？」と気になる方も多いですよね。特に2015年9月27日に放送された『ドラマスペシャル』は、その巧妙なトリックから「屈指の難解エピソード」として有名です。
物語は、元美容師の矢島聖美（演：松下由樹さん）が、恋人殺しの罪で6年間服役した後、仮釈放されたその日、わずか3時間15分後に「人を殺した」と自首してくるところから始まります。
しかし、供述通りに発見された男性の遺体は、死亡推定時期が 約1週間前。当時、聖美は刑務所に収監中であり、物理的に犯行は不可能でした。
彼女はなぜ、犯し得ない罪を自白したのか？
有希子の追及に対し、聖美は挑発的な態度をとり、取り調べのテレビ中継まで要求します。この事件には、聖美の服役中に接触していたジャーナリストの三沢早苗（演：斉藤由貴さん）も深く関わってきます。
聖美が仕掛けた「不可能な自白」の謎と、その裏に隠された悲しい動機…。この鮮やかな謎解きは、ぜひU-NEXTなどで本編をチェックしていただきたい名作エピソードの一つです。
シーズン2最終回のネタバレ傾向
2017年に放送されたシーズン2の最終回（第9回）も、非常に印象的なエピソードでした。
このシーズンの結末は、『緊急取調室』というドラマシリーズ全体の「ネタバレ傾向」というか、作品の根本的なテーマを象徴していると私は感じています。
それは、キントリチームが犯人を追い詰める決め手が、必ずしも冷徹なロジックや高度な取り調べテクニックだけではない、という点です。
もちろん、ロジックや駆け引きも駆使するのですが、最終的に被疑者が重い口を開き、自白に至るきっかけは、「あなたの為を思って言ってるの」といった、有希子たちの真心や熱意、同情といった「エモーショナルな語りかけ」であることが多いんです。
ただ罪を暴くだけでなく、被疑者の心の奥底にある後悔や悲しみに寄り添い、人間として対峙することで真実を引き出す。これが「キントリ流」であり、他の刑事ドラマとは一線を画す、シリーズ通底の大きな魅力かなと思います。
緊急取調室の原作ネタバレ総まとめ
さて、『緊急取調室』の原作やネタバレに関する情報をまとめてきましたが、いかがでしたか？
「原作（漫画）を読んで予習しよう！」と思っていた方にとっては、少し残念なお知らせだったかもしれませんが、これでスッキリしていただけたかなと思います。
今回の調査でわかった重要なポイントを、最後にもう一度おさらいします。
原作漫画でネタバレを知ることはできませんが、その代わりに、私たちは「脚本家が次に何を見せてくれるのか」を誰よりも早く、リアルタイムで目撃できるわけですね！
もし、ドラマの脚本の雰囲気を活字でじっくり味わいたい方は「ノベライズ版」をコミックシーモアなどで探してみてください。
そして、なによりも、シリーズ完結編である映画や新シーズンに備えて、シーズン1からの壮大な物語を復習したい方は、U-NEXTなどの動画配信サービスをチェックするのが一番のおすすめです。
私もU-NEXTで過去作のおさらいを済ませて、万全の態勢でキントリの「最後の戦い」に備えようと思います！
