「遠くない未来、世界を滅ぼす四人の聖騎士が現れる」——その予言から始まるのが『黙示録の四騎士』です。鈴木央さんが週刊少年マガジンで連載しています。
前作『七つの大罪』の世界をそのまま受け継ぎながら、主役は赤い髪の少年パーシバルに交代。祖父を殺した犯人が実の父親だったという衝撃から旅が動き出します。やがて彼自身が、予言された四騎士のひとりだと明かされていきます。
ただ、この作品はまだ連載の途中で、結末はどこにも描かれていません。この記事では既刊で明かされているところまでを、公式の情報と読者の考察を分けて追いかけます。
記事のポイント
- 『七つの大罪』との時系列のつながりが整理できる
- パーシバルの正体と旅の目的がわかる
- アーサーやギネヴィアをめぐる考察の現在地をつかめる
- 既刊の巻数とアニメの放送範囲を確認できる
黙示録の四騎士のネタバレとあらすじ
『黙示録の四騎士』は『七つの大罪』の16年後を描く続編で、主人公パーシバルの旅が物語の軸です。核心に触れる手前には目印を置いています。

黙示録の四騎士はどんな漫画?
『黙示録の四騎士』は、鈴木央さんが講談社の週刊少年マガジンで連載しているファンタジー作品です。同じ作者の『七つの大罪』と世界観を共有する続編にあたり、単行本は講談社コミックスから刊行されています。
舞台はブリタニア。魔力を持つ聖騎士たちがしのぎを削る世界です。予言に名指しされた四人の少年少女が、世界の運命を左右する立場に押し出されていきます。
物語の入り口は、拍子抜けするほど静かです。“神の指”と呼ばれる辺境で、少年パーシバルは祖父バルギスとふたり、穏やかに暮らしていました。
ところがある日、そこへ謎の聖騎士が現れて祖父を殺害してしまいます。しかもその聖騎士こそ、パーシバルが顔も知らなかった実の父イロンシッドでした。ここから、少年の長い旅が始まります。

連載の告知は週刊少年マガジン公式の作品特設ページで見られます。原作の公式アカウントX(旧Twitter)の@4kishi_officialでも告知されています。掲載号や休載の情報は、ここを見るのがいちばん早いです。
七つの大罪との関係と時系列
「前作を読んでいないと楽しめないのでは」と身構える方は多いのですが、そこは心配いりません。本作は前作の直接の続きではなく、時間を大きく飛ばした先の物語だからです。
時系列としては、『七つの大罪』の聖戦が終結してから16年後が舞台。前作の主人公メリオダスとエリザベスは、すでに国を治める立場になっています。つまり読者は、前作のキャラクターたちの「その後」を、子ども世代の目線から眺めることになるわけですね。
この構造がうまいのは、前作を知らない人には純粋な新作として、知っている人にはご褒美として機能するところ。
たとえばパーシバルの旅の途中で登場するトリスタン・リオネスは、メリオダスとエリザベスの実の息子です。女神族と魔神族の血を引くネフィリムという設定も、前作の対立構造を知っているとぐっと重みが増します。
同じく、後述するランスロットはバンとエレインの息子。前作で結ばれた二人の子どもが、次の世代の物語で戦っているわけです。
なお、前作『七つの大罪』は2022年5月までに累計発行部数3,700万部を突破したと発表された大ヒット作でした。ただし、この数字はあくまで前作単体のものです。
『黙示録の四騎士』単体の公式発行部数は、公表が確認できていません。本作の部数として紹介されている数字を見かけたら、いったん疑ってかかったほうがいいと思います。
主な登場人物と四騎士の顔ぶれ
本作は『七つの大罪』世界の海外風ファンタジーなので、人名はすべてカタカナ表記です。主な顔ぶれは次の表のとおりです。
| キャラクター | 立ち位置 | 押さえておきたい設定 |
|---|---|---|
| パーシバル | 主人公 | 〈黙示録の四騎士〉のうち「死」を司る騎士。魔力は「希望(ホープ)」。誕生日は4月15日 |
| ドニー | 旅の仲間 | 16歳の旅芸人。魔力は「念動(テレキネシス)」 |
| ナシエンス | 旅の仲間 | 16歳。妖精族の血を引き、薬師オルドに育てられた。魔力は「調毒(ミクスベノム)」 |
| アン | 旅の仲間 | 本名アングハルハッド。16歳。シスタナ領主の娘でレイピア使い |
| トリスタン | リオネス王子 | メリオダスとエリザベスの実の息子。女神族と魔神族のハーフであるネフィリム |
| ランスロット | 同行者 | バンとエレインの息子でベンウィック王子。キツネの姿「シン」として素性を隠していた |
| ガウェイン | アーサーの姪 | 魔力は「曙光」 |
| アーサー | 敵側の王 | キャメロット国王アーサー・ペンドラゴン。誕生日8月17日、身長170cm、体重64kg |
| イロンシッド | 聖騎士 | パーシバルの実父。祖父バルギスを殺害した張本人 |
| ギネヴィア | カメリアードの姫 | 能力は「未来視(カレイドスコープ)」。アーサーに合意なく花嫁扱いされている |
| ガラハド | 聖杯の騎士 | 出自をめぐる大きな明かしが後半の山場になる |
パーシバルと旅を共にする三人
ドニー、ナシエンス、アンの三人は、パーシバルが旅の序盤で出会う仲間です。旅芸人、薬師の弟子、領主の娘と出自はバラバラで、それぞれが別々の事情を抱えて同行することになります。
この「たまたま居合わせた寄せ集め」が少しずつチームになっていく過程が、序盤のいちばんの読みどころ。魔力の系統も念動・調毒・剣技と噛み合わないようでいて、戦いのなかで役割がはっきりしていきます。
前作から血をつないだキャラクターたち
トリスタンとランスロットは、前作を読んでいた人にとって特別な存在です。前者はメリオダスとエリザベスの息子、後者はバンとエレインの息子。親の面影を残しつつ、まったく別の性格として描かれているのが面白いところです。
ガウェインはアーサーの姪という立場で、「曙光」という派手な魔力を持っています。
四騎士の顔ぶれはどこまで確定しているのか
〈黙示録の四騎士〉のうち、設定として明確に確認できるのはパーシバルが「死」を司る騎士であるという点です。
残る三人は、物語のなかで段階的に明かされていく仕掛けです。この記事では名前を言い切りません。読み進めながら答え合わせをしていくのが、この作品のいちばん贅沢な楽しみ方だと思います。
あらすじ|パーシバルの旅立ち
序盤の展開は、公式のあらすじで公表されている範囲です。
ここから先は物語の展開に触れます。何も知らない状態で読み始めたい方は、「何巻まで出てる?完結はまだ?」の見出しまで進んでください。
祖父の死が旅の引き金になる
物語の舞台は、“神の指”と呼ばれる辺境の地。ここでパーシバルは祖父バルギスと静かに暮らしていました。
元聖騎士だったバルギスは、孫に戦いの技術を教えながらも、外の世界のきな臭さからは遠ざけていたのでしょう。その日常が、ひとりの聖騎士の来訪でひっくり返ります。
現れた聖騎士はバルギスを殺害し、パーシバルの前から去っていきました。しかもその男は、パーシバルの実の父イロンシッド。
血のつながった相手に祖父を奪われるという、あまりに苦い形で少年は世界に放り出されます。真実を知るために、そして父を追うために、パーシバルは“神の指”を出て旅に出ました。
出会いが少年を騎士に変えていく
旅の途中でパーシバルが出会うのが、先ほど紹介したドニー、ナシエンス、アンの三人です。最初から意気投合するわけではなく、警戒したりぶつかったりしながら、事件を通じて距離が縮まっていきます。
パーシバルの魔力「希望(ホープ)」は、仲間が自分を思う分だけ強くなるという性質。つまり彼の強さは、そのまま人間関係の深さの証明になっているわけです。この設定が物語の骨格と直結しているのは、とても鈴木央さんらしい作りだと思います。
パーシバルの正体をネタバレ
物語が進むにつれて、パーシバル自身が予言に名指しされた〈黙示録の四騎士〉のひとりだと判明します。彼が担うのは「死」。世界を滅ぼすと予言された側に、当の本人が組み込まれていたわけです。
祖父を殺した父を追っていた少年が、いつのまにか世界の命運を握る側に立たされる。この反転が、序盤から中盤にかけての大きな軸になっています。
いずれにせよ、パーシバルは「ただの田舎の少年」ではありませんでした。魔力の性質、四騎士としての立場、そして出自。この三つが少しずつ重なっていく構成が、本作の中盤を引っ張っています。
黙示録の四騎士の最新展開ネタバレ
アーサーは本作で四騎士の前に立ちはだかる敵側の王になり、キツネのシンの正体はランスロットです。公式に明かされたことと読者の考察は、分けて書いています。

アーサーが敵になった理由
前作『七つの大罪』を読んでいた人ほど戸惑うのが、アーサー・ペンドラゴンの立ち位置です。前作では味方の側にいた彼が、本作ではキャメロットの王として四騎士の前に立ちはだかります。
その理由として語られているのが、聖戦でキャメロットが壊滅し、多くの民が犠牲になったという出来事。守るべきものを守れなかった王が、人間という種族そのものを守る方向へ舵を切った——という読み方です。
実際、彼の目的は「人間以外の種族を根絶やしにして、人間の安息の地を作ること」だとされています。理屈だけを見れば筋は通っていて、だからこそ厄介な敵です。
アーサーが闇に傾いた理由の深掘りは、読者や考察サイトが積み上げてきた推測です。たとえば「マーリンとの決別が失望を生んだ」「純粋さゆえに闇に染まりやすかった」といった見方です。公式がひとつの理由を明言した資料は確認できていません。
アーサーの力の本質が「混沌」であり、創造主級の力だと語られる点も、考察として受け止めてください。
ちなみにアニメでのアーサー役は國立幸さんが担当しています。声のトーンから受ける印象も、この変化を考えるうえでのヒントになるかもしれません。
ランスロットとシンの正体
本作の序盤で、パーシバルたちに同行する不思議なキツネがいます。それが「シン」。飄々としていて、やたら事情に詳しく、必要なときにだけ的確な助言をよこす——明らかに普通の動物ではありません。
このシンの正体が、ランスロットです。前作のバンとエレインの息子であり、ベンウィック王子という立場を持つ人物。素性を隠したままパーシバルたちの旅を見守り、導いていたわけですね。
面白いのは、彼が「保護者」でも「仲間」でもない、独特の距離感で描かれていることです。四騎士を集める役割を負いながら、同時に自分自身の因縁も抱えています。
前作のバンが持っていた飄々とした軽さが、息子には別の形で受け継がれているのも、読んでいてにやりとするところ。
ギネヴィアの正体と目的
ギネヴィアは、ブリタニアの小国カメリアードの姫です。持っている能力は「未来視(カレイドスコープ)」。先を見通せる力を持っているという時点で、予言をめぐる物語のど真ん中に置かれた人物だとわかります。
そして重要なのが、彼女がアーサーの花嫁として扱われているという状況。ただし、これは彼女が望んだことではありません。合意なく花嫁の立場に据えられているという設定は、アーサーという人物の危うさを示す描写でもあります。
26巻では、ランスロットが〈四凶〉を退けたあと、アーサー王とギネヴィアの婚礼の日を迎えます。この婚礼を舞台に〈黙示録の四騎士〉と〈七つの大罪〉が共闘し、史上最大の作戦が始まります。前作の面々と現世代が肩を並べる展開です。
続く27巻では〈七つの大罪〉と〈永遠の王〉の決戦が、28巻では〈黙示録の四騎士〉と〈聖杯の騎士〉の激突が描かれます。
何巻まで出てる?完結はまだ?
既刊の巻数と最新刊の確認方法
2026年10月時点の既刊は28巻までです。第28巻は2026年9月16日に発売されました。次の第29巻は2026年11月に発売予定です。
電子版もコミックシーモアで第28巻まで配信されています。
刊行の状況は、講談社の既刊一覧で確かめられます。
完結しているかどうか
『黙示録の四騎士』は完結していません(2026年10月時点)。週刊少年マガジンでの連載は続いており、講談社の商品ページにも完結を示す表示はありません。次の第29巻の発売も予定されています。
最終回や結末を書いた記事を見かけても、それは公式の情報ではありません。この記事も既刊で描かれた範囲までで、結末には触れていません。
同じ週刊少年マガジンで完結まで走りきった作品なら、『炎炎ノ消防隊』の結末を解説した記事があります。大長編バトルがどう着地するのかの参考になります。
アニメはどこまで?3期はある?
アニメ版の正式タイトルは『七つの大罪 黙示録の四騎士』です。原作の書名と違って「七つの大罪」を冠しているので、原作名だけで検索すると見つけにくいことがあります。
第1期の放送情報
第1期は2023年10月8日から2024年3月31日まで放送されました。TBS系列全国28局ネットで、毎週日曜16:30からの放送です。
2クール・全24話という、いまどきの深夜アニメとは異なる腰の据わった枠でした。制作はテレコム・アニメーションフィルム、企画プロデュースはUNLIMITED PRODUCE by TMS。主なスタッフは次のとおりです。
- 監督:小平麻紀さん
- シリーズ構成・脚本:村越繁さん
- キャラクターデザイン:髙田洋一さん
- 音楽:澤野弘之さん、KOHTA YAMAMOTOさん
主なキャストは次のとおりです。
- パーシバル:小村将さん
- シン/ランスロット:内山昂輝さん
- イロンシッド:森川智之さん
- メリオダス/ゼルドリス:梶裕貴さん
- アーサー:國立幸さん
詳しいスタッフとキャストはアニメ公式サイトに掲載されています。
第2期の放送情報と原作の範囲
第2期は2024年10月6日から12月29日まで、同じくTBS系列全国28局ネットで放送されました。こちらは1クール・全12話です。
原作との対応は、第1期が原作1〜9巻あたり、第2期が16巻付近までです。公式の対応表は出ていないので、目安として受け取ってください。
アニメを見終えてから原作に入るなら、少し戻って読み始めたほうが取りこぼしがないと思います。
第3期の発表状況
2026年10月時点で、第3期に関する公式発表は出ていません。制作決定の告知も、放送時期の告知も確認できていない状態です。続報はアニメ公式サイトで確かめられます。
配信で見られるサービス
「Netflixの独占では?」と思っている方がいるかもしれませんが、そうではありません。Netflixは1週間の先行配信を担当していただけで、独占配信ではないんですね。2023年10月15日以降は他のサービスでも順次配信が始まっています。
U-NEXTでも見放題で配信されています(2026年10月時点)。月額プランは税込2,189円(Web申込の場合)で、31日間の無料トライアルがあります。トライアル期間中に解約すれば料金はかかりません。
見放題の対象作品と、ポイントを使うレンタル・購入作品は区別されています。視聴前に作品ページで区分を確かめてください。
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黙示録の四騎士に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 『黙示録の四騎士』は完結していますか?
A. 完結していません。2026年10月時点で週刊少年マガジンでの連載が続いており、講談社の商品ページにも完結を示す表示はありません。最終回や結末を紹介しているページを見かけても、公式の情報ではない点にご注意ください。
Q2. アーサーはなぜ敵になったのですか?
A. 聖戦でキャメロットが壊滅し多くの民が犠牲になったことが引き金だ、という見方が広く語られています。ただ、公式がひとつの理由を明言した資料は確認できていません。
Q3. パーシバルの正体は何ですか?
A. 〈黙示録の四騎士〉のうち「死」を司る騎士であることが作中で明かされます。魔力は「希望(ホープ)」で、仲間が自分を思う分だけ強くなる性質です。出自についてはさまざまな考察がありますが、断定できる公式資料は確認できていません。
Q4. ランスロット(シン)の正体は誰ですか?
A. 前作『七つの大罪』のバンとエレインの息子であり、ベンウィック王子です。キツネの姿「シン」として素性を隠したまま、パーシバルたちの旅に同行していました。
Q5. アニメの3期は決まっていますか?
A. 2026年10月時点で公式発表はありません。制作決定も放送時期も告知されていない状態です。
まとめ|黙示録の四騎士のネタバレ
『黙示録の四騎士』は連載中の作品です。既刊で明かされた要点は次のとおりです。
この作品の面白さは、予言という大きな枠があるのに、そこへ向かう足取りがひたすら人間くさいところだと思っています。祖父を殺されて飛び出した少年が、仲間と出会い、親世代の因縁を背負い、いつのまにか世界の分岐点に立っている。
強くなる理屈まで人間関係に紐づいているのだから、バトルシーンがそのまま関係性のドラマになるわけです。結末が描かれるのはまだ先ですが、そこへ至る過程がこれだけ厚いなら、追いかける価値は十分にあるでしょう。
大長編の結末の受け止められ方なら、『進撃の巨人』最終回139話の結末と考察をまとめた記事も参考になります。長い伏線をどう回収するのかという視点で読むと、本作の今後の予想もまた違って見えてきます。

