南北朝の動乱を、鎌倉幕府滅亡で生き残った少年・北条時行の視点から描く『逃げ上手の若君』。松井優征さんのこの作品は、時行を支える逃若党から、諏訪家・北条家の血縁、宿敵となる足利尊氏らの足利方、そして後醍醐天皇を中心とした南朝方まで、実在の歴史人物をベースにした登場人物がずらりと入り乱れるのが大きな魅力ですね。だからこそ、キャラの名前や陣営別の立ち位置、誰と誰がどんな関係なのかを示す相関図が気になって検索する人は多いはずです。
私自身、読み進めるうちに「この人はどっち側だっけ」と混乱することがあったので、頭のなかを整理したくて名簿がほしくなるタイプでした。この記事では、逃げ上手の若君のキャラを陣営別の一覧表で先に俯瞰できるようにしたうえで、逃若党のメンバーや諏訪頼重、足利尊氏、南朝方の面々まで、公式サイトで確認できた情報を軸に整理しています。判明しているアニメの声優にも触れつつ、キャラ同士の関係性や公式相関図の入手先まで一気に見渡せる内容です。
時行を取り巻く人間関係の全体像がつかめれば、原作もアニメもぐっと追いやすくなるんじゃないかなと思います。まずは陣営ごとの顔ぶれから見ていきましょう。
記事のポイント
- 主要キャラを陣営別の一覧表で先に俯瞰できる
- 逃若党・諏訪家・北条家のメンバーと役割がわかる
- 足利方と南朝方の主要人物を整理できる
- キャラ同士の関係性と公式相関図の入手先がわかる
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逃げ上手の若君のキャラ一覧【陣営別】
まずは物語を動かす主要キャラを、陣営別にまとめて見ていきます。『逃げ上手の若君』は大きく分けて、時行の一党である逃若党、時行の血縁である北条家、時行を庇護する諏訪家・諏訪神党、宿敵の足利方(北朝方)、そして南朝方(後醍醐天皇陣営)という陣営で構成されています。まずは答え先出しの一覧表で全体像をつかんでから、陣営ごとに掘り下げていきましょう。

陣営別キャラ一覧表(先出し)
主要キャラを「名前・陣営・特徴」の3列でまとめました。TVアニメ公式サイトの人物ページで確認できた情報を軸にしています。ここでは俯瞰用に要点だけを載せ、くわしい紹介は表の下で陣営ごとに続けていきますね。
| キャラ名 | 陣営 | 特徴 |
|---|---|---|
| 北条時行 | 逃若党 | 本作の主人公。逃若党の首領で、逃げ隠れの能力に秀でる |
| 雫 | 逃若党 | 諏訪大社の巫女。逃若党の執事として一党を取り仕切る |
| 弧次郎 | 逃若党 | 優れた剣術を持つ剣士。血気盛んで気配りも長ける |
| 亜也子 | 逃若党 | 怪力を持つ天真爛漫な娘。時行のお世話係 |
| 風間玄蕃 | 逃若党 | 情報収集を得意とする忍。狐面で変装が得意 |
| 吹雪 | 逃若党 | 冷静沈着な軍師。武芸にも秀でるが大食い |
| 北条高時 | 北条家 | 時行の父。鎌倉幕府第14代執権 |
| 北条邦時 | 北条家 | 時行の異母兄。仲の良い兄として描かれる |
| 北条泰家 | 北条家 | 時行の叔父。北条残党を集め挙兵する |
| 諏訪頼重 | 諏訪家 | 「現人神」と呼ばれる諏訪大社当主。時行の最大の支援者 |
| 諏訪頼継 | 諏訪家 | 頼重の後継。生き神として崇められる |
| 足利高氏(尊氏) | 足利方 | 足利家の棟梁。物語の主要な敵役 |
| 足利直義 | 足利方 | 尊氏の弟。鎌倉の行政を統括する |
| 高師直 | 足利方 | 足利家の執事で尊氏の側近 |
| 小笠原貞宗 | 足利方 | 信濃守護。優れた視力と弓の腕を持つ |
| 後醍醐天皇 | 南朝方 | 倒幕を主導した天皇。作中では姿が描かれない演出 |
| 護良親王 | 南朝方 | 後醍醐天皇の皇子で軍略家。尊氏と対立する |
| 楠木正成 | 南朝方 | 後醍醐天皇派の重鎮。時行に「逃げの極意」を伝える |
| 北畠顕家 | 南朝方 | 後醍醐天皇の重臣。武芸に秀でた美青年として描かれる |
この表は主要キャラを絞って載せたものです。ここに入りきらない諏訪神党や信濃の武将なども物語では重要な役どころなので、以下で陣営ごとに補足していきますね。なお史実の人物名がベースになっていますが、性格や容姿などの人物像はあくまで作中での描かれ方として読んでください。
逃若党のメンバー
逃若党は、鎌倉を追われた時行が諏訪でかくまわれるなかで結成していく、時行の一党です。主従でありながら家族のような絆で結ばれているのが魅力で、アニメでも声優陣が続投しています。ここでは公式サイトで確認できたメンバーを紹介します。
北条時行(声優:結川あさき)
本作の主人公で、逃若党の首領。鎌倉幕府執権・北条高時の子として生まれながら、争いごとを好まない性格の少年です。その代わりに逃げ隠れの能力に飛び抜けて秀でているのが最大の持ち味で、この「逃げ」を武器に強大な敵へ立ち向かっていきます。タイトルの「逃げ上手の若君」はまさに彼のことですね。
雫(声優:矢野妃菜喜)
諏訪大社の巫女で、逃若党の執事的な立場。一党を取り仕切りつつ、神力を操る秘術を使えると描かれます。冷静で頼れるまとめ役として、時行たちを支える存在です。
弧次郎・亜也子(声優:日野まり/鈴代紗弓)
弧次郎は優れた剣術を持つ剣士で、血気盛んながら気配りにも長けた少年。亜也子は怪力を持つ天真爛漫な娘で、時行のお世話係を務めます。年の近い仲間として、逃若党のにぎやかさを作っている二人ですね。
風間玄蕃(声優:悠木碧)
情報収集を得意とする忍者で、元は有名な盗人という経歴の持ち主。狐面をつけた変装が得意で、諜報面から逃若党を支えます。
吹雪(声優:戸谷菊之介)
冷静沈着で軍略に精通した軍師。武芸にも秀でていますが、尋常でない大食いという意外な一面もあります。逃若党のなかでも人気の高いキャラで、その正体や背景をめぐる考察が盛んに語られてきた人物です。吹雪をもっと深く知りたい方は吹雪の正体と考察まとめもあわせてどうぞ。
諏訪家・北条家
時行の血縁である北条家と、時行を鎌倉から救い出して庇護する諏訪家。この二つの家は、物語の序盤から時行の運命を大きく左右する存在です。
北条家の人々
北条高時は時行の父で、鎌倉幕府第14代執権・得宗家9代当主。若い頃は精力的だったものの、病弱により気力を失い出家したと描かれます。時行の異母兄北条邦時は、家臣から逃げまわる時行を温かく見守る仲の良い兄。叔父の北条泰家は、鎌倉幕府滅亡後に諏訪頼重と大乱の実行を協議し、東北で北条残党を集めて挙兵する人物として描かれます。生き残るためなら手段を選ばない規格外さが印象的ですね。
諏訪家・諏訪神党の人々
諏訪家の当主諏訪頼重は、「現人神」と呼ばれ神力を操り未来が見えるとされる、時行の最大の支援者。鎌倉幕府滅亡時に時行を救い出し、諏訪でかくまって武芸や学問の手ほどきをする師のような存在です(声優:中村悠一)。後継の諏訪頼継は生き神として崇められてきた人物で、時行の登場で立場が揺らぐという難しい役どころ。解説役の神官諏訪盛高(声優:石黒史剛)、北信濃に領地を持つ保科弥三郎(声優:稲田徹)、弓の名手四宮左衛門太郎(声優:神尾晋一郎)といった諏訪神党の面々も、時行を支える戦力になります。
足利方(北朝方)
時行にとって、父も鎌倉も故郷も奪った最大の仇敵が足利方です。当主の足利尊氏を中心に、教養と武勇を兼ね備えた強敵がそろっています。
足利高氏(尊氏)(声優:小西克幸)
足利家の棟梁で、武勇・教養・家柄・人望のすべてを兼ね備えた大英雄と評される人物。ただしその真意は謎に包まれており、物語全体を貫く主要な敵役です。時行との因縁は、この作品の背骨といっていいですね。
足利直義・高師直
尊氏を支えるのが、弟の足利直義と執事の高師直です。直義は鎌倉の行政を統括する立場で、戦闘面では兄より劣ると紹介されます。師直は尊氏の側近で、尊氏とともに常軌を逸した強さを見せる合理主義的な人物として描かれます。なお、この二人のアニメ声優は本稿執筆時点で公式に確認できていないため、判明しだいの追記としておきます。
信濃の武将たち
信濃を舞台にした戦いでは、地元の武将も多く登場します。信濃守護の小笠原貞宗は優れた視力と弓の腕を持つ武将(声優:青山穣)、補佐役の市河助房は優れた聴力を持つ武将(声優:山本高広)。元悪党で貞宗に仕える征蟻党の首領瘴奸(声優:東地宏樹)、民から重税を取り立てる悪徳国司清原信濃守(声優:勝杏里)なども、序盤の敵として立ちはだかります。また、足利方に与する佐々木道誉という人物も登場し、娘の魅摩が時行らと交流する場面があります。
南朝方
後醍醐天皇を中心とした南朝方は、鎌倉幕府打倒を主導した陣営です。時行の直接の味方というわけではありませんが、物語の要所で深く関わってきます。
後醍醐天皇と護良親王
後醍醐天皇は、各地の武将に鎌倉幕府打倒の綸旨を送り倒幕を主導した天皇。作中では御簾越しにのみ登場し、姿がはっきり描かれない演出が特徴的です。その皇子が護良親王で、比叡山延暦寺の天台座主を務めつつ各地に綸旨を送り、倒幕に貢献した軍略家。のちに征夷大将軍となりますが、足利尊氏と激しく対立していきます。なお護良親王の読みは「もりよし」とする資料と「もりなが」とする資料があり、どちらが正しいかは断定を避けておきますね。
楠木正成・北畠顕家・新田義貞
楠木正成は「土豪上がりの小役人」と謙遜しつつも実力者で、時行に「逃げの極意」を伝授し、その後の軍略に影響を与える重要人物です。北畠顕家は後醍醐天皇の重臣・北畠親房の長男で、武芸に秀でた美青年として描かれます。潜伏中の時行を自らスカウトしに来た人物で、時行だけが顕家の虚弱体質を知る間柄という設定が面白いところ。討幕派の武将新田義貞も、正成や顕家らと連合して鎌倉幕府と戦います。
逃げ上手の若君キャラの関係性と相関図
ここからは、キャラ同士がどうつながっているのかという関係性の部分を整理していきます。陣営を越えた因縁や師弟関係を押さえておくと、相関図がぐっと読みやすくなりますよ。

主要な関係性まとめ
『逃げ上手の若君』の人間関係は、いくつかの軸に整理できます。ネタバレを含む展開にも軽く触れるので、まっさらな状態で読みたい方はご注意ください。
この見出しでは、特定キャラの対立の結末など物語後半につながる内容にも触れます。原作・アニメを未読・未視聴の方はご注意ください。
物語の中心:時行と足利尊氏
すべての軸になるのが、北条時行と足利尊氏の対立です。尊氏は時行の父と鎌倉幕府、そして故郷を奪った最大の仇敵。この因縁が時行の物語全体を貫いています。尊氏自身は、弟の足利直義と執事の高師直に支えられる主従・血縁の結束を持っており、その足利方に時行が「逃げ」で立ち向かう構図が本作の背骨です。
時行を支える人々:諏訪家と逃若党
時行を救い出してかくまったのが諏訪頼重で、武芸や学問を授ける庇護者・師の関係にあります。一方、頼重の後継である諏訪頼継は、当初は「生き神」の座を脅かされたことへの嫉妬から時行に反発しますが、本音をぶつけ合って和解していく関係として描かれます。そして時行と逃若党(雫・弧次郎・亜也子・風間玄蕃・吹雪)は、主従でありながら家族的な絆で結ばれた一党です。北条泰家と諏訪頼重が中先代の乱に向けて協議する同盟関係も、この陣営の重要なつながりですね。
陣営を越えた師弟:時行と南朝方
時行は京都で楠木正成と出会い、「同じく逃げ上手」な正成から逃げの軍略を学びます。また北畠顕家は潜伏中の時行を自らスカウトし、時行だけが顕家の虚弱体質を知る間柄になります。南朝方の内側では、後醍醐天皇と護良親王が父子として倒幕の夢を共有しますが、足利尊氏と護良親王は「太陽は二ついらない」と評されるほどの対立関係にあり、護良親王は尊氏によって失脚・幽閉されていくことになります。
公式相関図はどこで見られる?
キャラの関係性をひと目で確認したいなら、やはり公式の相関図が便利です。TVアニメ『逃げ上手の若君』の公式サイト内「スペシャル」ページに、話数ごとの相関図が用意されています(TVアニメ公式サイトの相関図ページ)。物語の進行に合わせて人物の配置や関係が更新されていくので、アニメを追いながら見るとわかりやすいですね。
相関図はイラスト画像として公開されているため、ここで転載することはしません。最新の正確な関係図は、必ず公式サイトでご確認ください。人物ページ(公式サイトのキャラクターページ)とあわせて見ると、各キャラのビジュアルと立ち位置がいっそう頭に入りますよ。
逃げ上手の若君はどこで読める?
キャラや相関図を把握したら、やっぱり原作でその関係性が動くところを読みたくなりますよね。原作漫画は集英社「週刊少年ジャンプ」で連載され、2026年2月16日に本編が完結しています(全238話)。単行本は既刊25巻で、最終27巻は2026年10月2日発売予定です。
電子書籍で読むなら、私はコミックシーモアの『逃げ上手の若君』作品ページを利用しました。陣営が入り乱れる群像劇なので、気になったキャラの登場シーンを何度も読み返せる電子版は相性がいいと思います。アニメは第1期がU-NEXTなどで見放題配信されており、2026年7月17日からは第2期の放送も始まっています。
まとめ|逃げ上手の若君のキャラと相関図を総整理
キャラ相関のほかにも、逃げ上手の若君の気になるテーマは逃げ上手の若君の考察まとめで一覧にしています。あわせてどうぞ。
ここまで、逃げ上手の若君のキャラを陣営別に整理し、関係性と相関図の見どころをまとめてきました。最後にポイントを振り返っておきますね。
- キャラは逃若党・北条家・諏訪家・足利方・南朝方の陣営に大きく分かれる
- 逃若党は時行を首領に、雫・弧次郎・亜也子・風間玄蕃・吹雪が家族的な絆で結ばれる
- 物語の中心軸は「北条時行×足利尊氏」の因縁で、諏訪家と南朝方が要所で関わる
- 公式相関図はTVアニメ公式サイトの「スペシャル」ページで確認できる
陣営と関係性の地図が頭に入ると、『逃げ上手の若君』の群像劇はぐっと立体的に見えてきます。本記事の声優や人物設定の一部は、資料によって表記や確認状況が分かれる部分もあるので、正確な情報は公式サイトや原作でご確認ください。物語の解釈や細かな設定で迷ったときは、最終的にはご自身で原作にあたって判断していただくのがいちばん確実です。この記事が、あなたのキャラ整理と相関図理解の助けになればうれしいです。