私自身、『リゼロ』の王選候補者の中でもプリシラが一番好きなキャラです。彼女の最期を追ったときは、思わず本を閉じて天を仰ぎました。この記事は第八章のネタバレを含みます。
記事のポイント
- プリシラが何章何巻で死亡するのかがすぐわかる
- 陽剣での消滅から屍人としての一時復活、本当の死までの流れを整理できる
- 生き返るという噂が正しいのかどうかを判断できる
- 正体プリスカ・ベネディクトや陽剣の能力、アニメ未描写かどうかがつかめる
| 気になる疑問 | 結論 |
|---|---|
| 死亡する? | 第八章(原作38巻相当)で死亡が描かれる |
| 何章・何巻? | 第八章「大災編」終幕・書籍38巻/Web版694話 |
| 生き返る? | 屍人として一時復活するが、最終的に本当の死を迎える |
| アニメで見れる? | 第六章までしか放送されておらず、現時点では未アニメ化 |
リゼロ プリシラ 死亡の真相|何章何巻で最期を迎えたか
プリシラの死亡は一度では終わらず、屍人としての一時復活を挟んで、朝日とともに本当の死を迎えます。ネタバレを含む部分は明確に区切っているので、本編を読んでいない方も安心して読み進めてください。

結論|第八章で死亡・その経緯
プリシラ・バーリエルは第八章で死亡が描かれます。リゼロは章ごとに文庫の巻数が対応していて、プリシラの最期は第八章「大災編」の終幕、書籍でいうと38巻にあたります。
この第八章の終幕は、章のタイトルそのものが「プリシラ・バーリエル」です。まさに彼女のための幕引きとして用意されているんですね。
| 章 | 通称 | 文庫の対応巻 |
|---|---|---|
| 第七章 | 狼の国(ヴォラキア帝国編) | 26〜33巻 |
| 第八章 | 大災編(帝都決戦編) | 34〜38巻 |
Web版(小説家になろう)では、プリシラの最期は694話にあたります。
一部の電子書店の紹介文では、38巻を「第七章」と表記しているものもあります。作者本人のWeb版原文では明確に第八章終幕とされているので、この記事では第八章として扱っています。
陽剣による自爆的な消滅
ここから先はプリシラの最期に直接触れる重大なネタバレを含みます。結末を自分の目で確かめたい方は、この見出しを飛ばして読み進めてくださいね。
プリシラの死亡の第一段階は、彼女の代名詞ともいえる陽剣ヴォラキアによってもたらされます。
第八章の戦いの中で、プリシラは魔女教に連なる敵・スフィンクスと死闘を繰り広げます。その末に、通常の空間とは異なる位相へと閉じ込められてしまいます。いわば異界の牢獄に囚われたような状態ですね。
そこから脱出するためにプリシラが選んだのは、陽剣の力でその場ごと焼き尽くす、自爆的な一手でした。焼き尽くす対象には、自分自身も含まれています。焼きたいものを焼き、斬りたいものを斬る陽剣の力を、彼女は自分の脱出のために振るったわけです。
この時点で、プリシラは一度消滅=死亡します。敵を道連れにするのでも、誰かを守るのでもなく、閉じ込められた状況を自らの手でこじ開けるための消滅。いかにも誇り高いプリシラらしい選択だなと、私は読んでいて胸が締めつけられました。
屍人としての一時復活
一度消滅したプリシラですが、物語はここで終わりません。第八章では、スフィンクス側の秘術によって死者が「屍人(しびと)」として蘇るという展開が描かれます。プリシラもこの秘術の影響を受け、屍人として戦いの舞台に一時的に再登場するんですね。
ここで大事なのは、これが本来の意味での「生き返り」ではないということです。屍人はあくまで秘術によって一時的に活動しているだけで、生前の肉体と命がそのまま戻ってきたわけではありません。
この再登場を「復活した」「助かった」と受け取ってしまうと、後の展開で戸惑うことになります。屍人としての再登場は、あくまで“一時的な猶予”にすぎない——ここが結末を理解する鍵です。
本当の死|朝日と共に
そして訪れるのが、プリシラにとっての本当の最期です。帝国側が勝利し、長い戦いが終わったあと、スバルとプリシラが城壁の上で朝焼けを迎える場面が描かれます。ここが屈指の名シーンなんですよ。
朝日が昇るなか、プリシラの体は光に透けて、うっすらと消えゆこうとしていました。屍人としての一時的な猶予が、夜明けとともに終わりを迎えようとしていたんですね。
最終的にプリシラは、次のように最期を迎えます。
- 自らの命と引き換えに異空間から戻る
- 付き従ってきたアルデバランへ言葉を残す
- スバルのことを「真の騎士」と称賛する
- 朝日のなかへ、光に溶けるように消えていく
この結果、プリシラは王選候補者のなかで「最初の脱落者」となりました。あれほど強く、誇り高く、他を圧倒してきた彼女が、王選の舞台から真っ先に去る。その皮肉と美しさが同居した幕引きに、私はしばらく言葉を失いました。
生き返る説は誤り?整理
「生き返る」という表現は正確ではありません。プリシラの死亡は、次の三段構えになっています。
- 陽剣による自爆的な消滅で一度死亡する
- スフィンクス側の秘術によって屍人として一時的に再活動する
- 最終的に朝日とともに本当の死を迎える
屍人化を見て「復活した」と早合点してしまうと、本当の死の場面で「あれ、結局亡くなったの?」と混乱してしまうわけですね。
ですから正しい整理は、「一時的に屍人として蘇るが、最終的には本当の死を迎える」となります。
ハッピーエンド的な生還を期待した方には、少し切ない結論かもしれません。それでも、この“完全な幕引き”こそがプリシラという人物にふさわしいと、私は受け止めています。
アニメではまだ描かれていない
プリシラの死亡は、2026年10月時点でアニメにはまだ描かれていません。アニメで観られると思って探しても見つからないので、気をつけてくださいね。
TVアニメが描いたのは、原作でいうと第六章「プレアデス監視塔編」(原作21〜25巻相当)までです。上のPVで告知されていた4th seasonは、喪失編が2026年4月、奪還編が2026年8月に放送を始めました。
2026年9月30日の最終回(第85話)では、プレアデス監視塔攻略の最終局面が描かれています。プリシラの死亡が描かれる第八章(原作34〜38巻)は、この先アニメが進んでいったずっと先の内容なんです。
リゼロ プリシラ 死亡までの正体と能力を解説
プリシラの本名はプリスカ・ベネディクトで、神聖ヴォラキア帝国の皇族です。この正体を知ると、彼女の死亡がなぜあれほど重い意味を持つのかが見えてきます。

正体|プリスカ・ベネディクト
プリシラ・バーリエルという名前は、実はルグニカ王国の王選候補者として名乗っている名義にすぎません。彼女の本名(旧名)はプリスカ・ベネディクトといいます。
プリスカ・ベネディクトの出自は、神聖ヴォラキア帝国の皇族です。年齢は19歳。表向きは、選定の儀に敗れた過去を持つ亡命皇女という体裁をとっています。
実際にはヴォラキア帝国の血を色濃く引く人物で、王選候補者とヴォラキア皇族という二重の正体を持っているわけです。プリシラ=プリスカ・ベネディクトと押さえておくと、言動の端々に感じる帝国仕込みの苛烈さや誇り高さが腑に落ちます。
「血染めの花嫁」という異名を持ち、加護は日輪の加護です。設定を並べるだけでも、ただ者ではない気配が漂ってきますね。
ヴォラキア皇帝との関係
プリシラの正体を語るうえで欠かせないのが、神聖ヴォラキア帝国の皇帝との血縁関係です。プリシラの父は前皇帝ドライゼン・ヴォラキアです。現皇帝ヴィンセント・ヴォラキア(作中ではアベルとも呼ばれます)は、彼女の異母兄にあたります。
つまりプリシラは、現皇帝ヴィンセントの異母妹という立場なんですね。第七章から第八章にかけての舞台はヴォラキア帝国です。プリシラがこの物語で重要な役回りを担うのは、必然だったと感じます。
皇帝の血を引く者として、帝国の命運がかかった戦いの只中で彼女がどう振る舞い、どう散っていくのか。その背景を知ってから第八章を読み返すと、最期の重みがまったく違って見えてきます。
陽剣ヴォラキアの能力
プリシラといえば、やはり陽剣ヴォラキアです。これは世界に伝わる「10本の魔剣」の1つとされる神器級の武器で、ヴォラキア帝国皇族の証ともいわれています。皇族の血を引く、その者だからこそ振るえる特別な剣なんですね。
陽剣の力は「焼きたいモノを焼き、斬りたいモノを斬る」と表現されます。炎をまとい、狙ったものを焼き尽くし斬り裂く——シンプルながら圧倒的な力です。プリシラが日輪の加護を持つことと、この陽剣の炎はイメージとしても見事に重なっていますね。
第八章で異界の牢獄から脱出する際、プリシラはこの陽剣の力で自分自身ごとその場を焼き尽くしました。最強クラスの武器が、最後は持ち主自身の消滅に使われるという展開は、陽剣の恐ろしさとプリシラの覚悟を同時に突きつけます。忘れられない場面です。
アルとの関係と王選
プリシラを語るとき、従者であるアルデバラン(アル)の存在も外せません。兜をかぶった風変わりな男・アルは、王選候補者プリシラに付き従う人物です。どこか飄々とした立ち居振る舞いが、独特の存在感を放っています。
そして先ほど触れたとおり、プリシラは最期の場面でアルデバランへ言葉を残しています。長く付き従ってきた従者へ、消えゆく彼女が何を託したのか。プリシラとアルの関係を追ってきた読者にとって、涙なしには読めない場面です。
アルという人物自体にも、まだ多くの謎が残されています。
王選という視点で見ると、プリシラの死亡は「王選候補者・最初の脱落者」という大きな意味を持ちます。あれほど強大だった候補者が真っ先に舞台を去ることで、王選の物語全体にも影が差すわけですね。
リゼロはいわゆる「小説家になろう」発のファンタジーです。同じくなろう発で人気の作品なら、次の記事もあわせてどうぞ。
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リゼロ プリシラ 死亡まとめ
プリシラの死亡と正体の要点は次のとおりです。
誇り高く、強く、そして最後まで自分の生き方を貫いたプリシラ。その最期を知ったうえで彼女の登場シーンを読み返すと、一つひとつの言動がまるで違って見えてきます。
声を担当する田村ゆかりさんの演技とともに、いつかアニメでこの結末が描かれる日を、私は今から楽しみに待っています。

