連続猟奇殺人「LL事件」の真犯人は、主人公・浦島エイジを育てた義父の浦島亀一です。
亀一はエイジの実の父親ではありません。実父は、LLの罪を着せられた八野衣真です。原作漫画は全11巻で完結していて、2022年には山田涼介さん主演でドラマにもなりました。
記事のポイント
- LL事件の真犯人はエイジの義父・浦島亀一
- 元々の人格はB一で、エイジはB一が生み出した人格
- 原作漫画は全11巻で完結
- ドラマでは真明寺麗が登場せず、ナミが出所したB一を迎える
親愛なる僕へ殺意をこめてのネタバレ|LLの真犯人と結末
LL事件の真犯人は浦島亀一で、原作でもドラマでも変わりません。原作の最終巻で、B一は亀一を殺さない結末を選びます。

ここから先は、原作漫画とドラマの真犯人・結末に触れます。
亀一は罪を八野衣真になすりつけ、15年ものあいだ正体を隠してきました。
1巻の始まり|記憶のない3日間
1巻は、大学生の浦島エイジが3日間の記憶をなくしていると気づくところから始まります。
エイジのモットーは「人生は楽しんだもん勝ち」。けれど彼は、人には言えない“過酷な運命”を背負っていました。
目覚めると隣に雪村京花がいた
飲み会の罰ゲームで、エイジは「実はさ 俺…ドーテイだ」と秘密を明かします。仲間のサトルや柏木には「まさか本当にドーテイなの?」と驚かれてしまいました。
10月23日の日曜日、帰宅したエイジは「未来のカノジョとイク夢の国貯金」の缶に500円玉を入れます。
ところが翌朝目を覚ますと、隣には女性がいました。同じ大学に通う、学内でも目立つ美人の雪村京花です。
京花は「付き合おうって言ったのエイジ君じゃあ~ん!!」と言います。エイジには、まったく身に覚えがありません。
消えた3日間と真明寺麗
大学では、ギャングのメンバーらしい“狂犬”名脇が「浦島さんチィーッス!!」と頭を下げてきます。名脇の顔にはけががありました。
柏木によると、京花に言い寄っていた名脇をエイジが撃退したのが、2人の付き合うきっかけだったそうです。エイジの手の甲にも傷がありました。
エイジは10月24日だと思っていましたが、スマホの日付は10月27日の木曜日。「俺にはこの3日間の記憶がまったくないってことになる」と気づきます。
そこへ、同じ授業を取っている真明寺麗が現れます。麗はエイジをじっと見て「“いつものエイジ”だ」と言い、去っていきました。
エイジから見た麗は、クラスの誰も声を聞いたことのない、陰キャでぼっちな同級生でした。
LL事件の真犯人は浦島亀一
LLの正体は、エイジの義父・浦島亀一です。原作の10巻でB一は真犯人にたどり着き、最終11巻でその真犯人と向き合います。
亀一は義父で実父は八野衣真
エイジの実の父親は八野衣真です。八野衣は15年前の連続殺人事件の犯人とされ、殺人鬼・LLと呼ばれていました。
亀一は、その八野衣の保護司でした。亀一がエイジを引き取って育てたので、2人は血のつながらない親子です。
ドラマの亀一は、エイジが二重人格であることも、LLへの復讐を考えていることも知ったうえで養子に迎えていました。
亀一がLLになった理由
ドラマの亀一は、16年前に原因不明の病で痛覚を失いました。そして、痛みを感じるために連続殺人を犯すようになったと語ります。
ドラマの八野衣は、売春を強いられている女性たちをホワイトラビットから逃がす活動をしていました。その協力者が亀一です。亀一は、自分の罪を八野衣になすりつけました。
ドラマの第8話で、B一は亀一の手の甲に隠し持っていたナイフを突き刺します。亀一は顔色一つ変えず、B一は「お前だったんだな……殺人鬼LLは」と言い放ちました。
八野衣真の最期
ドラマで15年前に八野衣を追い詰め、殺してしまったのは猿渡敬三でした。猿渡は部下の桃井薫の窮地に我を見失い、LLだという確証もないまま動いてしまいます。
原作でも、八野衣を殺したのは猿渡です。
エイジとB一|本当の主人格
元々の人格はB一で、浦島エイジはB一が生み出した人格でした。原作でもドラマでも同じです。

ドラマのB一は、父・八野衣の無罪を信じてLL事件の真相を追っていました。父に罪を着せて命を奪ったLLへの復讐のために生きていたのです。
ドラマのエイジは、その苦しみを引き受けるために生まれた人格です。
原作でB一がたどった道
原作のB一は、6巻で京花の生家で逮捕され、麗に語り始めます。京花への殺人未遂罪を認めたはずのB一は、7巻で脱走しました。
8巻では、父・八野衣真を殺した犯人にたどり着きます。そして10巻で、LL事件の真犯人にたどり着きました。
雪村京花の正体と目的
雪村京花は、エイジの恋人でありながら、LLを信奉していた女性です。5巻では、京花にとっての白馬の王子様が猟奇殺人鬼・LLだったと明かされます。
原作の京花が狙ったこと
原作で畑中葉子の殺害を首謀したのは、京花でした。
京花の目的は、エイジとB一の人格を統合することです。京花の苦しみを知ったエイジは、京花の望むとおりに自ら消えていきました。
ドラマの京花の過去
ドラマの京花は、母親に虐待されながら育ちました。LLに姉を殺され、ショックを受けた母も自ら命を絶ちます。
それをきっかけに京花は苦しい生活から逃れ、LLを盲信するようになりました。京花がエイジに近づいたのも、エイジの父がLLだと知っていたからです。
京花は白菱正人の実の子で、白菱を脅して畑葉子に近づかせたうえで、葉子に手を下していました。エイジをLLの後継者にしようと考えていたのです。
ドラマで病院の京花を再び襲ったのは、エイジの姉・浦島乙でした。
最終話の結末とその後
原作の最終巻で、B一は亀一を殺しませんでした。亀一には死刑判決が下り、八野衣真の無罪が15年越しに証明されます。
B一は亀一を殺さなかった
B一は亀一に銃を向けますが、本物の殺人鬼・LLを殺さない結末を選びます。B一が撃った弾は、亀一に当たりませんでした。
1年後の裁判と2年後の出所
1年後、B一は京花の裁判で証言台に立ちます。エイジの人格を消したのは京花だと、B一は突きつけました。
2年後、刑期を終えたB一が出所すると、真明寺麗が出迎えてクラッカーを鳴らします。
驚いたB一は、思わず耳を触りました。驚くと耳を触るのは、エイジの癖です。麗はその姿を見て、B一の中でエイジがちゃんと生きていると気づき、微笑みました。
親愛なる僕へ殺意をこめての原作とドラマの違い
親愛なる僕へ殺意をこめての原作とドラマは、真犯人も結末の核も同じです。違うのは、真明寺麗の有無とB一を迎える人物、B一が警察に捕まるまでの流れです。

ここから先は、ドラマ最終話(第9話)の結末にも触れます。
ドラマのラストでは、ナミが出所したB一を迎えに来ます。
原作漫画は全11巻で完結
原作漫画は全11巻で完結しています。最終11巻は2020年11月11日に発売されました。
- 原作:井龍一
- 作画:伊藤翔太(本作で連載デビュー)
- 出版社:講談社(ヤンマガKCスペシャル)
- 連載:『ヤングマガジン』2018年5月〜2019年8月、「コミックDAYS」2019年8月〜2020年9月
1巻の発売は2018年9月6日です。11巻は、二重人格クライムサスペンスの完結巻として出ました。
巻ごとの主な出来事
| 巻 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1巻 | 大学生の浦島エイジが3日間の記憶をなくしていると気づく |
| 3巻 | 畑中葉子の誘拐殺害事件の犯人を探るため、エイジがSKALLのアジトへ潜入する |
| 5巻 | 京花にとっての白馬の王子様が猟奇殺人鬼・LLだったとわかる |
| 6巻 | 京花の生家で逮捕されたB一が、麗に語り始める |
| 7巻 | 京花への殺人未遂罪を認めたはずのB一が脱走する |
| 8巻 | B一が、父・八野衣真を殺した犯人にたどり着く |
| 10巻 | B一がLL事件の真犯人にたどり着く |
| 11巻 | B一がLL事件の真犯人と対峙し、物語が完結する |
真犯人探しのサスペンス漫画なら、テセウスの船の漫画版の真犯人と結末もまとめています。全6巻で完結した先生僕たちは殺していませんのネタバレもどうぞ。
ドラマ版の結末と原作の違い
ドラマでも、B一は亀一を殺しきれずに警察に捕まり、エイジの人格は京花によって消されていました。
ドラマ最終話のラスト
最終話で亀一は「この15年間、物語の幕の引き方をずっと考えていた」と言い、自分を殺すようB一を挑発します。
B一は引き金を引きましたが、銃弾は亀一から外れていました。連行される際、B一は亀一がLLである証拠を警察に渡します。
京花の裁判で、B一は京花がエイジを“殺した”ことを明かしました。京花がエイジに、B一の生み出した人格だと伝えたことで、エイジは“消滅”していたのです。
B一はナミに「消えるべきだったのは、エイジじゃなくて俺の方だったのかもな」と語ります。ナミは、B一が耳たぶを触るのを目にしました。耳たぶを触るのは、エイジの癖です。
その後、出所したB一をナミが迎えに来ます。B一がエイジのような笑顔を浮かべて、物語は幕を下ろしました。
原作とドラマの主な違い
- 真明寺麗はドラマに登場しない。ドラマのナミは、原作のナミと真明寺麗が合わさった役
- 原作のB一は6巻で京花の生家で逮捕され、7巻で脱走する。ドラマのB一は第5話で警察に捕まりそうになるが、逃げてナミと合流する
- 出所したB一を迎えるのは、原作では麗、ドラマではナミ
京花役の門脇麦さんは、台本を「原作にあるサスペンス要素をすべて落とし込みつつも、より整理されている」と話しています。
ドラマのキャストと配信
ドラマはフジテレビ系「水10」で、2022年10月5日から11月30日まで全9話が放送されました。配信は、2026年9月更新の配信情報ではFODで見放題です。
主なキャスト
- 浦島エイジ:山田涼介
- ナミ:川栄李奈
- 雪村京花:門脇麦
- 佐井社:尾上松也
- 八野衣真:早乙女太一
- 猿渡敬三:髙嶋政宏
- 桃井薫:桜井ユキ
- 白菱正人:佐野史郎
- 浦島亀一:遠藤憲一
主題歌はHey! Say! JUMPの「ウラオモテ」です。
スタッフ
- 脚本:岡田道尚
- 総合演出:松山博昭
- プロデュース:草ヶ谷大輔
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親愛なる僕へ殺意をこめてに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 親愛なる僕へ殺意をこめての真犯人は誰ですか?
A. LL事件の真犯人は、エイジの義父・浦島亀一です。原作でもドラマでも同じです。
Q2. 浦島亀一はエイジの実の父親ですか?
A. いいえ。エイジの実の父親は八野衣真です。亀一は八野衣の保護司で、エイジを引き取って育てた義父です。
Q3. 雪村京花の正体は何ですか?
A. エイジの恋人でありながら、LLを信奉していた女性です。原作では、畑中葉子の殺害を首謀したのも京花でした。
Q4. 最終回でエイジとB一はどうなりますか?
A. エイジの人格は消えます。ただ、B一にはエイジの癖の耳を触る仕草が残っていて、エイジがB一の中で生きていることが示されます。
Q5. 原作漫画は何巻で完結していますか?
A. 全11巻で完結しています。最終11巻の発売は2020年11月11日です。
まとめ|親愛なる僕へ殺意をこめてのネタバレ
親愛なる僕へ殺意をこめてのLL事件の真犯人は、エイジの義父・浦島亀一でした。
- エイジの実父は、LLの罪を着せられた八野衣真
- 元々の人格はB一で、エイジはB一が生み出した人格
- 雪村京花はLLの信奉者で、エイジの人格を消した張本人
- 原作の最終巻で、B一は亀一を殺さず、亀一には死刑判決が下る
- 出所したB一を迎えるのは、原作では麗、ドラマではナミ
- 原作漫画は全11巻で完結し、ドラマはFODで見放題(2026年9月更新の配信情報)
