タイトルで相棒の死を告げてしまう名探偵の物語——『探偵はもう、死んでいる。』のテレビアニメが、第1期の放送から5年を経てSeason2に入ります。気になるのは原作のどこから始まりどこまで描かれるのかですが、対応範囲について公式はいまも何ひとつ明かしていません。それでもキービジュアルとキャッチコピーには、原作を読んだ人ならピンとくる手がかりが残されていました。第1期がたどり着いた地点を確かめたうえで、Season2の開始点として有力視されている場所、続きを原作で追うなら何巻を開けばいいのかを見ていきます。
記事のポイント
- Season2が原作のどこからどこまでを描くかは公式未発表
- 第1期は原作小説1〜2巻を時系列を組み替えて映像化
- Season2は原作3巻から始まるという見方が有力
- 本編コミカライズは全6巻完結で原作3巻序盤までしか描かれていない
探偵はもう死んでいるの2期はどこまで?第1期の到達点とSeason2の開始点
前半ではSeason2の基本データを押さえたうえで、第1期が原作のどこまでを映像にしたのかを確かめます。公式が発表している事実と、読者側の見立てにとどまる部分は分けてお伝えします。

TVアニメ「探偵はもう、死んでいる。Season2」の基本情報
まずは土台となるデータから。放送枠・スタッフ・キャスト・主題歌は公式からすでに出そろっています。一方で話数と原作の対応範囲だけは、どちらも公式未発表のまま残されています。
放送局と放送枠・配信
放送開始は2026年10月、毎週水曜の枠です。地上波・BS・CSがそろい、配信は地上波より早い時刻から始まるという珍しい組み方です。
| 放送局・サービス | 放送・配信時間 | 備考 |
|---|---|---|
| dアニメストア | 毎週水曜 22:00〜 | 地上波に先行する単独最速配信 |
| AT-X | 毎週水曜 21:30〜 | CS放送 |
| TOKYO MX | 毎週水曜 22:30〜 | 地上波 |
| BS日テレ | 毎週水曜 24:30〜 | BS放送 |
| その他の配信サイト | 毎週月曜 22:30〜 | 10月中旬から順次。サービス名は公式で要確認 |
目を引くのは最上段。dアニメストアが地上波よりも先に、単独最速で配信する形になっています。なお後追い配信の「その他のサイト」がどこを指すのかは公式の一覧から読み取れませんでしたので、視聴前にアニメ公式サイトのON AIRページで最新の一覧をご確認ください。
スタッフとキャスト(新キャストのスカーレット・ミア)
制作陣は第1期からの続投。監督は栗原学、シリーズ構成・脚本は赤尾でこ、キャラクターデザインは伊藤陽祐、音楽は40mPとゆうゆ、音響監督は阿部信行、そしてアニメーション制作も第1期と同じENGIです。5年の空白をまたいで顔ぶれが変わらないのは、続きものとしてかなり心強いところ。キャストも主要メンバーが据え置きです。
| キャラクター | 声優 | 備考 |
|---|---|---|
| 君塚君彦 | 長井新 | 続投 |
| シエスタ/ノーチェス | 宮下早紀 | ノーチェスは兼役 |
| 夏凪渚 | 竹達彩奈 | 続投 |
| 斎川唯 | 高尾奏音 | 続投 |
| シャーロット・有坂・アンダーソン | 白砂沙帆 | 続投 |
| コウモリ | 松岡禎丞 | 続投 |
| スカーレット | 岡本信彦 | 新キャスト |
| ミア・ウィットロック | 小宮山あかり | 新キャスト |
注目したいのは表の下ふたつ。スカーレット役の岡本信彦とミア・ウィットロック役の小宮山あかりが、2026年9月4日に新キャストとして発表されました(公式サイトのNEWS)。そしてもう一人、表の2段目にあるノーチェス。シエスタ役の宮下早紀が兼役で演じるこのキャラクターが、Season2の範囲を考えるうえで最大の手がかりになります。
オープニング・エンディング主題歌
主題歌も発表済み。オープニングテーマは心梅が歌う「この心臓に花束を」、エンディングテーマはカグラナナによる「白昼夢」。タイトルだけでも、この作品らしい手触りが伝わってきませんか。楽曲情報は公式サイトのMUSICページにまとまっています。
2022年の制作決定から放送までの経緯
放送までの道のりはかなり長いものでした。Season2の制作決定が発表されたのは2022年7月24日。このとき君塚・シエスタ・夏凪・斎川・シャーロットの新規ボイスも収録されています(電撃オンラインの報道)。
その後2025年の時点で「2026年放送」という形に具体化し、当初は2026年7月の放送予定として告知されていました。ところが2026年3月付の「放送時期変更のお知らせ」で、制作上の都合により10月へ変更。告知の原文は公式サイトのお知らせページで読めます。制作決定から数えれば4年越しの放送というわけですね。
探偵はもう、死んでいる。(第1期)のアニメも観たくなったら
U-NEXTの31日間無料トライアルで探偵はもう、死んでいる。(第1期)を観る
※31日間無料トライアルあり。期間内の解約で料金はかかりません
第1期(全12話)は原作小説のどこまで描いた?
Season2がどこから始まるのかを考えるには、まず第1期の終点を知る必要があります。ここからは第1期の内容に踏み込みます。
この見出し以降では、第1期の構成や到達点に触れます。第1期をまだ視聴しておらず展開を知りたくない方は、配信情報の見出しまで読み飛ばしてくださいね。
| シーズン | 放送時期 | 話数 | 原作小説の対応範囲 |
|---|---|---|---|
| 第1期 | 2021年7〜9月 | 全12話 | 1〜2巻を時系列を組み替えて映像化/2巻第4章まで=複数の考察サイトの記述 |
| Season2 | 2026年10月〜 | 公式未発表 | 公式未発表(3巻からという見方が有力・断定不可) |
原作1〜2巻を時系列を組み替えて映像化
第1期は2021年の7月から9月にかけて放送された全12話で、初回は1時間スペシャル。映像化されたのは原作小説の1巻と2巻ですが、面白いのは原作どおりの順番では進まなかった点です。1巻のクライマックスにあたる豪華客船での決戦をシーズン終盤へ移動し、その手前に2巻の回想——シエスタと過ごした3年間、つまり出会いから死別までの日々——を挿入する構成が取られました。タイトルが最初から答えを言ってしまっている作品だからこそ、この並べ替えが効いてくるわけですね。
到達点については、原作2巻の第4章「世界で一番〇〇な君へ」までという記述が複数の考察サイトで一致。続きは同じ2巻の次の章から、あるいは3巻から、という案内も見られました。
コミカライズは原作3巻序盤まで(全6巻完結)
「小説は読まないから漫画で続きを追いたい」と考える方もいるでしょう。ただ、この作品には壁があります。本編のコミカライズは麦子が作画を担当し(原作は二語十、キャラクター原案はうみぼうず)、全6巻で完結。完結と聞くと最後まで読めそうに思えますが、実際に描かれたのは原作3巻の序盤まで=物語の途中で幕を下ろした形です。
もう一作、スピンオフの『探偵はもう、死んでいる。-the lost memory-』は作画poni・題材は原作2巻で、全4巻完結。第1期の回想部分を別角度から味わえる一方、本編の先へ進めるものではありません。
つまりSeason2の範囲を漫画だけで追いかけることはできないということ。続きを先に知りたいなら、原作小説を開くしかないのが実情です。
Season2は原作の何巻から始まりどこまで描くのか
いよいよ本題です。結論から言えば公式は範囲を明かしていません。それでも公開済みの材料から読み取れることはありますので、確定情報と見立てを分けて見ていきましょう。まずは公式の第1話PVをどうぞ。
公式発表の有無
はっきりお伝えします。Season2が原作のどこから始まり、どこまでを描くのか、公式は発表していません。公式サイトのNEWS・ON AIR・MUSICのいずれにも対応範囲の記載はなく、巻数に触れた文言も見当たりませんでした。
さらに全何話なのかも公式未発表。第1期が全12話だったことから同じ尺を想定する記事もありますが、根拠となる公式発表は確認できていません。ここは発表を待つしかないでしょう。
対応範囲を公式が明かさないまま放送を迎える作品は、それほど珍しくありません。同じ2026年10月に始まるラノベ原作アニメでは、『転生貴族、鑑定スキルで成り上がる』の第3期が原作のどこまで描くのかをまとめた記事でも同じ状況を扱っています。
ノーチェスの登場が示す「原作3巻から」説

とはいえ、手がかりが何も無いわけではありません。むしろ思ったよりはっきり置かれています。ひとつめがノーチェス。2026年4月5日に設定が公開された彼女はシエスタに酷似した容姿でメイド服をまとった少女で、「あなた方に真実を伝える使命が課されています」と述べる正体不明の存在。声はシエスタ役の宮下早紀で、兼役という配置そのものが意味を持っていそうですね(公式サイトのキャラクター紹介)。
肝心なのはここ。ノーチェスは原作3巻で初登場するキャラクターだと複数の考察サイトが指摘しています。放送前のビジュアルに彼女が描かれているなら、3巻の内容が映像化の射程に入っていると考えるのが自然でしょう。
ふたつめの手がかりはキャッチコピー。「完全無欠の名探偵が犯したミス」という一文が原作3巻の内容と符合するという読みも重なり、「Season2は原作3巻から始まる」という見方が複数のサイトで一致している状況です。
ただし、あくまで状況証拠。「3巻から4巻の終わりまで」と終点まで踏み込んで書くブログもありますが、そこは推測の域を出ていません。開始点の3巻説は有力、終点は不明——いまはその線引きが誠実だと考えています。
アニメの続きを原作で読むなら何巻から?
第1期の到達点が原作2巻の第4章までとされているので、続きは2巻の残りの章、あるいは3巻の頭からが目安。Season2が3巻からという見方が有力ですから、予習するなら3巻を先に読むのが手っ取り早いでしょう。第1期の終わりかたを覚えているか不安なら、2巻の後半を軽くさらってから3巻へ——この順番なら取りこぼしがありません。
Season2の入り口とされる巻を、紙の文庫で置いておきます。
原作小説の刊行状況も押さえておきましょう。著者は二語十、イラストはうみぼうずで、KADOKAWAのMF文庫Jから刊行。第15回MF文庫Jライトノベル新人賞の《最優秀賞》受賞作です。既刊は13巻で、物語はまだ完結していません。第1巻の発売は2019年11月25日(KADOKAWA公式の製品ページ)、最新の第13巻は2025年7月25日発売(同製品ページ)。仮にSeason2が3巻からの映像化なら、原作にはまだ10巻ぶんの蓄えがある計算です。
先の展開を知りたいなら小説、第1期の空気を味わい直したいならコミック。コミックシーモアにはどちらもそろっているので、試し読みで比べてから決められますよ。
探偵はもう死んでいるの2期はどこまで進むか考察と放送・配信情報
後半はSeason2をより楽しむための周辺情報です。公式発表から読み取れる見どころ、第1期を見返すための配信状況、原作の手に入れ方をまとめました。

Season2の見どころ考察|「完全無欠の名探偵が犯したミス」と夏凪渚
ここからはSeason2の軸になりそうなところを考えます。内容の先取りではなく、公式が発表済みの情報から読み取れる範囲の話です。
まず外せないのが「完全無欠の名探偵が犯したミス」というキャッチコピー。第1期でシエスタが見せた姿を思い返すと、この一文はかなり挑戦的に響きます。完全無欠と呼ばれた探偵が、何を取りこぼしたのか。その答えがSeason2の芯になるなら、物語の重心は事件そのものより探偵の側に置かれることになりそうです。
そこで気になるのが夏凪渚(CV.竹達彩奈)の立ち位置。第1期でシエスタの不在を引き受けた彼女が、名探偵の「ミス」とどう向き合うのか。続投キャストのなかでも、役の意味が一番動きそうなのは彼女でしょう。
そしてノーチェス。真実を伝える使命を負った少女が、なぜシエスタと同じ声で語るのか。想像を広げすぎると予想になってしまうので、公開された設定どおりに受け取っておきます。新キャストのスカーレット(CV.岡本信彦)とミア・ウィットロック(CV.小宮山あかり)が加わる点、続投のコウモリ役・松岡禎丞がどう絡むのかも見どころ。
配信情報(dアニメストア先行・第1期はU-NEXTほかで配信中)
特定のサービスによる独占配信という発表は見当たりませんでした。dアニメストアは「最速」であって「独占」ではない、という理解でよさそうですね。
第1期については、U-NEXTほか複数のサービスで見放題配信中。5年前の作品ですから記憶が薄れている方も多いはず。Season2の前に通して見返しておくと、組み替えられた時系列の意味が改めて掴めます。なお配信ページの表示話数が実際と食い違う例も見かけましたので、話数はサービス内の一覧でご確認ください。
各話の告知や追加情報は、公式X @tanteiwamou_ でも発信されています。原作の刊行に関するお知らせも同じアカウントです。
原作をお得に読む方法(コミックシーモア)
続きを読むと決めたら、次は「どこで買うか」。小説13巻にコミック6巻、スピンオフ4巻まで手を伸ばすと、紙では置き場所の問題が出てきます。そこで手軽なのが電子書籍。コミックシーモアには小説版とコミック版の両方がそろっているので、気になる巻だけ1冊買って様子を見る読み方もしやすいところ。配信されている巻数は時期によって変わりますから、購入前にサービス内で作品名を検索してください。
-
-
2026年秋アニメの原作まとめ|漫画・小説とドラマ一覧
アニメの公式サイトを開くと、作品紹介の片隅に「原作」の一行が置かれています。ところが、その一行だけでは漫画なのか小説なのか、すでに完結しているのか、続編なら本編のどのあたりを描くのかまでは読み取れませ …
続きを見る
探偵はもう、死んでいる。Season2に関するよくある質問(FAQ)
Q1. Season2はいつから放送されますか?
A. 2026年10月にTOKYO MX・BS日テレ・AT-Xほかで放送が始まります。当初は同年7月の予定でしたが、制作上の都合により10月へ変更されました。曜日や時刻は局・サービスごとに異なりますので、公式サイトのON AIRページでご確認ください。
Q2. 第1期は原作のどこまで描かれましたか?
A. 原作小説の1〜2巻を時系列を組み替えて映像化しています。1巻のクライマックスをシーズン終盤へ移し、その手前に2巻の回想を挿入する構成でした。到達点は2巻第4章までという記述が複数の考察サイトで一致していますが、章番号まで示した公式の対応表は確認できませんでした。
Q3. Season2は原作の何巻から始まりますか?
A. 公式は明言していません。ただし公開ビジュアルに原作3巻初登場のノーチェスが描かれ、キャッチコピー「完全無欠の名探偵が犯したミス」も3巻の内容と符合するため、「3巻から」という見方が有力です。状況証拠にもとづく見立てで、確定情報ではありません。
Q4. Season2は全何話ですか?
A. 話数は公式発表待ちです。第1期が全12話だったことから同じ尺を想定する記事も見かけますが、根拠となる公式の告知は確認できませんでした。公式サイトのNEWSをご確認ください。
Q5. 漫画(コミカライズ)でアニメの続きは読めますか?
A. 読めません。本編コミカライズは全6巻で完結していますが、描かれているのは原作3巻の序盤までです。スピンオフの『-the lost memory-』も原作2巻を題材にした全4巻完結なので、本編の先へは進めません。続きを追うなら原作小説になります。
まとめ:探偵はもう死んでいるの2期はどこまで描かれるのか
ここまでの内容を振り返っておきます。
いまの時点で「Season2は原作◯巻まで」と言い切れる材料はありません。一方で開始点については、ノーチェスが置かれた意味がはっきりしています。第1期のあとを引き受ける物語が3巻の領域に入るのだとすれば、待った4年ぶんの手応えはありそうです。
予習するなら、原作2巻の後半をさらってから3巻へ。コミカライズは3巻序盤までで完結していますから、続きを追うなら小説という一本道です。なお放送枠や配信の提供状況、キャンペーンの条件は変更されることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
同じクールに始まる作品の原作対応範囲をまとめて確かめたい方は、2026年秋アニメの原作まとめもあわせてどうぞ。