山田鐘人・アベツカサによる『葬送のフリーレン』は、魔王を倒したあとから始まる物語です。
原作はまだ完結しておらず、2025年10月から休載しています。TVアニメは第2期が2026年3月の第38話で放送を終え、第3期は2027年10月から日本テレビ系で放送予定です。
記事のポイント
- 魔王討伐後から始まる『葬送のフリーレン』のあらすじの全体像
- フリーレンやフェルンなど主要登場人物の関係性
- 作品が多くの読者に愛されているテーマの理由
- アニメ版の放送・配信情報とお得に読む方法
葬送のフリーレンのあらすじ|物語の流れと登場人物
この作品の面白さは「魔王を倒したあと」を描くところにあります。

『葬送のフリーレン』の基本情報
『葬送のフリーレン』は、山田鐘人さんが原作、アベツカサさんが作画を担当するファンタジー漫画です。
書誌データ(山田鐘人・アベツカサ・週刊少年サンデー・連載中)
本作は小学館の『週刊少年サンデー』および「サンデーうぇぶり」で連載中で、レーベルは少年サンデーコミックスです。2025年12月18日発売の第15巻まで刊行されており、物語はまだ完結していません。
2025年10月の第147話を最後に、作者の体調を考えて休載に入っています(2026年10月時点)。
マンガ大賞2021で大賞を受賞したほか、次の賞を受けています。
- 第69回小学館漫画賞
- 第48回講談社漫画賞・少年部門(2024年)
累計発行部数は3,200万部を突破しています(2025年10月発表)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 葬送のフリーレン |
| 原作・作画 | 山田鐘人(原作)/アベツカサ(作画) |
| 出版社 | 小学館(少年サンデーコミックス) |
| 連載媒体 | 週刊少年サンデー/サンデーうぇぶり(連載中・2025年10月から休載) |
| 既刊 | 15巻(2025年12月18日発売時点) |
| 累計部数 | 3,200万部突破(2025年10月発表) |
本編とは別に、山田鐘人・アベツカサ原作のスピンオフ小説『葬送のフリーレン ~前奏~』(著:八目迷)も刊行されています。
あらすじ|勇者一行の旅を終えたあとに始まる物語
この章では物語序盤の展開に触れます。まっさらな状態で読み進めたい方は、この見出しを読み飛ばしてください。
物語は、魔王を倒した勇者一行が10年にわたる冒険に幕を下ろすところから始まります。パーティーの一員だった魔法使いフリーレンは、千年以上を生きるエルフ。仲間たちとの再会を約束して、彼女はいったん旅に出ます。
それから50年後、フリーレンは勇者ヒンメルのもとを訪ねますが、人間である彼はすでに老い、死の間際にありました。ヒンメルとの永遠の別れをきっかけに、フリーレンは「人を知る」ための新たな旅へと歩き出します。
長い時を生きる彼女は、たった10年の冒険を「あっという間」と感じていました。失って初めて仲間の大切さに気づいていく——この静かな痛みが、本作の出発点です。
魔王を倒したあとの物語なので、フリーレンの旅には決まったゴールがありません。かつて仲間と歩いた道をたどり直し、新しい弟子と各地を巡りながら、彼女は「人間を知る」という宿題に向き合っていきます。
ヒンメルたちと過ごした時間の意味を、時間をかけて噛みしめていく。そんな旅路が、この作品のあらすじの大きな流れです。
物語が進むにつれて、フリーレンの過去や、勇者一行が旅の途中で残してきた足跡も少しずつ明かされていきます。過去と現在を行き来しながら、彼女が抱えてきた想いが見えてくる構成です。
主要登場人物の紹介
フリーレンを中心に、新しい旅の仲間や、かつての勇者一行のメンバーが物語に深みを与えてくれます。
フリーレンとフェルン
フリーレン(声:種﨑敦美)は、本作の主人公で、千年以上を生きるエルフの魔法使いです。かつて勇者一行の一員として魔王討伐を成し遂げました。人間とは時間の感覚がまるで違い、その距離感が物語の切なさと温かさを生んでいます。
フェルン(声:市ノ瀬加那)は、フリーレンの弟子である魔法使いです。もとは孤児で、勇者一行の一員だったハイター(声:東地宏樹)の養子として育てられました。
新しい旅では、マイペースなフリーレンを支える存在として、二人の師弟関係が物語の軸のひとつになっています。
シュタルクとヒンメル
シュタルク(声:小林千晃)は、旅の途中で加わる戦士です。勇者一行の戦士アイゼン(声:上田燿司)の弟子です。頼れる実力を持ちながらも臆病な一面があり、そのギャップが人間味として描かれます。
フェルンとの掛け合いもコミカルで、旅に温度感を加えてくれる存在です。
このほかにも、フリーレンの旅にはさまざまな人物が関わってきます。旅の途中で出会うザイン(声:中村悠一)や、フリーレンの過去を語るうえで欠かせない師フランメ(声:田中敦子)などです。
ヒンメル(声:岡本信彦)は、フリーレンとともに魔王を倒した勇者です。物語の冒頭で老いて亡くなりますが、彼の言葉や行動が回想を通してたびたび描かれ、フリーレンの旅を静かに導いていきます。
物語の見どころとテーマ
この作品の一番の見どころは、やはり「時間」と「記憶」の描き方だと感じます。
長命なエルフのフリーレンにとって、人間との出会いや別れはほんの一瞬の出来事。けれどその一瞬が、彼女の千年を少しずつ変えていく——そのゆっくりとした変化が丁寧に積み重ねられていきます。
派手な戦いよりも、旅の道中で交わされる何気ない会話や、ヒンメルの残した言葉をたどり直す時間に心を動かされる方が多いのではないでしょうか。
「もっと知ろうとすればよかった」という後悔と、その後悔を糧に前へ進む姿が、多くの読者の胸に残るテーマになっています。
また、フリーレンと人間たちとの「寿命の差」も大きなテーマです。彼女にとっての数十年は、人間にとっての一生分の重みを持ちます。
旅を通してフリーレンが少しずつ変わっていく様子は、読者自身の「大切な人との時間の過ごし方」を静かに問いかけてくるようでもあります。
もちろん、魔法や戦闘の描写もしっかりと用意されています。じっくりとした感情の物語でありながら、ファンタジー作品としての冒険のワクワク感も味わえる。
葬送のフリーレンのあらすじ考察とアニメ・配信情報
TVアニメの第1期と第2期は、各配信サービスで配信されています(2026年10月時点)。

作品が愛される理由の考察
愛される理由のひとつは、誰もが感じたことのある「あとになって気づく大切さ」を描いていることだと思います。フリーレンの後悔は、寿命の違いこそあれ、私たちが日常でふと感じるものと地続きです。
もうひとつは、静かなテンポの中に、ちゃんと冒険ファンタジーとしての魅力も置かれていること。魔法のバトルや旅の目的地といったワクワクする要素と、しみじみとした感情の描写がバランスよく同居しているんですね。
アニメ版・第2期・第3期の情報
『葬送のフリーレン』はテレビアニメ化もされています。制作はマッドハウスで、第1期は2023年に全28話で放送されました。
- 監督:斎藤圭一郎さん
- 音楽:Evan Callさん
- 第1期のオープニングテーマ:YOASOBI「勇者」
- エンディングテーマ:milet「Anytime Anywhere」
第2期は2026年1月16日に日本テレビ系で放送が始まり、3月27日の第38話で最終回を迎えました。第2期の監督は北川朋哉さんです。
第3期【黄金郷編】は、2027年10月から日本テレビ系で放送されることが発表されています。
| シリーズ | 放送・制作情報 |
|---|---|
| 第1期 | 2023年放送・全28話(監督:斎藤圭一郎) |
| 第2期 | 2026年1月16日放送開始・3月27日の第38話で放送終了・日本テレビ系(監督:北川朋哉) |
| 第3期 | 2027年10月放送予定・日本テレビ系 |
公式の本PVです。
アニメをU-NEXTで見る方法
アニメ『葬送のフリーレン』を配信で楽しみたい方には、U-NEXTが候補のひとつになります。第1期は見放題配信の対象で、31日間の無料トライアル期間中でも視聴できます。まずはお試しで雰囲気を確かめたいという方にも向いていますね。
なお本作はU-NEXTの独占配信ではなく、他の複数の配信サービスでも視聴できます。
原作漫画を電子書籍でお得に読む方法
アニメの先の展開や、細やかな心情描写は原作ならではの魅力です。電子書籍なら、置き場所を気にせずまとめて読めるのが便利ですね。
原作コミックスを電子書籍で読むなら、コミックシーモアで『葬送のフリーレン』を読むから探すのがわかりやすいです。既刊15巻がそろっているので、1巻から一気に読み進められます。
-
-
すずめの戸締まりはなぜ批判された?賛否の論点を解説
小説 すずめの戸締まり(角川文庫) 新海誠監督の『すずめの戸締まり』は歴代でも指折りのヒットを記録した一方で、東日本大震災という重いテーマを扱ったからこそ、受け止め方が分かれた作品でもあります。どこが ...
続きを見る
原作は15巻まで紙の単行本で読めます。
葬送のフリーレンのあらすじまとめ
葬送のフリーレン以外の人気漫画のあらすじ・全体の流れは、人気漫画あらすじまとめで作品ごとに一覧にしています。次に読む作品探しにどうぞ。
魔王を倒したあとの世界で、フリーレンが人を知るために旅を続ける——その静かで温かい物語が、この作品の一番の魅力だと思います。
原作は週刊少年サンデー/サンデーうぇぶりで連載中で、2025年10月から休載しています。アニメは第2期が放送され、第3期の制作も決まっています。

