危険すぎる義弟ができました――そんな一文から始まる『春の嵐とモンスター』は、白泉社「花とゆめ」で連載中のミユキ蜜蜂さんによる凸凹義姉弟ストーリーです。空気のように目立たず生きたい高校一年生・春野嵐子のもとに、街中で人を投げ飛ばすようなモンスター中学生・天峰栢がやってくる。この振り幅の大きさが、多くの読者を引き込んでいます。栢の過去や秘密、嵐子・栢・南須をめぐる三角関係、そして何巻まで出ているのか、完結や最終回はどうなるのか。気になっている方は多いと思います。この記事では、公式情報でわかっている範囲のあらすじと展開を整理しつつ、連載中だからこそ断定できない部分は正直に「まだわからない」とお伝えしながら、作品の見どころをじっくり掘り下げていきます。
記事のポイント
- 公式あらすじでわかる作品の全体像とキャラクター
- 義弟・栢が抱える過去と秘密の考察ポイント
- 嵐子をめぐる三角関係のゆくえと現状
- 何巻まで出ているか・完結やアニメ化の状況
春の嵐とモンスターのネタバレ

まずは作品のあらすじと、物語の骨組みになっている人間関係を押さえていきましょう。ここでは公式のあらすじ表記と、白泉社の情報で確認できている登場人物を軸に、ネタバレ要素を含めて整理します。連載中の作品なので、断定を避けながらも「いま何が描かれているのか」がわかるようにまとめました。

あらすじを簡単に紹介
公式のあらすじでは、本作はこう紹介されています。春野嵐子はできるだけ他人と関わらず、空気のように生きていたい高校一年生。ところが母の再婚相手が連れてきた息子・天峰栢(かや)は、街中で人を投げ飛ばすタイプのモンスター中学生だった、というのが物語のスタートラインです。どうやら栢には事情があるようで……という含みを残しながら、日常が非日常に変わっていく凸凹義姉弟ストーリーとして描かれていきます。
目立たず生きたい嵐子と、周囲とぶつかってばかりの栢。この正反対のふたりが「義理の姉と弟」という逃げられない関係で結ばれてしまうところに、この作品ならではの面白さがあります。栢の暴力的に見える言動の裏に何があるのか、それを嵐子がどう受け止めていくのか。読み進めるほどに、単なるドタバタ劇ではない繊細な心理の物語だとわかってきます。
作品の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 春の嵐とモンスター |
| 著者 | ミユキ蜜蜂 |
| 出版社 | 白泉社(花とゆめコミックス) |
| 掲載誌 | 花とゆめ(連載中)/花とゆめ+で金曜更新 |
| 累計部数 | 420万部突破(作品公式Xプロフィールの表記) |
| 既刊 | 11巻(連載中) |
| 1巻発売日 | 2022年11月18日 |
主な登場人物と名前の読み方
検索していると「那須くん」と書かれているのをよく見かけますが、正しくは南須(なす)です。ここでは本編のルビで確認できる読み方をまとめておきますね。
| 人物 | 読み方 | 立ち位置 |
|---|---|---|
| 春野 嵐子 | はるの らんこ | 主人公。他人と関わらず空気のように生きたい高校1年生。栢からは「嵐ちゃん」 |
| 天峰 栢 | かや | 母の再婚相手の息子=義弟。街中で人を投げ飛ばす「モンスター中学生」 |
| 南須 | なす | 嵐子のクラスメイト。2巻で登場し、三角関係のもう一角になる |
| 星井 心羽 | ほしい みはね | 嵐子の友人。2巻で登場。5巻では栢と手を組む |
| 白石 | — | 栢のクラスメイト。11巻からの「白石編」の中心人物 |
| 汐里 | しおり | 南須の妹。Day 65で嵐子の前に現れる |
公式のPVも公開されています。声優さんの声が入った雰囲気を確かめたい方は、こちらもチェックしてみてください。
三角関係のはじまり
この先は物語の関係性に踏み込みます。まっさらな状態で読みたい方はご注意ください。
本作を語るうえで多くの読者が気にしているのが、嵐子をめぐる人間関係です。義弟となった栢と、嵐子のクラスメイトである南須。この三者の距離感が、物語が進むにつれて少しずつ変化していきます。栢を一人にしないために南須たちとの交流を断とうとする嵐子の葛藤は、9巻の公式あらすじでも触れられており、彼女の心が誰に、どんな形で向かっているのかは大きな読みどころになっています。
ここで正直にお伝えしておくと、この三角関係が「恋愛としてどう決着するのか」は、まだはっきり描かれていません。義理の姉弟という設定もあって、関係性そのものが友情なのか庇護なのか恋なのか、読者の受け止めが分かれている段階です。だからこそ、各巻でのちょっとした表情や台詞の変化を追いかける楽しさがあると思います。
義弟・栢の過去と秘密
栢というキャラクターの核心にあるのが、彼の抱える過去です。ここは作品全体の伏線にも関わってくる部分なので、丁寧に見ていきましょう。
「モンスター」と呼ばれる理由
公式で栢は「街中で人を投げ飛ばすタイプのモンスター中学生」と紹介され、あらすじにはどうやら栢には事情があるようでという一文が添えられています。つまり彼の乱暴に見える振る舞いには、はっきりとした背景が用意されているということです。表面的な問題児として描かれているわけではない、という点が最初の重要なポイントになります。
過去をめぐる考察
栢の過去について、以前は「親戚をたらい回しにされ、濡れ衣を着せられた経験から人間不信になった」という読者の考察を「そういう見方がある」として紹介するにとどめていました。ただ、この点は公式あらすじと本編で、かなりはっきり描かれています。
まず8巻の公式あらすじには「怪我をした南須を春野家に届け、姿を消した栢。嵐子は栢の日記から心の内を知り、カレを迎えに行くことを決意する。しかし、ようやく再会した栢は、春野家に来る前の悪い仲間と一緒にいて…?」とあります。つまり春野家に来る前の栢には「悪い仲間」がいて、その世界へ戻ろうとしたことが公式に示されています。
さらに本編のDay 65では、栢が嵐子に自分の手の傷を見せながら、去年まで住んでいた家のことを話します。その家には大学生の長女がいて、「俺がむりやり手を出したって」と言われたこと、その人も「俺のせい」と口にしていたこと。そして栢は、その人が自分を助けたかったのだろうと思いつつも、「結局 自分のために『糸』を切った」と受け止めています。冒頭で嵐子の父が語る「蜘蛛の糸」の話(地獄にいる悪人に天国から救いの糸が垂れてくる)を、栢が「そんな糸ない」「あったところでつかみたくもない」と切り捨てる場面と対になっていて、栢が「助けられること」自体を信じていないのがよく分かる回でした。
だからこそ、傷ついて血を流してまで自分を助けに来た嵐子は、栢にとって初めて「糸を切らなかった人」なんですね。暴力的に見える言動の裏にあるのは、単なる荒れた過去というより「誰にも本当には助けてもらえなかった」という前提のほうだと思います。
巻別あらすじ早見表|1〜11巻はどこまで?
「◯巻まで読んだけど、どこまで進んだんだっけ」という確認用に、白泉社公式の各巻あらすじをもとに1巻から11巻までを1枚の表にまとめました。「Day」は花とゆめ+の話数表記で、各巻の区切りは花とゆめ+の作品ページに表示されている単行本の区切りをそのまま写しています。ここから先はネタバレを含むので、未読の巻がある方はご注意くださいね。
| 巻 | 発売日 | 収録話 | 公式あらすじの要点 |
|---|---|---|---|
| 1巻 | 2022年11月18日 | Day 1〜5 | 母の再婚相手が連れてきた息子・栢は、街中で人を投げ飛ばすモンスター中学生。空気のように生きたい嵐子の日常が非日常に変わる |
| 2巻 | 2023年3月20日 | Day 6〜10 | 校舎裏キス事件のあと、栢が「嵐子と同じ高校に行く」と宣言。横浜遠足になぜか栢もついてくる。新キャラの南須と心羽が登場 |
| 3巻 | 2023年7月20日 | Day 11〜15 | 栢の強い執着を見た嵐子は距離を取ろうとするが、栢が熱を出す。停学明けの登校とご褒美デート。南須との関係も動き出す |
| 4巻 | 2023年12月20日 | Day 16〜20 | 南須が栢に「嵐子のことが好きかもしれない」と宣戦布告。栢は嵐子を監禁したり見せつけるようにキスをしたり。嵐子がバレー部の臨時マネージャーに |
| 5巻 | 2024年5月20日 | Day 21〜25 | 南須に突然抱きしめられパニックになる嵐子。栢と心羽が「嵐子と南須がくっつかないように」裏で手を組む。夏休み編へ |
| 6巻 | 2024年10月18日 | Day 26〜30 | 誰も好きにならないと決めていた嵐子が、南須に惹かれている自分に気づく。ゲーム友達の「ナス子さん」に初めて会うことに |
| 7巻 | 2025年2月20日 | Day 31〜35 | 嵐子は夏祭りで南須に告白されて両想いに。栢に伝えるタイミングを掴めずにいると、栢のほうから「約束破った?」と聞かれ—— |
| 8巻 | 2025年7月18日 | Day 36〜40 | 怪我をした南須を春野家に届けて姿を消した栢。嵐子は栢の日記から心の内を知り迎えに行くが、再会した栢は春野家に来る前の悪い仲間と一緒にいた |
| 9巻 | 2025年11月20日 | Day 41〜45 | 栢を一人にしないため、南須たちとの交流を断つことを決めた嵐子。心羽の新しい恋イベントも。W文化祭編 |
| 10巻 | 2026年3月19日 | Day 46〜50 | 二人きりでいるのではなく共に輪に戻ることを決めた嵐子。栢がクラスメイトの女子といるのを見てモヤモヤし、栢への気持ちに変化が |
| 11巻 | 2026年7月17日 | Day 51〜 | 白石を助けた栢。白石は栢と嵐子がキスしているのを見てしまい——「恋人みたいに仲良しで素敵ですね」。大荒れの白石編、開幕 |
こうして並べると、物語の転換点がはっきり見えてきます。7巻で嵐子と南須が両想いになり、8巻で栢が姿を消し、9巻で嵐子が「栢を一人にしないため」に南須たちとの交流を断つ。そして10巻で嵐子の栢への気持ちに変化が生まれ、11巻から白石編へ——という流れです。「義姉弟のコメディ」として始まった1巻から、6巻あたりで恋愛の軸がはっきり立ち、7〜9巻で一気に揺れる構成になっているんですね。
各巻の詳しい内容は、花とゆめ+のコミックス一覧や白泉社の各巻ページで確認できます。ここでは公式あらすじに書かれている範囲だけを要約しています。
最新話はどこまで?Day 61〜67の展開
本誌『花とゆめ』は隔週の金曜発売で、同じ日に花とゆめ+でも最新話が更新されます。公式の話数一覧ではDay 67(2026年9月4日更新)が最新で、Day 59以降はまだ単行本の区切りが付いていません。ここでは作品公式Xの各話告知を時系列で並べたうえで、私が実際に読んだDay 65の中身を少し詳しくお伝えします。
| 話数 | 更新日 | 公式Xの告知から分かること |
|---|---|---|
| Day 61 | — | 白石に突き飛ばされた嵐子のもとに現れたのは——(「目が離せない展開に大興奮の回」) |
| Day 62 | — | 栢と目が合ったあの日から「もう自分はまともじゃない」と自覚した嵐子は… |
| Day 63 | 2026年6月19日 | 本編再開。お利口(?)な栢の一方で、南須の様子がおかしくて… |
| Day 64 | 2026年7月3日 | 様子がおかしい南須のことが気になる嵐子に、栢は…? |
| Day 65 | 2026年7月17日 | 栢の「麗しのコスプレ」。そして嵐子が遭遇した人物とは——(下で詳しく) |
| Day 66 | 2026年8月20日 | 南須の妹に対し、嵐子と栢は…?「もう栢くんが当たり前のように高校にいます」 |
| Day 67 | 2026年9月4日 | 目を覚ました南須に対し、栢は…?(最新話) |
Day 61・62の更新日は花とゆめ+の一覧では一括登録日になっているため、ここでは載せていません。告知文はいずれも作品公式X(@HarumonOfficial)の各話掲載ポストの言葉をそのまま要約したものです。
Day 65で何があった?(実読ベース)
Day 65は、嵐子の高校が体育祭の準備をしている時期の話です。冒頭は春野家の朝。嵐子の父が「蜘蛛の糸」の話を持ち出し、栢が「そんな糸ない」と切り捨てるところから始まります。学校では南須が欠席していて、クラスメイトの会話から南須が前日に同級生を殴ってしまい、相手が骨折して体育祭に間に合わないらしいことが分かります。周囲は「あいつ今ちょっとヘンだし」と言い、嵐子は「南須は人殴るようなやつじゃないよ 絶対」と心の中で否定します。
そこへ栢が、放課後だけ体育祭準備を手伝うという名目で応援団の衣装を着て嵐子の高校に現れます。心羽は「血迷いすぎでしょ やめなって」と止めますが、栢は「ちゃんと嵐ちゃん見張ってる」「嵐ちゃんの『男』として」と言い切ります。「もう栢くんが当たり前のように高校にいます」というDay 66の公式告知は、この流れを受けたものですね。
後半は栢の過去の話(上の「過去をめぐる考察」で触れたとおり)を挟んで、嵐子が南須の家の前で妹の汐里と出会います。汐里は「お兄ちゃんヘンなの」「いっぱいケガして帰ってきたり」「夜もちゃんと寝れてないみたいで」「学校でいじめられてるんじゃないかって」と泣きながら訴え、「お兄ちゃんたすけたい」と嵐子にすがります。嵐子は「私のせいです」と汐里を抱きしめ、栢の「もう諦めよ?」という言葉を思い出しながらも、「君のおかげで強く変わった」「お兄ちゃんのこと さがしに行きましょう」と前を向くところで次号へ続きます。
つまり現在の物語は、11巻の白石編の余波として南須が壊れかけている局面にあり、それを嵐子が「自分のせい」と受け止めて動き出したところです。Day 67の告知にある「目を覚ました南須」という言葉からも、Day 66〜67で南須の身に何かが起きたことがうかがえますが、そこは私もまだ読めていないので断定はしません。続きは花とゆめ+や本誌でご確認ください。
何巻まで?刊行状況
刊行状況についても整理しておきましょう。ここは情報の確度に差があるので、確認できている範囲と、そうでない範囲を分けてお伝えします。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 1巻発売日 | 2022年11月18日 |
| 花とゆめ+の公式コミックス一覧で確認できる最新刊 | 11巻 |
| 12巻の扱い | 2026年11月20日発売(通常版・小冊子付き特装版/作品公式Xが告知) |
| 連載状況 | 花とゆめで連載中・未完結(公式の最新話は「Day 67」・2026年9月4日更新) |
「もう完結したの?」という点についても、公式ページの表示がそのまま答えになっています。花とゆめ+の作品ページには「金曜更新」のタグが付いたままで、エピソード一覧の最後は「Day 67」(2026年9月4日更新)です。さらに分かりやすいのが、同じページの「同じ作者の作品」欄で、ミユキ蜜蜂さんの『なまいきざかり。』には「完結」のラベルが付いているのに、本作には付いていません。同じ画面の同じ表示ルールで見比べられるので、ここは推測をはさまずに判断できるところですね。
以前はこの記事でも「公式では9巻まで、電子書店では11巻」と歯切れの悪い書き方をしていたのですが、白泉社が運営する花とゆめ+のコミックス一覧で単行本が11巻まで出ていることを確認できたので、はっきりお伝えできるようになりました。そして12巻の発売日も公式から出ました。作品公式X(@HarumonOfficial)がDay 67の掲載を知らせる投稿のなかで、「コミックス12巻&小冊子付き特装版は11/20発売」と告知しています。以前この記事では「書店に登録はあるが公式告知は未確認」という書き方をしていましたが、2026年11月20日発売として公式に確定したということですね。予約や購入のタイミングを決めたい方は、あわせて公式サイトや各電子書店の商品ページもご確認ください。

春の嵐とモンスター 11(花とゆめコミックス)
いま公式で確認できる最新刊。嵐子と栢の距離が動く巻で、ここまで読んでおくと次の巻の入り方が変わります。1巻から追いかけるなら全巻セットもあります。
楽天の参考価格 594円(花とゆめコミックス・在庫あり)

【全巻】春の嵐とモンスター 1-11巻セット(花とゆめコミックス)
上の早見表で「7巻で両想い→9巻で交流を断つ」の流れを追ってみて、最初から通して読みたくなった方向け。11巻まで一気にそろいます。
楽天の参考価格 6,534円(1〜11巻セット・在庫あり)
電子で通し読みしたい方は、コミックシーモアで配信状況をチェックしてみてください。
春の嵐とモンスターの結末考察
ここからは、多くの読者が気になっている結末や三角関係のゆくえ、そしてアニメ化などのメディア展開について考えていきます。連載中の作品なので確定していない部分がほとんどですが、いま出ている情報から何が言えるのかを、正直に整理していきます。

最終回はどうなる?結末予想
結論から言うと、『春の嵐とモンスター』は連載継続中で、まだ完結していません。花とゆめ+の作品ページでも最新話が更新され続けており、完結・最終回の告知は出ていません。したがって最終回がどうなるかは公式には描かれておらず、確定した結末は存在しないというのが正確なところです。
物語の縦軸である「栢の秘密」がどこまで明かされるか、そして嵐子との関係がどんな着地を見せるかが、結末を左右する鍵になりそうです。ネット上ではさまざまな結末予想が語られていますが、それらは読者の想像であって、公式の答えではありません。ここで無責任に「こうなる」と断定するのは誠実ではないと考えているので、あくまで「これから明かされていく」という受け止めでお伝えしておきます。続きが気になる方は、各巻の積み重ねを追いながら見守るのがいちばんだと思います。
誰と結ばれる?三角関係の行方
嵐子・栢・南須の三角関係について、「誰と結ばれるのか」は本作でもっとも意見が分かれる話題です。ただ「まだ決まっていない」で終わらせると検索した意味がないので、公式あらすじで確認できる「ここまでの事実」を先に整理しますね。
誰と付き合う?公式あらすじで分かる現在地
結論から言うと、嵐子は7巻で南須と両想いになっています。7巻の公式あらすじに「嵐子は夏祭りで南須に告白されて両想いに」とはっきり書かれていて、ここは推測ではありません。その前段として6巻で「南須に惹かれている自分に気づく」、4巻で南須が栢に「嵐子のことが好きかもしれない」と宣戦布告する、という積み上げがあります。
いっぽうで栢との関係は、義弟という枠に収まっていません。2巻で校舎裏キス事件、4巻で「南須に見せつけるように嵐子にキス」、11巻では白石が「栢と嵐子がキスしているのを見てしまい」——と、キスの描写が繰り返し公式あらすじに出てきます。10巻では嵐子自身が「私は栢くんを独り占めしようとしてます」と口にし、「嵐ちゃんがいい 嵐ちゃんだから独り占めしたいの」という栢の言葉とともに嵐子の栢への気持ちに変化が生まれることが公式に予告されています。
別れた理由は?9巻で嵐子が交流を断った経緯
「春の嵐とモンスター 別れた理由」で調べている方が多いのは、7巻で両想いになった南須との関係が、そのまま続かなかったからです。9巻の公式あらすじに「栢を一人にしないため、南須たちとの交流を断つことを決めた嵐子」とあり、嵐子の側から距離を置いたことが分かります。しかも「涙が出た理由は自分自身でも分からないまま」と続くので、嵐子自身にも整理がついていない別れだったんですね。
そして8巻で栢が「怪我をした南須を春野家に届け、姿を消した」こと、Day 65で南須が同級生を殴って欠席し、妹の汐里が「お兄ちゃんヘンなの」と泣いていることを考えると、南須は嵐子との別れのあとも無傷ではいられなかったことが読み取れます。嵐子がDay 65の最後で「私のせいです」と言うのは、この経緯を全部背負っているからです。
ただし、ここから先——最終的に嵐子が栢と南須のどちらを選ぶのか、そもそも「選ぶ」形で決着するのか——は、現時点で公式が答えを出しているわけではありません。義理の姉弟という関係をどう扱うのか、という前提の部分から解釈が分かれているのも本作の面白いところです。決めつけずに、各巻の心の動きを追いかけていくのがいちばんだと思います。
アニメ化の可能性
アニメ化・実写化について、公式からの発表は確認できていません(花とゆめ+の作品ページと作品公式Xのどちらにも告知がないことを確認しています)。以下は現時点の状況の整理です。
「アニメ化されるの?」という声はよく見かけますが、TVアニメ・劇場アニメ・Webアニメいずれについても、公式の発表は現時点で確認できていません。実写化についても同様に、公式からのアナウンスはない状況です。したがって「アニメ化決定」といった情報を見かけても、公式ソースで裏が取れているかは慎重に確かめることをおすすめします。
ただし、メディアミックスの実績がまったくないわけではありません。花とゆめの付録として、内山昂輝さんと上田麗奈さんが栢と嵐子を演じたボイスドラマが制作されており(第1弾は2023年の花とゆめ16号)、2025年の7巻発売にあわせた第2弾には南須役として島崎信長さんが参加しています(コミックナタリーの報道による)。声のついた本作を体験できる企画がすでにあることは、作品への注目度の高さを物語っていると言えそうです。今後のメディア展開にも期待したいところです。
感想・読者の評価
読者からの評価という点では、電子書店での反応が一つの目安になります。コミックシーモアでは、多数のレビューが寄せられ高い評価を得ています。義姉弟のじれったい距離感や、栢の抱える秘密への引き込まれ方に触れる声が多く、感情移入して読み進める人が多い作品のようです。
個人的にも、乱暴に見える栢が少しずつ心を開いていく過程や、目立ちたくない嵐子が誰かのために動いてしまう瞬間の描き方に惹かれます。派手な事件で引っ張るのではなく、心の機微でページをめくらせてくれるタイプの作品だと感じています。少女漫画の心理描写が好きな方には、しっかり刺さる一作だと思います。
少女漫画の心理描写が好きな方は、同じく最終回や結末が話題になった花野井くんと恋の病の最終回解説や、太陽よりも眩しい星のネタバレもあわせて楽しめると思います。
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春の嵐とモンスターのよくある質問
Q1. 春の嵐とモンスターは完結していますか?
A. 完結していません。花とゆめ+の作品ページには「金曜更新」のタグが付いたままで、最新話はDay 67(2026年9月4日更新)です。同じ作者の『なまいきざかり。』には公式が「完結」ラベルを付けているのに本作には付いていないことからも、連載中と判断できます。
Q2. 何巻まで出ていますか?
A. 単行本は11巻まで出ています(11巻は2026年7月17日に発売済み)。12巻については本文の「何巻まで?刊行状況」の表にまとめています。
Q3. 嵐子は誰と付き合っていますか?
A. 公式あらすじによれば、7巻で夏祭りに南須から告白されて両想いになりました。ただし9巻で嵐子が「栢を一人にしないため」南須たちとの交流を断ち、10巻以降は栢への気持ちの変化が描かれています。最終的な決着はまだ公式に描かれていません。
Q4. 栢(かや)の過去は明かされていますか?
A. 8巻の公式あらすじで「春野家に来る前の悪い仲間」の存在が、本編のDay 65では去年まで住んでいた家で「俺がむりやり手を出した」と言われた経緯が、栢自身の口から語られています。全容が一度に明かされる形ではなく、少しずつ本人の言葉で示されていく構成です。
Q5. アニメ化の予定はありますか?
A. 公式からの発表は確認できていません。ボイスドラマは花とゆめの付録として2回制作されています(栢役・内山昂輝さん、嵐子役・上田麗奈さん)。最新の情報は作品公式Xや花とゆめ+でご確認ください。
まとめ:春の嵐とモンスターのネタバレ
ここまで『春の嵐とモンスター』のネタバレと考察を整理してきました。最後に要点をまとめておきます。
本作は白泉社「花とゆめ」で連載中の、目立ちたくない高校生・嵐子とモンスター中学生・栢の凸凹義姉弟ストーリーです。公式あらすじで追えるだけでも、7巻で南須と両想い、9巻で交流を断ち、10巻で栢への気持ちが動き、11巻から白石編——と物語は大きく揺れています。同じミユキ蜜蜂さんの作品では、野良猫と狼のネタバレと最終回の記事もあわせてどうぞ。栢の乱暴に見える言動の裏には事情があり、その秘密の解明と、嵐子・栢・南須の関係のゆくえが物語の大きな軸になっています。ただし作品は未完結で、最終回や三角関係の決着、アニメ化などはいずれも確定していません。だからこそ、これからの展開をリアルタイムで追いかける楽しさがある作品だと思います。
なお、この記事の内容には連載中ゆえに解釈が分かれる部分や、今後変わりうる情報も含まれています。巻数や発売日、最新の展開などの正確な情報は公式サイトや各電子書店をご確認いただき、最終的な判断はご自身で行っていただければと思います。気になった方は、ぜひ実際に読んで、嵐子と栢の物語を見届けてみてください。