HUNTER×HUNTER モノクロ版 15(ジャンプコミックスDIGITAL)
前科11犯以上とされる元死刑囚が、たった一人の男との出会いをきっかけに生き方を変え、あるゲームの門番として立ちはだかる——それが『HUNTER×HUNTER』グリードアイランド編に登場するレイザーです。放出系の念能力「14人の悪魔」を操り、ドッジボール勝負でゴンたちを追い詰めたその強さや、ジンとの関係、過去の死刑囚設定、そして「死亡したのでは」という噂やその後の動向、アニメ版の声優まで、レイザーについて気になる点はたくさんあると思います。私自身、グリードアイランド編を読み返すたびに、このキャラの底知れなさに引き込まれてしまうんですよね。この記事では、作中で確かに描かれている描写を軸に、解釈が割れる部分は正直に「割れている」と断ったうえで、レイザーという男の魅力を丁寧に掘り下げていきます。
記事のポイント
- レイザーがグリードアイランドで担う役割と正体がわかる
- 念能力「14人の悪魔」の仕組みと強さの評価を整理できる
- 死刑囚だった過去とジンとの関係の深さを理解できる
- 死亡説の真偽・その後・アニメ版の声優情報をつかめる
ハンターハンター レイザーの強さ・念能力を解説
まずはレイザーがどんな人物で、グリードアイランドの中でどんな役割を持っているのかという土台から見ていきましょう。そのうえで、彼の代名詞である念能力「14人の悪魔」の仕組み、ドッジボール戦で見せた念弾の脅威、そして「強すぎる」と語られる理由を、作中描写をもとに順を追って解説していきます。強さの比較にあたる部分は公式設定ではなく考察であることを明記しながら進めますね。

レイザーとは?グリードアイランドの正体
レイザーは、ジン=フリークスが制作に関わったゲーム「グリードアイランド(GREED ISLAND)」のゲームマスターの一人です。タイトルの頭文字「G・R・E・E・D…」のうち「R」に対応する担当で、名前の「Razor(レイザー)」もそこから来ています。ゲーム内ではソウフラビの街を統べる海賊の頭領という設定で登場し、配下の海賊たちの多くは彼のかつての仲間だった元死刑囚だとされています。
ゲームマスターとしての彼の仕事は、放出系の念を使ったシステム面の管理です。具体的には、プレイヤーが使う移動用のスペルカードの処理や、正規のルート外から不正に侵入してくる外敵を排除する役割を担っているとされます。つまりレイザーは、単なる強敵ではなく「グリードアイランドという世界を成立させている運営側の存在」なんですね。ここを押さえておくと、彼がゴンたちに課したドッジボール勝負の意味も、より深く見えてくると思います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 表記 | レイザー(Razor) |
| 系統 | 放出系 |
| 役割 | グリードアイランドのゲームマスターの一人 |
| ゲーム内設定 | ソウフラビの街を統べる海賊の頭領 |
| 過去 | 前科11犯以上とされる元死刑囚 |
| 初登場 | 単行本15巻(グリードアイランド編)とされる |
初登場は単行本15巻あたり、グリードアイランド編の中盤とされています。ただし、この巻数・話数の対応はファンサイトなどの二次情報に基づくもので、私のほうで公式の話数リストと一次照合できたわけではありません。おおよその目安として受け取っていただければと思います。
レイザーの念能力「14人の悪魔」とは
レイザーの念能力は放出系で、その名も「14人の悪魔(14人のデビル)」と呼ばれます。これは、彼が生み出す複数の念獣を操る能力で、グリードアイランド屈指の派手さと迫力を持つ力です。ここでは、その基本的な仕組みと、解釈が分かれているポイントを分けて説明していきますね。
念獣のナンバリングと合体の仕組み
基本構成は、審判役を担うNo.0と、No.1〜7の人型の念獣が主体とされています。さらにこれらの念獣同士は合体して巨大化させることができ、合体を重ねると最大でNo.13まで到達するとされています。0から13までの通し番号で数えると14体になる、というのが「14人の悪魔」という呼称の由来だと解釈されています。
ただし、ここは正直にお伝えしておきたいのですが、この「体数の数え方」や「合体後のナンバリングの解釈」については、参照した資料の間でも説明が食い違っています。「実際に出すのはNo.0〜7の8体で、合体によって番号が上がっていく」という説明をするものもあり、合体のルールや最終的な体数については断定できないというのが誠実なところです。ここでは「合体することで最大No.13まで拡張されるとされる」という受け止めにとどめておきます。
制約と誓約についての注意
念能力といえば「制約と誓約」が強さの鍵になりますが、レイザーの「14人の悪魔」について、作中で明言された具体的な制約・誓約の文言は、私が確認した範囲でははっきりと特定できませんでした。「グリードアイランド内でのみ使える能力なのでは」といった説明を見かけることもありますが、これはファンの推測であって、公式に明言された設定ではないようです。ここは事実と推測をきっちり分けて、制約の内容は明らかになっていないという前提で読むのが安全だと思います。
念弾の強さとドッジボール戦の脅威
レイザーの強さが最も際立つのが、SSランクカードの争奪をめぐるドッジボール勝負の場面です。ここで彼が放つ念弾(ボール)の威力は凄まじく、直撃すれば人体を破壊しうるほどの描写がされています。念のボールがただのスポーツの道具ではなく、完全に殺傷力を持った攻撃になっているのが、この試合の緊張感を生んでいるんですね。
特に印象的なのが、レイザーの投げたボールをまともに打ち返せたのがヒソカだけだったという描写です。ゴンやキルアといった主人公格が全力で受けても厳しかったボールを、ヒソカだけが打ち返してみせた——このワンシーンだけで、レイザーの念弾がどれほどの威力だったかが伝わってきます。仲間のゴレイヌが力を貸す場面も含め、ゴンたちは総力戦でこの試合に臨むことになります。ドッジボール戦を支えたゴレイヌについては、ゴレイヌの最強説と名言を解説した記事もあわせて読むと、この戦いの構図がより立体的に見えてくると思います。
この先はドッジボール戦の展開や結末に触れるネタバレを含みます。まだ本編を読んでおらず結末を知りたくない方は、この見出しを飛ばして読み進めてくださいね。
ドッジボール戦は、単なるパワー勝負ではなく、レイザーの念獣たちをどう攻略するかという頭脳戦の側面も持っています。念弾の威力に加えて、複数の念獣を布陣として使いこなすレイザーの立ち回りは、まさにゲームマスターの名にふさわしい貫禄でした。私はこの試合を、GI編の中でも屈指の名勝負だと思っています。
レイザーの強さを作中描写から考察
「レイザーは強すぎる」という評価はファンの間でよく語られます。ここでは、その根拠になっている作中描写と、あくまで考察の域を出ない強さ比較を、きちんと区別しながら整理していきます。断定はできない部分なので、あくまで一つの見方として読んでいただければと思います。
強すぎると言われる根拠
レイザーが高く評価される理由としてよく挙げられるのは、次のような点です。ひとつは前述の念弾の圧倒的な威力。もうひとつは、あの幻影旅団を前にしても臆さない態度を見せたとされる描写です。裏社会の実力者集団である旅団に対しても物怖じしない胆力は、彼の実力の裏づけとして語られることが多いですね。
また、ドッジボール戦のあと、ゴンたちがビスケを除いて満身創痍だった一方で、レイザー自身はほとんど無傷だった、とする記述もあります。ただしこのあたりは資料によって表現の強弱があり、考察寄りの受け止めとして扱うのが妥当だと思います。
強さ比較はあくまで考察
ファンの考察の中には「ジン>レイザー≧幻影旅団」といった強さの序列を推測するものもあります。ただ、これは個人の考察であって、公式に定められた設定ではありません。冨樫先生が作中で明確な強さのランク付けを提示しているわけではないので、こうした比較は「そう見る人もいる」という一つの解釈として楽しむのが健全だと思います。ここでは、レイザーが作中でもトップクラスに位置づけられて語られがちな実力者である、という受け止めにとどめておきますね。
ゴン・キルア・ヒソカ戦の名場面
レイザー戦の魅力は、なんといってもゴン・キルア・ヒソカという組み合わせで挑む点にあります。ふだんは敵とも味方ともつかないヒソカが、この試合では同じチームとして戦うという、レアな共闘が実現するんですね。ここでは、その名場面と決着について振り返っていきます。
最終的に、レイザーはゴン・キルア・ヒソカのコンビネーションによって敗れます。それぞれの個性がかみ合った連携が、あの強大な念弾の壁を突破する鍵になりました。特にゴンの一途な突破力と、キルアの冷静な判断、そしてヒソカの規格外の対応力が組み合わさった終盤は、何度読んでも胸が熱くなります。
そして試合後、レイザーはゴンに対して、自分とジンの過去を語り始めます。この静かな場面こそ、彼というキャラクターの核心が明かされる瞬間です。強敵として立ちはだかった男が、勝負のあとに見せる穏やかな表情——その落差が、レイザーを忘れられないキャラにしているのだと思います。
レイザーの過去とその後【ハンターハンター】
ここからは、レイザーというキャラクターの人間ドラマの部分に踏み込んでいきます。死刑囚だった彼がなぜグリードアイランドの運営に協力するようになったのか、ジンとの間にどんな関係があったのか。そして「死亡したのでは」という噂の真偽やその後の動向、アニメ版の声優、原作を読むならどこからか、といった実用的な情報まで、順番に見ていきましょう。

死刑囚からGI運営者になった過去
レイザーの過去は、彼の穏やかな最後の姿からは想像しづらいほど過酷なものでした。彼は前科11犯以上とされる元死刑囚です。貧しい家庭に生まれ、名前すら呼ばれずに奴隷のように扱われる少年期を過ごした、という回想描写があるとされています。社会の底で生きるしかなかった彼が、犯罪に手を染め、やがて死刑囚として捕らえられる立場になっていった——そんな背景が示唆されています。
その彼がグリードアイランドの運営に協力するまでに更生した経緯は、まさにこの作品の人間ドラマの真骨頂です。一人の男との出会いが、彼の人生を大きく変えたんですね。その相手こそ、次の見出しで触れるジン=フリークスです。
ジンとの関係と託された役割
レイザーの人生を変えたのは、ゴンの父であり、天才ハンターとして知られるジン=フリークスでした。レイザーは死刑囚だったところをジンに捕らえられます。しかし、ただ捕らえられただけでは終わりませんでした。ジンに人として信頼を寄せられたことで、レイザーは更生し、グリードアイランドの制作・運営に協力するようになったとされています。
罪人を罰する相手としてではなく、一人の人間として向き合い、役割と信頼を託す——このジンのやり方が、レイザーの心を動かしたのだと思います。そんなジンがどういう人物なのかをもっと知りたい方は、ジン・フリークスの強さと念能力、その謎を徹底解説した記事もあわせて読んでみてください。レイザーとの関係の背景がより深く理解できるはずです。
ドッジボール戦での敗北後、レイザーはゴンに向かって自分とジンの過去を語り、「ジンに会えよ」と激励します。父を追うゴンの旅を、ジンを知る者として後押しするこの言葉は、レイザーというキャラの優しさが凝縮された名シーンだと私は思っています。
レイザーは死亡した?その後の動向
サジェストで「レイザー 死亡」という言葉がよく出てくるため、彼が作中で死んでしまったのではと気にしている方は多いようです。ここははっきりお伝えできます。
結論から言うと、レイザーの死亡描写は本編にはありません。ドッジボール戦で敗れはしましたが、その後にゴンとジンについて語り合う場面が描かれており、少なくともその時点では健在です。つまり「死亡説」は、確かな根拠のある話ではないんですね。
ここではレイザーの登場範囲と、その後の消息に関する情報の限界について触れます。物語の進行に関わる内容を含むため、未読の方はご留意ください。
ただし、注意しておきたいのは「その後どうなったのか」という点です。ゴンを激励する場面がレイザーの本編での最後の登場とされており、それ以降の動向は公式には明確に描かれていません。ゲームマスターとしての職務を続けているのだろう、と推測することはできますが、これはあくまで読者側の想像であって、作中で明言されているわけではありません。「死亡はしていないが、その後は描かれていない」——これがいちばん正確な言い方だと思います。
アニメ版レイザーの声優は誰?
アニメでレイザーの声を担当した声優も気になるところですよね。ここでは、確認できている情報と、その確度についてお伝えします。まず、レイザーが登場する2011年版アニメ『HUNTER×HUNTER』は、Amazonプライムビデオなどで見放題配信されています。原作で読むだけでなく、動きと声のついたレイザーを味わいたい方は、映像で追いかけるのもおすすめです。
Amazonプライムビデオで『HUNTER×HUNTER』を観る
肝心の声優ですが、2011年版アニメ(マッドハウス制作)のレイザー役は黒田崇矢(くろだ たかや)さんとされています。低く迫力のある声質で知られる方で、レイザーの海賊頭領としての貫禄にぴったりのキャスティングだと感じます。また、これより前に制作されたグリードアイランド編を描いた旧OVA版では、古澤徹さんがレイザーを演じたとされています。
ひとつだけ補足しておくと、これらの声優情報はデータベースサイトやファンサイトの記載に基づくもので、放送局や制作会社の公式サイトでの一次情報として私が確認できたわけではありません。複数の情報源で一致してはいるものの、念のため「〜とされる」というトーンで受け取っていただければと思います。
レイザーを漫画で読むなら何巻から?
レイザーの活躍を原作漫画で読みたい場合、どのあたりを読めばいいのかを整理しておきます。レイザーが登場するのはグリードアイランド編で、この編は単行本でいうと13巻から18巻あたりに収録されているとされています。レイザー自身の初登場は15巻あたりとされているので、彼のドッジボール戦をじっくり味わいたいなら、その前後の巻から読み進めるのがおすすめです。
なお、この巻数の対応はファンサイトなどの二次情報をもとにした目安であり、私のほうで公式の収録リストと一次照合できたものではありません。実際に購入・レンタルする際は、各巻の収録内容を確認したうえで選んでいただければと思います。
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まとめ:レイザー(ハンターハンター)の魅力
レイザーの強さのほかにも、ハンターハンターには未回収の謎や考察したいキャラクターが数多く残されています。ハンターハンター徹底考察まとめで全記事を一覧にしているので、あわせてどうぞ。
ここまで、『HUNTER×HUNTER』のレイザーについて、強さや念能力、過去やジンとの関係、死亡説やその後、声優まで幅広くまとめてきました。最後にポイントを振り返っておきましょう。
レイザーの魅力は、圧倒的な強さと、その裏にある人間ドラマのギャップにあると私は思います。かつて名前すら呼ばれなかった死刑囚が、一人の男に信頼されて生き方を変え、最後はゴンの背中を優しく押す——そんな彼の物語は、GI編の中でも特に心に残るものでした。強さ議論も面白いですが、ぜひそのバックボーンにも注目して読んでほしいキャラクターです。
なお、念能力の細かなルールや巻数・話数、声優のクレジットといった情報は、資料によって表現に幅があります。この記事では確認できた範囲で誠実にまとめましたが、正確な情報は原作コミックや公式の情報でご確認いただき、解釈が分かれる点については、最終的にはあなた自身が読んで感じたことを大切にしていただければと思います。作品の細部に迷ったときは、公式の書籍や情報にあたるのが一番確実です。