広告 アクション・冒険

鬼滅・猗窩座が女を殺さない理由|恋雪との過去

鬼滅の刃 18巻書影(狛治の過去収録)

鬼滅の刃(18)(ジャンプコミックス)

上弦の参・猗窩座には、どれだけ飢えても女を殺さない・食べないという、鬼らしからぬ信念があります。鬼滅の刃の中でもとりわけ切ないこの設定の鍵を握るのが、人間時代の狛治と恋人・恋雪の過去です。私自身、無限列車編で初登場したときは冷酷な鬼だと思っていた猗窩座が、あの過去を知った瞬間に一番好きなキャラクターに変わってしまいました。この記事では、猗窩座が女を殺さない理由を恋雪との約束や狛治の壮絶な生い立ちからひも解きながら、原作の何巻何話で描かれるのか、技名に隠された恋雪の面影、童磨を嫌う理由とのつながり、劇場版無限城編での該当シーンまで丁寧にまとめていきます。読み終わるころには、あの鬼の切ない生き様がすっと胸に落ちているはずです。

記事のポイント

  • 猗窩座が女を殺さない・食べない理由の有力な考察がわかる
  • 人間時代の狛治と恋雪との過去を時系列で整理できる
  • その過去が原作の何巻何話で描かれるかがつかめる
  • 技名や名場面に隠された恋雪の面影を読み解ける

猗窩座が女を殺さない理由|恋雪との過去を解説

まずは、猗窩座が女を殺さない・食べないというのは本当なのか、そしてその背景にある恋雪との過去や人間時代の狛治の物語を順に追っていきましょう。ここで先にお伝えしておきたいのは、「なぜ女を殺さないのか」をはっきり言い切る猗窩座本人の台詞は原作で確認できていないという点です。だからこの記事は断定ではなく、原作の描写とファンの間で語られている考察をもとにした「読み解き」として進めていきますね。

劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来 ポスタービジュアル
劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来 出典:劇場版公式サイト

狛治と恋雪の過去は18巻で描かれます

コミックシーモアで鬼滅の刃18巻を読む

※今なら初回購入70%割引クーポンあり

女を殺さない・食べないのは本当?

結論から言うと、猗窩座が女性を殺さない・食べないという行動は、作中の描写やファンの共通認識として広く受け止められています。鬼にとって人間は本来ただの餌ですから、性別で相手を選ぶというのは十二鬼月の中でもかなり特異な行動なんですね。

この性質を象徴的に示すのが、上弦の弐・童磨とのやり取りだと言われています。童磨が「猗窩座は女を喰わない・殺さない、だから強くなりきれなかった」という趣旨の指摘をする場面があると複数の考察サイトで語られています。ただし、私はこのセリフの一字一句までを原作で確認できたわけではないので、ここでは「そういう趣旨のやり取りがある」というところにとどめておきますね。いずれにせよ、猗窩座が女性を手にかけないという特徴は、味方だけでなく敵である同じ鬼からも認識されていた、と考えるのが自然だと思います。

理由は恋雪との約束にあった

ここから先は猗窩座の人間時代の過去に関する核心のネタバレを含みます。まだ原作18巻を読んでおらず、先に知りたくない方は読み進める前にご注意くださいね。

猗窩座が女を殺さない理由として最も多くの読者が支持しているのが、人間時代に愛した女性・恋雪との約束にその原点がある、という考え方です。猗窩座は鬼になる前、狛治という名の一人の青年で、恋雪という女性と祝言(結婚)の約束を交わすほど深く想い合っていました。

その恋雪を守れなかったという後悔と、彼女と過ごした日々の記憶。それが鬼になってもなお、女性を「害してはならない存在」として無意識に扱わせているのではないか——というのが、考察サイトの間で最も広く語られている解釈です。恋雪という一人の女性への想いが、すべての女性に対する行動原理として残ったと読むと、あの冷酷な鬼の裏側にある切なさがぐっと立ち上がってきますよね。

aji
aji
相手を選んで攻撃するなんて、鬼として見れば「弱さ」かもしれません。でも私は、その弱さこそが猗窩座に人間の心が残っていた証拠だったんじゃないかなと思うんです。

人間時代・狛治の壮絶な過去

猗窩座が女を殺さない理由を理解するには、人間時代の狛治がどんな人生を歩んだのかを知る必要があります。ここは彼の信念が形づくられた、いちばん大切な部分です。順を追って見ていきましょう。

盗みを繰り返した幼少期と父の死

狛治はもともと、貧しさから盗みを繰り返す罪人でした。しかしそれは、病に伏せる父を助けるためだったんですね。やがて父を亡くした狛治は、行き場を失って荒んだ日々を送ることになります。この時点の彼は、後に女性を守り抜こうとする青年とは思えないほど、すさんだ人生を歩んでいました。

慶蔵と恋雪との出会い

そんな狛治を拾い、更生へと導いたのが、素流(そりゅう)という道場を営む師範・慶蔵(けいぞう)でした。慶蔵には病弱な娘・恋雪がいて、狛治は彼女の看病を担ううちに、少しずつ心を通わせていきます。荒んでいた狛治が、恋雪という存在を通して「守りたいものができた人間」へと変わっていく——ここがこの物語のいちばん温かいパートです。やがて二人は祝言の約束を交わすまでの仲になりました。

毒殺事件と鬼化

ところが、その幸せは唐突に断ち切られます。狛治が父の墓参りに出かけている間に、近隣の道場の妬みによって井戸に毒を入れられ、慶蔵と恋雪が命を落としてしまうのです。守るべき人をすべて奪われた狛治は激昂し、下手人たちを手にかけました。そして罪人として追われるなかで、鬼舞辻無惨に見出され、鬼へと変えられてしまいます。愛する人を失った絶望が、彼を鬼の道へと引きずり込んだわけですね。

記憶を失っても残った信念とは

鬼になるとき、猗窩座は人間時代の記憶の大半を失ったとされています。恋雪のことも、慶蔵のことも、自分が狛治だったことすらも、はっきりとは覚えていない状態になっていました。それでも、女性を殺さない・食べないという行動だけは、記憶をなくした後も一貫して残り続けた——ここがこのテーマの核心だと私は思います。

理屈で覚えている「思い出」は消えても、体と心に刻み込まれた「守りたい」という信念は消えなかった。記憶より深いところに残った想いが、猗窩座の行動を最後まで縛っていたと考えると、この設定の切なさが際立ちますよね。人は大切なことほど、言葉や記憶ではなく感覚として体に残していくのかもしれない、なんてことを考えさせられます。

ポイント

猗窩座が女を殺さない理由をひとことでまとめると、「恋雪を守れなかった後悔と、彼女と過ごした日々が、記憶をなくした後も信念として体に残ったから」という考察が最有力です。ただし本人が理由を明言する台詞は原作で確認されていないため、あくまで描写から読み解いた解釈である点は押さえておきたいところです。

原作の何巻何話で描かれる?

「その過去は何巻何話で読めるの?」というのは、多くの人が気になるポイントだと思います。猗窩座=狛治の過去回想は、原作コミックス18巻、話数でいうと第154話「懐古強襲」から第155話「役立たずの狛犬」、第156話「ありがとう」にかけて描かれる、と複数のネタバレ・レビューサイトで一致しています。

18巻は無限城での戦いが本格化していく巻で、炭治郎と冨岡義勇が猗窩座と対峙する流れのなかで、あの過去が一気に明かされます。私は初読のとき、戦いの最中に突然差し込まれる回想の切なさに、思わずページをめくる手が止まりました。女を殺さない理由の背景を腰を据えて味わいたい方は、ぜひこの18巻を手に取ってみてくださいね。

補足

狛治の過去が収録された18巻は、猗窩座というキャラクターの見え方が一変する巻です。戦いの決着だけでなく「なぜ女を殺さないのか」の答えにあたる回想をじっくり読み返したい方は、電子書籍のコミックシーモアなら試し読みから気軽に触れられます。スマホでいつでもあの名場面に戻れるので、手元に置いておくのにぴったりですよ。

猗窩座の女を殺さない信念が光る名場面

ここからは一歩踏み込んで、猗窩座の「女を殺さない」という信念が物語のなかでどう表れているのかを、名場面や技名の演出から読み解いていきます。童磨を嫌っていた理由との繋がりや、技名に隠された恋雪の面影、そして映画での描かれ方まで、いろんな角度から掘り下げていきましょう。

鬼滅の刃 18巻書影(狛治の過去収録)
鬼滅の刃 18巻(狛治の過去収録) 出典:Amazon

無限城編を原作で先取りしたい方はこちら

コミックシーモアで鬼滅の刃を試し読みする

※今なら初回購入70%割引クーポンあり

童磨を嫌う理由との繋がり

猗窩座が同じ上弦である童磨を露骨に嫌っていた、というのは有名な話です。この二人の相性の悪さも、実は猗窩座の信念と地続きになっていると考えられます。

童磨は感情が欠落していて、弱い者や苦しむ者を心の底では嗤(わら)っているようなキャラクターです。一方の猗窩座は、弱い者を守れなかった後悔を背負って生きてきた鬼。弱者をいたわる心が残っている猗窩座にとって、弱者を軽んじる童磨は生理的に受けつけない存在だったと読むと、二人の反りの合わなさにも筋が通ってきますよね。女性を殺さないという行動も、童磨への嫌悪も、根っこにあるのは「守れなかったものへの想い」なのだと私は感じています。

技名に隠された恋雪の面影

猗窩座の血鬼術や技名には、恋雪との思い出がモチーフとして込められているのではないか、という考察がファンの間で広く支持されています。ここは公式が明言した一次資料に私自身がたどり着けていない部分なので、「そう語られることが多い」という前提で紹介しますね。

花火の名前が由来とされる技名

猗窩座の技には、冠先割(かんざきわり)や飛遊星千輪(ひゆうせいせんりん)、万葉閃柳(まんようせんりゅう)といった名前が並びます。これらの多くが花火の名前に由来していると、複数の考察サイトで語られています。恋雪と一緒に花火を見た記憶が技名のベースになっているのではないか、というのがファンの間で人気の読み方です。もしそうだとすれば、彼は戦うたびに無意識のうちに恋雪との思い出を呼び起こしていたことになり、なんとも切ない話ですよね。

破壊殺に浮かぶ雪の結晶

もうひとつ語られるのが、血鬼術「破壊殺」を展開したときに地面へ浮かび上がる雪の結晶状の模様です。この意匠は、恋雪が身につけていた髪飾りがモチーフになっているのではないか、という考察もファンの間で広く語られています。「恋雪」という名前と「雪」の結晶が重なる演出だと考えると、彼の技そのものが恋雪への想いでできているようにも思えてきます。ただ、こちらも公式が明言したと断定できる一次資料には行き着けていないので、あくまで有力な考察のひとつとして受け止めていただければと思います。

無限城編・映画での該当シーン

猗窩座と狛治の過去は、2025年7月18日に公開された劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来でも大きく描かれています。原作18巻のあの回想が、ufotableの作画と音楽でどう映像化されるのか——原作ファンとしては見逃せないところですよね。

この映画では過去回想の新規キャストも発表されていて、恋雪役をLynn(りん)さん、慶蔵役を中村悠一さんが演じています。恋雪に声が吹き込まれることで、狛治との日々や彼女の存在感がぐっと立体的になり、物語の厚みが増していると感じます。猗窩座役は引き続き石田彰さんが担当していて、鬼としての凄みと人間だったころの面影を一人で演じ分けるお芝居は必見です。

なお、劇場版第一章そのものの映像化範囲や見どころについては、別の記事で詳しくまとめています。映画のあらすじや原作範囲を先に押さえておきたい方は、無限城編 第一章のネタバレと原作範囲をまとめた記事もあわせて読んでみてくださいね。

ちなみに、劇場版第一章は2026年7月16日時点でまだ動画配信サービスには来ていません(Blu-ray・DVDは2026年7月29日発売予定)。一方で、立志編から柱稽古編までのTVアニメシリーズはU-NEXT(31日間無料トライアルあり)で見放題配信中なので、映画の前に本編の流れを追いたい方はそちらから触れてみるのがおすすめです。

猗窩座の最後と救い

女を殺さないという信念を最後まで貫いた猗窩座は、炭治郎と冨岡義勇との戦いの果てに、ある「救い」にたどり着きます。ここでは詳しく踏み込みませんが、記憶の奥にしまい込んでいた恋雪との日々を取り戻すことが、彼にとっての救済につながっていく——とだけお伝えしておきますね。

女性を害さなかったという行動が、めぐりめぐって彼自身の魂を照らし返す。そう考えると、「女を殺さない」という一見小さな信念が、猗窩座という鬼の物語全体を貫く一本の芯だったことがよくわかります。彼の最後には、罪も後悔も超えて、確かに一筋の光が差していたと私は感じました。彼が何巻でどんな最期を迎えるのか、そして恋雪との再会がどう描かれるのかを詳しく知りたい方は、猗窩座の最後を徹底解説した記事で結末の流れをじっくり追ってみてください。

aji
aji
敵として登場した鬼が、最後にこんなにも救われる物語になるなんて。猗窩座というキャラクターは、鬼滅の刃の「悲しい鬼」の系譜のなかでも、私にとって特別な存在です。

まとめ|猗窩座が女を殺さない理由

ここまで、猗窩座が女を殺さない理由を、恋雪との過去や狛治の生きざま、そして名場面や技名の演出から読み解いてきました。最後にポイントを振り返っておきましょう。

ポイント

・猗窩座が女を殺さない・食べない理由は、人間時代に愛した恋雪への想いが原点とされる
・鬼になり記憶を失っても、女性を守るという信念だけは体に残り続けたという考察が最有力
・本人が理由を明言する台詞は原作で確認されておらず、あくまで描写からの読み解き
・狛治と恋雪の過去は原作18巻(第154〜156話)で描かれる
・技名の花火由来や破壊殺の雪の結晶=恋雪の面影という説はファンの間で広く支持される考察
・劇場版無限城編 第一章では恋雪役Lynn・慶蔵役中村悠一の新規キャストで過去が映像化

猗窩座が女を殺さないのは、彼のなかに最後まで消えなかった「守りたい」という人間の心の名残なのだと私は思います。ちなみに鬼滅の刃は2025年7月時点で世界累計発行部数2億部を突破している(集英社公式)大ヒット作で、猗窩座はその人気を語るうえで欠かせないキャラクターです。ここで紹介した内容には解釈に基づく考察も含まれるので、細かな設定や最新情報は公式サイトや書籍でご確認いただき、最終的な受け取り方はあなた自身が読んで感じたことをいちばん大切にしていただければと思います。あの鬼の切ない信念を、ぜひもう一度原作で確かめてみてくださいね。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

AJI

AJI /「マンガ愛読者の部屋」管理人 📖

漫画を「消費」するのではなく、心の底から「味わい尽くす」ための考察ブログへようこそ!

🖊️ 経験
元漫画家アシスタント。作り手の視点も交えて、少年漫画から少女漫画まで幅広く読み解きます。

🧡 ブログの約束
・原作を徹底的に読み込み、執筆
・「なぜそう考えたか?」思考のプロセスを重視
・憶測や不確かな情報で記事は作りません

💡 得意なこと
・伏線回収の”匂い”を嗅ぎ分けること
・キャラクターの隠れた本音を言語化すること
・作品を超えたテーマを見つけ出すこと

あなたの考察のヒントになれば嬉しいです!

▶ 詳しいプロフィールはこちら

1

今日は何を読む?待望の新刊コミック発売日! 「今日発売される注目の新刊漫画は何だろう?」「楽しみにしていたあの作品の最新刊を買い逃したくない!」と思っていませんか? この記事では、本日発売される大注目 ...

-アクション・冒険