『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』のあらすじが気になって検索してみたものの、シリーズの中でもとくにお話が入り組んでいて、「結局どういう流れだったっけ?」となっていませんか。私自身、原作小説を読み返すたびに情報量の多さに圧倒される巻でして、あらすじやネタバレを一度きちんと整理しておきたいと思っていました。この記事では、不死鳥の騎士団のあらすじを序盤から結末まで順を追ってまとめつつ、シリウスの死亡シーンや予言の内容、そして物語のキーになるアンブリッジやダンブルドア軍団についても触れていきます。あわせて、原作小説と映画版で描写が変わるポイント、映画をU-NEXTで見る方法まで案内しますので、これから読む方も観る方も、この一本で全体像がつかめるはずです。
記事のポイント
- 不死鳥の騎士団のあらすじを序盤から結末まで整理できる
- シリウスの死や予言の内容などネタバレの核心がわかる
- 原作小説と映画版で描写がどう違うのかを把握できる
- 映画版をU-NEXTで見る方法と原作小説の読み方がわかる
ジャンプできる目次📖
不死鳥の騎士団のあらすじ|物語の流れと登場人物
まずは『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』がどんな作品なのか、基本情報と物語の大まかな流れ、そして中心になる登場人物を押さえておきましょう。シリーズ第5巻にあたるこの物語は、ヴォルデモート復活後の重苦しい空気の中で、ハリーたちが「不死鳥の騎士団」という組織とともに戦いへ踏み出す転換点です。ここではあらすじの土台になる前提を、ネタバレ控えめの部分から順に組み立てていきます。

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の基本情報
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は、J.K.ローリングによる大人気ファンタジー小説シリーズの第5巻です。原題は「Harry Potter and the Order of the Phoenix」で、英国では2003年6月21日に発売されました。日本語版は松岡佑子さんの翻訳、静山社から2004年9月1日に刊行されています。シリーズの中でもとりわけボリュームがある巻として知られていて、読み応えは相当なものです。
原作小説と映画版の違い
この作品を語るうえで外せないのが、原作小説と映画版で描写がかなり違うという点です。原作小説はシリーズ最長クラスの分量があるのに対し、映画版の上映時間は138分と、シリーズの中では短い部類に入ります。映画は制作をワーナー・ブラザース、監督をデビッド・イェーツ、脚本をマイケル・ゴールデンバーグが手がけ、日本では2007年7月20日に公開されました(米国は7月11日、英国は7月12日の公開で、日本とは公開日が異なります)。
この分量差からもわかるように、映画版は原作のエピソードを大幅に整理・省略しています。海外のファンサイトなどでは、予言の細かな内容やダンブルドア軍団のメンバーにまつわる描写、シリウスの死のシーンの演出などが原作と印象が違うと指摘されています。ただしこのあたりは考察サイトの分析にとどまる部分もあるので、この記事では「原作では〜」「映画版では〜」と主語を分けながら、断定しすぎないように進めていきます。
あらすじ|物語序盤の展開
不死鳥の騎士団のあらすじは、夏休み中のハリーが吸魂鬼(ディメンター)に襲われる場面から本格的に動き出します。ハリーはいとこのダドリーと一緒にいるところをディメンターに襲われ、守護霊の呪文(エクスペクト・パトローナム)でこれを撃退します。ところが、マグル(非魔法族)の前で魔法を使ったことを理由に、ハリーは魔法省の査問にかけられてしまうのです。
査問を切り抜けたあと、ハリーはシリウス・ブラックの実家であるグリモールド・プレイス12番地へと連れて行かれます。そしてそこが、ヴォルデモートに対抗する秘密組織「不死鳥の騎士団」の本部になっていることを知ります。魔法省がヴォルデモートの復活を公には認めない中で、水面下では確かに戦いの準備が進んでいる——この不穏なズレが、物語序盤の大きな空気感になっています。
この巻でとくに重たいのは、真実を訴えるハリーが周囲から孤立していくところです。ヴォルデモートが戻ってきたと主張するハリーとダンブルドアに対し、魔法省はそれを認めようとせず、むしろ「注目を集めたいだけの少年」のように扱おうとします。前巻までのわくわくする冒険とは少し毛色が違い、大人社会の不誠実さや、信じてもらえないことのつらさが色濃く描かれるのが、不死鳥の騎士団のあらすじの特徴だと感じます。だからこそ、ハリーが仲間とともに自分たちの力で立ち上がっていく後半の展開が、いっそう胸に響くんですよね。
主要登場人物と不死鳥の騎士団
ここで、あらすじを追ううえで押さえておきたい主要登場人物を整理しておきます。おなじみのハリーたちに加えて、この巻では組織「不死鳥の騎士団」の面々や、物語をかき回す魔法省サイドの人物が重要な役割を担います。
| 人物 | 立場 | 役割 |
|---|---|---|
| ハリー・ポッター | 主人公 | ダンブルドア軍団の"教師役"として仲間に防衛術を教える |
| ロン・ウィーズリー | 親友 | ハリーを支える相棒として神秘部の戦いにも同行する |
| ハーマイオニー・グレンジャー | 親友 | ダンブルドア軍団の結成を発案する頭脳役 |
| シリウス・ブラック | 名付け親 | 不死鳥の騎士団のメンバーでハリーの心の支え |
| アルバス・ダンブルドア | ホグワーツ校長 | 不死鳥の騎士団を率いる中心人物 |
| ドローレス・アンブリッジ | 魔法省高官 | 防衛術教授として着任し校内を統制していく |
| ベラトリックス・レストレンジ | デスイーター | シリウスの従妹でヴォルデモート配下の実力者 |
| ルーナ・ラブグッド | 生徒 | レイブンクロー寮のダンブルドア軍団メンバー |
ハリーとダンブルドア軍団(DA)
この巻でハリーたちが立ち上げるのが、秘密の練習会「ダンブルドア軍団(DA)」です。実技を伴う防衛術の授業が事実上できなくなってしまった状況を受けて、ハーマイオニーの発案で、ハリーを"教師役"に据えた自主的な訓練会が始まります。集まる場所は、ホグワーツに隠された「必要の部屋」。ここでハリーは、仲間たちに実際の呪文の使い方を教えていきます。
この「自分たちで学び、備える」という動きは、ただの部活動ではありません。大人たちや魔法省が真実に向き合わない中で、子どもたちが自分たちの意思で戦う力をつけていく——不死鳥の騎士団のあらすじの中でも、ぐっと胸に来るパートだと私は思います。ルーナやネビルといった、それまで脇にいた生徒たちが存在感を増していくのもこの巻の見どころです。
そしてこのダンブルドア軍団での経験は、物語終盤の神秘部での戦いへとまっすぐつながっていきます。ハリーが教えた防衛術が、いざというときに仲間たちを守る力になる——訓練の日々がきちんと伏線として効いてくるのが、この巻の構成の巧みなところです。ここで培われた結束が、シリーズの後半まで続く仲間たちの絆の土台になっていきます。
アンブリッジと魔法省
物語のもう一方の軸になるのが、新任教師ドローレス・アンブリッジと魔法省の動きです。アンブリッジは魔法省の高官で、ホグワーツには「闇の魔術に対する防衛術」の教授として着任します。ところが彼女は実技の授業を事実上禁止し、規則を盾に生徒たちの自由をどんどん締めつけていきます。
【ネタバレ】魔法省の戦いとシリウスの死
ここから先は物語の結末に触れる重大なネタバレを含みます。まだ読んでいない・観ていない方はご注意ください。
物語の終盤、ヴォルデモートはハリーの精神に偽の幻影を送り込みます。その内容は「シリウスが魔法省の神秘部で拷問されている」というもので、ハリーはこれをすっかり信じ込んでしまいます。ハーマイオニーたちの制止を振り切って、ハリーはロン・ハーマイオニー・ジニー・ネビル・ルーナとともに神秘部へと向かいます。
しかし、そこはヴォルデモートが探し求める「予言」が保管された場所であり、待ち構えていたのはデスイーターたちでした。激しい戦闘が始まる中、駆けつけた不死鳥の騎士団のメンバーが加勢します。その戦いのさなか、シリウス・ブラックは従妹ベラトリックス・レストレンジとの戦闘で呪文を受け、「アーチ(ベール)」の奥へと消えて命を落とします。ここで大切なのは、シリウスはヴォルデモート本人や他のデスイーターに直接斬られたのではなく、ベラトリックスの呪文を受けてアーチの奥へ消える、という描かれ方をしている点です。この独特の"退場のしかた"が、多くの読者・観客の心に強く残りました。
そして最後は、駆けつけたダンブルドアとヴォルデモートが魔法省のロビーで直接対決します。魔法省の中枢でついにヴォルデモートの存在が公になり、彼は撤退。長らくハリーの言葉を信じてこなかった魔法界が、ようやく現実と向き合わざるを得なくなる——というのが、不死鳥の騎士団の結末部分の大きな流れです。
不死鳥の騎士団のあらすじ考察と映画を見る方法
ここからは、不死鳥の騎士団のあらすじをふまえたうえで、物語の核心である「予言」の意味を考察しつつ、映画版や原作小説を実際に楽しむ方法を紹介していきます。あの結末が何を示していたのか、そしてどこで作品に触れられるのかを、あわせて整理していきましょう。

予言の内容とラストの意味の考察
神秘部でヴォルデモートが手に入れようとしていた「予言」は、この物語だけでなくシリーズ全体を動かす鍵になっています。この予言は、かつてシビル・トレローニーがダンブルドアに語ったもので、ヴォルデモートを打ち倒せるだけの力を持つ子どもが生まれてくるという内容です。その子はヴォルデモートに三度立ち向かった経験を持つ両親のもとに、7月末が近づく頃に誕生し、ダークロードと同じだけの力を宿しながらも彼の知らない何かを持つとされ、最終的にはどちらか一方が相手の手で命を落とすまで、二人が同じ世界で共存することはできない、という運命が示されています。
ここで示される「どちらか一方が生きている限り、もう片方は生きられない」という関係こそが、ハリーとヴォルデモートの因縁の正体です。ハリーがなぜ狙われ続けるのか、その根っこがこの巻でようやく明かされる形になっています。ちなみに予言の解釈は原文(英語)のニュアンスを含めて語られることが多く、日本語での言い回しには幅があります。ここでは内容の要点を紹介するにとどめておきます。
興味深いのは、この予言を最初に聞いたのがダンブルドアであり、その内容がヴォルデモートに"半分だけ"伝わってしまったという経緯です。予言を口にしたのは、のちにホグワーツで教鞭をとることになる占い学教授シビル・トレローニー。ヴォルデモートがハリーを標的に選んだこと自体が、この予言の一部を耳にした結果だったわけで、皮肉にも彼自身の行動が予言を"現実にしていく"構図になっています。神秘部でヴォルデモートがどうしても予言の球体を手に入れたかった理由も、ここにあります。
原作と映画の違いという観点でいうと、この予言まわりの描写や、そこに込められた「力」の解釈について、映画版では原作ほど詳しく語られていないと指摘する声もあります。とはいえこのあたりは受け取り方によるところも大きいので、両方に触れて自分なりに感じ取ってみるのがいちばん面白い部分かなと思います。
映画版をU-NEXTで見る方法
「あらすじを読んだら、やっぱり映像でも観たくなってきた」という方に向けて、映画版『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の視聴方法を紹介します。まずは公式の映像でどんな雰囲気の作品なのか、チェックしてみてください。
映画版は、動画配信サービスのU-NEXTで見放題の対象になっています。U-NEXTには31日間の無料トライアルがあるので、期間内であればお試しで映画版を楽しむことも可能です。あらすじを頭に入れてから観ると、神秘部の戦いやシリウスの退場シーンの見え方も変わってくるはずです。
なお、配信状況は変わることがあります。視聴を検討する際は、最新の配信ラインナップや料金・無料トライアルの条件を、必ずU-NEXTの公式サイトでご確認ください。
原作小説で物語を読む方法
映画版はエピソードをかなり整理しているので、「もっと細かい描写やキャラクターの心情まで味わいたい」という方には、やはり原作小説がおすすめです。日本語版は静山社から刊行されていて、ハリーたちの葛藤やダンブルドア軍団の日々、予言をめぐるやり取りなどが、映画よりずっとていねいに描かれています。
原作小説は単行本(上・下巻)に加えて、新装版や、より手に取りやすい文庫版など、複数の形態で流通しています。じっくり読み込みたい方は単行本、持ち運びやすさを重視するなら文庫版、といったように、自分の読み方に合わせて選ぶとよいかなと思います。映画で全体像をつかんでから原作を読むと、省略されていた部分が補完されて「そういうことだったのか」と腑に落ちる場面がたくさんありますよ。
不死鳥の騎士団のあらすじまとめ
ここまで、不死鳥の騎士団のあらすじを序盤から結末まで、そして予言の意味や視聴方法まで整理してきました。最後に、この記事のポイントを振り返っておきます。
物語の核心にある「予言」は、ハリーとヴォルデモートの因縁の正体を明かし、シリーズ全体の行方を大きく左右する重要なピースです。あらすじを押さえたうえで映画版や原作小説に触れれば、一つひとつの場面がぐっと味わい深く感じられるはずです。なお、作品の配信状況や書籍の刊行形態は変わることがありますので、視聴・購入の際は最終的に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。