王様ランキングのアニメを見て、あるいはこれから見ようとして、ひどいという評判を目にして不安になっていませんか。実際に検索してみると、つまらない、炎上、といったワードが並んでいて、余計に気になってしまいますよね。私自身もこの作品を追いかけてきた一人として、アニメがひどいと言われる理由が本当のところどこにあるのか、そして高く評価している人は何を推しているのかを、できるだけフラットに整理してみたいと思いました。この記事では、アニメが原作のどこまで描いたのか、続きは原作の何巻から読めばいいのか、王様ランキングは完結しているのか、休載の理由は何だったのか、3期や劇場版はどうなっているのか、さらに作者への誹謗中傷や作者の裁判に関わる書類送検の報道、勇気の宝箱の続き、声優の情報、そしてどこで見れるのかという配信状況まで、気になるところをまとめて解説していきます。読み終わるころには、賛否の正体がすっきり見えているはずです。
記事のポイント
- 王様ランキングのアニメがひどいと言われる理由と高評価の声を両方整理できる
- アニメが原作のどこまで描いたか、続きは何巻から読めばいいかがわかる
- 3期・劇場版の制作状況と、長期休載の経緯を確認できる
- 作者への誹謗中傷をめぐる報道とU-NEXTなどの配信情報がつかめる
ジャンプできる目次📖
王様ランキング アニメがひどいと言われる理由
まずは、王様ランキングのアニメが「ひどい」と言われてしまう理由を、順を追って見ていきましょう。ここでは評価が二分している現状を押さえたうえで、ひどい派の具体的な指摘と、逆に高く評価している人が推しているポイントを、どちらも公平に並べていきます。あわせて、アニメが原作のどこまでを映像化したのか、3期や劇場版の話がどうなっているのかも整理していきますね。

結論|評価が二分される作品
先に結論からお伝えすると、王様ランキングのアニメは評価がきれいに二分されている作品です。「ひどい」「つまらない」という声がある一方で、「絵本のような世界観に泣かされた」と絶賛する人も同じくらい多い。どちらか一方が正しいというより、刺さる人にはとことん刺さり、合わない人には物足りなく感じられるタイプの作品なんですね。
まずは、ひどい派と高評価派がそれぞれ何を見て評価しているのかを、ざっくり俯瞰できるよう表にまとめてみました。細かい根拠はこの後の見出しで一つずつ掘り下げていきます。
| 観点 | ひどい・つまらない派の見方 | 高評価派の見方 |
|---|---|---|
| 原作からの改変 | 心理描写が短縮され、感動が薄まったと感じる | テンポよく本筋を追えて見やすいと感じる |
| 物語の構成 | 群像劇で視点が切り替わり、話がわかりにくい | 複数の人物のドラマが折り重なって深みがある |
| 勇気の宝箱 | 番外編で本編が進まず間延びに感じる | 本編の隙間が埋まり世界がより立体的になる |
| 作画・音楽 | ー | 絵本のような画作りと音楽の相性が良い |
このように、同じ場面を見ても受け取り方が真逆になりやすいのが、この作品の面白いところであり、賛否が生まれる根っこでもあります。だからこそ「ひどい」という評判だけで判断してしまうのは、少しもったいないかなと私は思っています。
ひどい派の主な指摘
では、具体的に「ひどい」「つまらない」と言われるとき、どんな点が指摘されているのかを整理します。おおまかに、次のような声が中心です。
ひとつめは、原作の改変・簡略化によって「感動が薄れた」「描写が雑になった」と感じるという指摘です。王様ランキングは原作の心理描写がとても丁寧な作品なので、アニメで尺の都合上そこが短縮されると、「原作で泣いた場面が、アニメだとあっさりしていた」と物足りなさを覚える人がいるんですね。
ふたつめは、群像劇的な視点の切り替えや時系列の複雑さが「わかりにくい」という声です。ボッジとカゲだけでなく、王家の人々や周辺国のキャラクターまで視点が移っていくため、人物の相関を追いきれないと置いてけぼりに感じてしまうことがあります。
みっつめは、「勇気の宝箱」が本編の続きではなく番外編だったことへの戸惑いです。1期と同じ時間軸の未公開エピソードを描いた作品なので、続きを期待していた人にとっては「話が進まない」「間延びしている」と映ってしまった面がありました。
そのほか、ボッジが母を手にかけたミランジョに対して強い憎しみを見せない描写に「感情移入しづらい」と感じる人や、劇中の国名や設定が現実の国際関係を連想させるとして議論になった、という声もあります。ただし後者はあくまで一部の視聴者の解釈で、公式が政治的な意図を認めた事実は確認できていませんので、そう指摘する声があるという受け止めにとどめておくのが誠実だと思います。
高評価派が推すポイント
一方で、王様ランキングを高く評価する人が推しているポイントも、しっかり紹介しておきたいところです。「ひどい」の声と同じくらい、熱量のある支持がある作品なんです。
いちばん多く語られるのは、絵本のような独特の世界観と画作りです。アニメーション制作は『進撃の巨人』などで知られるWIT STUDIOが担当していて、やわらかいタッチの絵柄と丁寧な動きが、寓話的な物語の空気にぴったり合っています。MAYUKOさんによる音楽も、その世界観を優しく支えていますね。
次に、非力な第一王子ボッジの成長物語としての力強さです。小さくて耳が聞こえず、言葉も話せないボッジが、影の存在カゲと出会い、数々の試練を乗り越えて前へ進んでいく。そのひたむきな姿に胸を打たれた、という声は本当に多いです。ハンデを抱えた主人公が、周囲との関わりの中で少しずつ強くなっていく過程が、この作品の芯だと私は感じています。
さらに、豪華な声優陣も見どころです。カゲ役の村瀬歩さん、ダイダ役の梶裕貴さん、ミランジョ役の坂本真綾さん、デスパー役の櫻井孝宏さんなど、実力派がそろっています。言葉を発しないボッジを声で表現する日向未南さんの芝居も、多くの視聴者の心をつかみました。作画・音楽・演技という土台の完成度は、高評価派にとって揺るがない魅力になっています。
アニメは原作のどこまで?
この見出しではアニメと原作の対応範囲に触れるため、物語の進み方に関する軽いネタバレを含みます。まっさらな状態で見たい方は読み飛ばしてくださいね。
アニメ1期は2021年10月15日から2022年3月25日まで、フジテレビの「ノイタミナ」枠ほかで放送されました。この1期で描かれたのは、原作の第一部にあたる部分です。単行本でいうと、おおむね1巻から12巻あたりまでの内容が映像化されたと見られています。
ただし、これはいくつかの解説記事で語られている巻数の目安であって、アニメ公式サイトが「何巻まで」と直接明記しているわけではありません。ですので、おおよそ第一部=1〜12巻ぶんが1期の範囲という受け止めにとどめておくのが安全です。原作の続きから読みたい方は、13巻あたりから追いかけていくとアニメの先の展開に進めるイメージですね。
もう一つ押さえておきたいのが、2023年に放送された「王様ランキング 勇気の宝箱」の位置づけです。これは1期と同じ時間軸を描いた番外編で、原作のその後を描く続編ではありません。本編の続きだと思って見ると「話が進んでいない」と感じてしまうので、あくまでサイドストーリーとして楽しむのがおすすめです。
3期はある?劇場版は制作決定
アニメの続きがどうなるのかは、ファンにとって最大の関心事ですよね。ここは事実と、まだ決まっていないことを、きちんと分けてお伝えします。
まず劇場版については、2023年6月に「完全新作劇場版アニメ」の制作決定が発表されています。ただし、発表されたのは制作が決まったという事実までで、公開日や詳しい内容は現時点で公式サイトに掲載されていません。ですので「制作決定」までが確定情報で、公開時期を断定することはできない、という状況です。
一方で、いわゆるテレビシリーズのアニメ3期については、現時点で制作の発表はありません。「3期決定」といった情報を見かけても、公式なアナウンスに基づくものではないので注意してください。原作が後述するように長期の休載を経ており、映像化するためのストックが十分に積み上がっていなかった、という事情が背景として語られることはありますが、これも推測の域を出ません。続報は公式サイトや公式SNSで確認するのが確実です。
王様ランキング アニメひどい論争と作者の裁判問題
ここからは、王様ランキングの「ひどい」論争を語るうえで避けて通れない、作者をめぐる出来事に触れていきます。誹謗中傷と、それに関する報道、そして長期休載と連載の現在、原作の刊行状況、さらにどこで見れるのかという配信情報まで、確認できている事実の範囲で丁寧にまとめます。デリケートな話題なので、断定を避けながら慎重に進めていきますね。

作者への誹謗中傷と書類送検
王様ランキングの作者は、十日草輔(とおかそうすけ)さんです。作画も原作も手がける単独の作家さんで、会社員を経て2017年からWeb漫画の投稿を始め、この作品で大きな注目を集めました。
その十日さんをめぐって、誹謗中傷に関する報道がありました。共同通信の報道によれば、SNS上の投稿で作者の名誉を毀損した疑いがあるとして、投稿した人物が書類送検されたと伝えられています。ネット上での誹謗中傷が、実際に法的な手続きにつながった一件として受け止められています。
この件については、報道として配信された事実の範囲でお伝えするにとどめます。投稿者の細かな属性や投稿の具体的な文言といった点は、一次情報として十分に確認できていないため、この記事では踏み込みません。正確な内容を知りたい方は、報道各社の記事など一次に近い情報源をご確認いただければと思います。
経緯|報道された確定事実
混乱を避けるために、報道として配信されている確定的な事実だけを、いったん表に整理しておきます。ここに載せているのは「報道された」というレベルで確認できる情報で、それ以上の詳細は含めていません。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 報道機関 | 共同通信(複数メディアに配信) |
| 報道日 | 2024年10月11日 |
| 報じられた内容 | 作者の名誉を毀損した疑いでX投稿者が書類送検された |
| 手続きの主体 | 千葉県警 |
ネット上には、これに関連づけて「作者が弁護士と対立した」「批判的な漫画を公開・削除した」といった話も見られますが、こうした情報は信頼できる一次ソースで確認が取れていません。確認できていない話を事実のように広げてしまうのは、それこそ誰かを傷つけかねませんので、この記事では採用しないという方針にしています。
休載の理由と連載の現在
王様ランキングは、連載の途中で長期の休載を経験しています。第二部の連載中だった2023年4月に休載に入り、作者への誹謗中傷がその背景にあったと伝えられています。休載は約1年8か月に及びました。
そして2024年12月31日に連載が再開され、現在も連載は続いています。掲載媒体はWeb漫画投稿サイト「マンガハック」で、隔週での更新となっています。長い休みを経て物語がふたたび動き出したことは、ファンにとって本当にうれしい知らせでした。アニメの続きが作られるかどうかも、こうした原作の歩みと切り離せない関係にあります。
原作は何巻まで?完結は未定
原作の刊行状況も整理しておきましょう。出版社はKADOKAWA(ビームコミックス)で、単行本は22巻まで刊行されています。最新の22巻は2026年6月12日に発売されました。ひとつ前の21巻は2026年2月12日の発売です。
大事なのは、王様ランキングはまだ完結していないという点です。2024年12月末に連載が再開されたあとも物語は継続中で、最終回や結末についての確定した情報は存在しません。「完結した」と書いている情報を見かけても、それは誤りということになります。結末を断定できる段階ではないので、これからの展開を一緒に見守っていきたいですね。
どこで見れる?配信情報
「結局アニメはどこで見れるの?」という疑問にもお答えします。王様ランキングのアニメ(2021年版)は、U-NEXTで見放題配信されています。無料トライアルの期間を使えば、料金をかけずに1期をまとめて視聴することも可能です。
なお、この作品はU-NEXTの独占配信ではなく、ほかの動画配信サービスでも視聴できるとされています。いろいろなサービスで配信されているぶん、すでに使っているサービスがある方はそちらでも探してみてください。そのうえで、まだ決まった配信先がない方や、無料で試してみたい方には、見放題で追いやすいU-NEXTが選びやすい選択肢かなと思います。
作品の評価が気になる方には、同じように賛否や解釈が語られてきた作品の記事も参考になります。深い世界観ゆえに評価が割れた新世界よりのアニメ評価を解説した記事や、切なさの余韻で語り継がれる秒速5センチメートルの評価を深掘りした記事もあわせてどうぞ。見る人によって受け取り方が変わる作品の面白さが、きっと伝わると思います。
王様ランキング アニメまとめ
ここまで、王様ランキングのアニメがひどいと言われる理由から、作者をめぐる報道、原作や配信の情報までまとめてきました。最後にポイントを振り返っておきましょう。
「ひどい」という評判は確かにありますが、その多くは原作の緻密さの裏返しであり、逆にそこを魅力と感じる人も同じくらいいる、というのが実際のところです。評価が分かれること自体が、この作品が多くの人の心を動かしてきた証だとも言えます。まずはご自身の目で1期を見て、どちら側の感覚に近いのかを確かめてみるのがいちばんだと思います。
なお、放送や配信の状況、原作の刊行や今後の展開といった情報は変わることがあります。最新かつ正確な内容は公式サイトや各サービスの公式情報でご確認いただき、報道が関わる部分についても最終的な判断は一次情報や専門家の解説にゆだねていただければと思います。