【ロシデレ】ネタバレ解説！アニメや小説の結末とマーシャと生徒会長の存在

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん (角川スニーカー文庫)

『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』、通称「ロシデレ」のネタバレを探していませんか？アニメ化もされて大きな話題を呼んでいる本作ですが、原作小説のあらすじや、気になるネタバレ 結末がどうなっているのか、詳しく知りたい方も多いでしょう。

この記事では、物語の魅力を深掘りするため、主要なキャラクター一覧はもちろん、物語の鍵を握るマーシャや生徒会長の役割、そして原作の漫画と小説 違いにも光を当てて解説します。さらに、作者情報や実際の評価 口コミを交えながら、小説版ネタバレ1巻～12巻までの重要ポイントを網羅的にご紹介します。

ロシア語でデレる隣のアーリャさん｜ネタバレ含む作品概要

物語の始まりがわかるあらすじ

『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』は、やる気のない男子高校生・久世政近と、隣の席に座るロシア系の銀髪美少女・アリサ・ミハイロヴナ・九条（アーリャ）の関係を描く青春ラブコメディです。

物語の最大の特徴は、アーリャが時々ロシア語で呟く「デレた本音」を、政近がネイティブレベルで理解しているというユニークな設定にあります。アーリャ本人は誰にもバレていないと思い込み、クールな態度の裏で「もう、本当に可愛いんだから」「しっかりしないと、私が面倒見てあげなきゃ」といった甘い言葉を連発します。政近はその本音を聞いて内心ニヤニヤしながらも、知らないふりをし続ける、という構図が基本です。この「秘密の共有」が、二人の間に独特の緊張感と甘酸っぱい空気感を生み出し、読者を魅了します。

物語は、学園の完璧超人として知られるアーリャが、だらしない政近を日本語で叱りつけながらも、ロシア語では心配したり褒めたりするところから始まります。このギャップが本作の大きな魅力であり、二人が生徒会活動などを通じてどのように距離を縮めていくのかが描かれていきます。

魅力的な登場人物のキャラクター一覧

「ロシデレ」の魅力は、主人公とヒロインを取り巻く個性豊かなキャラクターたちによって支えられています。ここでは主要な登場人物を紹介します。

鍵を握るマーシャと生徒会長の存在

物語を複雑かつ面白くしているのが、アーリャの姉・マーシャと、生徒会長・剣崎統也の存在です。

政近の初恋相手「マーシャ」

マーシャは、単なるヒロインの姉という立場に留まりません。実は、彼女こそが政近が幼い頃に出会い、ロシア語を学ぶきっかけとなった初恋の相手なのです。この事実が判明することで、物語は単なるラブコメから、姉妹間で一人の男性を想うという、切ない恋愛ドラマの側面も帯びるようになります。マーシャは妹のアーリャの気持ちを理解しつつも、自身の恋心をストレートに政近に伝えるため、三角関係がより一層深まっていきます。

物語の舞台を作る「生徒会長」

現生徒会長である剣崎統也は、政近の能力を見抜き、彼を生徒会へと勧誘した重要人物です。彼の存在がきっかけとなり、アーリャと政近は次期生徒会長選挙に挑むことになります。この「生徒会選挙」という軸は、単なる学園イベントではなく、各キャラクターの策略や能力がぶつかり合う頭脳戦の舞台となります。これにより、物語に目標と競争が生まれ、ラブコメ展開だけでなく、手に汗握る面白さも加わっているのです。

アニメ版と漫画と小説 違いを比較

「ロシデレ」は小説（ライトノベル）を原作として、コミカライズ（漫画版）、そしてアニメ化とメディアミックス展開がされています。それぞれの媒体で魅力や特徴が異なります。

ロシア語でデレる隣のアーリャさん：コミックシーモア

アニメを見て興味を持った方は、カットされたシーンやより深い心理描写を知るために、原作小説を読んでみることを強くおすすめします。アニメでは唐突に感じた展開も、小説を読むことで「そういうことだったのか」と納得できる部分が多くあります。

作者の紹介と気になる評価 口コミ

本作の生みの親である作者は燦々SUN（さんさんさん）氏です。本作がデビュー作でありながら、巧みな伏線と魅力的なキャラクター描写で一気に人気作家の仲間入りを果たしました。また、キャラクターデザインと原作イラストを手掛けるももこ氏の美麗なイラストも、作品の人気を支える大きな要因となっています。

実際の評価や口コミを見てみると、多くの読者から高い支持を得ていることがわかります。

一方で、少数ながら注意点として挙げられる意見もあります。

物語が進むにつれて、当初の「ロシア語でデレる」という要素が少し薄れてくる、という指摘があります。また、小説特有の表現が少し読みにくいと感じる人もいるかもしれません。

しかし、全体としてはキャラクターの魅力やストーリーの面白さを絶賛する声が圧倒的に多く、ライトノベルの中でも屈指の人気シリーズと言えるでしょう。

小説版「ロシア語でデレる隣のアーリャさん」ネタバレ詳細

小説版ネタバレ あらすじ 1巻～2巻

物語の序盤である1巻と2巻では、主要キャラクターの関係性の構築と、物語の大きな軸となる「生徒会選挙」の土台が作られます。

1巻では、前述の通り、政近とアーリャの基本的な関係性が描かれます。アーリャのロシア語でのデレが政近に筒抜けであるという「秘密」をベースに、二人のコミカルで甘酸っぱい日常が展開されます。この巻で生徒会長・剣崎統也が登場し、政近とアーリャが生徒会に関わるきっかけが生まれます。

2巻からは、生徒会選挙編が本格的にスタートします。アーリャの生徒会長立候補をサポートするため、政近も本格的に活動を開始。ここで彼の「やる気のない劣等生」という仮面の下に隠された「頭の切れる策士」としての一面が徐々に明らかになります。谷山沙也加といったライバル候補も登場し、討論会などを通じて物語に「対決」の要素が色濃くなっていきます。

小説版ネタバレ あらすじ 3巻～4巻

3巻と4巻は、二人の関係が大きく進展し、物語の核心に迫る重大な事実が明かされる、非常に重要な巻です。

3巻では、アーリャの不器用な優しさが光るエピソードが満載です。政近が体調を崩した際、アーリャが自宅まで看病に訪れるシーンは必見。また、生徒会選挙の前哨戦で政近がアーリャを見事にアシストし、二人の信頼関係がより強固なものになります。この出来事をきっかけに、アーリャは政近を「政近くん」と名前で呼ぶようになり、二人の距離がぐっと縮まります。

そして4巻で、物語は大きな転換点を迎えます。それは、政近の初恋の相手が、アーリャの姉であるマーシャだったという事実の判明です。夏休みの合宿を経て、思い出の公園で再会した二人はついに互いの正体に気づきます。マーシャからストレートな好意を告げられ、政近は過去の思い出と現在のアーリャへの想いの間で揺れ動くことになります。

小説版ネタバレ あらすじ 5巻～6巻

姉妹との三角関係、そして政近の過去がより深く掘り下げられるのが5巻と6巻です。

5巻の舞台は文化祭。マーシャからの告白に戸惑う政近ですが、文化祭のバンド活動に打ち込むアーリャの姿を見て、彼女への特別な感情を自覚し始めます。この巻では、政近がアーリャを、アーリャが政近を、それぞれが互いを大切に想っていることがより明確に描かれ、二人の絆が深まっていきます。

6巻では、政近の過去、特に周防家との因縁に焦点が当てられます。政近がアーリャを応援することは、実の妹である有希の生徒会長就任を妨害することにも繋がりかねません。有希の従者である君嶋綾乃からその覚悟を問われた政近は、自身の過去と向き合い、選挙戦に挑む決意を新たにします。物語のシリアスな側面が強まる巻です。

小説版ネタバレ あらすじ 7巻～8巻

7巻と8巻は、ラブコメ展開が加速し、物語の根幹を揺るがす最大の秘密が明かされるクライマックス級の巻と言えます。

7巻では、体育祭を通じてアーリャが自身の政近への恋心を明確に自覚します。これまで無意識に漏らしていたロシア語のデレが、自覚的な好意へと変化していく様子は非常に甘酸っぱく、ラブコメとしての面白さが頂点に達します。

この告白は、二人の関係を単なるクラスメイトから、互いの重い過去や秘密を共有する「真のパートナー」へと昇華させる、極めて重要なターニングポイントとなります。

小説版ネタバレ あらすじ 9巻～10巻

政近の衝撃告白を受けて、物語は周防家の問題解決へと大きく舵を切ります。9巻と10巻は、家族の再生と新たな決意が描かれます。

9巻では、政近が妹を犠牲にしてきたという罪悪感に苛まれる中、アーリャが彼の背中を押します。アーリャに勇気をもらった政近は、長年没交渉だった母親や祖父と対峙し、ついに歴史的な和解を果たします。歪だった兄妹関係も修復され、家族としての絆を取り戻していく感動的な展開が描かれます。

10巻では、和解を経て政近が新たな覚悟を決めます。「自分が誇れる自分になるために、周防政近に戻る」と宣言し、周防家の後継者問題と生徒会選挙の両方に真正面から向き合う決意を示します。一方、アーリャも政近と有希が背負ってきた過去を受け入れ、兄妹に寄り添います。そんな中、宮前乃々亜が綾乃に接触するなど、選挙戦に向けた不穏な動きも見え始めます。

最新刊までのネタバレ 結末

物語は完結しておらず、明確な結末はまだ描かれていません。しかし、11巻以降の展開から今後の結末を考察することは可能です。

11巻では、アーリャが政近の弱さを支えるだけでなく、自らも成長し、有希や綾乃といったライバルと対等に渡り合う姿が描かれます。これまでの巻で政近の活躍が目立っていましたが、ここにきてアーリャがヒロインとして、そして一人の人間として大きく成長を遂げ、選挙戦で逆転の鍵を握る存在になることが示唆されます。

12巻以降の結末としては、やはり生徒会長選挙の決着が最大の山場となるでしょう。政近とアーリャのペアが、有希と綾乃のペアとどのような戦いを繰り広げ、どのような結果を迎えるのか。そして、選挙の結果を踏まえて、政近とアーリャ、そしてマーシャを含めた恋愛関係がどのような最終的な形に落ち着くのかが注目されます。

周防家の問題は一旦和解しましたが、これも選挙の結果がどう影響するかわかりません。政近が「周防政近」としてどのような未来を選ぶのか、アーリャがその隣にいるのか、最後まで目が離せない展開が続くと予想されます。

総括！ロシア語でデレる隣のアーリャさん ネタバレまとめ