テレビ東京の「ドラマプレミア23」といえば、ここ数年で不倫と復讐を描くドラマの定位置になった枠です。そこへ来る秋の新作が『妻を引退します』。原作はLINEマンガで総合ランキング1位を獲った赤石真菜さんのフルカラーwebtoonで、W主演は朝日奈央さんと新川優愛さんに決まりました。
この記事では、テレビ東京公式サイトで発表されている配役・スタッフ・放送枠を整理したうえで、原作は完結しているのか、どこで読めるのかという、ニュース記事があまり答えてくれない部分まで踏み込みます。先にひとつだけお断りしておくと、公式が出していない情報は書きません。とくに原作の結末は、一次情報で確認できた範囲を超えて書かないようにしています。
妻を引退しますのドラマ版キャストとスタッフ

公式サイトで名前が出ているのは、いまのところW主演の2人です。テレビ東京は「2人を取り巻く個性豊かなキャストは近日公開予定」と明記しているので、脇を固める顔ぶれはこれから発表される段階ということですね。
| 俳優 | 役名 | 公式の役紹介 |
|---|---|---|
| 朝日奈央 | 鮎川穂奈未 | 元天才子役。夫が副社長を務める芸能事務所から娘をデビューさせ、全力でサポートしている |
| 新川優愛 | 泉舞花 | 老若男女から支持を集める人気俳優。通称「イズマイ」。穂奈未に強い嫉妬心と執着を抱えている |
役名だけ見ると主婦とスター俳優の対比ですが、公式の役紹介を読むと2人はもっと根の深いところでつながっていることが分かります。順番に見ていきますね。
鮎川穂奈未(朝日奈央)|芸能界を捨てたはずの元天才子役

朝日奈央さんが演じる鮎川穂奈未(あゆかわ ほなみ)は、かつて天才子役として名を馳せた人物。ただし公式の役紹介には、子役時代にある事件があり、芸能界に嫌気がさして引退したと書かれています。つまり彼女にとって芸能界は、戻りたい場所ではなく一度きっぱり離れた場所なんですね。
いまは夫が副社長を務める芸能事務所から娘をデビューさせ、全力でサポートする母親。公式は彼女の願いを「家族3人でのささやかな幸せ」と表現しています。復讐劇の主人公なのに、出発点にあるのは野心ではなく、ごく普通の生活を守りたいという気持ち。ここが本作の勘所だと思います。
朝日さん本人のコメントでも、「芸能界で起きたとある事件をきっかけに、彼女の心が大きく動き始めます」「心が折れそうになりながらも、自分自身とどう向き合い、相手とどう闘い、そしてどのように復讐していくのか」と語られています。穂奈未は最初から強い人ではない、という前提が演じる側からも示されているわけです。
泉舞花(新川優愛)|穂奈未のものが全部欲しいイズマイ
新川優愛さんが演じる泉舞花(いずみ まいか)は、いま最も人気のある俳優という設定。人気アイドルグループを卒業して俳優へ転身した経歴を持ち、通称は「イズマイ」です。
公式の役紹介がかなり踏み込んでいて、穂奈未に対して強い嫉妬心と執着、劣等感を抱えており、穂奈未のモノが全部欲しいという歪んだ感情を持っている、と明記されています。役紹介の段階でここまで内面を開示するのは珍しく、それだけこの2人の関係が物語の軸だということでしょう。
チーフプロデューサーの倉地雄大さんは、この構図を「絶対に娘を守りたい『盾』となる母・穂奈未と、全てを奪ってしまいたい『矛』イズマイとの闘い」と表現しています。盾と矛。どちらかが折れるまで終わらない関係、ということですね。
スタッフ|夫の家庭を壊すまでの原作陣とテレ東が組む第3弾
本作を語るうえで外せないのが、制作陣の来歴です。テレビ東京は公式サイトで、2024年7月に同じ枠で放送された『夫の家庭を壊すまで』の原作陣と再びタッグを組んだ、と説明しています。
前作は見逃し配信3,500万回のヒットだった
その『夫の家庭を壊すまで』は、テレ東ドラマ史上最高の見逃し配信総再生数3,500万回を記録した作品(TVer・ネットもテレ東・Leminoの合計値/集計期間は第1話配信開始日から最終話配信終了日まで)。つまり本作は、実績のある座組みがそのまま持ち上がった企画ということになります。
しかも倉地チーフプロデューサーのコメントには、「希代のヒットメーカー赤石真菜先生×テレビ東京でおくる”不倫復讐ドラマ”第3弾です」とはっきり書かれています。第3弾。物語がつながったシリーズものではありませんが、作り手の側が「3本目」と数えているという事実は、この枠の看板が何なのかをよく表していますね。
倉地さんは「幸運なことに2クール続けて、赤石先生の素晴らしい原作をお預かりさせて頂けるなんて、プロデューサー冥利に尽きるっ!」とも書いています。2クール連続という言い方から、テレ東がこの路線をかなり意識的に続けていることが読み取れますね。地上波の連続ドラマで同じ原作者の作品が続くのは、それなりに珍しいことです。
脚本・監督陣と、本作の狙い
脚本は神田優さん、監督は二宮崇さん・頃安祐良さん・関野宗紀さんの3人体制です。倉地さんは本作の最大の魅力について、「不倫を“サレ”てどん底にいる主人公が、娘を守るために立ち上がり、敵と対峙していく」王道の展開もさることながら、穂奈未と泉舞花2人の関係性だと語っています。
そのうえで「2人の運命は、幼少期に始まり、複雑に絡まったまま成長し再会、数奇な運命を辿っていく」とも。2人の因縁が幼少期から始まっているという情報は、あらすじには出てこない部分なので、覚えておくと初回の見え方が変わると思います。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| 原作 | 赤石真菜「妻を引退します」(HykeComic/AMUSE CREATIVE STUDIO) |
| 脚本 | 神田優 |
| 監督 | 二宮崇、頃安祐良、関野宗紀 |
| チーフプロデューサー | 倉地雄大(テレビ東京) |
| プロデューサー | 二瓶朔也(テレビ東京)、阿南史剛(アミューズクリエイティブスタジオ)、清家優輝・卜部龍(ファインエンターテイメント) |
| 制作 | テレビ東京、ファインエンターテイメント |
| 製作著作 | 「妻を引退します」製作委員会 |
監督が3人体制なのは、この枠の連続ドラマではよくある編成です。原作の赤石真菜さんも公式にコメントを寄せていて、「今作は、“芸能界”という華やかな舞台で繰り広げられる、サレ妻・穂奈未の人生を懸けた復讐劇です」と、自作を「サレ妻」の物語と位置づけています。
放送枠と配信|どこで見られる?
放送局|テレビ東京系6局
放送はテレビ東京の「ドラマプレミア23」枠、2026年10月期(秋クール)の月曜深夜帯です。ネット局はテレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送の5局で、あわせて6局での放送になります。放送開始日と放送時間は編成で変わることがあるので、テレビ東京の番組公式サイトで直接確かめるのがいちばん確実です。
この枠は深夜帯なので、リアルタイムで追いかけるより配信で観る人のほうが多くなりがちです。実際、前作が記録した3,500万回という数字も見逃し配信の再生数でした。放送を見逃しても問題なく追える設計になっている、と考えて大丈夫です。
配信サービス|U-NEXT・Lemino・TVer
配信については公式が明記しています。各話の放送終了後からU-NEXTとLeminoで第1話から最新話まで見放題配信、TVerなどで見逃し配信、リアルタイム配信もTVerで行われる予定です。
整理すると、途中から追いつきたいならU-NEXTかLemino(第1話から観られる)/最新話だけ無料で観たいならTVerという使い分けになりますね。地上波が入らない地域の方でも困らない形になっています。公式サイトには公式Xやテレ東プラスへのリンクもあるので、キャストの続報はそちらで拾えます。
公式のあらすじ|娘の事故と夫の裏切りから始まる
公式サイトのイントロダクションは、かなり具体的に書かれています。要点を追うとこうです。
元天才子役で、いまは一児の母として幸せに暮らしていた鮎川穂奈未。芸能事務所を運営する夫・蓮也の勧めで、娘の美由を子役デビューさせます。ところが人気俳優・泉舞花とのCM撮影中、美由はスタジオの階段から転落して意識不明の重体に。そこへ偶然事故現場に居合わせた穂奈未の幼馴染で人気俳優の和久井昴が現れ、娘の事故の原因が“夫の不倫”だと告げます。
娘の事故と、夫の裏切り。この2つが同時に来たところで、穂奈未は真実を突き止めるためにスター俳優へ返り咲くことを決意する——「妻」を引退する、というタイトルはここに掛かっているわけですね。復讐劇はやがて芸能界全体を巻き込んでいく、と公式は予告しています。
ちなみに、同じ座組みの前作にあたる『夫の家庭を壊すまで』も当サイトで扱っています。同じ「サレ妻の復讐」でも、舞台が家庭と芸能界とで別物になっているのが読み比べると面白いですよ。
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夫の家庭を壊すまでネタバレ|最終回の結末を原作実読で解説
「夫の家庭を壊すまで」の最終回を、最終巻のフルカラー版17巻(第49〜50話)まで実際に読んで解説します。嫌がらせの犯人の正体と裁き、勇大・理子のその後、みのりが渉と選んだ「籍を入れない」結末まで、実読で確認できた事実だけを整理しました。
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妻を引退しますの原作はどこまで読める?
ドラマから入る方がいちばん知りたいのは、たぶんここだと思います。原作はもう完結しているのか、全部で何話あるのか、どこで読めるのか。順に整理します。
原作は赤石真菜のwebtoon|全55話ですでに完結している
原作は赤石真菜さん原作、MUGEN FACTORY制作のフルカラー縦読み漫画(webtoon)です。出版社・レーベルはどちらもHykeComic。テレビ東京の公式表記でも「赤石真菜『妻を引退します』(HykeComic/AMUSE CREATIVE STUDIO)」となっています。
そして刊行状況ですが、コミックシーモアの作品ページには「全55巻完結」と表示されており、原作はすでに完結済みです。第1話の配信開始日は2025年6月13日。つまりドラマが始まる前に、原作は最後まで読める状態にあるということですね。
これは視聴者にとって地味に重要な情報です。連載中の作品の実写化だと「ドラマのほうが先に結末へ行ってしまう」という現象が起きますが、本作にはそれがありません。先に結末を知ってから観るか、ドラマに合わせて読み進めるかを、自分で選べるということです。
原作のあらすじと、ドラマ版との対応
コミックシーモアに掲載されている原作の作品紹介は、ドラマ版のイントロダクションとほぼ同じ骨格です。かつて天才子役として一世を風靡し、いまは芸能界を引退して一児の母として暮らしていた鮎川穂奈未(30)。夫の勧めで娘を子役デビューさせるものの、CM撮影中に娘がトラブルに見舞われる——という流れですね。
ひとつだけ、原作紹介にあってドラマ版のイントロにない要素があります。原作側は事故の原因を“夫の不倫”と“子役時代の因縁”によって引き起こされたと書いているんです。ドラマ版の公式イントロダクションは「夫の不倫」までしか触れていません。
穂奈未が芸能界を辞めた「子役時代のある事件」と、娘の事故が地続きになっている——原作紹介はそこまで示唆しているわけです。泉舞花の役紹介にある「幼い頃から因縁がある」という記述とも噛み合いますね。
ドラマは原作のどこまで描く?
この点について、テレビ東京は原作のどこまでを映像化するかを明言していません。全何話の構成なのかも公式サイトには記載がありませんでした。
ただ、参考になる材料はあります。前作『夫の家庭を壊すまで』は同じ枠で全12話の構成でした(公式が集計期間として「第1話配信開始日から第12話最終話配信終了日まで」と記載しています)。同じ枠・同じ座組みなので、近い規模の構成になる可能性は考えられます——ただしこれはあくまで前例からの推測なので、確定情報として受け取らないでくださいね。
原作が全55話の縦読み作品であることを踏まえると、1話あたり4〜5話ぶんを消化していく計算になります。webtoonの実写化ではエピソードの取捨選択と、人物の統合・省略が起きやすいので、原作を読んでいる方は「どこを残したか」を見るのが楽しみ方のひとつになりそうです。
どこで読める?原作の配信状況
原作は電子書籍のみの配信で、紙の単行本は確認できませんでした。実際に調べたところ、Amazon・楽天ブックスともに本作の商品登録は見つかりません(同じ作者の『夫の家庭を壊すまで』は両方にありました)。縦読みフルカラー作品にはよくある形です。
LINEマンガ|公式が案内している配信先
読める場所として公式に案内されているのはLINEマンガです。テレビ東京の公式サイトにも「フルカラー電子漫画『妻を引退します』は、2025年3月より『LINEマンガ』他各電子書店にて好評配信中!」と書かれていて、作品ページへのリンクも張られています。原作がLINEマンガの総合ランキング1位を獲ったのも、この配信を通じてのことですね。
コミックシーモア|第4話まで無料で読める

あわせてコミックシーモアでも全55巻が配信されています。こちらは第1話から第4話までが無料で読めるようになっていました(第5話以降は1話64pt/70円税込)。ジャンルは「女性マンガ/人間ドラマ/タテヨミ」に分類されています。
「話単位で少しずつ買うより、まとめて一気に読みたい」という方は、シーモアのほうが向いているかもしれません。全55話が最初から最後までそろっているので、ドラマの放送を待たずに結末まで走り切れるのは強みです。
まず雰囲気を確かめたいなら、無料話だけ読んでみるのが早いと思います。穂奈未がどういう人で、どんな暮らしを守ろうとしていたのかは、最初の数話で十分に伝わってきますよ。
同じ「夫の裏切りから始まる復讐劇」でいうと、愛妻の裏アカのネタバレ記事も近い読み味です。こちらは芸能界ではなく、SNSの裏アカウントから綻びが見えてくる話ですね。
妻を引退しますに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 妻を引退しますの原作は完結していますか?
A. 完結しています。コミックシーモアの作品ページに「全55巻完結」と表示されており、全55話で完結済みです。ドラマの放送前から、原作は最後まで読める状態になっています。
Q2. ドラマ版のキャストは誰ですか?
A. W主演は鮎川穂奈未役の朝日奈央さんと、泉舞花役の新川優愛さんです。2人以外のキャストは「近日公開予定」と公式サイトに記載されており、この記事の作成時点では発表されていません。
Q3. いつからどこで放送されますか?
A. テレビ東京の「ドラマプレミア23」枠で、2026年10月期(秋クール)の月曜深夜に放送されます。ネット局はテレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・TVQ九州放送。正確な放送開始日と時間は編成で変わることがあるため、テレビ東京の番組公式サイトでご確認ください。
Q4. 見逃した場合はどこで配信されますか?
A. 各話の放送終了後から、U-NEXTとLeminoで第1話から最新話まで見放題配信されると公式が発表しています。見逃し配信はTVerなど、リアルタイム配信もTVerで予定されています。配信の条件は変わることがあるので、正確な情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。
Q5. 夫の家庭を壊すまでとストーリーはつながっていますか?
A. 物語としてのつながりはありません。共通しているのは原作者の赤石真菜さんと制作陣、そして同じ「ドラマプレミア23」枠であることです。テレビ東京のチーフプロデューサーは本作を「赤石真菜先生×テレビ東京でおくる“不倫復讐ドラマ”第3弾」と表現しています。
まとめ|妻を引退しますのキャストと原作
『妻を引退します』のドラマ版について、公式で確認できることを整理しました。
- W主演は朝日奈央(鮎川穂奈未役)と新川優愛(泉舞花役)。ほかのキャストは近日公開予定
- 脚本は神田優、監督は二宮崇・頃安祐良・関野宗紀。テレビ東京の「ドラマプレミア23」枠
- 『夫の家庭を壊すまで』の原作陣とテレ東が組む不倫復讐ドラマ第3弾
- 原作は赤石真菜のwebtoonで、全55話ですでに完結済み。LINEマンガとコミックシーモアで配信中
- 原作の結末は公式の公開範囲では確認できなかったため、当サイトでは書いていません
盾と矛、という言い方をプロデューサーがしていましたが、守りたいものがある人と、奪いたいものがある人のぶつかり合いは、たいてい前者のほうが強くなるところが見どころになります。穂奈未が「妻」を引退してまで守ろうとしたものが最後に残るのかどうか。原作はもう完結しているので、答えを先に知ることもできますよ。
※放送日程・配信状況・価格は変更されることがあります。正確な情報は各公式サイトをご確認ください。