【ネタバレ】60点の夫婦でいいのにの結末は？全あらすじと評価

話題の漫画「60点の夫婦でいいのに」のネタバレ情報を探していませんか？結婚後に豹変した夫への壮絶な復讐劇が「胸糞悪いけどスカッとする」と多くの読者を惹きつけています。この記事では、物語の核心に触れるあらすじや衝撃的な結末はもちろん、物語の鍵を握るとされる写真の存在や、朱莉という人物に関する噂の真相、さらには読者からのリアルな評価や深い考察、そして作品を生み出した作者情報に至るまで、あなたが知りたい情報を網羅的に解説していきます。

60点の夫婦でいいのに｜ネタバレと主要なあらすじ

ネタバレ:あらすじ 1～2巻｜不倫の発覚

物語は、主人公・戸川沙希が、結婚後に豹変した夫・尚弥からのモラハラに苦しむ日々から始まります。結婚前は優しかった尚弥ですが、結婚後は沙希の家事や育児に対し「20点」「0点」などと点数をつけ、彼女の価値を全否定するようになりました。

娘・陽菜のために耐え続ける沙希でしたが、同じマンションに住む専業主婦・円佳の登場で事態はさらに悪化します。尚弥は円佳を「100点の女」と褒め称え、沙希は二人の関係に疑惑を深めていきます。

その後、円佳の部屋で不倫の証拠を掴んだ沙希は、ついに尚弥に「どっちが0点よ」と言い放ち、「戦う覚悟」を固めるのです。ここから、読者が待ち望んだ沙希の壮絶な復讐劇の幕が上がります。

ネタバレ:あらすじ 3～4巻｜復讐の協力者

夫への反撃を決意した沙希は、離婚後の生活を見据え、まずママ友たちに勇気を出して不倫の事実を打ち明けます。友人たちが尚弥の言動にドン引きする様子を見て、沙希は夫の異常性を客観的に再認識し、復讐への決意をより一層強くしました。

そんな中、沙希は物語のキーパーソンとなる人物と出会います。それは、不倫相手・円佳の夫である宗一郎でした。ゴミ捨て場で偶然出会った二人は、お互いがパートナーの不倫に苦しんでいることを知ります。

宗一郎もまた、以前から円佳の不貞に気づいていましたが、娘・梨佳のことを思い、これまで全てを我慢していました。しかし、沙希との出会いで、彼もまた戦うことを決意します。

二人は協力して、尚弥と円佳の不倫を証明するための徹底的な証拠集めを開始します。キス写真や密会の音声、プレゼントのレシートなど、二人の罪を白日の下に晒すための証拠が、着々と集められていくのです。

ネタバレ:あらすじ 5～6巻｜反撃の狼煙

沙希と宗一郎が証拠集めに奔走する中、円佳が常軌を逸した行動に出ます。なんと、円佳が陽菜を誘拐しようとする事件が発生するのです。沙希は尚弥のスマホに表示された円佳からのメッセージで異変に気づき、間一髪で陽菜を連れ戻しますが、この事件は沙希と宗一郎の怒りに火を注ぎました。

この「陽菜誘拐未遂事件」をきっかけに、これまで娘のために耐えてきた宗一郎も、ついに円佳との離婚を決意。そして二人は、尚弥と円佳を社会的に追い詰めるための、ある大胆な罠を仕掛けます。

その計画とは、マンションの「管理組合理事会役員申し込み用紙」に勝手に尚弥の名前を書き、彼を役員に仕立て上げることでした。これは、住民が集まる「総会」という公の場で、二人の悪事を暴露するための巧妙な布石だったのです。

この計画は、単なる個人的な復讐ではなく、コミュニティ全体を巻き込んだ「社会的制裁」へと繋がっていきます。二人が逃げられない状況を作り出す、非常に計算された一手と言えるでしょう。

ネタバレ:あらすじ 7～8巻｜公開処刑

物語のクライマックスは、マンションの管理組合総会で訪れます。何も知らずに総会へ連れてこられた尚弥と、自ら理事長に立候補する円佳。しかし、それは沙希と宗一郎が仕掛けた罠でした。

円佳が理事長に承認されそうになったその瞬間、沙希と宗一郎が「異議あり！」と声を上げます。そして、スクリーンに不倫の証拠であるキス写真や、陽菜が連れ去られた日の写真を映し出し、二人の罪を住民たちの前で暴露しました。

状況を理解した尚弥は、保身のために円佳を「きめえんだよ！」と罵倒し、沙希に泣きつきますが、沙希は「もう弁護士を通じてじゃなきゃ話さない」と冷たく突き放します。円佳も宗一郎から離婚を宣告され、二人は完全に孤立無援となりました。

ネタバレ:あらすじ 9巻｜娘たちの物語

沙希の復讐劇が完結した後、物語は新たな章「第二章：娘編」へと突入します。焦点は、不倫をしていた円佳と宗一郎の娘・梨佳（りか）へと移り、親世代の因果が子供たちにどう影響するのかが描かれていきます。

時が経ち27歳になった梨佳は、母親の不倫が原因で幼少期にいじめられた経験から、家庭を持つことに否定的でした。しかし、職場で出会った心優しい男性・瑛次と結婚し、幸せな生活を送ります。

そんな中、梨佳の親友である沙希の娘・陽菜が新居に訪れます。医師と結婚し、充実した日々を送る陽菜。しかし、梨佳は陽菜と自分の夫・瑛次が楽しそうに子供の話で盛り上がる姿を見て、複雑な気持ちを抱きます。そしてその夜、梨佳は瑛次から避妊なしでの関係を求められ、心に波紋が広がっていくのでした。

物語の結末はどうなる？ネタバレ 最終回

「60点の夫婦でいいのに」の最終回についてですが、2025年7月現在、物語はまだ完結していません。

前述の通り、沙希の復讐劇を描いた第一部は、尚弥と円佳が断罪される形で一区切りついています。この結末は、多くの読者が「スカッとした」と感じる、まさに勧善懲悪の展開でした。沙希がモラハラと不倫の苦しみから解放され、新たな一歩を踏み出す姿は、物語の大きなカタルシスとなっています。

しかし、物語は9巻から第二章に突入しており、現在は円佳の娘・梨佳を主人公とした新たなストーリーが展開中です。このため、作品全体としての「最終回」はまだ描かれていないのが現状です。

今後の展開としては、梨佳と夫・瑛次、そして陽菜の関係を中心に、親世代の因果が子世代にどのような影響を与えるのかが描かれていくと予想されます。梨佳が母親の過ちを乗り越え、本当の幸せを見つけられるのかが、第二章の大きな見どころとなるでしょう。

60点の夫婦でいいのに｜登場人物のネタバレと作品評価

沙希の心の支えとなるネタバレ 陽菜の存在

この物語において、主人公・沙希の娘である陽菜は、単なる子供以上の非常に重要な役割を担っています。彼女の存在こそが、沙希が過酷なモラハラに耐え、そして最終的に反撃を決意する最大の原動力となりました。

特に象徴的なのが、沙希が夫の仕打ちに心を痛めている時に陽菜がかけた言葉です。

夫から価値を否定され続け、自己肯定感を失っていた沙希にとって、この娘からの無垢な肯定の言葉は、何よりも心に響くものでした。この言葉に涙した沙希は、自分自身を取り戻し、子供のために戦う勇気を得るのです。

陽菜は、物語の第二章では成長した姿で登場し、医師と結婚して幸せな生活を送っています。親友である梨佳を気遣う優しい女性に成長していますが、彼女の夫と梨佳の夫との間で、新たな人間関係の波乱が生まれる可能性も示唆されています。

新主人公となるネタバレ りかの結婚生活

第二章の主人公となる梨佳は、不倫をした円佳の娘という、複雑な背景を持つキャラクターです。彼女の人生は、母親の過ちによって大きく左右されてきました。

親の不倫が与えたトラウマ

梨佳は、幼少期に母親の不倫が原因でいじめを受けた経験があります。この辛い過去は彼女に深いトラウマを残し、「普通の家庭」を築くことに対して強い抵抗感を抱かせる原因となりました。

新たな波乱の予感

しかし、梨佳は心優しい男性・瑛次と出会い結婚。ようやく幸せを掴んだかのように見えましたが、物語は新たな波乱を予感させます。親友・陽菜と夫・瑛次が親密に話す姿に嫉妬したり、子供を持つことについて夫婦間で意見が食い違ったりと、彼女の結婚生活には少しずつ影が差し始めます。

読者のリアルな評価と口コミを紹介

「60点の夫婦でいいのに」は、コミックシーモアなどの電子書籍サイトで非常に高い評価を得ており、多くの読者から熱いコメントが寄せられています。ここでは、そのリアルな評価や口コミをまとめました。

一方で、第二章の展開については賛否両論あります。「沙希の物語で綺麗に終わってほしかった」「話が長引きそう」といった意見がある一方、「娘世代の物語も楽しみ」と、新たな展開に期待を寄せる声も見られます。

全体としては、強烈なカタルシスを得られる復讐劇として、多くの読者から熱い支持を集めている作品と言えるでしょう。

物語のテーマに関する深い考察

この作品は、単なるエンターテインメントとしての復讐劇に留まらず、現代社会が抱える夫婦間の問題について深く問いかけています。

「点数」で人を測ることの愚かさ

夫・尚弥が妻・沙希の家事や育児を「点数」で評価する行為は、この物語の根幹にあるテーマです。これは、人間関係や愛情といった、本来数値化できないものを無理やり測ろうとする現代社会の歪みを象徴していると考察できます。完璧な「100点」を求めることの危険性と、不完全さを受け入れることの重要性を問いかけています。

タイトルの本当の意味

世代を超える「因果」

第二章で描かれる娘世代の物語は、「親の過ちが子にどう影響するか」という、より普遍的で深いテーマを提示しています。梨佳が母親の過去と向き合い、自らの力で幸せを築いていけるのか。この物語は、負の連鎖を断ち切ることの難しさと尊さを、読者に問いかけているのです。

原作と作画の作者は誰？

「60点の夫婦でいいのに」は、原作と作画をそれぞれ別の作者が担当する分業体制で制作されています。この体制により、緻密なストーリーと魅力的なビジュアルが高いレベルで両立されています。

作者の情報は以下の通りです。

原作	風沢氷花（かぜさわ ひょうか）先生
作画	トラ太郎（とらたろう）先生

原作の風沢氷花先生が、キャラクターの深い心理描写や読者の感情を揺さぶる巧みなストーリー構成を手掛けています。一方で、作画のトラ太郎先生は、その高い画力でキャラクターに命を吹き込んでいます。

特に、読者レビューでも絶賛されているのが、トラ太郎先生によるキャラクターの表情描写です。モラハラ夫・尚弥や不倫相手・円佳が見せる、読者の怒りを煽る「ゲス顔」や「むかつく顔」は「顔芸」とまで評され、作品の大きな魅力の一つとなっています。

総括：60点の夫婦でいいのに ネタバレ解説