「完結した」と聞いて検索したのに、書店に並んでいるコミックスは11巻で止まっている。『悪役のエンディングは死のみ』でいま起きているのは、そういう食い違いです。2026年8月9日、ピッコマを運営するカカオピッコマが本編完結とTVアニメ化決定を発表しました。ところが同じ日にピッコマの作品ページを開くと、そこには「休載に入ります」という一文がまだ残っていました。
この記事では、公式が実際に何を言ったのかを一次情報だけで確かめながら、完結したのはどの版なのか、紙のコミックスはどこまで進んでいるのか、そして多くの人が知りたがっている結末について公式がどこまで書いているのかを整理します。ネットに出回っている「誰とくっつくのか」の答えを、公式が本当に出しているのかどうか。そこもはっきりさせておきますね。
記事のポイント
- 完結したのはピッコマで配信されているWeb版だということ
- 紙のコミックスがまだ物語の途中で止まっている理由
- SMARTOON版とノベル版で読める範囲が違うこと
- TVアニメについて発表されたのが「決定」だけだということ
悪役のエンディングは死のみは完結した?公式発表とコミックスのずれ
まずこの章で、いちばん混乱しやすいところを片づけます。「完結した」という情報と「まだ11巻」という情報が同時に流れているのは、どちらかが間違っているからではありません。同じ作品が複数の形で出ていて、それぞれ進み方が違うからです。ここが分かると、あとの話がすっきり読めますよ。

1手のミスが即ゲームオーバーという設定が、どう緊張感になっているのか。まずは試し読みで手ざわりを確かめられます。
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発表されたのは「本編完結」と「TVアニメ化決定」の2つ
発表元は、ピッコマを運営する株式会社カカオピッコマです。同社のプレスリリースは「本編完結&TVアニメ化決定!」という見出しで出されており、本文には次のように書かれています。
本作はピッコマAWARD2026 SMARTOON®️部門を受賞した人気作品。本編完結&TVアニメ化決定を記念し、SMARTOON®️・ノベル両版の¥0+を実施するほか、SUOL先生による描き下ろしイラストのB2ポスターが抽選で当たるXイベントも開催いたします。
ここで押さえておきたいのは、完結の対象が「SMARTOON®️版・ノベル版ともに」と明記されている点です。片方だけが終わったという書き方はどこにもありません。つまりピッコマで配信されていた本編は、マンガもノベルも区切りを迎えたということになります。
そしてもうひとつ、同じリリースでTVアニメ化が発表されました。ただし、こちらは後ほど詳しく触れますが、発表されたのは「決まった」という事実だけです。
完結したのはピッコマのWeb版|紙のコミックスはまだ途中
では書店で買えるコミックスはどうなっているのでしょうか。日本語版の単行本はKADOKAWAのFLOS COMICから出ていて、KADOKAWA公式の商品ページを1巻から順に確認すると、刊行済みは第11巻まででした。この11巻のあらすじは「そんな中、彼女の前に現れたイヴォンはどこか様子がおかしくて…?」という引きで終わっています。どう見ても物語の途中です。
続きの巻も予定されており、収録されるのは「成人式」をめぐる展開になることが書誌情報から分かります。ただ刊行の予定は変わることがあるので、いま何巻まで出ているかはKADOKAWAの商品ページで確かめるのが確実です。
整理すると、こうなります。ピッコマで先に完結した本編を、コミックスが後ろから追いかけているという構図です。「完結したのに続きが出るの?」という疑問は、この時間差から来ています。

悪役のエンディングは死のみ 11(FLOS COMIC)
紙で読める最後尾にあたる第11巻。護衛騎士イクリスが「本物公女」イヴォンを連れ帰るという、ペネロペにとって最悪のタイミングの一手までが収録されています。
楽天の参考価格 1,320円(単行本・在庫あり)
作品情報の早見表
数字まわりは表にまとめておきますね。どこで何が読めるのかを一目で確認したい方は、ここだけ見てもらえれば十分です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作品名 | 悪役のエンディングは死のみ(英題 Villains Are Destined to Die) |
| 作画 | SUOL |
| 原作 | Gwon Gyeoeul(クォン・ギョウル) |
| 韓国側出版社 | D&C MEDIA |
| 日本語版の配信 | ピッコマ(SMARTOON版・ノベル版) |
| 日本語版コミックス | KADOKAWA/FLOS COMIC・第11巻まで刊行済み |
| 本編の完結 | 2026年8月9日にカカオピッコマが発表(SMARTOON版・ノベル版とも) |
| 映像化 | TVアニメ化決定(放送時期・制作会社・配信先はいずれも未発表) |
SMARTOON版とノベル版の違い|先の展開が読めるのはノベル版
ピッコマには同じ作品が2つ並んでいて、ここで迷う人が多いところです。違いははっきりしています。ノベル版の作品ページには、公式の紹介文としてこう書かれています。
【⼤人気作品のノベル版が登場!マンガより先の展開が読める!】
「マンガより先の展開が読める」と公式が明言しているわけですね。物語の続きを早く知りたい人はノベル版へ、絵で読みたい人はSMARTOON版へ、という住み分けになっています。
実際にそれぞれのページを開いて数えると、SMARTOON版は全215話、ノベル版は全205話の構成でした。話数の数え方は版によって違うので単純比較はできませんが、どちらもプロローグから本編までが並んでいます。
ピッコマの作品ページに「休載」の表記が残っている件
ここは実際に見に行かないと気づけない部分なので、書いておきます。発表当日にSMARTOON版の作品ページを開くと、ページ内に次の一文がそのまま残っていました。
第214話の更新をもちまして休載に入ります。次回更新をお楽しみに!
いっぽうノベル版のページには「完結」の表示が出ています。同じ日に、片方は「完結」、片方は「休載」と表示されている状態だったわけです。
なぜこうなっているのか、公式の説明はありません。プレスリリースの発表にページ側の文言が追いついていないだけ、という見方が自然ではありますが、それはあくまで推測です。この記事ではプレスリリースに書かれた「本編完結」を根拠にして、ページ上の表示が食い違っていた事実もそのまま残しておくことにします。「休載って書いてあるけど?」と思って検索した方は、この二重表示に出くわしたのだと思います。
悪役のエンディングは死のみの結末とアニメ|公式が言っていないこと
ここからは物語の中身と、これからの話です。先に結論を書いておくと、結末そのものは公式がまだ明かしていません。その線引きがどこにあるのかを、公式の文章にあたりながら確かめていきます。

物語の骨格|死亡エンドを避けるために好感度を上げる
あらすじは各所で共通しています。ピッコマの公式紹介文はこうです。
大学の友達に勧められ、乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」を始めた主人公。自分と似た境遇のハードモードのヒロイン、悪女「ペネロペ」に感情移入し、ゲームに没頭してしまった。ゲームの途中寝落ちして、起きたら自分がゲームの中の「ペネロペ」になっていた。死亡エンドを避けるためには…攻略対象からの好感度を上げ、ゲームをクリアするしか手はない!?
作中に出てくる乙女ゲーム「公女様のラブラブ・プロジェクト」は、もちろん実在のゲームではなく作品内の架空タイトルです。ポイントはハードモードで、しかもリセットが効かないという設定。KADOKAWAの1巻あらすじには「1度の選択ミスでも即GAME OVER!リセット無しのこの世界で」と書かれています。タイトルの「悪役のエンディングは死のみ」は、この状況をそのまま言い表したものです。
主要な攻略対象|公式あらすじで確認できる人物
キャラクターについては、KADOKAWA公式の各巻あらすじで裏が取れる範囲だけを挙げます。ファンサイトにはもっと詳しい設定が出ていますが、公式に書かれていないものは、ここでは断定しません。
| 名前 | 公式あらすじで確認できる立場 |
|---|---|
| ペネロペ | 主人公。もとの世界の女子大生が転生した先の「悪女」キャラ |
| イクリス | もと奴隷で、ペネロペの専属騎士(護衛騎士)になる |
| カリスト | 皇太子。8巻あらすじでは「最恐の攻略対象」と書かれている |
| ヴィンター | 魔術師。3巻あらすじで「5人目の攻略対象」と明記されている |
| レナルド | 屋根裏部屋の場面で登場し、好感度が大きく動く相手として描かれる |
| デリック | 5巻あらすじに名前が登場。肩書きは公式あらすじからは特定できない |
| イヴォン | 「本物公女」。11巻でイクリスが連れ帰る展開が描かれる |
KADOKAWAグループの攻略対象人気投票の告知には「本作には、5人の個性溢れる攻略対象が登場します」という記述があります。上の表のうち誰が5人に入るのかまでは公式に名指しされていないので、そこは書かないでおきます。
結末は誰とくっつく?公式は明かしていない
ここが検索で最も多く聞かれている部分だと思います。正直に書きます。誰と結ばれるのか、ペネロペが死亡エンドを回避できたのか、公式のどこにも書かれていません。
確認したのは、KADOKAWA公式のコミックス1〜11巻のあらすじ、ピッコマのSMARTOON版・ノベル版の公式紹介文、そして今回のプレスリリースです。このうちどれも、次を読ませるための引きで終わっていて、結末には一切踏み込んでいません。完結を告知したプレスリリースでさえ、内容については触れていないのです。
ネット上には「誰とくっつくか」を書いた記事がたくさんあります。ただ、それらは知恵袋や個人ブログ、百科事典サイトなど、公式ではない場所に書かれたものです。当サイトは公式で確かめられないことを断定しない方針なので、ここでは中身に踏み込みません。結末を自分で見届けたい方は、ノベル版が本編の先まで進んでいるので、そちらが最短ルートになります。
TVアニメ化は決まったが、放送時期も制作会社も未発表
今回いっしょに発表されたTVアニメについても、期待して調べに来た方に正確なところをお伝えします。プレスリリースの全文を読んでも、書かれているのは「TVアニメ化も決定した」という一行だけでした。
| 項目 | 発表状況 |
|---|---|
| アニメ化そのもの | 決定と発表された |
| 放送時期 | 未発表 |
| 制作会社 | 未発表 |
| 放送局・配信先 | 未発表 |
| キャスト | 未発表 |
| PV・ティザービジュアル | 公開されていない |
「近日発表」といった予告も出ていないため、続報がいつ来るのかも現時点では分かりません。アニメの情報を待っている方は、カカオピッコマの発表とピッコマ公式アカウントを追いかけるのが確実です。SNSで見かける放送時期の話は、いまのところ根拠のない推測だと考えてよいと思います。
悪役のエンディングは死のみに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 本当に完結したのですか?
ピッコマを運営するカカオピッコマが、SMARTOON版・ノベル版ともに本編が完結したと発表しました。ただしKADOKAWAから出ている紙のコミックスは第11巻までで、まだ物語の途中です。「完結した」という情報と「まだ11巻」という情報が同時に出ているのはそのためです。
Q2. 結末では誰とくっつくのですか?
公式のあらすじやプレスリリースには結末が書かれていません。コミックスのあらすじも次巻への引きで終わっており、誰と結ばれるかには触れていない状態です。ネット上の解説はいずれも公式以外の情報なので、当サイトでは断定を避けています。ご自身で確かめたい場合は、本編の先まで進んでいるノベル版が近道です。
Q3. SMARTOON版とノベル版はどちらを読めばいいですか?
絵で楽しみたいならSMARTOON版、展開を早く知りたいならノベル版です。ノベル版のページには公式の紹介文として「マンガより先の展開が読める!」と書かれています。両方ピッコマで配信されています。
Q4. アニメはいつ放送されますか?
放送時期は発表されていません。制作会社・放送局・配信先・キャストもすべて未発表で、PVも公開されていない状態です。発表されているのは「TVアニメ化が決定した」という事実だけです。
Q5. 原作の小説は日本語で読めますか?
ピッコマのノベル版が日本語で読める形になっています。書店で買える日本語の小説単行本については、確認できませんでした。韓国語の原作小説はD&C MEDIA系のレーベルから刊行されています。
まとめ|悪役のエンディングは死のみの完結と結末の要点
ここまで、完結の発表がどこまでを指しているのか、そして結末について公式が何を言っていないのかを整理してきました。要点をおさらいしておきましょう。
個人的に面白いと思ったのは、完結の発表が出た当日に、公式ページの片方が「休載」と表示されたままだったことです。作品としては終わっているのに、受け皿のほうがまだ切り替わっていない。読者が混乱するのも無理はないな、と納得しました。
なお、配信状況や刊行の状況、キャンペーンの内容は変わっていく可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。