『ONE PIECE』に登場する世界貴族、天竜人。その中でも特に読者に強烈な印象を与えるチャルロス聖について、「チャルロス聖 死亡」というキーワードが検索されています。この記事では、彼の死亡説の真相、そしてその根拠とされる事件が原作漫画やアニメで描かれたのは一体何話なのかを徹底的に解説します。さらに、ルフィに殴られる伝説のシーンや、人魚ケイミーを5億ベリーで買おうとした事件、しらほし姫への執着といった彼のクズエピソードも深掘りします。チャルロス聖の非道な行いや特徴的な名言、担当する声優、そして明かされていない年齢や身長、バウンティ(懸賞金)の有無、彼のその後を左右したミョスガルド聖との因縁まで、チャルロス聖というキャラクターの全てを網羅的にお届けします。
記事のポイント
- チャルロス聖の死亡説の真相と殺人未遂事件の詳細
- ルフィに殴られたシーンや数々のクズエピソード
- チャルロス聖のプロフィールとミョスガルド聖との因縁
- 物語における天竜人の役割と今後の展開
チャルロス聖の死亡説と殺人未遂事件の真相
- 1.1 死亡説の根拠になった事件は何話?
- 1.2 事件の鍵を握るミョスガルド聖との関係
- 1.3 事件のその後と彼の安否について
- 1.4 そもそも天竜人とはどんな存在なのか
死亡説の根拠になった事件は何話?
結論から言うと、2025年現在、チャルロス聖は死亡していません。ではなぜ死亡説が広まったかと言うと、原作で描かれた「チャルロス聖殺人未遂事件」が原因です。
この事件は、世界会議(レヴェリー)の裏で発生しました。チャルロス聖が何者かに襲撃され、命の危機に瀕したのです。この衝撃的な出来事が描かれたのは以下の通りです。
媒体 | 話数 | タイトル |
---|---|---|
原作漫画 | 第106巻 第1086話 | 五老星 |
アニメ | 未放送 | (2025年7月時点) |
この事件の情報が断片的に広まった結果、「チャルロス聖が死亡した」という誤解が生まれてしまいました。重要なのは、彼が「死亡」したのではなく、「殺人未遂事件の被害者」になったという点です。
犯人は誰?
作中で犯人が明確に描かれているわけではありません。しかし、レヴェリーでしらほし姫を助けようとチャルロス聖に反撃した、八宝水軍のサイと、トンタッタ族のレオである可能性が極めて高いと考察されています。後述するミョスガルド聖の行動が、この説を強く裏付けています。
事件の鍵を握るミョスガルド聖との関係
チャルロス聖殺人未遂事件と、彼の死亡説を語る上で絶対に欠かせないのが、同じ天竜人であるドンキホーテ・ミョスガルド聖の存在です。
彼は、かつて魚人島でオトヒメ王妃に救われた経験から、他の天竜人とは一線を画す良識的な人物として描かれていました。
この二人の関係は、レヴェリーで二度、大きく交差します。
- 一度目:しらほし姫救出
チャルロス聖がしらほし姫を奴隷にしようとした際、ミョスガルド聖は「元“人間”として君達の味方だ」と宣言し、チャルロス聖を棍棒で殴りつけて阻止しました。 - 二度目:殺人未遂事件
チャルロス聖を襲った犯人(サイとレオと目される)を、ミョスガルド聖は意図的に逃がしました。
この「天竜人を害した者を庇い、逃がす」という行為は、世界政府に対する最大の裏切りと見なされます。結果として、ミョスガルド聖は神の騎士団最高司令官フィガーランド・ガーリング聖によって処刑されてしまいました。
つまり、死亡したのはチャルロス聖ではなく、彼を襲った犯人を逃がしたミョスガルド聖だったのです。この悲劇的な結末が、チャルロス聖死亡説の直接的な原因となりました。
事件のその後と彼の安否について
殺人未遂事件の後、チャルロス聖がどうなったのか気になるところですが、現在のところ作中では明確に描かれていません。
しかし、ミョスガルド聖が処刑された理由が「チャルロス聖殺人未遂犯を逃した罪」であることから、チャルロス聖自身は一命をとりとめたと考えられます。もし死亡していれば罪状は「殺人犯を逃した罪」になるはずです。
おそらく、重傷を負いながらも天竜人の特権によって最高の医療を受け、回復している可能性が高いでしょう。彼の性格を考えると、この事件で反省するどころか、逆恨みを募らせて再登場することも十分に考えられます。
世界を揺るがす大事件の裏で、このような因縁が生まれていたのですね。彼の再登場が、物語に新たな波乱を呼ぶことは間違いないでしょう。
そもそも天竜人とはどんな存在なのか
ここで改めて、チャルロス聖が属する「世界貴族(通称:天竜人)」についておさらいしておきましょう。
天竜人とは、800年前に世界政府を創り上げた20人の王たちの末裔です。「世界の創造主」として聖地マリージョアに住み、絶大な権力を有しています。
天竜人の主な特権
- 人を殺しても罪に問われない
- 海軍大将ですら逆らえない、意のままに動かせる
- 気に入った人間を奴隷にできる
- 下界の人間と同じ空気を吸うことを嫌い、シャボン(樹脂の泡)を頭に被っている
彼らは自らを「神」と称し、一般市民を「下々民」と見下して非道の限りを尽くします。チャルロス聖の常軌を逸した行動は、彼個人の異常性だけでなく、この天竜人という立場が生んだ歪んだ特権意識の象徴なのです。
チャルロス聖の死亡が望まれるクズな言動
- 2.1 クズすぎると話題の非道なエピソード
- 2.2 ルフィに殴られる伝説のシーンを解説
- 2.3 ケイミーを5億ベリーで買おうとした事件
- 2.4 しらほし姫を奴隷にしようとした暴挙
- 2.5 特徴的な声優はベテランの茶風林さん
- 2.6 一度は聞きたい彼の有名な名言(迷言)
- 2.7 なぜバウンティ(懸賞金)がないのか
- 2.8 謎に包まれた年齢や身長の公式情報
- 2.9 チャルロス聖の死亡説を原作で確認しよう
クズすぎると話題の非道なエピソード
チャルロス聖の「クズ」っぷりは、作中でも群を抜いています。彼の非道な行いは枚挙にいとまがありません。
奴隷への非人道的な扱い
彼は人間オークションで手に入れた奴隷を人間として扱いません。シャボンディ諸島では、疲れて動けなくなった奴隷の上を乗り物で平然と引きずり、自分の前を横切ったというだけの理由で一般人を銃で撃つなど、残虐非道な行動が描かれています。
妻をモノ扱いする価値観
彼の父親であるロズワード聖との会話からは、歪んだ家族観もうかがえます。従えていた看護師を13番目の妻にしたものの、すぐに飽きて「新しい妻が欲しい」と父親にねだるシーンは、多くの読者に衝撃を与えました。彼にとって人間は、手に入れては捨てるコレクションでしかないのです。
彼の行動を見ていると、怒りを通り越して呆れてしまいますね。しかし、これこそが世界の歪みを体現する天竜人の本質なのかもしれません。
ルフィに殴られる伝説のシーンを解説
チャルロス聖のエピソードで最も有名なのが、主人公モンキー・D・ルフィに殴り飛ばされたシーンでしょう。これは『ONE PIECE』の物語全体を通しても、屈指の名場面として知られています。
この事件が起きたのは、シャボンディ諸島の人間オークション会場でした。
事件の経緯
- 人魚のケイミーがオークションに出品される。
- チャルロス聖が財力にものを言わせ、5億ベリーで落札しようとする。
- ケイミーを助けようとした魚人ハチが正体を現し、会場がパニックに。
- チャルロス聖はハチを「魚人だから」という理由で撃ち、見せしめにする。
- 友人を撃たれたことに激怒したルフィが、チャルロス聖の顔面を一切の躊躇なく殴り飛ばす。
天竜人に手を出すことは「海軍大将の出動」を意味する絶対的な禁忌です。それを承知の上で、仲間のために世界のルールを破ったルフィの行動は、読者や視聴者に絶大なカタルシスを与えました。SNSでは今でも「スカッとした」「何度見ても最高」といった声が多く見られます。
このシーンは以下の話数で確認できます。
媒体 | 話数 | タイトル・サブタイトル |
---|---|---|
原作漫画 | 第51巻 第499話 | シャボンディパーク |
アニメ | 第396話 | 爆発!ケイミーを救え 諸島に残る悪の歴史 |
ケイミーを5億ベリーで買おうとした事件
前述のルフィに殴られる事件の引き金となったのが、この「5億ベリー事件」です。
人間オークション会場に現れたチャルロス聖は、出品された人魚のケイミーを一目見て「欲しいえ〜〜〜!!!」と絶叫。当時の超新星たちですら驚愕する5億ベリーという破格の金額を提示し、会場の度肝を抜きました。
この金額は、当時のルフィの懸賞金(3億ベリー)を遥かに上回るものです。彼にとって人間や他種族の命は、金で買えるコレクションの一つでしかないという価値観がよく表れています。この横暴な振る舞いが、結果的に麦わらの一味、ハートの海賊団、キッド海賊団という最悪の世代を敵に回し、天竜人への反逆行為へと繋がっていきました。
しらほし姫を奴隷にしようとした暴挙
シャボンディ諸島での一件からしばらく経った後、世界会議(レヴェリー)の場でチャルロス聖は再び問題を起こします。
リュウグウ王国の王女であるしらほし姫を見つけた彼は、その巨大さと美しさから「巨大なペット」として欲しがり、奴隷にしようと捕獲を試みました。古代兵器ポセイドンであるとは知らず、ただ珍しいコレクションとして手に入れようとしたのです。
この暴挙は、その場に居合わせたサイ、レオ、そして前述のミョスガルド聖によって阻止されます。しかしこの一件が、結果的にサイとレオがチャルロス聖を襲撃し、ミョスガルド聖が処刑されるという悲劇的な連鎖の始まりとなってしまいました。
特徴的な声優はベテランの茶風林さん
チャルロス聖の甲高く、一度聞いたら忘れられない特徴的な声。この唯一無二のキャラクターに命を吹き込んでいるのは、ベテラン声優の茶風林(ちゃふうりん)さんです。
茶風林さんの主な出演作品
- 名探偵コナン(目暮十三警部)
- サザエさん(磯野波平 ※2代目)
- ちびまる子ちゃん(永沢君、ヒデじい)
威厳のある役柄や温厚なキャラクターのイメージが強い茶風林さんですが、チャルロス聖のような狂気的で幼稚なキャラクターを見事に演じ分けています。その演技力の高さが、チャルロス聖の不快さとキャラクター性をより一層際立たせていると言えるでしょう。
一度は聞きたい彼の有名な名言(迷言)
チャルロス聖のセリフは、彼の傲慢で自己中心的な性格を完璧に表現しており、「名言」というよりは「迷言」としてファンの間で有名です。彼の特徴的な語尾「〜え」と合わせて、強烈なインパクトを残します。
チャルロス聖の迷言集
「欲しいえ〜〜〜!!!」
(人間オークションでケイミーを見て)
「お父様〜〜〜!!!コイツ殴ったえ〜〜〜!!!」
(ルフィに殴られた直後のセリフ)
「人間は壊れると面白くねぇえ〜〜」
(奴隷に対してのセリフ)
これらのセリフは、彼の幼稚さと残虐性を同時に表現しており、聞く者に強烈な不快感とキャラクター性を植え付けます。
なぜバウンティ(懸賞金)がないのか
これほどの悪事を働きながら、チャルロス聖をはじめとする天竜人にはバウンティ(懸賞金)がかけられていません。
その理由は、彼らが「世界の創造主」の末裔であり、裁かれる側ではなく裁く側の頂点に立つ存在だからです。世界政府や海軍は彼らを守るための組織であり、彼らに危害を加えることは懸賞金がかけられる「犯罪」という枠を超え、世界そのものへの反逆と見なされます。
つまり、彼らは法の上に君臨する絶対的な存在であるため、懸賞金の対象にすらならないのです。この事実こそが、天竜人が持つ異常な特権を最も象徴していると言えます。
謎に包まれた年齢や身長の公式情報
チャルロス聖の年齢や身長に関する公式設定(ビブルカードなど)は、現在発表されていません。
彼の特徴的な髪型や、鼻水を垂らした幼い表情、一方で成人しているかのような振る舞いから、ファンの間では様々な憶測が飛び交っています。
一部のSNSなどでは「年齢24歳、身長230cm」といった情報も見られますが、これは公式なものではなく信憑性は不明です。彼の不気味なキャラクター性を考えると、あえて詳細なプロフィールを伏せているのかもしれませんね。
チャルロス聖の死亡説を原作で確認しよう
この記事では、チャルロス聖の死亡説の真相から、彼のキャラクターを形作る様々なエピソードまで詳しく解説しました。
記事のまとめ
- チャルロス聖は死亡しておらず殺人未遂事件の被害者
- 死亡説の原因はミョスガルド聖の処刑に起因する
- 殺人未遂事件が描かれたのは原作1086話
- ルフィに殴られたのは原作499話、アニメ396話
- 天竜人は世界の創造主の末裔で絶対的な権力を持つ
- 奴隷や妻をモノとして扱うなど非道な行動が多数
- 人魚ケイミーを5億ベリーで買おうとした
- しらほし姫を巨大なペットとして奴隷にしようとした
- 数々の悪行から読者にクズと呼ばれている
- 声優は名探偵コナンの目暮警部役で知られる茶風林さん
- 欲しいえーなどの特徴的な名言(迷言)がある
- 世界の支配者であるためバウンティはかけられていない
- 年齢や身長などの公式プロフィールは不明
- 彼の悪行が良識派のミョスガルド聖の死に繋がった
- 物語の歪みを象徴する重要な悪役として機能している
チャルロス聖の登場シーンは、どれも物語の重要な転換点となっています。彼の行動やセリフの数々を、ぜひ原作漫画でじっくりと追体験してみてください。文字で読むことで、アニメとはまた違った衝撃とキャラクターの深みが感じられるはずです。
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