2005年公開の劇場版アニメで、越前リョーマの前に「兄」を名乗る青年が現れました。名前は越前リョーガ。20年以上経ったいまも、この人物をめぐる疑問は解けていません。映画だけの登場人物なのか。リョーマとは血がつながっているのか。声を担当しているのは誰なのか。
ここでは公式サイトと出版社の資料で確認できた記述だけで答えます。先に一部だけ言うと、「劇場版オリジナルだから原作漫画には出てこない」という理解は、集英社自身の書誌ページと食い違います。完結や巻数はテニスの王子様の完結と最終回をまとめた記事にありますよ。
この記事でわかること
- 越前リョーガの正体と公式プロフィール
- 兄弟であることは公式明記、血縁だけが未公表という線引き
- 劇場版が初出でも原作漫画に登場している根拠
- アメリカ代表からスペイン代表へという変化と声優2人
越前リョーガの正体をネタバレ|リョーマとの関係と初登場

前半は公式の文章だけで人物像を組み立てます。どんな立場のキャラクターか、リョーマとの関係を誰がどう書いているのか。最大の誤解にも決着をつけますね。
越前リョーガはどんなキャラクターか
公式の紹介文は短いぶん、一語に情報が詰まっています。
公式プロフィールに書かれていること
漫画の連載ページにあたるジャンプSQ.公式サイトには、こう紹介されています。
高校日本代表(U-17選抜)1軍のNo.4。幼い頃、一時期リョーマと生活を共にしていた。リョーマの兄貴分。
三文で情報が出そろいます。高校日本代表1軍のNo.4という序列、幼少期の同居、そして立ち位置。実力面では代表でもかなり上の人物ですね。一方、テレビ東京のアニメ公式サイトの紹介は表情が違います。
本心を隠し、好き勝手な行動が目立つが、常に弟リョーマのことを気にかけており、U-17日本代表合宿から追放されたリョーマをアメリカ代表に誘う。
本心を隠し、好き勝手にふるまい、それでいて弟から目を離さない。つかみどころのなさこそが芯なのでしょう。
誕生日や身長などのデータは公表されていない
細かいプロフィールを調べる方は多いようです。ただ、当サイトは数値を書きません。公式サイトも出版社の資料も、その出どころを確認できなかったからです。裏の取れない値は誤解を次の人へ引き継いでしまいます。
リョーマとの関係は公式でどう書かれているか
ここが記事の中心です。兄と弟という関係そのものは公式がはっきり書いています。ぼかされているのは、その一歩先だけ。
| 出典 | 言葉 | 実際の記述 |
|---|---|---|
| テレビ東京公式(リョーガ) | 弟 | 「常に弟リョーマのことを気にかけており」 |
| テレビ東京公式(リョーマ) | 兄 | 「兄・リョーガに誘われアメリカ代表としてW杯に参戦。」 |
| 集英社の書誌(新テニ43巻) | 兄弟 | 「シングルス2はリョーマVSリョーガの兄弟対決だったが」 |
| ジャンプSQ.公式(漫画) | 兄貴分 | 「リョーマの兄貴分。」 |
公式は「兄」「弟」とはっきり書いている
アニメ公式はリョーガ側で「弟リョーマ」、リョーマ側では「兄・リョーガ」と書いています。二人が兄と弟の関係にあることは、考察ではなく公式が明記した事実ですね。ジャンプSQ.だけが「兄貴分」と婉曲ですが、他を否定するものではないでしょう。
血のつながりについて公式の明言はない
では、もう一段深いところへ。実の兄なのか、血のつながらない義理の兄なのか。確認できた範囲では、公式サイトも出版社の資料も、この点だけは一度も書いていません。兄弟なのは確定なのに、中身は伏せられたまま。ここがもやもやの正体でしょう。
Yahoo!知恵袋にも血縁を問う質問が何度も投稿されています。解説サイトも「義理の兄」派と「実の兄」派に割れますが、公式発表ではありません。関係は公式に明記されている、血縁だけが明言されていない。これがいま出せるいちばん正確な答えです。
劇場版が初出でも原作漫画に登場する
この節では公式のあらすじに書かれた試合の組み合わせに触れます。まっさらな状態で読みたい方はご注意ください。
「リョーガは映画だけのキャラクター」——この説明、半分しか正しくありません。
2005年の劇場版で生まれたキャラクター
最初の登場は、2005年1月29日公開の劇場版アニメ『テニスの王子様 二人のサムライ THE FIRST GAME』。65分の作品で、監督は浜名孝行さん、制作はProduction I.Gとトランス・アーツです。映画.comはこの青年を「リョーマの兄を名乗るリョーガ」と紹介。初出が劇場版なのは事実ですね。
集英社の書誌が「兄弟対決」と明記している
問題はその先で、「だから原作漫画には出てこない」が誤りです。根拠は出版社自身が出しています。集英社の『新テニスの王子様』43巻の書誌ページのあらすじには、こうあります。
シングルス2はリョーマVSリョーガの兄弟対決だったが、試合開始直後のアクシデント
噂でもまとめ記事でもありません。出版社が自社の単行本を紹介する文章の中で、漫画本編にリョーガが出てリョーマと試合をしていると書いているのです。ジャンプSQ.の連載ページにも登場キャラクターとして掲載。劇場版で誕生したキャラクターが、のちに原作漫画へ迎え入れられたという順序であって、「映画だけのキャラ」は誤りです。
なお、漫画での初登場が何巻の何話かは公式資料で特定できなかったため書きません。二人の試合が収録されているのは、『新テニスの王子様』第43巻(616円)です。

新テニスの王子様 43(ジャンプコミックス)
リョーマとリョーガの兄弟対決が収録されている巻。集英社の書誌が「兄弟対決」と明記しているのがこの43巻で、劇場版から来たキャラが原作でどう扱われたのかを、自分の目で確かめられます。
楽天の参考価格 616円(ジャンプコミックス・在庫あり)
越前リョーガのネタバレ考察とアニメで見る方法

後半は、いまのリョーガがどこに立っているのかから。追える範囲と追えない範囲を分け、声優の担当時期を整理し、作品を追う方法をまとめます。
越前リョーガがスペイン代表になっている理由
リョーガを追っていると「あれ、所属が変わっている」と戸惑う瞬間が来ます。実際に変わっているので、その戸惑いは正解です。

もともとはアメリカ代表として登場した
出発点はアメリカです。テレビ東京のアニメ公式サイトでリョーガが載っているのは、アメリカ代表のキャラクターページ。合宿を追われたリョーマを誘ったのも、この立場でした。

のちにスペイン代表として立ちはだかる
ところがアニメ『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP SEMIFINAL』では立場が入れ替わります。第8話のタイトルは、その名も「スペイン代表、越前リョーガ」。2024年11月20日にテレビ東京ほかで放送された回でした。
描かれたのは準決勝の別ブロック、スペイン対アメリカの一戦。アメリカ代表ラルフを、今はスペイン代表となったリョーガが一方的な展開で追い込んでいくという構図です。相手の能力を喰らう戦い方で圧倒し、スペインが決勝へ。詳しくはMANTANWEBの記事にあります。
スペインへ移った理由は公式に説明がない
ここは正直に書きます。いつ、どういう経緯でスペイン側に回ったのか、それを公式が説明した文章は見つけられませんでした。確認できるのは「アメリカ代表から、のちにスペイン代表になった」という並びだけ。なお新作の制作も発表済みですが、放送時期は変わりうるので新テニスの王子様の公式サイトでご確認ください。
越前リョーガの声優は2人いる
声優で混乱しやすいのは、担当が2人いるから。時期で分かれているだけです。
2005年の劇場版は山崎裕太
『二人のサムライ THE FIRST GAME』でリョーガを演じたのは俳優の山崎裕太さんです。映画.comのキャスト欄でも確認できます。
2014年のOVA以降は宮野真守
いまのアニメやゲームで声を担当しているのは宮野真守さん。2014年のOVA『vs Genius10』から演じ、2022年のTVシリーズでも続投しました。テレビ東京のアニメ公式サイトにも「CV:宮野真守」と明記され、ゲーム『新テニスの王子様 RisingBeat』の公式ページにも名前が並びます。MANTANWEBの取材では、役の根っこは「大切な弟・リョーマへの想いと導き」だと語っていました。
越前リョーガが登場する作品を読む・見る方法
漫画と映像それぞれの入り口を紹介します。
原作漫画をコミックシーモアで読む
原作はコミックシーモアで『新テニスの王子様』が配信中。無印の『テニスの王子様』も読めます(2026年8月時点・時期により変わります)。幼少期の関係まで味わうなら、無印から順に進むのがおすすめ。
アニメをU-NEXTで見る
映像から入るなら、リョーガが本格的に動き出す『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP』が入り口。10年ぶりのTVシリーズとして作られた全10話で、リョーマが合宿を追放されアメリカ代表となる流れが描かれます。U-NEXTで見放題の対象として配信中です。
31日間の無料トライアルがあり、月額プランは2,189円(税込・Web申込)。取り扱いは変わることがあるため、作品ページで現在の状況を確認してから登録を(2026年8月時点)。
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越前リョーガに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 越前リョーガはリョーマの実の兄なのですか?
A. 兄と弟の関係であること自体は公式が明記しています。テレビ東京のアニメ公式サイトはリョーガを「弟リョーマ」、リョーマを「兄・リョーガ」と書き、集英社の書誌も「兄弟対決」と表現。ただし実の兄か義理の兄かだけは明言がありません。
Q2. 越前リョーガは原作漫画にも登場しますか?
A. はい。集英社の『新テニスの王子様』43巻の書誌ページには、あらすじに「リョーマVSリョーガの兄弟対決」とあります。初出が2005年の劇場版なのは事実ですが、「映画だけのキャラ」という説明は誤りです。
Q3. 越前リョーガの声優は誰ですか?
A. 時期で2人に分かれます。2005年の劇場版『二人のサムライ THE FIRST GAME』は山崎裕太さん。2014年のOVA『vs Genius10』以降は宮野真守さんです。
Q4. 越前リョーガの誕生日や身長は公開されていますか?
A. 当サイトが確認できた公式資料の範囲では、誕生日・身長・体重・血液型といった数値は公表されていません。検索で出てくる数値は出どころが公式ではないため載せていません。
Q5. 越前リョーガはなぜスペイン代表なのですか?
A. もともとアメリカ代表として登場した人物で、テレビ東京のアニメ公式サイトでもアメリカ代表のページに掲載。その後『U-17 WORLD CUP SEMIFINAL』第8話ではスペイン代表として試合に臨みました。ただし移った経緯の公式説明は見つけられませんでした。
越前リョーガの正体とリョーマとの関係まとめ
ここまでの内容をまとめておきます。
電子書籍や動画配信の取り扱い・価格・条件は変更されることがあります。本記事は2026年8月時点の内容ですので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。