西暦2086年、「死滅回游」から68年が過ぎた地球に、宇宙船とともに地球外生命体が飛来する――そんな一文から始まるのが『呪術廻戦≡(モジュロ)』です。本編『呪術廻戦』の完結後に始まったこの近未来スピンオフは、いったいどんなあらすじで、乙骨真剣や乙骨憂花といった新キャラが何を背負っているのか。そして最終回の結末はどうなり、打ち切りなのか予定通りの完結なのか、つまらないという声は本当なのか。読み進める前に全体像だけでもつかんでおきたい、という人は多いと思います。
この記事では、原作・芥見下々×作画・岩崎優次で描かれた本作について、ネタバレを含めてあらすじから最終回、モジュロという言葉の意味の考察、アニメ化の可能性やどこで読めるかまでを、私なりに整理してみました。虎杖悠仁ら本編キャラの扱いや評価の実態など、気になるところを一気に確認できるはずです。
記事のポイント
- 『呪術廻戦≡(モジュロ)』の基本情報と本編との関係
- 68年後の世界を舞台にしたあらすじの全体像
- 最終回の結末と、打ち切り・評価をめぐる実態
- タイトルの意味の考察とアニメ化・読める場所
ジャンプできる目次📖
呪術廻戦 モジュロとは?あらすじ解説
まずは『呪術廻戦≡(モジュロ)』がどんな作品なのか、基本情報と舞台設定、そして物語のあらすじを順番に見ていきます。本編を読んでいる人ほど「これは続編なの?」と気になると思うので、そのあたりの位置づけも含めて整理していきますね。

モジュロの基本情報と本編との関係
『呪術廻戦≡』は、読み方を「じゅじゅつかいせん モジュロ」といいます。「≡」は数学で使う合同を表す記号で、そのまま「モジュロ」と読ませているのが面白いところですね。
原作を担当するのは、本編『呪術廻戦』の作者である芥見下々さん。芥見さんが「原作」という立場で連載に関わるのは本作が初めてで、作画は『暗号学園のいろは』を手がけた岩崎優次さんが担当しています。掲載誌は週刊少年ジャンプ(集英社)です。
位置づけとしては、本編の直接的な続編ではなく、『呪術廻戦』本編から68年後の世界を描いた近未来スピンオフという形になっています。短期集中連載として企画された作品で、この「別軸の物語」という前提を押さえておくと、あとの展開も理解しやすいかなと思います。
連載期間・巻数などの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式タイトル | 呪術廻戦≡(モジュロ) |
| 原作 | 芥見下々 |
| 作画 | 岩崎優次 |
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ(集英社) |
| 連載期間 | 2025年41号〜2026年15号 |
| 話数 | 全25話(完結) |
| 単行本 | 全3巻(完結) |
単行本は、1巻が2026年1月5日、2巻が2026年3月4日、そして最終3巻が2026年5月1日に発売されています。全3巻できっちり完結しているので、いま読み始めてもすぐに最後まで追えるボリューム感です。
舞台は68年後|世界観の変化
本作の舞台は、本編でも大きな山場だった「死滅回游」から68年後、西暦2086年の世界です。呪いや呪術師という設定は引き継ぎつつも、時代がまるごと進んでいるのがポイントですね。
そんな未来の地球に、ある日突然、宇宙船とともに地球外生命体が飛来します。彼らはシムリア星人を名乗る難民で、その規模はおよそ5万人。呪いと戦ってきた呪術師たちの世界に、今度は「宇宙からの移民」という新しいテーマが持ち込まれるわけです。
この「宇宙人(移民)との共生」という軸は、本編とは毛色の違う切り口で、賛否が分かれるところでもあります。ただ、68年という時間を挟むことで、本編を読んでいなくても入りやすい設計になっているのは確かかなと思います。
主人公は誰?キャラ紹介
本作で物語を引っ張るのは、乙骨姓を持つ新世代の兄妹です。本編ファンには「あの人の血縁?」とピンとくる名前が並びます。
乙骨真剣(おっこつ つるぎ)
17歳、京都高専2年生。乙骨憂太と禪院真希の孫にあたる兄という設定です。呪力を持たない体質で、その代わりに刀剣などの呪具を用いて戦うスタイルが特徴。呪力ありきだった本編のバトルとはまた違った駆け引きが描かれます。
乙骨憂花(おっこつ ゆうか)
16歳、京都高専1年生で、真剣の妹にあたります。こちらは呪力を込めた強化格闘術、つまり肉弾戦を得意とするキャラクター。兄妹で戦い方のタイプが分かれているのも、チームとしての見どころになっています。
マル(シムリア星人側の査察担当)
シムリア星人側の査察を担うキャラクターで、フルネームは「マルル・ヴァル・ヴル・イェルヴリ」、愛称が「マル」です。地球側の兄妹と行動を共にしながら、事件の調査に関わっていきます。
あらすじを一気に整理
ここからは、公式で示されているあらすじをベースに物語の流れを整理していきます。まずは動画で雰囲気をつかみたい人向けに、公式PVを置いておきますね。
物語は、「死滅回游」から68年後の2086年、シムリア星人の飛来から動き出します。査察官マルを伴った乙骨真剣・憂花の兄妹が、京都で発生した誘拐事件の調査に乗り出す、というのが導入部分です。
そこから物語は、京都誘拐事件の真相究明を入り口に、シムリア星人との対立、そして和解へと展開していきます。「宇宙人(移民)との共生」というテーマが全体を貫いていて、地球の命運が日本の呪術師たちに委ねられていく、という構図ですね。より細かいネタバレは、後半の最終回パートで触れていきます。
虎杖や本編キャラは登場する?
ここは本編ファンがいちばん気になるところだと思います。結論から言うと、虎杖悠仁は68年後の世界にも本編と同じ若い姿のまま登場します。
作中では、虎杖は「死滅回游」を平定した伝説的な術師として、五条悟と並び称される存在として描かれています。68年という時間が流れているのに若い姿のまま、というのが本作の大きな謎であり、見どころのひとつになっているわけです。
また、真人も68年後の世界に登場します。釘崎野薔薇・伏黒恵・パンダといった本編キャラも終盤で言及・登場しますが、彼らがどういう状態にあるのかは、読者やまとめサイトによって受け止めが分かれる部分でもあります。断定的に「こうなった」と言い切りづらいところなので、実際の描写をご自身の目で確かめてもらうのが確実かなと思います。
呪術廻戦 モジュロの最終回と評価
ここからは後半として、最終回の結末や、打ち切り疑惑・評価の実態、タイトルの意味の考察、そしてアニメ化やどこで読めるかまでをまとめていきます。結末に触れるため、未読の人は先に本編を読んでから戻ってきてくださいね。

全25話・全3巻で完結
『呪術廻戦≡』は、週刊少年ジャンプ2025年41号から2026年15号まで連載され、全25話・全3巻で完結しています。連載期間としては半年ほど、単行本にして3冊というコンパクトな構成です。
この「短期でまとまっている」という点は、あとで触れる打ち切り論争とも深く関わってきます。まずは、きれいに完結済みの作品だという事実を押さえておいてください。
最終回の結末をネタバレ解説
ここから最終回の結末に触れます。まだ読んでいない人はご注意ください。
最終話は第25話「明るい未来」というタイトルです。物語の終盤では、シムリア星人問題の決着と、呪霊の根本的な「お祓い」が描かれます。
そして大きな見せ場となるのが、虎杖悠仁が自ら呪物となる道を選ぶという展開です。虎杖は釘崎やパンダらとともに、次世代以降の地球の安全を守る計画を進めていく――そんな結末が示唆される形で幕を閉じます。
3巻には、中盤で虎杖悠仁が姿を現し、真剣とマルが刃を交える大きな戦闘シーンも収録されています。本編の因縁を知っているほど刺さる場面が多く、ラストに向けて一気に畳みかける構成になっている印象ですね。
ただ、この終盤の展開については受け止めが割れています。「決着が急ぎ足に感じる」という声もあれば、「未来へのバトンとして納得できる」という声もあり、どちらか一方が正解とは言い切れません。細かな余韻は、実際に最終巻を読んで確かめてもらうのが一番だと思います。
打ち切り?つまらない?評価の実態
ネットで検索すると「モジュロ 打ち切り」「モジュロ つまらない」といったサジェストが出てきます。ここは誤解されやすいポイントなので、丁寧に整理しておきます。
まず打ち切りかどうかについてですが、作者本人が連載開始の時点で「短期集中連載で、単行本3冊くらい」という趣旨の発言をしていたとされており、複数のメディアでも「予定通りの完結」という見方で一致しています。つまり、途中で打ち切られたわけではなく、最初から短期でまとめる企画だったという理解が自然かなと思います。
「つまらない」という評価についても、実際には賛否が分かれています。「終盤の展開が急で伏線の回収が物足りない」「本編と温度差がある」という批判的な感想がある一方で、「続編ではなく“未来の拡張”として読むべき」「熱量の種類が違うだけ」という擁護的な感想も存在します。
なので、この記事としては「面白い」「つまらない」を断定するのは避けておきます。合う・合わないがはっきり分かれる作品なので、まずは1巻を試して自分の肌に合うか確かめる、というのが一番失敗が少ないと思います。
「モジュロ(≡)」の意味とは
タイトルの「モジュロ(Modulo)」は、数学用語で「剰余」、つまり割り算をしたときの余りを指す言葉です。「≡」という合同の記号と合わせて、数学的なニュアンスがタイトルに込められているわけですね。
ファンの間では、この「余り」という意味を、本編から続く「巡る呪い」というテーマと結びつけて読み解く考察が複数見られます。割り切れずに残り続けるもの、という連想は、確かに呪いの物語と相性が良さそうです。
ただし、これはあくまでファンによる考察であって、公式が「こういう意味です」と明言したものではありません。タイトルの解釈に唯一の正解はないので、いろいろな読み方を楽しむくらいの距離感がちょうどいいかなと思います。
アニメ化はある?読む方法
アニメ化を期待している人も多いと思いますが、現時点では公式なアニメ化の発表はありません。
紛らわしいのが、最終3巻の発売を記念して、アニメ制作会社MAPPAによる「スペシャルPV」が公開されている点です。虎杖悠仁役に榎木淳弥さん、真人役に島﨑信長さんと、TVアニメ『呪術廻戦』と同じ声優が起用され、公開後に大きな話題を呼びました。
このスペシャルPVはあくまで記念映像であり、アニメ化の決定を意味するものではありません。混同しないようご注意ください。
読む方法についてですが、単行本は全3巻で完結しているので、紙でも電子でも最後まで追えます。電子で読むなら、私はコミックシーモアをよく使っています。全3巻がそろっているので、一気読みするのに向いていますね。
より詳しく本編の結末を振り返りたい人は、呪術廻戦 最終回のネタバレ解説もあわせてどうぞ。モジュロの前提となる本編のラストを押さえておくと、68年後の世界の見え方がぐっと変わります。本編の流れをまるごとおさらいしたい場合は、呪術廻戦のあらすじ全体まとめも参考になると思います。
まとめ:呪術廻戦 モジュロの全体像
モジュロのあらすじのほかにも、呪術廻戦にはキャラの生死や重要エピソードを解説した記事が揃っています。呪術廻戦 考察まとめで全記事を一覧にしているので、あわせてどうぞ。
ここまで、『呪術廻戦≡(モジュロ)』の基本情報からあらすじ、最終回の結末、評価の実態、タイトルの意味、アニメ化や読む方法までを整理してきました。
ポイントをおさらいすると、本作は本編から68年後の2086年を舞台にした短期集中の近未来スピンオフで、全25話・全3巻できれいに完結しています。乙骨真剣・憂花の兄妹とシムリア星人を軸に物語が進み、最終回では虎杖悠仁が自ら呪物となる道を選ぶ結末が描かれました。打ち切りではなく予定通りの完結で、評価は賛否が分かれるタイプ。アニメ化は未発表で、記念のスペシャルPVがあるのみ、という状況です。
本編の続きを期待するか、別軸のIFとして楽しむかで印象が大きく変わる作品なので、気になった人はまず自分の目で確かめてみてください。なお、記事内の情報は変わる可能性があるため、最新かつ正確な内容は公式サイトや公式の発表をご確認いただくことをおすすめします。最終的な判断はご自身で行っていただければと思います。