ヤクザに殺し屋として育てられた少女と、何も知らない普通の青年。その二人が恋に落ちるのが『ねずみの初恋』です。
碧の正体やあおくんの死亡説、ペトロという人物、結末の予想まで、ネット上には情報がたくさんあります。ただ、どれが確定でどれが読者の予想なのかはわかりづらいところです。私自身も追いかけていて、その線引きが一番大事だと感じています。
本作はヤングマガジンで連載中の作品なので(2026年10月時点)、「結末はこう」とは断言できません。ここでは、確定した事実と、ファンの間で語られている解釈を分けて書いていきます。
記事のポイント
- ねずみの初恋の基本情報とあらすじがわかる
- ねずみと碧の関係や主要登場人物が整理できる
- 碧の正体や死亡説など考察論点の現状がわかる
- 連載状況と結末予想の受け止め方がわかる
ねずみの初恋のネタバレ|あらすじと登場人物
『ねずみの初恋』は、殺し屋として育てられた少女と普通の青年の初恋を描く作品です。基本情報とあらすじ、物語を動かす登場人物から見ていきます。

ねずみの初恋の基本情報とあらすじ
『ねずみの初恋』は、大瀬戸陸(おおせと りく)先生が手がける漫画作品です。講談社の『週刊ヤングマガジン』2023年49号(2023年11月6日発売号)から連載が始まりました。2026年10月時点も連載中です。
レーベルはヤンマガKCスペシャルで、単行本の第1巻は2024年3月6日に発売されました。
作品の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | ねずみの初恋(ねずみのはつこい) |
| 作者 | 大瀬戸陸 |
| 出版社 | 講談社 |
| 掲載誌 | 週刊ヤングマガジン(2023年49号〜) |
| ジャンル | ラブストーリー/サスペンス |
| 連載状況 | 連載中(未完結) |
公式あらすじ
公式のあらすじは、「ヤクザに殺し屋として育てられ、人の愛を知らずに育った少女、ねずみ。何も知らない普通の青年、碧(あお)。二人は恋に落ち、共に暮らし始めるが、魔の手はすぐそこまで迫っていた」という切ない導入です。
人の愛を知らずに育った少女が、初めての恋を通して感情を知っていく。そのまぶしさと、殺し屋という背景がもたらす影が同居しているのが、この作品の大きな魅力だと思います。
物語の空気感は、下の公式PVでぐっと伝わってきます。講談社ヤンマガchが公開している映像で、声を担当しているのは次の3人です。
- ねずみ:高橋李依さん
- 碧(あお):花江夏樹さん
- 鯆(イルカ):石田彰さん
主人公たちの関係と物語の始まり
物語の中心にいるのは、殺し屋として生きてきた少女ねずみと、彼女が恋に落ちる青年の碧です。
人を殺めることが日常だったねずみにとって、碧との出会いは初めて味わう「普通の生活」であり、初めての恋でもあります。二人は共に暮らし始め、穏やかな日々が少しずつ描かれていきます。
けれど、あらすじにある「魔の手はすぐそこまで迫っていた」のとおり、この静かな幸福が長くは続かないことが早い段階から示されます。
愛を知らなかった少女が、愛を知ったがゆえに苦しむ。その構造が、この作品を切なさと緊張感をあわせ持つ物語にしています。
感情を殺して生きてきたねずみが、碧と過ごす何気ない時間のなかで、少しずつ「普通の幸せ」を覚えていく描写はとても丁寧です。ごはんを一緒に食べる、隣で眠る、たわいない会話をする。
当たり前のことがねずみにとっては初めての体験だからこそ、胸に迫ります。その積み重ねがあるから、後から訪れる危機の重さがいっそう際立ちます。
ねずみの初恋は何巻まで?連載状況
『ねずみの初恋』の単行本は11巻まで出ていて、物語はまだ完結していません。
既刊と最新刊
単行本は第11巻まで発売済みで、第11巻は2026年9月4日に発売されました。連載は『週刊ヤングマガジン』で続いていて(2026年10月時点)、いま読める範囲は11巻までです。
ねずみと碧は、公式イラストのアクリルスタンドプレートにもなっています。
2023年11月に連載が始まり、2024年3月に第1巻が出てから、およそ半年に2〜3冊のペースで巻を重ねてきました。
11巻という巻数は、初恋の物語としてはかなりの厚みです。それだけ、ねずみと碧の関係や、二人を取り巻くヤクザ組織の事情がじっくり描かれてきました。
ねずみの初恋の主要登場人物
『ねずみの初恋』を読み解くうえで欠かせない主要キャラクターを、表にまとめました。名前の読みや立ち位置を先に押さえておくと、ネタバレ部分が理解しやすくなります。
| 登場人物 | 本名・読み | 立ち位置 |
|---|---|---|
| ねずみ | 小山ねずみ | 主人公。ヤクザに殺し屋として育てられた少女 |
| 碧(あお) | 白石碧 | ねずみが恋に落ちる、事情を知らない青年 |
| 鯆(いるか) | いるか | ねずみが所属するヤクザ組織の組長 |
| テング | テング | ねずみに殺しの技術を仕込んだ師匠的存在 |
| ペトロ | ペトロ | 物語に関わる謎の人物(設定は考察段階) |
ねずみと碧
主人公のねずみは、幼い頃からヤクザの手で殺し屋として育てられてきた少女です。一方の碧は、彼女の過去も裏の顔も知らない普通の青年で、作中では「あおくん」と呼ばれています。
何も知らないからこそ差し出せる無邪気な優しさが、ねずみの凍りついた心を溶かしていく。この対比が物語の推進力です。
鯆・テング・ペトロ
鯆(いるか)はねずみが所属するヤクザ組織の組長、テングはねずみに殺しの技術を叩き込んだ師匠的な存在です。
ペトロは謎の多い人物で、正体や生死は作中でまだはっきりしていません。このペトロの位置づけが、後半のネタバレ考察でも大きな鍵になってきます。
物語の見どころと魅力
この作品の一番の見どころは、「愛を知らなかった少女が初めての恋を通して変わっていく姿」だと思います。殺し屋というハードな設定と、初恋という繊細なテーマ。相反する要素が同居しているからこそ、ページをめくる手が止まりません。
ねずみが見せる、殺し屋としての冷徹さと、碧の前でだけほどける柔らかい表情の落差。その振れ幅の大きさが、キャラクターへの感情移入を一気に深めてくれます。読み進めるほど「この二人にどうか幸せになってほしい」と願わずにはいられません。
似た手触りの心理サスペンスなら、日常に潜む狂気をじわじわ描く『泥濘の食卓』のネタバレ考察もおすすめです。人の心の危うさをのぞき込むような読み味が共通しています。
ねずみの初恋のネタバレで迫る展開と結末予想
ここから先は、物語の核心に触れるネタバレと、ファンの間で交わされている考察・結末予想です。本作は連載中なので、結末は確定していません。

この先は物語の重要な展開に触れるネタバレを含みます。まだ本編を読んでおらず、先の展開を知りたくない方は、この見出しを飛ばして読み進めてくださいね。
碧をめぐる謎と考察
ネタバレのなかでも読者の関心が集まっているのが、碧をめぐる展開です。確定している展開と、読者の解釈を分けて見ていきます。
同棲後に迫る危機
ねずみと碧が同棲を始めてしばらくすると、碧がヤクザ側に捕まり、ねずみは「碧を殺す」ように命じられます。ねずみは彼を見逃してもらう代わりに、碧自身を新たな殺し屋として育てることを引き受けます。
愛する人を守るために、その人を自分と同じ世界へ引き込まざるを得ない。この痛みを伴う決断が、物語を大きく動かしていきます。
碧の死亡説の受け止め方
ネット検索では「あおくん 死亡」というワードもよく見かけますが、碧は生きています。11巻(2026年9月発売)のあらすじでは、ねずみがコンテナ船であおくんと再会を果たしています。
ねずみに届けられた首については、「ペトロが碧の身代わりになったのではないか」という読み筋が読者の間で語られています。
ねずみの初恋の結末はどうなる?予想
本作は連載中(2026年10月時点)のため、確定した結末はまだありません。
ネット上に出回っている「最終回予想」の記事は、どれも読者による予想・考察です。ハッピーエンドを望む読者もいれば、切ない作風から悲劇的な幕引きを予想する読者もいます。どの予想も「一つの見方」として楽しむのが健全だと思います。
私としては、ねずみが初めて知った愛の行き着く先を、作者がどう描くのかを見届けたい気持ちでいっぱいです。
ねずみの初恋は完結した?連載の現状
結論から言うと、『ねずみの初恋』はまだ完結していません。『週刊ヤングマガジン』で連載が続いていて(2026年10月時点)、単行本は11巻が2026年9月4日に発売されました。
物語はまさに進行中で、碧の運命もねずみの選択の行方も、これから描かれていく段階です。新刊のたびに大きく物語が動く時期なので、リアルタイムで追いかける面白さがあります。
ネタバレ記事のなかには、結末が決まっているかのように書かれているものも見かけます。連載が続いている以上、それらは書き手の予想か、途中までの展開を結末のように語っているものです。
確定していないことを確定として受け取らない。これが、連載中の作品のネタバレと付き合ううえで一番大切な姿勢だと思います。
ねずみの初恋の評判と受賞歴
『ねずみの初恋』は、連載中ながら各所で高い評価を受けています。
確認できる受賞・ランキング
「次にくるマンガ大賞2024」のコミックス部門で第12位(19,278ポイント)にランクインしました。
第49回講談社漫画賞(2025年度)では、総合部門の最終候補(16作品のうちの1本)に選ばれています。総合部門を受賞したのは岩明均先生の『ヒストリエ』で、本作は最終候補という位置づけです。
人の心の機微を丁寧に描く読み味は、大人の心理劇にも通じます。夫婦や人間関係の生々しさを描く作品が好きな方には、『あなたがしてくれなくても』のネタバレ考察も響くかもしれません。
作者・大瀬戸陸と作品の特徴
作者の大瀬戸陸先生は、殺し屋の少女の初恋という難しいテーマに真正面から挑んでいます。暴力の世界に生きる者の内面と、愛を知っていく過程の繊細さ。その両方を一つの物語のなかで違和感なく成立させている筆致が、本作の強みです。
単なる恋愛でも単なるバイオレンスでもない、その中間にある「痛みを伴う優しさ」を描けるのが、この作者の持ち味だと思います。
ヤクザや殺しといった重いモチーフを扱いながらも、根っこにあるのは「人はどうやって人を愛せるようになるのか」という普遍的な問いです。だからこそ、バイオレンス作品を普段読まない人にも届きます。
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ねずみの初恋のネタバレまとめ
『ねずみの初恋』は連載中の作品で、確定した結末はまだありません。

