2007年3月28日、テレビアニメ『NANA』は第47話をもって最終回を迎えました。それから約20年が経った今も、作品に触れて「この続きは原作の何巻から読めばいいんだろう?」と迷う方は絶えません。ところが実際に調べてみると、11巻までと書くサイトもあれば12巻まで、なかには21巻までという情報まであって、正直どれを信じればいいのか分からなくなりますよね。この記事では、単行本の書誌データと公式ストアのあらすじを突き合わせて、アニメが原作のどこまでを描いたのかを検証しました。あわせて2期の可能性や、休載が続く原作の現況、続きを読み始めるときのポイントもまとめています。
記事のポイント
- アニメ全47話が原作の何巻・何話までを描いたのか
- 続きを読み始める巻数とその判定根拠
- 11巻まで・21巻までと紹介するサイトがある理由
- 2期の可能性と休載が続く原作の現況
NANAのアニメの続きは何巻から?
まずは一番知りたい結論からお伝えします。そのうえで、なぜサイトによって巻数の情報が食い違うのか、そしてアニメ最終話と原作がどうつながっているのかを順番に見ていきましょう。ここを押さえておけば、余計な巻を買い直したり、読んだはずの場面をもう一度なぞってしまったりする失敗を避けられます。

結論|アニメ全47話は原作12巻42話まで
結論から言うと、アニメ『NANA』全47話は、原作漫画12巻に収録された第42話(12巻の冒頭部分)までを描いています。つまり、アニメの続きを読むなら12巻から。第43話以降が、完全にアニメ化されていない区間になります。
この結論には、きちんとした根拠があります。1つ目は単行本の書誌データです。英語版ウィキペディアの巻別収録話一覧によると、11巻の収録は第37話から第41話まで(2004年8月11日発売)、12巻の収録は第42話から第45話まで(2005年3月15日発売)と記録されています。第42話が収録されているのは、11巻ではなく12巻というわけです。
2つ目は、公式ストアのあらすじとの内容照合です。コミックシーモアのNANA作品ページに掲載されている12巻のあらすじは、「夏に中止になった花火大会を開催する日、ブラストのメンバーは707号室でその時を待っていた」という内容から始まります。これはアニメ最終話で描かれる場面そのもの。一方、11巻のあらすじはタクミの帰国と奈々の実家への挨拶が中心で、花火大会の場面とは別の話です。書誌データと公式あらすじ、この2つが「12巻」で一致したことが、本記事の判定根拠になっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アニメの話数 | 全47話(ほかに総集編3話) |
| 放送期間 | 2006年4月5日〜2007年3月28日 |
| 原作の対応範囲 | 12巻収録の第42話(12巻の冒頭)まで |
| 続きを読む巻 | 12巻から(第43話以降が未アニメ化区間) |
| 原作の既刊 | 全21巻(2026年7月時点・長期休載中) |
「11巻まで」「21巻まで」と書くサイトがある理由
検索してみると分かるのですが、アニメがどこまで描いたのかについて、ネット上の情報はかなり割れています。多いのは「11巻まで」とする記述で、なかには「21巻あたりまで」と書いているページもありました。読者としては混乱しますよね。
まず11巻説について。こうしたサイトの記述をよく読むと、アニメの到達点を第42話としている点は同じで、その第42話を11巻収録として扱っているケースが目立ちます。つまり「何話まで描かれたか」の認識は一致していて、話数と巻の対応づけの部分だけが書誌データとずれている、という構図です。前述のとおり、単行本の収録記録では第42話は12巻に入っているので、本記事では12巻説を採用しています。
次に21巻説ですが、21巻は休載前に刊行された現時点での最終巻(2009年発売)です。既刊全体の巻数と、アニメが映像化した範囲を混同したと見られる記述で、公式あらすじの内容とも一致しません。この説を裏づける根拠は今回の検証では見つからなかったため、採用していません。とはいえ、巻数の情報が割れているのは事実なので、「サイトによって記述が異なる」という点も含めて正直にお伝えしておきます。
アニメ最終話と原作の接続の詳細
この先はアニメ最終話と原作12巻冒頭の内容に触れます。未視聴・未読の方はネタバレにご注意ください。
アニメ最終話となる第47話は、物語の未来にあたる時間軸で、ブラック・ストーンズのメンバーが707号室に集まり、ハチ(小松奈々)とともに花火を見ようとする場面が描かれます。ただし大崎ナナとは連絡が取れないままで、再会は果たされません。あわせて過去の時間軸では、ハチがノブとの再会をためらう様子も描かれました。余韻を残したまま幕を閉じる、なんとも切ない最終回でしたね。ハチというキャラクターがその後どんな道を歩むのかは、ハチ(小松奈々)の人物像と結末を考察した記事で掘り下げています。
そしてこの「中止になっていた花火大会の日に、707号室でメンバーが待つ」という場面こそ、12巻の公式あらすじに書かれているエピソードです。だから12巻を頭から読めば、まずアニメ最終話の場面を漫画で振り返る形になり、そこから先はもうアニメでは見られなかった物語。接続としてはこれ以上ないくらい分かりやすい区切りだと思います。
なお、アニメが全47話で終わった理由は打ち切りではありません。放送当時の原作の刊行分に追いつく形で完結した、いわば素材切れによる終了です。細かい場面の省略や圧縮はあるものの、アニメ独自の新規エピソードが大きく挿入されたと明言できる一次情報は確認できていないため、大筋は原作に沿って進むと考えて差し支えないでしょう。
NANAのアニメ2期と原作のこれから
ここからは、多くの方が気になっている2期の可能性と、休載が続く原作のこれからについて見ていきます。続きを読み始める前に知っておきたい現況と、12巻から先の読み進め方もあわせてお伝えしますね。

NANAのアニメ2期はある?
2026年7月時点で、アニメ『NANA』の2期・続編の制作発表は確認できていません。集英社や制作関係各社の公式発表を確認しましたが、続編に関するアナウンスは見当たりませんでした。
その背景として大きいのが、原作の状況です。原作漫画『NANA』は2009年に作者の病気療養のため無期限休載に入り、以降16年以上にわたって休載が続いています。休載発表の時期については2009年6月末のコミックナタリーの報道で確認できます。アニメはもともと当時の原作の進み具合に追いついて終了した経緯があるので、原作が未完のまま止まっている以上、物語の決着まで見据えた続編を企画しづらい状態が続いている、と考えるのが自然でしょう。
一方で、明るい話題がまったくないわけではありません。2025年から2026年にかけて、作者本人が誌面で復帰への意欲を示したとする報道も出ています。ただしこれは二次メディアの報道であり、出版社からの連載再開アナウンスは確認できていません。2期についても「絶対にない」と断定できるものではないので、公式からの発表を静かに待ちたいところです。
原作を続きから読むなら
アニメの続きにあたるのは、12巻から21巻までの計10冊です。未アニメ化区間には物語を大きく動かす出来事がいくつも待っていて、アニメだけで止まっているのは正直もったいないと感じます。なかでも特に重大な展開については、レンの死亡は何巻で描かれるのかを検証した記事で詳しく扱っています。物語の核心に関わる重大なネタバレを含むので、まっさらな状態で読みたい方は本編を先にどうぞ。
原作の現況にも触れておきます。既刊は21巻(2009年発売)が最新で、休載により物語は未完のまま。雑誌に掲載されたまま単行本に収録されていない話(第81話〜84話)が存在するという情報もありますが、単行本化や配信化の予定は2026年7月時点で発表されていません。いわゆる22巻がいつ出るのかも未定です。物語全体の結末予想や完結の見通しについては、NANA本編のネタバレと結末を考察した記事で詳しくまとめているので、そちらもあわせてご覧ください。
電子書籍なら、紙で絶版や品切れを心配することなく12巻からピンポイントで読み始められます。私は普段からコミックシーモアを使っていますが、NANAは全21巻が配信されており、続きだけを選んでまとめ買いできるのが便利でした。
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NANAのアニメの続きに関するよくある質問(FAQ)
Q1. NANAのアニメは原作の何巻・何話まで放送されましたか?
A. 全47話で、原作12巻に収録された第42話(12巻の冒頭部分)までの内容です。単行本の収録記録と、公式ストアに掲載された12巻あらすじ(花火大会・707号室の場面)が一致することから判定しています。
Q2. アニメの続きは漫画の何巻から読めばいいですか?
A. 12巻からです。12巻を最初から読むと、アニメ最終話にあたる場面を振り返ったうえで、第43話以降の未アニメ化の物語にそのまま入れます。
Q3. NANAのアニメ2期は放送されますか?
A. 2026年7月時点で、公式からの制作発表は確認できていません。原作が2009年から休載中で未完のため、続編を企画しづらい状況が続いていると見られます。最新情報は公式の発表をご確認ください。
Q4. アニメは打ち切りで終わったのですか?
A. 打ち切りではありません。放送当時の原作の刊行分に追いついたことによる終了です。原作はその後も13巻から21巻まで刊行されており、アニメでは描かれていない展開が続いています。
Q5. 原作漫画の連載再開や完結はいつになりますか?
A. 2009年の休載発表から16年以上が経過していますが、2026年7月時点で出版社からの再開告知は確認できていません。復帰への意欲を伝える報道はあるものの、公式アナウンスを待つ必要があります。
まとめ|NANAのアニメの続きは12巻から
最後に、NANAのアニメの続きについて要点を振り返ります。アニメ全47話が描いたのは、原作12巻収録の第42話まで。単行本の収録記録と公式ストアの12巻あらすじが一致していることが根拠です。だから続きを読むなら12巻から。第43話以降の未アニメ化区間には、21巻まで計10冊分の物語が待っています。
2期については、2026年7月時点で公式の制作発表は確認できず、原作も2009年から休載が続いたまま。それでも作者の復帰意欲を伝える報道が出るなど、物語が再び動き出す可能性が消えたわけではありません。本記事の内容は執筆時点の調査に基づくものであり、配信状況やキャンペーン、連載再開などの正確な情報は公式サイトをご確認ください。