アウト1つで500万円を受け取り、1点取られたら5000万円を払う。そんな契約でプロ野球に入った男が、ONE OUTS(ワンナウツ)の主人公・渡久地東亜です。
舞台は、万年Bクラスの弱小球団リカオンズ。漫画は本編19巻と外伝の20巻で完結しています。
記事のポイント
- ワンナウツ契約は1アウト500万円・1失点5000万円
- 15巻で渡久地がリカオンズの新オーナーに就任
- マリナーズとの最終5連戦を制してリカオンズが優勝
- 優勝の瞬間に渡久地はおらず、日本一も渡久地不在
ONE OUTSのネタバレ|あらすじとワンナウツ契約
ここから先は、ONE OUTSの1巻から19巻、外伝の20巻までの展開に触れます。
渡久地東亜は、アウト1つで500万円、1失点で5000万円が動く契約でリカオンズに入ります。年俸がふくらむたびに、彩川オーナーとの駆け引きが激しくなっていきます。

沖縄の賭け野球ワンナウツと渡久地東亜
1巻は、優勝を知らない打者・児島弘道が、沖縄で渡久地東亜と出会う話です。
優勝を知らない不運の天才打者・児島弘道
児島弘道は“不運の天才打者”と呼ばれる打者です。入団して一度も優勝を経験したことがなく、それが“不運の天才”といわれる所以です。
児島は「優勝するための“何か”が決定的に欠けているんだよ」と言います。そして「それが何なのか俺にもわからんがな」とも。
オフの沖縄で、児島は黙々とトレーニングに励みます。その“何か”を捜すためです。
米兵の間ではやる賭け野球
自主トレの相手の捕手役がけがをしたあと、「替わりのピッチャーを探すんだよ」という台詞が出てきます。
米兵の集まる場所で出てくるのが、賭け野球のワンナウツです。「この辺の米兵の間ではやってるの」「これはワンナウツっていうゲームなの」と説明されます。
「賭博じゃないか」という台詞もあります。そして告げられるのが、「次のピッチャー 日本人よ」の一言です。
児島がそこで出会うのは、120km/hそこそこの直球だけで、賭け野球に無敗を誇る男。男は渡久地東亜と名乗ります。
1アウト500万円・1失点5000万円の契約
渡久地がオーナーの彩川と結んだのは“ONE OUTS”契約です。アウト1つで500万円を受け取り、1失点につき5000万円を支払います。
児島が渡久地をリカオンズへ導く(2巻)
児島は、互いの人生すべてを賭けたワンナウト勝負を気力で乗り越えます。そして渡久地にリカオンズ優勝への光明を見いだし、プロの世界へ導きます。
児島が渡久地に求めたのは、リカオンズを優勝させてほしいということでした。
オープン戦で暫定年俸は4億円超え(3巻)
開幕を前に、渡久地は球団オーナーの彩川と向き合い、驚くべき年俸契約を出します。それがワンナウツ契約です。
オープン戦が終わった時点で、渡久地の暫定年俸は4億円を超えました。
彩川オーナーとの駆け引きと契約の変更
渡久地の年俸がふくらむたびに、彩川は契約を変えたり、無茶な起用を命じたりして対抗します。
予告3連投と初失点(3〜5巻)
憤激した彩川は、契約を自分に有利に改訂します。さらに、前代未聞の予告3連投を命じました。
4巻で渡久地は高見にホームランを打たれ、ついに初失点。この1失点で、年俸は一気にマイナス6,500万円の赤字に転落します。
5巻では暫定年俸が21億円に。彩川は、ピンチまで1塁を守らせ、一打得点の場面にだけ登板させる超変則リリーバーを命じます。
ブルーマーズの陰謀と5億円の違約金(7〜10巻)
7巻からは、近年急速に力を付けてきたブルーマーズとの3連戦です。渡久地は、相手の驚異的な戦績の陰にある球団ぐるみの陰謀を見抜いていました。
ブルーマーズは相手のサインを盗み、ベンチの会話まで盗聴していました。渡久地はトリックを見破り、逆手に取った作戦で反撃します。
10巻で、渡久地の年俸は40億円余りに。彩川は、1試合ごとに5億のペナルティが科される出場停止処分に渡久地を追い込もうとします。
そのために彩川はブルーマーズと手を組み、渡久地をエメリーボールの反則の実行犯に仕立て上げようとしました。
新・ワンナウツ契約とお荷物選手3人(11〜13巻)
11巻の「新・ワンナウツ契約」には、お荷物選手3人が組み込まれます。三振の山を築く2人の野手と、1アウトすら取れない投手です。
3人の散々な成績で、渡久地の年俸額は大きく減ります。それでも渡久地の表情には余裕がありました。
12巻では、ふがいない投球を続ける倉井の、眠れる才能の覚醒を渡久地が確信します。
13巻の相手は、球界の速球王・河中。手が出ないリカオンズ打線に、渡久地はボール恐怖症のムルワカを代打に推します。もう一人のお荷物選手は菅平です。
球団の行方と渡久地の新オーナー就任
彩川は渡久地との戦いで巨額の損失を出し、15巻では渡久地がリカオンズの新オーナーに就任します。
14巻で行き詰まった彩川は、相手球団の投手を巻き込んだ卑劣な行為に出ます。そして、渡久地が口にした『船が沈む』の意味が明らかになります。
15巻では、球界の首領・田辺が立ちはだかります。セ・パ1リーグ化のためにリカオンズ潰しを狙う田辺は、渡久地を認めないと宣言しました。
この危機に、渡久地は驚きの条件を提案します。その条件を満たすための秘策が「Lチケット」です。
ONE OUTSのネタバレ|最終回と結末
ここから先は、ONE OUTSの最終回と結末に触れます。
リカオンズはマリナーズとの最終5連戦を制して優勝します。ただ、優勝の瞬間に渡久地の姿はありません。

マリナーズとの最終5連戦
16巻からの相手は、田辺の策略で大型補強をしたマリナーズです。優勝は、このマリナーズとの最終5連戦で決まります。
田辺の策略とスター軍団マリナーズ(16〜18巻)
16巻で、バガブーズとの連戦に圧勝したリカオンズ。しかし田辺の策略で、マリナーズの金にあかした大型トレードが成立し、リカオンズ潰しが一気に加速します。
17巻では、渡久地の術中にはまったマリナーズがチームを二分する対立に至り、首位独走にもかげりが見えます。
18巻のマリナーズは、模擬渡久地ピッチングマシンの特訓で攻略の手ごたえをつかみます。自信と結束を取り戻し、破竹の連勝でリカオンズと同率首位に並びました。
最終戦の直接対決5連戦(19巻)
19巻のリカオンズには、渡久地から学んだ、とことん貪欲に勝利を追い求める姿勢が浸透していました。首位を奪い返したマリナーズも、もはや恐れません。
本編の最終19巻です。
優勝へのデッドヒートは、最終戦の直接対決5連戦に持ち込まれます。この5連戦を制して、リカオンズがリーグ優勝を果たしました。
決勝の一打は、児島のホームランです。
優勝の場にいなかった渡久地
リカオンズの優勝が決まったとき、渡久地はもうチームの前から姿を消していました。
リカオンズはその後、常勝軍団ガラリアンズを制して日本一に上りつめます。この日本一も、渡久地不在のままでした。
外伝の20巻は本編より前のオールスター戦
20巻は、日本一から2か月さかのぼったオールスター戦を描く外伝です。最終巻の後日談ではありません。
リカオンズの大躍進の伏線は、このオールスター戦にありました。黒い思惑が交錯する「夢の球宴」で、渡久地は不滅の大記録を超える1試合10連続奪三振に挑みます。
2008年のTVアニメ全25話と原作の違い
TVアニメ『ONE OUTS-ワンナウツ-』は、2008年10月から2009年3月まで日本テレビ系で放送されました。全25話で、最終回は対ブルーマーズの3回戦です。
アニメはブルーマーズ戦のあたりで終わる
アニメの最終回では、彩川の命令でブルーマーズが渡久地潰しを始めます。ボールに紙やすりのキズが見つかり、渡久地は反則を疑われます。
アニメはブルーマーズ戦のあたりで終わります。マリナーズとの優勝争いや渡久地の新オーナー就任は、原作だけで描かれます。
監督の佐藤雄三さんは、「原作の情報量が圧倒的に多く、2クールでもとてもやりきれない」と語っていました。
声の出演と制作
声の出演は次の3人です。
- 渡久地東亜:萩原聖人さん
- 児島弘道:磯部勉さん
- 彩川オーナー:内海賢二さん
アニメーション制作はマッドハウス、シリーズ構成は高屋敷英夫さんです。
ONE OUTSのネタバレに関するよくある質問(FAQ)
Q1. ONE OUTSの最終回はどうなりますか?
A. リカオンズがマリナーズとの最終5連戦を制し、リーグ優勝を果たします。決勝の一打は児島のホームランです。優勝の瞬間、グラウンドに渡久地の姿はありません。
Q2. ONE OUTSは全何巻ですか?
A. 全20巻で完結しています。本編は19巻までで、20巻は本編より前のオールスター戦を描く外伝です。
連載は1998年から2006年まで、集英社のビジネスジャンプでした。
Q3. 渡久地は最後どうなりますか?
A. 渡久地は、リカオンズの優勝が決まる前に姿を消します。その後の日本一も、渡久地不在のままでした。
Q4. アニメは原作のどこまでですか?
A. アニメはブルーマーズ戦のあたりで終わります。全25話の最終回は、対ブルーマーズの3回戦です。マリナーズとの優勝争いは、原作でしか読めません。
Q5. ワンナウツ契約とはどんな契約ですか?
A. アウト1つ取るごとに500万円を受け取り、1失点につき5000万円を支払う契約です。渡久地がリカオンズのオーナー・彩川と結びました。
ONE OUTSのネタバレまとめ
ONE OUTSは、賭け野球で無敗の渡久地東亜が入団し、万年Bクラスのリカオンズが日本一に上りつめるまでの物語です。
- 1〜2巻:沖縄で児島が渡久地と出会い、プロの世界へ導く
- 3〜13巻:ワンナウツ契約をめぐる彩川との駆け引き
- 14〜15巻:彩川が巨額の損失を出し、渡久地が新オーナーに
- 16〜19巻:マリナーズとの最終5連戦を制してリーグ優勝
- 結末:優勝の瞬間に渡久地はおらず、日本一も渡久地不在
- 20巻:日本一の2か月前のオールスター戦を描く外伝

