玄界(ミデン)と近界(ネイバーフッド)――ふたつの世界がゲートでつながった街・三門市を舞台に、トリオン兵と防衛組織ボーダーの戦いを描くのが、葦原大介先生の『ワールドトリガー』です。連載が長くなってきたこともあって、そもそもどんな話だったか、いま何巻まで進んでいるのか、B級ランク戦や遠征選抜試験ってどういう流れだったっけ、と迷子になりやすい作品でもあります。
この記事では、ワールドトリガーのあらすじを章(編)ごとに巻数の目安つきで整理し、最新刊の状況や完結しているのかどうか、アニメは全部で何話あるのか、休載の理由や月刊移行の経緯、そしてU-NEXTやコミックシーモアでどこまで見られる・読めるのかまで、まとめて追いかけていきます。久しぶりに読み返したい人にも、これから入る人にも、地図がわりに使ってもらえたらうれしいです。
記事のポイント
- ワールドトリガーのあらすじを章別に巻数の目安つきで把握できる
- 出会い編から遠征選抜試験編までの大きな流れがつかめる
- 最新29巻の状況と、休載・月刊移行の経緯がわかる
- アニメの話数とU-NEXT・コミックシーモアでの視聴方法が整理できる
| 編(章) | 巻数の目安 | ざっくり内容 |
|---|---|---|
| 出会い編 | 1〜2巻 | 空閑遊真と三雲修の出会い、ボーダーと近界民の導入 |
| ブラックトリガー編 | 3〜4巻 | 強力なトリガーをめぐる攻防 |
| ボーダー入隊編 | 5〜6巻 | 修たちが正式にボーダーへ |
| 近界民大規模侵攻編 | 6〜10巻前後 | 大規模侵攻とボーダーの総力戦 |
| B級ランク戦編 part.1 | 11〜14巻 | ランク戦の開幕、三雲隊の挑戦 |
| ガロプラ侵攻編 | 14〜16巻 | 新たな近界民ガロプラとの戦い |
| B級ランク戦編 part.2 | 16〜23巻 | ランク戦の決着と遠征メンバー争い |
| 遠征選抜試験編 | 23巻〜連載中 | 遠征部隊を決める選抜試験(最新刊まで継続) |
巻数の境界は考察サイトや公式表記のあいだで少しずつずれるため、あくまで「おおよその目安」として見てもらえればと思います。それでは、ここから中身に入っていきます。
ワールドトリガーのあらすじを章別に解説
まずは本編のあらすじを、大きな編ごとに追っていきます。ワールドトリガーは伏線とキャラの多い作品なので、一気に全部を語るより、「どの編で何が起きたか」をブロックで押さえるのが読み返しの近道です。ここでは作品の基本情報にも触れながら、出会い編から遠征選抜試験編までの流れをまとめていきます。
この章では物語の展開に触れます。これから初めて読む予定で、まっさらな状態で楽しみたい方はご注意ください。

ワールドトリガーとは?作品概要
『ワールドトリガー』は、葦原大介先生による少年漫画です。集英社のジャンプコミックスから刊行されており、2013年に週刊少年ジャンプで連載がスタートしました。その後、2019年1月号からは集英社の月刊誌ジャンプSQ.へと連載の場所を移し、現在も続いています。
物語の舞台は、突如あらわれた「門(ゲート)」から近界民(ネイバー)が侵攻してくるようになった街・三門市。この脅威に対抗するために設立された防衛組織が「ボーダー」で、隊員たちはトリオンという体内エネルギーを使い、「トリガー」と呼ばれる武器で戦います。頭脳戦・チーム戦を軸にした戦術バトルが大きな魅力で、単純な力比べにならないところがファンを惹きつけてきました。
累計発行部数は、2023年7月までに1500万部を突破したと発表されています(これより新しい時点の数字は確認できていないため、あくまでこの時点の値としてご覧ください)。物語はまだ完結しておらず、連載中です。
出会い編〜ブラックトリガー編(1〜4巻)
物語は、三門市の中学生・三雲修と、転校生としてやってきた空閑遊真(くが ゆうま)の出会いから動き出します。実は遊真は近界(ネイバーフッド)からやってきた存在で、強力なトリガーを持っていました。ここが出会い編(1〜2巻あたり)にあたる部分です。
続くブラックトリガー編(3〜4巻あたり)では、通常のトリガーとは別格の力を持つ「ブラックトリガー」をめぐって、ボーダー内外を巻き込む攻防が描かれます。遊真の父にまつわる形見でもあるブラックトリガーが狙われ、修や迅悠一(じん ゆういち)たちが動くことになります。序盤ながら、この作品ならではの「弱いけれど頭を使って戦う主人公・修」の立ち位置がはっきりしてくるところでもあります。
ボーダー入隊編〜大規模侵攻編
ボーダー入隊編(5〜6巻あたり)では、修と遊真、そしてもう一人の主要キャラである雨取千佳(あまとり ちか)が、正式にボーダーの隊員を目指していきます。訓練や仲間集めを通して、三雲隊としての形が整っていく助走のパートです。
そして物語が大きく動くのが近界民大規模侵攻編(6〜10巻前後)です。複数の近界民勢力が三門市へ一斉に攻め込んでくる総力戦で、ボーダーの各部隊が入り乱れて戦います。多くのキャラが同時に活躍し、それぞれの信念や戦い方が交差する、シリーズ屈指の見せ場です。
なお、この大規模侵攻編の開始巻については、6巻からとするソースと7巻からとするソースがあり、少し幅があります。ここでは「6〜10巻前後」という目安で捉えておくと、どの資料と照らし合わせても大きくズレずに済むと思います。
B級ランク戦編(part.1〜part.2)
大規模侵攻のあと、物語の中心になっていくのがB級ランク戦編です。これはボーダー内での部隊同士の順位戦で、勝ち上がることで上位(A級)や遠征部隊への道が開けていきます。試合形式のバトルが続くため、各隊の戦術や連携がじっくり描かれるのが持ち味です。
ランク戦は大きく前後半に分けて語られることが多く、part.1がおよそ11〜14巻、part.2がおよそ16〜23巻にあたります。B級ランク戦全体で見ると11〜23巻ほど、連載期間にして約5年をかけて描かれた大長編で、ここでワールドトリガーの戦術バトルの面白さが一気に開花します。
ガロプラ侵攻編〜遠征選抜試験編
B級ランク戦の合間には、ガロプラ侵攻編(14〜16巻あたり)が挟まります。新たな近界民勢力・ガロプラが三門市を狙って動き、ランク戦とはまた違う実戦の緊張感が味わえるパートです。
そしてランク戦の決着を経て、物語は現在の中心である遠征選抜試験編(23巻〜連載中)へと進みます。近界へ遠征する部隊のメンバーを決めるための試験で、これまで各編で描かれてきたキャラたちが枠を超えて入り交じり、チームを組んで課題に挑みます。最新29巻の時点でもこの遠征選抜試験編が続いており、まさに「今いちばん熱い」進行中のパートと言えます。
ちなみに、同じように章(編)が積み重なる長期連載の入門としては、キングダムのあらすじを章別に整理した解説も、追い方のコツがつかめておすすめです。
ワールドトリガーのあらすじ補足|最新刊とアニメ
ここからは、本編のあらすじを踏まえたうえで気になりやすいポイント――最新刊はどこまで出ているのか、なぜ休載が多いのか、アニメは全部で何話あって、どの順番で見ればいいのか、そしてどこで見られて・どこで読めるのかを補足していきます。

最新29巻と連載状況
単行本は最新刊が29巻(2025年12月4日発売)まで刊行されています。物語はまだ完結しておらず、遠征選抜試験編の途中という状況です。「ワールドトリガーは完結したの?」という疑問をよく見かけますが、2026年時点でも連載は続いており、まだ完結していません。
連載は月刊のジャンプSQ.で続いています。直近では作者の体調不良により1号ぶん休載しましたが、その次の号で連載が再開されました。復帰した回が載ったのは「ジャンプSQ.」2026年9月特大号で、掲載は作品公式X(@W_Trigger_off)が事前に告知していたものです。休載が長期化したわけではなく、1号ぶんの順延で戻ってきた形になります。
なお、30巻の発売時期については、この記事を書いている段階では公式からの発表が確認できていません。ファンサイトなどで時期を予想する声はありますが、確定情報ではないため、正確な発売日は集英社やジャンプSQ.の公式発表をご確認いただくのが確実です。
休載と月刊移行の経緯
ワールドトリガーを語るうえで避けて通れないのが、休載と連載形態の変化です。作者の葦原大介先生は体調面の事情から、これまでにも連載を長く休まれた時期があり、2016年から2018年ごろにかけては約2年の長期休載を経て連載を再開されています。
その後、無理のないペースで描き続けられるよう、2019年1月号からは週刊少年ジャンプを離れ、月刊誌のジャンプSQ.へと連載の場を移されました。月刊移行後も、体調によって休載となる号がときおりあります。
直近でも同じことがありました。ジャンプSQ.の8月特大号が作者の体調不良で休載となり、その回は次の9月特大号へ順延されています。これも公式Xで事前に案内があり、告知どおり次の号で連載が再開されました。休載の告知と復帰の告知が両方きちんと出るので、続きがいつ読めるかは公式Xを見るのがいちばん確実です。
休載は作者の体調に配慮した対応です。憶測での病状の詮索は控えつつ、ファンとしては続きを気長に待ちたいところです。連載のペースが変わっても物語のクオリティが保たれているのは、作者が体調と向き合いながら丁寧に描き続けてくださっているからこそだと感じます。読者としても、そのスタンスを尊重して応援していきたいですね。
アニメは全3期・計99話
ワールドトリガーは、東映アニメーション制作でアニメ化されています。テレビシリーズは全3期あり、話数は次のとおりです。
| シリーズ | 放送期間 | 話数 |
|---|---|---|
| 1期 | 2014年10月5日〜2016年4月3日 | 全73話 |
| 2期 | 2021年1月9日〜4月4日 | 全12話 |
| 3期 | 2021年10月10日〜2022年1月23日 | 全14話 |
合計すると全99話になります。1期がかなりのボリュームで、大規模侵攻編あたりまでをじっくり描いています。2期・3期はB級ランク戦を中心に、原作の戦術バトルをテンポよく映像化しています。
原作1話から作り直す新アニメが動いている
ここまでが放送済みの3期ぶんですが、いま動いているのはその続きではありません。『ワールドトリガー REBOOT』として、原作の1話から完全新作でアニメを作り直すプロジェクトが進行しています。制作は引き続き東映アニメーションで、スタッフとキャストは東映アニメーションの公式リリースで発表されています。
シリーズディレクターは畑野森生さん、シリーズ構成は吉野弘幸さん、キャラクターデザインは海谷敏久さん。キャストは空閑遊真役に村中知さん、三雲修役に梶裕貴さん、雨取千佳役に田村奈央さん、迅悠一役に中村悠一さん、レプリカ役に田中秀幸さんと発表されています。
気になるのは放送がいつ始まるのかですが、放送開始の時期は公式からまだ発表されていません。時期を書いている記事も見かけますが、公式が出していない以上、当サイトでは推測を載せません。発表があるとすれば東映アニメーションの公式サイトか作品公式Xなので、そちらを直接確かめるのが確実です。
アニメを見る順番
アニメを見る順番は、1期 → 2期 → 3期の放送順でそのまま追うのがおすすめです。ワールドトリガーは物語が時系列で連続しているので、この順に見れば原作の流れとズレることなく楽しめます。
放送年に2期・3期が近接しているため一瞬迷いやすいのですが、話数の続き方も「1期の続きが2期、その続きが3期」という自然な並びです。まず1期の全73話でキャラと世界観にじっくり馴染んでから、2期・3期でランク戦の熱量を味わう、という流れが入りやすいと思います。
どこで見られる?どこで読める?
アニメの視聴については、U-NEXTでワールドトリガーの1stシーズンが見放題で配信されているのを確認できました。31日間の無料トライアルがあるので、まずは1期からまとめて見たい人にはぴったりです。2ndシーズン・3rdシーズンについてもU-NEXT上に配信の用意がありますが、見放題かレンタルかといった配信区分は変動することがあるため、視聴前に配信ページの表記をご確認ください。
原作漫画を読みたい場合は、コミックシーモアで本編が1巻から最新巻まで配信されています。試し読みから入って、気になったら続きを一気に読む、という進め方ができます。電子書籍でまとめ買いしたい人はコミックシーモアで『ワールドトリガー』を読むのページをチェックしてみてください。
作品のジャンルは違いますが、章ごとに物語を整理して追う楽しさという点では、呪術廻戦のあらすじを章別に解説した記事も同じ切り口でまとめているので、あわせて読んでみてください。
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あらすじを追ってきて続きが気になった方に、最新刊を置いておきます。遠征選抜試験編の途中まで、単行本で追いつける範囲です。
まとめ|ワールドトリガーのあらすじ
ここまで、ワールドトリガーのあらすじを章別に振り返ってきました。出会い編からブラックトリガー編、ボーダー入隊編、大規模侵攻編、B級ランク戦編、ガロプラ侵攻編、そして現在進行中の遠征選抜試験編まで、大きな流れをたどると、この作品がいかに一歩ずつ丁寧に世界を広げてきたかがよくわかります。
最新刊は29巻(2025年12月4日発売)で、物語はまだ完結していません。休載や月刊移行を挟みながらも連載が続いているのは、作者が体調と向き合いつつ描き続けてくださっているおかげです。アニメは全3期・計99話で、U-NEXTなら1stシーズンを見放題で楽しめます。原作はコミックシーモアで読めるので、映像と漫画を行き来しながら、自分のペースで追いかけてみてください。
なお、巻数の区切りや配信状況は変わることがあります。最新の正確な情報は集英社・ジャンプSQ.やU-NEXT、コミックシーモアなどの公式サイトでご確認いただき、購入や契約の最終的な判断はご自身の状況に合わせて行ってくださいね。