長い眠りから目覚めた破壊神が、フリーザを倒したサイヤ人の噂を聞きつけて悟空の前に現れる——アニメ『ドラゴンボール超 ビルス』が、フジテレビ系全国ネットで放送されます。ここで多くの人が引っかかるのが、この作品はどこからどこまでを描くのか、という一点ではないでしょうか。実はこれ、まっさらな完全新作ではありません。2015年から2018年にかけて放送されたアニメ『ドラゴンボール超』を作り直した“エンハンスド版”だと、公式がはっきり言っています。では旧作のどのあたりが対象になり、全何話でどこまで進むのか。公式が発表している事実と、まだ出てきていない情報を切り分けながら順に見ていきましょう。
記事のポイント
- 完全新作ではなくアニメ『ドラゴンボール超』のエンハンスド版と公式が明言
- 新規カットの追加・全カットの再撮影・新規ダビング・物語の再構築を実施
- 全何話でどこまで描くのかは公式未発表
- 放送はフジテレビ系全国ネット、Prime VideoとU-NEXTが最速配信
ドラゴンボール超 ビルスはどこまで描くのか|旧作との対応
前半では、『ドラゴンボール超 ビルス』がそもそも何なのかという土台から入ります。エンハンスド版という言葉の中身、旧作アニメのどのあたりが対象になるのか、原作漫画との関係、そして話数の発表状況まで。公式が言い切っている部分と、まだ触れていない部分は分けてお伝えしますね。

鳥山明原案・とよたろう作画の原作漫画は24巻まで配信中。アニメで気になった破壊神ビルスやウイスの物語を、漫画の側からも追えます
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『ドラゴンボール超 ビルス』とは何か(エンハンスド版の公式説明)
まずは作品の位置づけから。ここを取り違えると、期待する中身がまるごとずれてしまいます。

完全新作ではなく再構築版
公式が最初に打ち出した説明が、とても分かりやすいものでした。ドラゴンボールオフィシャルサイトのニュースには、本作が数年前から進めてきたプロジェクトであり、アニメ『ドラゴンボール超』の“エンハンスド版”となる作品だと書かれています。エンハンスドは「強化」「向上」といった意味の言葉。つまり、ゼロから物語を立ち上げた続編ではなく、すでにある作品を現在の映像表現で作り直したものです。「リメイク」と呼びたくなるところですが、公式が使っているのはあくまで“エンハンスド版”という表現なので、記事内でもこの呼び方に揃えます。
発表の場は2026年1月25日、幕張メッセで開かれた「ドラゴンボール ゲンキダマツリ」のステージでした。壇上には孫悟空役の野沢雅子さん、破壊神ビルス役の山寺宏一さん、そしてシリーズのエグゼクティブプロデューサーである伊能昭夫氏。原作・ストーリー・キャラクターデザインのクレジットは鳥山明先生で、公式サイトとニュース記事の双方に明記されています。
何が変わるのか(新規カット・再撮影・新規ダビング)
「作り直し」と言っても、その幅は作品によってまちまちです。いわゆる無印との違いを、本作の場合は公式が具体的に列挙してくれました。大幅な新規カットの追加、カットの改修、全カットの再撮影、劇伴と効果音の追加をともなう新規ダビング、そして物語の再構築。現在の映像表現でバトルシーンをはじめとした迫力と臨場感を高め、鳥山先生の原案と世界観をより忠実かつ緻密に再現する、というのが公式の説明です。
| 公式が挙げた作業 | 視聴者から見てどう変わるか |
|---|---|
| 大幅な新規カットの追加 | 旧作には無かった映像が足される |
| カットの改修 | 既存の絵に手が入る |
| 全カットの再撮影 | 画面の質感・色味が一新される |
| 新規ダビング | 劇伴や効果音が足され、音の設計が変わる |
| 物語の再構築 | エピソードの並びや尺が旧作と同じとは限らない |
注目したいのは最後の「物語の再構築」です。絵と音を磨いただけなら旧作と話数が一致するはずですが、構成そのものに手を入れると明言している以上、旧作の第何話が新作の第何話にあたる、という単純な置き換えは成り立たない可能性があります。「どこまで描くのか」を考えるうえで、この一語はかなり重い意味を持っていますね。
旧作『ドラゴンボール超』の破壊神ビルス編はどこからどこまでか
では、再構築の対象になる旧作の区間はどこなのでしょう。ここは公式が話数を示していないため、確実なところと通説を分けて見ていきます。
この見出し以降では、旧作アニメ『ドラゴンボール超』の序盤の展開に触れます。まだ旧作を見ておらず、内容を知らないまま新作を迎えたい方は、放送・配信の見出しまで読み飛ばしてくださいね。
旧TVアニメの該当区間
旧作のアニメ『ドラゴンボール超』は2015年から2018年にかけて放送されました。物語はいくつかのパートに分かれていて、その最初にあたるのが破壊神ビルスの登場する区間。今回のエンハンスド版が作り直す対象は、この区間そのものです。
では何話から何話までなのか。ファンサイトなどでは旧作の第1話から第18話あたりまでがこの区間だとされていますが、これは公式が話数で線を引いたものではありません。数字だけがひとり歩きしやすいところなので、目安として受け取っておくのが安全です。そして繰り返しになりますが、これはあくまで旧作の話数。新しく作られる『ビルス』が何話構成になるのかは、また別の話になります。
映画『神と神』との関係
破壊神ビルスというキャラクターの初登場は、2013年に公開された映画『ドラゴンボールZ 神と神』でした。旧作アニメのこの区間は、その映画をTVシリーズとして描き直したものだと長らく言われています。ただ、公式が「映画が原型です」と明言した文書までは確認できていないので、ここは通説として押さえておくのがちょうどいいでしょう。
整理すると、ビルスという存在は映画 → 旧TVアニメ → エンハンスド版という形で三度描かれることになります。同じ物語が形を変えて重ねられてきた、と考えると分かりやすいかもしれません。
原作漫画(とよたろう版)との対応
アニメの話が続いたので、原作漫画との関係にも触れておきます。ここも「1巻=ビルス編」と思い込むと、読み始めてから戸惑うことになります。
漫画『ドラゴンボール超』は、鳥山明先生の原案をもとに、とよたろう先生が作画を担当している作品です。集英社の「Vジャンプ」に掲載され、ジャンプコミックスとして刊行中。巻数は24巻まで出ています。
とよたろう先生の漫画版を紙で追うなら、既刊は24巻までです。
ここで見ておきたいのが1巻の紹介文です。集英社の公式サイトに載っている1巻のあらすじには、悟空と魔人ブウの戦いから月日が流れた世界に新たな脅威が迫り、その敵は「第6宇宙」からやってくる、と書かれています。第6宇宙はビルス編の次に控えるパートの舞台。つまり漫画の1巻は、すでにビルス編から先へ進んだところまで収録されているわけです。アニメのビルス編と漫画の巻数が、そのままきれいに重なるとは限りません。
どの巻がどのエピソードにあたるのかという対応表は、公式から出ていません。巻数で線を引こうとするより、1巻から順に読み進めていくほうが確実ですよ。
新作は全何話でどこまで描くのか(公式発表の現状)
いよいよ本題です。結論から言えば、現時点で答えを出せる材料は公式から出ていません。ただ「出ていない」と切り捨てるだけでは物足りないので、出ている材料から読み取れることまで踏み込んでおきます。
話数は未発表
『ドラゴンボール超 ビルス』が全何話なのか、旧作のどの話数までを再構築するのか。この2つはどちらも公式発表がありません。放送局・放送枠・配信・スタッフ・キャスト・主題歌までそろって発表されているなかで、話数だけがぽっかり空いている状態です。
加えて、公式が自ら「物語の再構築を行いました」と言っている点を思い出してください。旧作の区間をそのまま同じ話数でなぞるなら、わざわざ再構築とは書かないはずです。エピソードの並びや1話あたりの密度が変わっていても不思議ではありません。旧作の第◯話までが新作の第◯話にあたる、という対応表を今の段階で信じ込むのは危険です。公式発表を待つのが結局いちばん早い、というのが正直なところ。
フリーザと「新たな脅威」の予告
とはいえ、材料がゼロというわけでもありません。放送決定を伝える公式ニュースでは、超開幕トレーラーとビジュアルについて触れるなかで、ベジータやウイス、悟空の仲間たちに加えてフリーザの登場、そして地球を狙う「新たな脅威」の存在が予告されていると明かされました。
この「新たな脅威」が何者なのかは、公式が正体を明かしていません。旧作のビルス編には無かった要素が足されるのかどうかも、まだ分からないまま。ただ、新規カットの追加を公言している作品でこうした予告が出てくると、期待したくなるのが人情ではないでしょうか。
あらすじと時系列(魔人ブウ編から数年後)
最後に、物語の入り口を確認しておきましょう。アニメ公式サイトのイントロダクションには、次のような筋書きが掲げられています。
舞台は、魔人ブウとの死闘が終わってから数年が過ぎた地球。ようやく取り戻したつかのまの平和のかたわらで、長い眠りから覚めたのが破壊神ビルスでした。星ごと壊してしまうほどの力を持つ彼が動き出したことを、界王や界王神たちは畏れとともに見守るしかありません。そんなさなか、フリーザを倒したサイヤ人がいるという噂がビルスの耳に入ります。悟空の前に突如として姿を見せる破壊神。地球は、これまで味わったことのない消滅の危機を迎え、破壊神と悟空たちの宇宙を揺るがす超絶バトルが幕を開けます。
時系列で言うと、魔人ブウとの決着から数年後にあたる位置です。悟空がウーブと出会うまでの空白の期間、その前半と考えると座りがいいでしょう。のちの宇宙サバイバル編、いわゆる力の大会よりはずっと手前の出来事になります。シリーズを順番に追いかけてきた人にとっては、「あの決戦のあと、世界はどうなったのか」を埋めてくれる区間ですね。
ドラゴンボール超 ビルスの放送・配信とキャラクター
後半は、放送と配信をどこで追えばいいのかという実務的な話から。そのあとスタッフ・キャスト・主題歌、そして物語の中心に立つビルスとウイスの人物像までまとめていきます。

放送日時と放送局(フジテレビ系全国ネット)
『ドラゴンボール超 ビルス』はいつから見られるのか、まずは放送日時から確認しましょう。放送は2026年10月から、日曜23時15分の枠でフジテレビ系全国ネットで始まります。深夜寄りの日曜枠で、全国ネットでの放送です。まずは公式の超開幕トレーラーで空気を確かめてみてください。
このトレーラーは東映アニメーション公式YouTubeチャンネルで公開されたもので、フリーザの姿や主題歌がお披露目されています。放送枠は編成の都合で変わることもありますので、直前にはアニメ公式サイトやアニメ「ドラゴンボール」シリーズ公式X(@DB_anime_info)で確かめておくと安心ですよ。
配信サービス(Prime Video・U-NEXTの最速配信)
リアルタイムで見られない人にとっては、こちらのほうが大事かもしれません。配信についても公式がすでに発表しています。
| 見る方法 | タイミング | 備考 |
|---|---|---|
| フジテレビ系全国ネット | 日曜 23時15分〜 | 地上波・全国ネットでの放送 |
| Prime Video | 放送終了30分後 00時15分〜 | 最速配信のひとつ |
| U-NEXT | 放送終了30分後 00時15分〜 | 最速配信のひとつ |
| その他の配信サービス | 毎週木曜 00時15分〜 | 公式が「配信を予定」と告知 |
ポイントはどこか1社の独占配信ではないという点です。Prime VideoとU-NEXTが放送30分後の最速配信、それ以外のサービスは毎週木曜の配信が予定されています。とはいえ、どのサービスが実際に取り扱うか、見放題なのかどうかといった細かい条件までは放送前の段階で出そろっていません。契約の前に各サービスの作品ページで確認しておきましょう。なお旧作のアニメ『ドラゴンボール超』も配信で追える作品なので、予習をしたい方は取り扱いを調べてみてください。
スタッフ・キャスト・主題歌
制作陣と主題歌は発表済みです。作品の手触りを左右する部分なので、名前を確かめておきましょう。
| 役職 | 担当 |
|---|---|
| 原作・ストーリー・キャラクターデザイン | 鳥山 明 |
| 演出構成 | 瀬谷 沫人 |
| アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督 | 山室 直儀 |
| 編集 | 西村 英一 |
| 撮影監督 | 元木 洋介 |
| 音楽 | 住友 紀人 |
| 制作 | 東映アニメーション |
全カットを再撮影すると公言している作品で撮影監督の名前が出ているのは、なかなか意味のある並びです。音楽の住友紀人さんが新規ダビングでどんな音を足すのかも気になるところ。
キャストについては、公式サイトで正式に発表されているのが孫悟空役の野沢雅子さんと破壊神ビルス役の山寺宏一さん。この2人は発表会のステージにも登壇しています。一方で、トレーラーやビジュアルに姿を見せているベジータやウイス、フリーザについては、本作としての声優のキャスト表がまだ公式に出ていません。旧作からの続投とみられますが、公式の発表を待ってから確定させたいところです。
主題歌は、オープニングがメガテラ・ゼロ「オノガミ」、エンディングがビッケブランカ「完璧のペキ」に決定しました。どちらも超開幕トレーラーでお披露目されています。
ビルスとウイスはどんなキャラクターか
タイトルに名前が据えられた破壊神と、その傍らに立つ従者。この2人を知っておくと、物語の見え方がぐっと変わります。人物紹介は東映アニメーション公式サイトのキャラクターページに掲載されているものを土台にしています。
破壊神ビルス
ビルスは世界のバランスを保つ破壊を司る神です。第7宇宙を担当し、宇宙の均衡を保つ役割を負っています。ひとたび機嫌を損ねると、圧倒的な力で周囲の星や生命を破壊してしまうという、味方でも敵でもない立ち位置。
その一方で、食事については美味しいものに目がないという設定も公式が明記しています。破壊神なのに食い意地が張っている——この落差こそがビルスという存在の魅力でしょう。そして彼は、夢で見た自分のライバルとなりうる超サイヤ人ゴッドを探しているようだ、とも紹介されています。悟空の前に現れる理由がここにつながってくるわけです。
ウイス
ウイスは東映アニメーション公式のキャラクター紹介で「ビルスと共に行動をして、ビルスの世話をする謎の多い男」と書かれています。仕えているように見えて、ビルスをからかう言動も多いという性格。その実力は未知数、ともされています。
第7宇宙を担当する天使だと語られることも多い人物ですが、東映公式のキャラクターページにその言葉は出てきません。ここは確定情報として扱わず、そういう見方がある、という程度に留めておきます。本作でのウイス役の声優も、先ほど触れたとおり公式発表を待っている状態です。
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ドラゴンボール超 ビルスに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 『ドラゴンボール超 ビルス』は完全新作のアニメですか?
A. いいえ、完全新作ではありません。アニメ『ドラゴンボール超』の“エンハンスド版”として作り直された作品だと公式が明言しています。なお同じ日に発表された『ドラゴンボール超 銀河パトロール』は完全新作の続編で、こちらとは別のプロジェクトです。
Q2. 全何話で、旧作のどこまでを描くのですか?
A. どちらも公式発表がありません。再構築の対象が旧作の破壊神ビルスの登場する区間である点は公式の説明から分かりますが、話数単位の対応表は公開されていません。公式が「物語の再構築」を行ったと述べているため、旧作の話数とそのまま一致するとも限らない点にご注意ください。
Q3. 旧作のアニメ『ドラゴンボール超』と何が違うのですか?
A. 公式が挙げているのは、大幅な新規カットの追加、カットの改修、全カットの再撮影、劇伴・効果音の追加をともなう新規ダビング、そして物語の再構築です。現在の映像表現で迫力と臨場感を高め、鳥山明先生の原案と世界観をより忠実に再現する、というのが公式の説明になります。
Q4. どこで見られますか?配信はありますか?
A. 放送はフジテレビ系全国ネットです。配信はPrime VideoとU-NEXTが放送終了30分後の最速配信、その他の動画配信サービスは毎週木曜の配信が予定されていると公式が告知しています。開始の日時は本文の放送・配信の項でまとめていますが、編成や取り扱いは変わることがあるため公式サイトでご確認ください。
Q5. フリーザは登場しますか?
A. 超開幕トレーラーとビジュアルにフリーザが登場することは公式ニュースで明かされています。あわせて、地球を狙う「新たな脅威」の存在も予告されました。ただし、その脅威が何者なのかは公式が明かしていないため、現時点では断定できません。
ドラゴンボール超 ビルスはどこまでかまとめ
ここまでの内容を振り返っておきます。
「どこまで」という問いへの答えを、今の時点で数字で言い切れる材料はありません。それでも、対象がビルスの登場する区間であること、そして物語そのものに手が入っていることは公式の言葉としてはっきりしています。旧作を見た人でも初見のつもりで向き合える——そう考えると、話数が分からないことすら楽しみのうちに思えてきませんか。
予習をするなら、漫画『ドラゴンボール超』を1巻から開くか、旧作のアニメを配信で追いかけるかの二択。どちらから入っても、破壊神が目覚めた理由と悟空が挑む意味はちゃんとつながります。なお放送枠や配信の取り扱い、キャンペーンの条件は変更されることがありますので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
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