「ヤモシとブロリーって似てるの?」「ヤモシの正体って結局なに?」——ドラゴンボールを追いかけていると、こんな疑問にぶつかることがありますよね。ヤモシの元ネタや画像を検索して、伝説の超サイヤ人との関係、超サイヤ人ゴッドとのつながりまで気になって、モヤモヤしている方も多いかなと思います。この記事では、ヤモシとブロリーをめぐる話のうち、公式設定として確かなことと、あくまでファンの考察・俗説にすぎないことを、私なりにきっちり分けて整理していきます。読み終わるころには、ネット上の情報に振り回されずに自分で判断できるようになるはずです。
記事のポイント
- ヤモシの公式設定と初出のインタビュー情報
- 「ヤモシとブロリーが似ている」説の発生源と真偽
- 旧劇場版ブロリーと超ブロリーの決定的な違い
- 「伝説の超サイヤ人」という呼称が指す対象の変遷
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ヤモシとブロリーが似てると言われる理由を検証
まずは、そもそもヤモシとは何者なのか、そして「ヤモシとブロリーが似ている」という話がどこから生まれたのかを、事実ベースで見ていきましょう。ここを整理しておかないと、ファンアートや憶測を公式設定だと勘違いしたまま話が進んでしまいます。ヤモシの設定、俗説の発生源、公式ビジュアルの現状、そして2種類のブロリーの違いまで、順を追って確認していきますね。

ヤモシとは?ドラゴンボール超での設定
ヤモシは、惑星ベジータにまだ「ベジータ」の名がつく以前の時代に生きていたとされるサイヤ人です。当時のサイヤ人には珍しく、正しい心——いわゆる善の心を持っていた人物だと語られています。悪のサイヤ人による圧政に疑問を抱き、同じく善の心を持つ5人の仲間とともに反旗を翻したとされる、いわば反逆者ですね。
物語の核心となるのが、追い詰められた末に史上初めて「超サイヤ人」に覚醒したという点です。その力で悪のサイヤ人軍団を壊滅寸前まで追い込んだものの、多勢に無勢で最終的には敗北してしまいます。そして死後もその魂はさまよい続け、のちに破壊神ビルスの脳のアンテナに反応して、ビルスに「超サイヤ人ゴッド」の予知夢を見せた——ここまでがヤモシにまつわる設定として語られている内容です。
「似ている」説はどこから広まった?
本題の「ヤモシとブロリーが似ている」という話ですが、結論から言うとこれは公式設定ではなく、ファンの間で広まった誤解・俗説の色合いが濃いというのが実情です。複数の考察サイトでも、この話はデマ・誤解として扱われています。
発生源としてよく語られているのが、2つの流れです。ひとつは、ヤモシの姿だとされるフェイク画像がネット上に出回り、それが「ブロリーに似ている」という印象を生んだという説。もうひとつは、映画『ドラゴンボール超 ブロリー』の最初のトレーラーが公開された当初、タイトルや敵の正体が伏せられていたため、「この敵はヤモシではないか」という憶測がファンの間で飛び交った、という説です。
ヤモシの姿は公式未公開という事実
ここは特にはっきりさせておきたいポイントです。ヤモシの公式ビジュアル、つまりキャラクターデザインは現時点で一切公開されていません。「ヤモシ 画像」で検索すると何らかのイラストが出てくることはありますが、ネット上に出回っている「ヤモシの姿」とされる画像は、すべてファンによる二次創作(ファンアート)です。
つまり「ヤモシはブロリーに似た見た目をしている」という主張は、そもそも比較する公式の姿が存在しない以上、成り立たないんですね。似ているとされる画像自体が、誰かが想像で描いたものだということになります。
旧劇場版ブロリーの設定
「似ている」説を整理するうえで欠かせないのが、ブロリーには2つのバージョンが存在するという事実です。まずは旧劇場版のブロリーから見ていきましょう。
旧ブロリーが初登場したのは、1993年公開の劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』(劇場版第11作)です。これは原作とは別の世界線、いわゆるパラレルワールドの存在として、アニメスタッフによって生み出されたオリジナルキャラクターでした。ここで「伝説の超サイヤ人」という呼称が、ブロリーの変身形態そのものを指す言葉として使われたのがポイントです。
| 項目 | 旧劇場版ブロリー(1993年) |
|---|---|
| 位置づけ | 原作とは別の世界線(パラレル)のオリジナルキャラクター |
| コンセプト | 千年に一人現れる、純粋に殺戮と破壊を好む存在 |
| 恨みの対象 | 悟空(カロット)。赤ん坊時代の泣き声がきっかけとされる |
| 超サイヤ人化 | 少年時代に既に覚醒していた |
| 呼称 | 「伝説の超サイヤ人」として登場 |
幼少期にベジータ王に謀殺されかけ、父パラガスとともに瀕死の重傷を負ったという背景を持ち、コントロール装置で力を制御されていたものの、暴走すると殺戮と破壊のみを行う凶悪な存在として描かれました。声を担当したのは島田敏さんです。
超ブロリー(正史)との違い
もうひとつが、2018年12月14日に公開された『ドラゴンボール超 ブロリー』(劇場版第20作)に登場するブロリーです。こちらは原作者の鳥山明さんが直接関与し、原作クロニクル(正史)に組み込まれた点が旧作との大きな違いになります。同じ「ブロリー」でも、設定はかなり別物なんですね。
| 項目 | 超ブロリー(2018年・正史) |
|---|---|
| 追放の経緯 | ベジータ王に小惑星バンパへ追放され、父と41年間過ごす |
| 追放の理由 | ブロリーの潜在能力にベジータ王が嫉妬したため |
| 超サイヤ人化 | 覚醒していない設定。大猿化とその応用でパワーアップ |
| 呼称 | 「伝説の超サイヤ人」という設定・呼称自体が削除 |
| 恨みの対象 | ベジータ(旧作の悟空から変更) |
とくに大きいのが、超ブロリーは「超サイヤ人には覚醒していない」設定になっており、「伝説の超サイヤ人」という呼称そのものが削除されているという点です。性格面でも、仲間である父パラガスが傷つけられると怒る、他者のために怒れる優しさを持った人物として描かれ、旧作の「純粋な破壊の権化」とは印象がかなり変わっています。声は成年期を島田敏さん、幼少期を森下由樹子さんが担当し、主題歌は三浦大知さんの「Blizzard」(2018年12月19日発売)でした。
ヤモシとブロリーと伝説の超サイヤ人の関係
ここからは、ヤモシとブロリー、そして「伝説の超サイヤ人」という言葉が、どう結びついたり結びつかなかったりするのかを掘り下げていきます。実はこの3つの関係を正しく理解する鍵は、「伝説の超サイヤ人」という呼称が作品ごとに指す対象を変えている、という点にあります。呼称の変遷、超サイヤ人ゴッドとのつながり、そして2人が結び付けられた本当の理由まで見ていきましょう。

「伝説の超サイヤ人」呼称の変遷
「伝説の超サイヤ人」という言葉は、実は指し示す対象が時系列で移り変わっています。これを混同すると、一気に話がこんがらがってしまうんですね。整理すると、大きく3つの段階があります。
| 時期 | 「伝説の超サイヤ人」が指すもの |
|---|---|
| 旧劇場版(1993年) | ブロリーの変身形態の名称として使用 |
| 超シリーズ | フリーザが恐れた伝説として語られ、ヤモシ的存在と重ねて語られる文脈が登場 |
| 超ブロリー(2018年) | ブロリーを指す「伝説の超サイヤ人」呼称は付与されていない |
つまり、この呼称は旧作ブロリー → 超シリーズ内でのヤモシ的存在、というように対象が移っており、正史である超ブロリー自体はこの呼称と直接結びつけられていないということになります。ここが本記事でいちばん伝えたい核心部分ですね。「ブロリー=伝説の超サイヤ人」というイメージは、あくまで旧劇場版のものだと理解しておくと、混乱がなくなります。
ヤモシと超サイヤ人ゴッドの関係
ヤモシと「伝説の超サイヤ人」を結びつけている大きな要素が、超サイヤ人ゴッドとのつながりです。この話の出どころは、「最強ジャンプ」2018年1月号の付録に掲載された、原作者・鳥山明さんへのインタビューだとされています。前述のとおり、ヤモシの魂がビルスに超サイヤ人ゴッドの予知夢を見せた、という設定がここで語られたわけですね。
そしてこのインタビューの中で、「フリーザが恐れていた『伝説の超サイヤ人』は超サイヤ人ゴッドのことなのか?」という質問に対し、鳥山さんは「ある意味、同一人物」といった趣旨で答えたと伝えられています。これを踏まえると、超シリーズの文脈における「伝説の超サイヤ人」は、ヤモシ=超サイヤ人ゴッドの起源とほぼ同一視される形で語られている、と読み取れます。
ただし、この鳥山さんのコメントには注意も必要です。出典とされる最強ジャンプ誌面そのものを直接確認できているわけではなく、複数の考察サイトが同趣旨で伝えている伝聞の情報です。細かい言い回しまで正確とは限らないため、「そう語られている」という段階の情報として捉えておくのが安全です。
2人が結び付けられる本当の背景
ここまでを踏まえると、なぜヤモシとブロリーがしばしばセットで語られるのか、その本当の背景が見えてきます。私なりに整理すると、両者を橋渡ししているのは「伝説の超サイヤ人」というキーワードひとつなんですね。
旧劇場版では「伝説の超サイヤ人」=ブロリー、超シリーズの文脈では「伝説の超サイヤ人」=ヤモシ(=超サイヤ人ゴッドの起源)というように、同じ言葉が別のキャラクターに使われました。この言葉の重なりが、「ヤモシとブロリーには何か関係があるのでは」という連想を生んだ、というのが実態に近いと考えられます。
ちなみに「ブロリーはヤモシの子孫や関連者なのでは」というファン考察も存在しますが、これは公式には一切確認されていない、あくまで推測の域を出ない話です。設定として語られている事実と、ファンが想像を膨らませた考察は、きちんと切り分けて楽しみたいところですね。看板作品のキャラクターにこうした深読みが生まれるのは、同じく緻密な設定で知られるジョジョのキラークイーン「バイツァ・ダスト」を考察した記事のような能力・設定考察と共通する面白さだと私は感じます。
ドラゴンボール超はどこで読める・見られる?
ヤモシの設定を含むドラゴンボールの世界観をもっと深く味わいたくなったら、原作漫画やアニメ映画に触れてみるのがいちばんです。まず映画『ドラゴンボール超 ブロリー』は、U-NEXTで見放題配信されています。超ブロリーの新設定をあらためて自分の目で確認したい方には、うってつけですね。
漫画で読みたい場合は、原作・鳥山明さん、作画・とよたろうさんによる『ドラゴンボール超』が挙げられます。電子書籍でじっくり追いたい方は、コミックシーモアで『ドラゴンボール超』が配信されているので、スマホやタブレットで手軽に読み進められますよ。
まとめ|ヤモシとブロリー
最後に、ヤモシとブロリーをめぐる話を整理しておきましょう。ポイントは、公式設定として確かなことと、ファンの考察・俗説にすぎないことを混同しないことに尽きます。
ヤモシは、惑星ベジータ以前の時代に善の心を持ち、史上初めて超サイヤ人に覚醒したとされるサイヤ人で、その魂が超サイヤ人ゴッドの予知夢につながったと語られています。ただし公式ビジュアルは未公開で、ネット上の「ヤモシの姿」画像はすべてファンアートです。「ヤモシとブロリーが似ている」「ブロリーはヤモシの先祖・子孫」といった話は公式に確認されておらず、両者を結んでいるのは「伝説の超サイヤ人」という言葉の重なりにすぎません。旧劇場版ブロリー(1993年・パラレル)と超ブロリー(2018年・正史)は別物で、後者では「伝説の超サイヤ人」の呼称自体が削除されている——この点を押さえておけば、もう情報に振り回されることはないはずです。
なお、ヤモシに関する設定はインタビューなど作品の外側で語られた部分が多く、細部の解釈が割れることもあります。正確な情報は公式サイトや公式媒体をご確認いただき、最終的な判断はご自身で行っていただければと思います。看板作品の設定を深掘りする面白さが好きな方は、同じ少年ジャンプの代表作を扱ったNARUTO-ナルト-のあらすじを解説した記事もあわせて読んでみてくださいね。