十二鬼月の中でも、鬼舞辻無惨に次ぐ実力を持つのが「上弦の鬼」です。壱から陸までの6枠に加え、途中で入れ替わりも起きるため、誰がどんな正体で、どんな血鬼術を使い、最終的に誰に倒されたのか——全体像がつかみにくいところですよね。上弦の鬼の正体まとめや強さ順、それぞれの最期、獪岳や鳴女といった入れ替わりのメンバーまで、原作の展開を整理してお伝えします。読み終わるころには、6枠それぞれの因縁と決着がひと通り頭に入っているはずです。
記事のポイント
- 上弦の壱〜陸それぞれの正体と血鬼術がわかる
- 各上弦の鬼を誰がどう倒したのかを整理できる
- 入れ替わりで上弦になった獪岳・鳴女の経緯がわかる
- アニメで各上弦が登場する章を把握できる
まずは上弦の鬼を一覧で俯瞰しておきましょう。「位|名前|正体|血鬼術(または戦い方)|倒した相手」を先に一つの表にまとめました。詳しい解説は表の下でひとつずつ掘り下げていきます。
| 位 | 名前 | 正体・素性 | 血鬼術・戦い方 | 倒した相手 |
|---|---|---|---|---|
| 壱 | 黒死牟 | 継国巌勝(縁壱の双子の兄) | 剣士時代の「月の呼吸」を鬼化後も使用 | 不死川実弥・悲鳴嶼行冥(無一郎・玄弥も参戦) |
| 弐 | 童磨 | 「万世極楽教」教祖 | 冷気を操り凍結させる血鬼術・高い再生力 | 栗花落カナヲ・嘴平伊之助(しのぶの毒が布石) |
| 参 | 猗窩座 | 狛治(恋人を失った元人間) | 「破壊殺」=羅針・空式・乱式など | 竈門炭治郎(冨岡義勇も参戦) |
| 肆 | 半天狗 | 臆病で他責的な性根の鬼 | 首を斬られると感情ごとに分裂・最終形態「憎珀天」 | 竈門炭治郎(蜜璃・玄弥・無一郎・禰豆子も参戦) |
| 伍 | 玉壺 | 芸術に執着する鬼 | 壺を媒介に生物を生む「千本針魚殺」・瞬間移動 | 時透無一郎 |
| 陸 | 堕姫・妓夫太郎 | 遊郭に潜む兄妹の鬼 | 帯を操る技(妹)・毒の鎌と血の斬撃(兄) | 竈門炭治郎・竈門禰豆子(宇髄天元も参戦) |
| 新陸 | 獪岳 | 善逸の兄弟子(元「雷の呼吸」の剣士) | 雷の呼吸を鬼化で強化 | 我妻善逸 |
| 新肆 | 鳴女 | 琵琶を操る女の鬼 | 「無限城」を生成・操作する異空間能力 | 鬼舞辻無惨(自軍に殺害される特殊ケース) |
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鬼滅の刃・上弦の鬼のネタバレ一覧|正体まとめ
ここからは、上弦の壱から陸までを一体ずつ詳しく見ていきます。それぞれの正体、使う血鬼術や戦い方、そして最期に誰と戦ってどう決着したのか——原作で描かれた展開を順に整理していきます。まずは表の見方から確認しておきましょう。

上弦の鬼一覧表の見方
先ほどの一覧表は、鬼舞辻無惨直属の精鋭「十二鬼月」のうち、上位6枠にあたる上弦の鬼をまとめたものです。上弦は壱(いち)から陸(ろく)まで番号が振られていて、数字が小さいほど格上、つまり壱の黒死牟が上弦最強という位置づけですね。
表で「新陸」「新肆」としているのは、物語の途中で先代が倒された後に、その座を引き継いだ後任の鬼です。獪岳は堕姫・妓夫太郎の後任として上弦の陸に、鳴女は半天狗の後任として上弦の肆に繰り上がりました。この入れ替わりについては後半で改めて掘り下げます。
上弦の壱・黒死牟の正体と最期
この先、上弦の鬼それぞれの正体と結末に触れます。原作・アニメ未読の方はご注意ください。
黒死牟の過去と最期の全貌は黒死牟の最後の解説記事でさらに詳しく掘り下げています。
上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)の正体は、継国巌勝(つぎくに みちかつ)という剣士です。「日の呼吸」の使い手・継国縁壱の双子の兄にあたり、才能に恵まれた弟をどうしても超えたいという執念から、鬼舞辻無惨の血を受けて鬼になった経緯を持っています。
黒死牟が使うのは血鬼術ではなく、人間時代に極めた剣術「月の呼吸」です。拾陸ノ型まで存在する多彩な斬撃を、鬼化して得た身体能力とともに振るうため、上弦最強の名にふさわしい実力者でした。
最期は無限城編。悲鳴嶼行冥・不死川実弥・不死川玄弥・時透無一郎の4人による総力戦の末に討たれます。無一郎が捨て身の一撃で赫刀と「透き通る世界」を発動して致命傷を与え、玄弥が血鬼術で動きを封じ、最終的に実弥と悲鳴嶼が連携して頸を斬りました。ただしこの戦いで無一郎と玄弥は命を落としており、討伐と引き換えに柱側も大きな犠牲を払っています。決着は単行本20巻178話です。
上弦の弐・童磨の正体と最期
上弦の弐・童磨(どうま)は、「万世極楽教」という新興宗教の教祖という顔を持つ鬼です。人を喰うことを「救済」と本気で信じ込んでいる、感情の欠落した独特の人物として描かれます。
童磨の最後の解説記事では、しのぶ・カナヲとの因縁を一戦まるごと追っています。
血鬼術は冷気の操作で、触れたものを凍らせてしまう技を軸に戦います。再生能力の高さも上弦随一とされ、まともにぶつかっては勝ち目の薄い相手でした。
そんな童磨を討ったのが、胡蝶しのぶ・栗花落カナヲ・嘴平伊之助の連携です。しのぶは自らを喰わせることで、藤の花由来の毒を童磨の体内に大量に送り込む作戦を実行。毒で弱った童磨に、カナヲが花の呼吸・終ノ型「彼岸朱眼」を放ち、伊之助が投げた刀でとどめを刺しました。しのぶの捨て身の布石が効いた、涙なしには読めない一戦です。決着は単行本19巻163話です。
上弦の参・猗窩座の正体と最期
上弦の参・猗窩座(あかざ)の正体は、狛治(こまじ)という元人間です。かつて恋人・恋雪をはじめ大切な人を失った過去を持ち、その悲しみが鬼となった彼の在り方に深く影を落としています。
猗窩座については猗窩座の最後の解説記事と無限城編第一章のレビュー記事もあわせてどうぞ。
血鬼術は「破壊殺」シリーズ。羅針・空式・乱式・滅式などの体術系の技で、素手の格闘によって相手を圧倒します。強者との闘いを求める性格も相まって、作中屈指の人気を誇る鬼ですね。
猗窩座は2段階に分けて描かれる点に注意が必要です。まず無限列車編で炎柱・煉獄杏寿郎と激突し、煉獄を致命傷に追い込んで撤退します(この時点では猗窩座は死んでいません)。そして無限城編で竈門炭治郎・冨岡義勇と再戦し、炭治郎に首を斬られた後、失った記憶を取り戻して自らの意思で消滅していきました。決着は単行本18巻157話です。参考までに、煉獄杏寿郎が命を落とすのは単行本8巻66話「黎明に散る」になります。
猗窩座の最期はファンの間でも特に語り継がれる名場面です。より詳しい経緯は猗窩座の最後を掘り下げた記事でまとめているので、あわせてどうぞ。
上弦の肆と伍(半天狗・玉壺)の最期
上弦の肆・伍は、どちらも刀鍛冶の里編で炭治郎たちと激突する鬼です。ここではまとめて紹介します。
玉壺を討った時透無一郎の最期の解説記事も読み応えがあります。
上弦の肆・半天狗の最期
上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)は、臆病で徹底して他責的な性根を持つ鬼です。最大の特徴は、首を斬られると分裂するという厄介な体質。分裂体は「喜・怒・哀・楽」の感情ごとに4体へ分かれ、それぞれ音波・雷・風など異なる血鬼術を操ります。追い詰められると4体が合体し、最終形態「憎珀天(ぞうはくてん)」となって猛威を振るいました。
討伐したのは炭治郎です。刀鍛冶の里編で、恋柱・甘露寺蜜璃が最終形態を押さえている隙に、時透無一郎・不死川玄弥・竈門禰豆子らの援護を受けながら、炭治郎が逃げ回っていた小さな本体の首を斬って決着させました。決着は単行本15巻126話「彼は誰時・朝ぼらけ」です。
上弦の伍・玉壺の最期
上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)は、自らの「芸術」に強く執着する鬼です。壺を媒介にして技を発動し、壺から金魚などの生物を生み出して毒針を飛ばす「千本針魚殺」で四肢の自由を奪ったり、壺から壺へ瞬間移動したりと、変則的な戦い方をします。
玉壺を討ったのは、霞柱・時透無一郎です。刀鍛冶の里編で記憶と本来の力を取り戻した無一郎が、霞の呼吸 漆ノ型「朧」で首を斬り、決着をつけました。なお玉壺の討伐が描かれる単行本の巻・話数については、資料によって表記が分かれている部分があるため、ここでは話数の断定は避け、刀鍛冶の里編の中盤で決着した、という受け止めにとどめておきます。
上弦の陸(堕姫・妓夫太郎)の最期
上弦の陸は、他の枠と違って兄妹2人で1枠という珍しい構成です。遊女として遊郭に潜んでいた妹・堕姫(だき)と、その兄で本体格の妓夫太郎(ぎゅうたろう)の2人がかりで、上弦の陸を務めていました。
血鬼術は、堕姫が8本の帯を交差させて斬りつける技、妓夫太郎が自身の血で作る毒性の鎌や血の斬撃などを操ります。兄妹はどちらか一方の首を斬っただけでは倒れず、2人同時に頸を落とさなければ討伐できないという難敵でした。
舞台は吉原(遊郭)編。音柱・宇髄天元が潜入捜査で兄妹を追い詰め、そこへ竈門炭治郎・竈門禰豆子が加勢します。壮絶な連携戦の末、最終的に炭治郎と禰豆子が兄妹の頸を同時に落として討伐しました。決着は単行本11巻97話です。彼らの過去編も同じ11巻に描かれていて、鬼になる前の悲惨な生い立ちが胸に残ります。
鬼滅の刃・上弦の鬼のネタバレ考察と入れ替わり
後半では、途中で上弦入りした入れ替わり組や、強さ順の考察、誰が誰を倒したのかの整理、アニメでの登場章、そしてお得に読む方法までまとめていきます。原作の全体像を俯瞰したい方はここからが本題です。
入れ替わりで上弦になった鬼(獪岳・鳴女)
上弦のメンバーは、100年以上ほぼ固定だったと語られる一方で、物語終盤には先代が倒れたことで欠員が生じ、後任が繰り上がる場面があります。ここで新たに上弦になったのが獪岳と鳴女の2人です。
新・上弦の陸・獪岳
獪岳(かいがく)は、我妻善逸の兄弟子にあたる人物です。人間時代は「雷の呼吸」の使い手でしたが、黒死牟に土下座して鬼になることを願い、血を与えられて鬼化しました。鬼になったことで雷の呼吸の技はさらに強化され、堕姫・妓夫太郎の後任として上弦の陸に座ります。
初登場は単行本17巻143話「怒り」で、善逸との戦いは143〜146話にかけて描かれます。決着をつけたのは善逸で、自ら編み出した新技「漆ノ型・炎雷神(ほのいかづちのかみ)」で獪岳の首を斬り、兄弟子との因縁に終止符を打ちました。決着は単行本17巻146話です。同じ師のもとで育った2人の対比が切ない一戦ですね。
新・上弦の肆・鳴女
鳴女(なきめ)は、琵琶を奏でることで「無限城」という広大な異空間を生成し、自在に組み替える血鬼術を持つ鬼です。半天狗の後任として上弦の肆に繰り上がり、無限城編ではこの能力で鬼殺隊を各所に分断し、戦いの舞台そのものを支配しました。
鳴女を手にかけた鬼舞辻無惨の最後の解説記事も別記事で用意しています。
無限城編では甘露寺蜜璃・伊黒小芭内らと対峙し、無限城を操作して足止めします。しかし終盤、愈史郎が無限城の操作権を奪い、鬼舞辻無惨を地上へ叩き出そうとした際、鳴女は無惨自身の手によって頭を潰されて命を落とします。倒したのが鬼殺隊ではなく主である無惨だった、という点が他の上弦とは大きく異なる特徴です。決着した巻については資料間で話数の表記が分かれているため、ここでは無限城編の終盤・単行本21巻あたりで最後を迎えた、とだけお伝えしておきます。
上弦の鬼の強さ順の考察
上弦の強さ順は、基本的には壱→弐→参……という番号がそのまま序列を表しています。つまり最強は上弦の壱・黒死牟、次いで弐・童磨、参・猗窩座と続く並びですね。番号は無惨の血をどれだけ多く分け与えられたかや、実績に応じて決まるとされ、上弦同士でも下位が上位に挑む「首の奪い合い」で入れ替わることがあると作中で語られています。
実際、黒死牟は柱4人がかりでようやく討てた相手で、単独では手が付けられない別格の強さでした。童磨・猗窩座も柱や複数の実力者の連携があって初めて倒せた点を踏まえると、上位3体と下位3体の間にはかなりの実力差があると受け止めておくのが妥当かなと思います。
強さ順はあくまで作中の番号序列と描写にもとづく整理です。キャラ同士の直接対決が描かれていない組み合わせもあるため、細かな優劣には解釈の幅があります。
誰が誰を倒したかの考察
上弦の鬼は、単独の主人公が次々と斬っていくのではなく、それぞれの因縁を持つ隊士たちが役割を分担して討伐していくのが鬼滅らしいところです。改めて討伐者を整理すると、次のようになります。
黒死牟は不死川実弥と悲鳴嶼行冥(無一郎・玄弥の犠牲を伴う総力戦)、童磨はカナヲと伊之助(しのぶの毒が布石)、猗窩座は炭治郎(義勇も参戦)。半天狗は炭治郎(蜜璃たちの援護つき)、玉壺は時透無一郎、堕姫・妓夫太郎は炭治郎と禰豆子(宇髄天元も参戦)です。入れ替わり組では、獪岳を善逸が、鳴女を無惨自身が始末しました。
こうして見ると、炭治郎が複数の上弦討伐に関わりつつも、無一郎・善逸・カナヲ・伊之助といった同期や柱それぞれが「自分の因縁の相手」に決着をつけているのがわかります。チーム戦として上弦を崩していく構図こそ、終盤の見どころだと私は思います。
アニメで上弦が登場する章
アニメ版でどの上弦がどの章に出てくるのかも整理しておきましょう。視聴の目安にしてみてください。
| 章(編) | 登場する上弦の鬼 |
|---|---|
| 無限列車編 | 上弦の参・猗窩座(煉獄戦) |
| 遊郭編 | 上弦の陸・堕姫/妓夫太郎 |
| 刀鍛冶の里編 | 上弦の肆・半天狗/上弦の伍・玉壺 |
| 無限城編 | 上弦の壱・黒死牟/弐・童磨/参・猗窩座(再戦)/新陸・獪岳/新肆・鳴女 |
猗窩座は無限列車編で初登場し、無限城編で炭治郎・義勇と再戦するため、2つの章にまたがって描かれます。上弦が勢揃いするのはやはり無限城編で、ここで残る鬼たちとの決着が一気に描かれていきます。
鬼滅の刃をお得に読む方法
上弦の鬼それぞれの過去編や、討伐戦の細かな駆け引きは、やはり原作コミックスで読むのが一番味わい深いです。特に猗窩座や堕姫・妓夫太郎の過去は、アニメだけでなく単行本のコマの間や表情までじっくり追うと、鬼になる前の彼らの人生がぐっと迫ってきます。
電子書籍で読むなら、初回限定のクーポンやセールを使えるコミックシーモアが便利です。まとめ買いとの相性もよく、上弦が集結する無限城編の巻を一気に揃えたいときにも重宝します。コミックシーモアの作品ページで作品ページをチェックしてみてください。
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まとめ:鬼滅の刃の上弦の鬼
ここまで、鬼滅の刃の上弦の鬼について、壱〜陸の正体と血鬼術、それぞれの最期、獪岳・鳴女の入れ替わり、強さ順や討伐者の整理までまとめてきました。上弦の壱・黒死牟を頂点に、番号がそのまま格の序列となっていること、そして各隊士が自分の因縁の相手に決着をつけていく構図が、終盤の大きな見どころです。
玉壺や鳴女の討伐話数など、資料によって表記が分かれる部分については断定を避けています。正確な巻・話数や最新の情報は、公式サイトや原作コミックスでご確認いただくのが確実です。最終的な判断はご自身で情報を確かめたうえで、原作を読み返す楽しみにつなげてもらえたらうれしいです。