NARUTO -ナルト- 1巻(ジャンプ・コミックス/集英社)
『NARUTO -ナルト-』(なると)のあらすじは、全72巻・全700話で完結する一本の長い物語です。落ちこぼれの忍びだったうずまきナルトが火影を目指す少年編から、疾風伝にあたる後半、そして第四次忍界大戦を経て第700話の結末まで、大きな筋道はこの流れひとつで追えます。とはいえ700話ぶんの出来事を順番に並べ直すのは、一度読んだことがある人でもなかなか大変ですよね。そこでこの記事では、まず全72巻・全700話という全体構成を押さえたうえで、波の国編や中忍試験編といった少年編の主要エピソード、疾風伝にあたる後半、そして最終話までを順番に整理していきます。主要キャラクターの関係や、アニメ版がどこまでを描いていてどこで見られるのかにも触れるので、初めて触れる方でも迷わないはずです。私が読んで感じたことも交えながらまとめていくので、読み終わるころには、この壮大な物語の地図が頭の中に描けているはずです。
記事のポイント
- 少年編から疾風伝までの全体の流れがざっくりつかめる
- 全72巻・全700話という物語の全体構成が整理できる
- 第四次忍界大戦から最終話までの結末までわかる
- アニメ版の構成とどこで見られるかがつかめる
ナルトのあらすじをざっくり解説|少年編の流れ
まずはこの物語がどんな作品なのか、基本情報を押さえたうえで、少年編の流れを順番に見ていきましょう。ここでは全72巻・全700話という全体構成をつかんだあと、波の国編・中忍試験編・木ノ葉崩し・サスケ奪還編という前半の主要エピソードを追い、最後に主要キャラクターの関係も整理します。ナルトのあらすじの土台になる部分なので、初めての方はここをしっかり押さえておくと、後半がぐっと読みやすくなりますよ。

ナルトはどんな漫画?基本情報
『NARUTO -ナルト-』は、岸本斉史さんが手がけた忍者バトルアクション漫画です。集英社の週刊少年ジャンプで、1999年から2014年まで、約15年にわたって連載されました。主人公は、体の中に「九尾の妖狐」を封印された忍びの少年・うずまきナルト。落ちこぼれだった彼が、里のリーダーである「火影(ほかげ)」を目指して仲間とともに成長していく——というのが物語の大きな軸です。
忍びの世界を舞台にしながら、努力や絆、そして憎しみの連鎖といった普遍的なテーマを描いている点が、この作品が世界中で愛される理由だと私は感じています。実際、発行部数は2019年5月までに全世界累計2億5000万部を突破していて、日本を代表する漫画のひとつになっています。
全72巻・全700話の全体構成
ナルトのあらすじを整理するうえで、まず押さえておきたいのが「巻数」と「話数」です。漫画『NARUTO -ナルト-』は単行本全72巻+外伝1巻で完結していて、最終話は第700話「うずまきナルト!!」になります。つまり漫画としては全700話でひとつの物語が完結している、と覚えておけば大丈夫です。
すでに完結しているので、いまから読み始めても続きを待たされることはありません。第700話までを最初から通して読みたい方向けに、全巻セットを置いておきますね。
NARUTO-ナルト- 全巻セット(1-72巻・完結)
アカデミー時代の第1巻から、最終話「うずまきナルト!!」までが1セットに。この記事で追った少年編と第四次忍界大戦を、伏線ごと最初から読み直せます。
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物語全体は、大きく2つのパートに分けて考えると分かりやすいです。ざっくり整理すると次のようになります。
| パート | 巻数の目安 | おおまかな内容 |
|---|---|---|
| 第一部(少年編) | 1〜27巻前後 | アカデミー卒業から中忍試験、木ノ葉崩し、サスケの離反・奪還まで |
| 第二部(疾風伝に対応) | 28〜72巻前後 | 2年半の修行後から、第四次忍界大戦の終結と最終決戦まで |
この2つの間には、ナルトが師匠・自来也と旅に出て修行する約2年半の時間経過があります。少年だったナルトが青年へと成長し、物語のスケールも一気に大きくなっていくんですね。なお、巻数の区分はあくまで大まかな目安として捉えてください。編と巻の境目はきっちり一致するわけではないので、「だいたいこのあたり」という感覚で読み進めるのがおすすめです。
少年編①波の国編と中忍試験編
ここからは少年編の流れを、エピソードごとに追っていきましょう。物語は、ナルトが忍者学校(アカデミー)を卒業し、うちはサスケ・春野サクラと同じ「第七班」に配属され、担任の上忍・はたけカカシのもとで任務をこなすところから本格的に動き出します。
最初の大きな山場が波の国編(1〜4巻前後)です。第七班は橋づくりを妨害する敵との戦いに巻き込まれ、ナルトたちは初めて命がけの任務を経験します。ここでナルトが「仲間を守るための強さ」を実感していく描写は、物語全体のテーマの原点になっている部分だと感じます。
続く中忍試験編(5〜13巻前後)は、多くのファンが名場面として挙げるパートですね。木ノ葉隠れの里で開催される中忍への昇格試験に、各里の若い忍びたちが集まります。筆記の第一試験、生存演習の第二試験、個人戦トーナメントの第三試験と進むなかで、大蛇丸(おろちまる)という強敵がサスケに「呪印」を刻むという不穏な出来事も起こります。ここが後のサスケ離反への伏線になっているんですね。
少年編②木ノ葉崩しとサスケ奪還編
中忍試験の裏で進行していたのが、大蛇丸による里への奇襲、いわゆる木ノ葉崩し編(13〜16巻前後)です。大蛇丸は木ノ葉隠れの里を襲撃し、里のリーダーである三代目火影・猿飛ヒルゼンがこれを迎え撃ちます。激しい戦いの末、三代目は大蛇丸を退けるものの、自らも命を落としてしまいます。里が大きな痛手を負う、重い展開ですね。
そして少年編のクライマックスとも言えるのがサスケ奪還編(20〜27巻前後)です。兄・うちはイタチへの復讐心と、大蛇丸の力への渇望から、サスケは木ノ葉の里を離れて大蛇丸のもとへ向かおうとします。ナルトは親友を連れ戻すため、「終末の谷」でサスケと激突します。
しかしこの対決で、ナルトはサスケを取り戻すことができませんでした。サスケは里を去り、大蛇丸のもとへ。この「奪還の失敗」という切ない結末が、少年編を締めくくると同時に、疾風伝へと続く大きな宿題として残されるわけです。
主要キャラクターの関係を整理
ナルトのあらすじを追ううえで、主要な登場人物の関係を整理しておくと理解がぐっと深まります。名前の表記とあわせて、ざっとまとめておきましょう。
| 登場人物 | 立ち位置・関係 |
|---|---|
| うずまきナルト | 主人公。九尾を宿す少年。火影を目指す |
| うちはサスケ | ナルトの親友でありライバル。復讐のため里を離反する |
| 春野サクラ | 第七班の一員。ナルトやサスケとともに歩む仲間 |
| はたけカカシ | 第七班の担任の上忍。ナルトたちの師 |
| 自来也 | ナルトの師匠。旅をしながらナルトを鍛える |
| 大蛇丸 | 里を襲う強敵。サスケに力を与える存在 |
| 暁(あかつき) | 物語後半で立ちはだかる謎の組織 |
物語の中心にいるのは、やはりナルトとサスケの関係です。落ちこぼれから這い上がるナルトと、天才でありながら憎しみに囚われていくサスケ。この対照的な二人の絆とすれ違いが、700話の物語をずっと貫く背骨になっています。そこにサクラやカカシ、師匠の自来也といった存在が絡み合い、物語を厚くしていくんですね。
ナルトのあらすじ後半|疾風伝から結末まで
ここからは物語の後半、いわゆる疾風伝に対応するパートを見ていきます。謎の組織「暁」との戦い、そして忍びの世界全体を巻き込む第四次忍界大戦へと、スケールはどんどん大きくなっていきます。最終話の結末や、アニメ版の構成・視聴方法もあわせて解説していくので、ナルトのあらすじを最後まで一気に把握したい方は、ぜひこのまま読み進めてくださいね。

疾風伝①アカツキとの戦い
ここから先は物語の核心に触れるネタバレを含みます。まだ本編を読んでおらず、結末を先に知りたくない方は、この見出しを飛ばして読み進めてくださいね。
2年半の修行を経て木ノ葉の里に戻ったナルトを待っていたのは、より強大な敵との戦いでした。物語後半で立ちはだかるのが、各里の「尾獣」を狙う謎の組織暁(あかつき)です。序盤では、暁のメンバーによって砂隠れの里の若きリーダー・我愛羅(があら)が連れ去られ、ナルトたちが救出に向かう展開が描かれます。
疾風伝の中盤で大きな山場になるのが、暁のリーダーと目されるペイン(長門)との戦いです。ナルトの師匠・自来也は、暁の情報を掴もうとする過程で致命傷を負い、命を落としてしまいます。師の死は、ナルトにとって計り知れないほど重い出来事でした。
その後、ペインは木ノ葉の里そのものを壊滅させるほどの力をふるいますが、ナルトは戦いの果てに武力ではなく「対話」でペインを止めるという選択をします。憎しみの連鎖をどう断ち切るか——この作品が繰り返し問いかけるテーマが、はっきりと形になった場面ですね。並行して、サスケが兄・イタチと対決し、その真意が明らかになっていく展開も進みますが、この点については関連記事もあわせて読むと理解が深まります。
疾風伝②第四次忍界大戦の展開
物語は、いよいよ忍びの世界全体を巻き込むクライマックスへと突き進みます。それが第四次忍界大戦編(55〜71巻相当)です。うちはマダラを名乗る人物(実際にはうちはオビト)が暁を主導し、五つの大きな里が手を組んだ「忍連合軍」との全面戦争に突入します。
この大戦では、これまで敵味方に分かれていた者たちが同じ戦場に立ち、それぞれの因縁に決着をつけていきます。復讐に囚われていたサスケも、やがて復讐から離れ、大戦に加わっていくんですね。長く続いてきた憎しみやすれ違いが、大きなうねりのなかで少しずつほどけていく展開は、読んでいて胸に迫るものがあります。
そして戦いは、最終決戦へと向かいます。復活したマダラが、さらに大きな存在である大筒木カグヤを復活させてしまい、事態は忍びたちの想像を超える局面へ。ここでナルトとサスケが力を合わせてカグヤを封印する——というのが、物語最大のクライマックスになります。かつて終末の谷で戦った二人が、今度は世界を救うために背中を預け合う。この対比の効いた展開は、まさにこの物語が積み上げてきたものの集大成だと感じます。
最終話の結末|第700話のその後
大筒木カグヤを封印したあと、ナルトとサスケは積年の因縁に決着をつけるため、再び「終末の谷」で最後の一騎打ちに臨みます。互いに腕を失うほどの激闘の末、二人は想いをぶつけ合い、ついに和解に至ります。少年編でナルトが果たせなかった「サスケを取り戻す」という願いが、ここでようやく成就するわけですね。
そして最終話、第700話「うずまきナルト!!」では、大戦から数年後の平和になった木ノ葉の里が描かれます。ナルトは七代目火影に就任し、日向ヒナタと結婚して二人の子ども(ボルト・ヒマワリ)をもうけています。かつての仲間たちも、それぞれの道を歩んでいる姿が描かれ、長い物語は温かな余韻とともに幕を閉じます。落ちこぼれだった少年が、里のリーダーである火影にまで上りつめる——冒頭からの夢がしっかり結ばれる、見事な結末だと私は思います。
なお、ナルトのその後の生死や続編『BORUTO』での立ち位置が気になる方はナルトの死亡説とBORUTOでの生死を解説した記事を、サスケとサクラのその後の関係が気になる方はサクラとサスケの結婚について解説した記事もあわせてどうぞ。本記事では本編全体の流れに絞っているので、個別の掘り下げはそちらが参考になるはずです。
アニメ版の構成とどこで見られる?
ナルトのあらすじを「アニメで追いたい」という方も多いと思うので、アニメ版の構成も整理しておきましょう。ここで注意したいのが、漫画の話数とアニメの話数は数え方が違うという点です。
| シリーズ | 放送期間 | 話数 |
|---|---|---|
| NARUTO -ナルト-(無印) | 2002年〜2007年 | 全220話 |
| NARUTO -ナルト- 疾風伝 | 2007年〜2017年 | 全500話 |
つまり、漫画は全700話でひとつの物語が完結しているのに対し、アニメは無印の220話と疾風伝の500話を合わせて通算720話という規模になります。数字が近くて混同しやすいので、「漫画は700話、アニメは通算720話」と分けて覚えておくと安心です。少年編を追いたいなら無印から、青年編・大戦編を追いたいなら疾風伝から、という見方もできますね。
物語の空気感を少し味わってみたい方は、スタジオぴえろ公式の20周年記念PVがおすすめです。
アニメ版の疾風伝は、U-NEXTで見放題配信されています。ペイン編から第四次忍界大戦、最終決戦までの怒涛の展開を、動きと音でじっくり味わえるのはアニメならではの魅力ですね。原作を読んだうえでアニメを見返すと、あの名場面がどう映像化されているのかを楽しめて、二度おいしいと思います。
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まとめ|ナルトのあらすじ
NARUTO以外の人気漫画のあらすじ・全体の流れは、人気漫画あらすじまとめで作品ごとに一覧にしています。次に読む作品探しにどうぞ。
ここまで、ナルトのあらすじを少年編から疾風伝、そして最終話まで一気に追ってきました。最後に全体の流れをおさらいしておきましょう。
落ちこぼれだった少年が、仲間との絆と絶え間ない努力で火影にまで上りつめる。そして最大のライバルであり親友でもあるサスケと、憎しみを乗り越えて和解する。ナルトの物語は、忍者バトルの面白さだけでなく、人と人とのつながりの尊さを教えてくれる作品だなと、改めて感じます。この記事で全体の流れをつかんだら、ぜひ本編で細部まで味わってみてくださいね。
なお、あらすじや設定の細かなニュアンス、最新の配信状況などについては、公式サイトや書籍で最新の情報をご確認ください。そして作品の受け取り方は人それぞれですから、あなた自身が読んで感じたことを、いちばん大切にしていただければと思います。