壁の穴から隣人を覗いていた青年が、彼女の殺人を目撃してしまう。2019年公開の映画『羊とオオカミの恋と殺人』は、そんな場面から始まるスプラッター・ラブコメです。
映画のラストと、原作の漫画『穴殺人』(全8巻)の結末は別物です。それぞれの結末と、二つがどこで分かれるのかを順に書いていきます。
記事のポイント
- 原作は裸村の漫画『穴殺人』全8巻で、結末が映画と違う
- 原作の8巻で、黒須と宮市は互いに殺し合って死ぬ
- 映画のラストで黒須は宮市に刺されるが、死なずに生きている
- 刺したあと、宮市は人を殺すのをやめる
羊とオオカミの恋と殺人のネタバレ|あらすじと登場人物
ひきこもりの黒須が、壁に開いた穴から隣人の宮市を覗き、彼女の殺人を目撃する物語です。原作は裸村さんの漫画『穴殺人』です。

映画の基本データとキャスト
映画は2019年11月29日に公開された103分の作品で、杉野遥亮さんと福原遥さんが主演です。
作品データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 公開 | 2019年11月29日 |
| 上映時間 | 103分 |
| 区分 | PG12 |
| 監督 | 朝倉加葉子 |
| 脚本 | 髙橋泉 |
| 原作 | 裸村の漫画『穴殺人』 |
| 配給 | プレシディオ |
| 主題歌 | ロイ-RöE-「癒えないキスをして*」 |
キャッチコピーは「信じられないでしょうが、これはラブコメです」。自殺志願の青年と殺人鬼の美少女による、青春スプラッター・ラブコメディです。
キャスト
| 役名 | 俳優 |
|---|---|
| 黒須越郎 | 杉野遥亮 |
| 宮市莉央 | 福原遥 |
| 川崎春子 | 江野沢愛美 |
| 延命寺玲奈 | 江口のりこ |
| ほかの出演 | 笠松将、清水尚弥、一ノ瀬ワタル |
杉野遥亮さんと福原遥さんの共演は、この映画が2度目です。殺人鬼の宮市を演じた福原遥さんは、劇中のアクションを約3か月練習しました。
原作は裸村の漫画『穴殺人』
原作は小説ではなく、裸村さんの漫画『穴殺人』です。講談社から全8巻が出ていて、完結しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 作者 | 裸村 |
| 出版社 | 講談社 |
| 連載 | マンガボックス(2014年〜2016年) |
| 巻数 | 全8巻(完結) |
| 1巻の発売 | 2014年5月9日 |
| 8巻の発売 | 2016年11月9日 |
| 話数 | 本編132話+番外編 |
連載していたのは、漫画アプリ「マンガボックス」です。映画化が発表された2019年7月には、マンガボックスで閲覧数1位を獲得した作品でした。
穴から覗いた隣人が殺人鬼だった
首吊りに失敗した黒須が、壁に開いた穴から隣の部屋を覗くようになり、住人の殺人を目撃するところまでが物語の入口です。
原作の第1話「自殺穴」の黒須は、二浪中に予備校を辞めた青年です。怒った両親からの仕送りは止まり、ひきこもり生活はもうすぐ1年になります。
ネットも通信料の未払いで止まり、黒須は首を吊ろうとします。ところがロープを掛けた金具ごと壁から外れ、その壁に穴が開いてしまいました。
穴の向こうに見えたのは、隣に住む若い女性の部屋です。女子大生の彼女を覗くことが、自殺まで考えていた黒須の生きる目的になります。
覗きを始めて1か月がたった夜、帰宅した彼女の部屋に見知らぬ男が入り込み、彼女を襲います。黒須は警察に通報しようとしますが、電話は止められていました。
自分が助けに行くしかないと決めた直後、彼女は刃物で男を刺し殺します。黒須はその一部始終を、穴から見てしまいました。
映画も設定は同じです。受験に失敗してひきこもった黒須は、首吊りに失敗して壁に穴を開けてしまいます。
穴から隣人の宮市の生活を覗くようになった黒須は、彼女が部屋で殺人をするのを目撃します。
羊とオオカミの恋と殺人の結末ネタバレ|映画と原作『穴殺人』の違い
ここから先は、映画と原作『穴殺人』の結末に触れます。
映画の黒須は宮市に刺されても生き残り、原作の黒須は8巻で宮市と互いに殺し合って死にます。

映画の結末|黒須は刺されるが生きている
映画の最後、宮市は黒須の腹をカッターで刺します。それでも黒須は死なず、生きています。
刺されるのは、終盤の暴力団との抗争のあとです。その後、宮市は人を殺すのをやめます。
映画は、Blu-rayとDVDで手元に置けます。
映画の中盤|交際の始まりと暴力団の抗争
殺人を目撃した黒須と宮市の交際が始まり、やがて黒須は暴力団の抗争に巻き込まれていきます。
黒須の「付き合いたい」で始まる交際
殺人を見てしまった黒須は、宮市に「付き合いたい」と伝えます。殺されてもおかしくない場面から、二人の交際が始まります。
同じアパートの住人と延命寺玲奈
宮市は、同じアパートに住む男を殺します。その男は、猫を餌付けしては殺していた人物でした。
その死体を処理するのが、延命寺玲奈です。江口のりこさんが演じています。
暴力団の抗争とアジト
宮市が殺した男が、暴力団の関係者でした。そのため黒須は抗争に巻き込まれ、暴力団に脅されます。
黒須を殺すと脅されて、宮市は動揺します。黒須は宮市より先にアジトへ向かいますが、返り討ちに遭いました。
最後は宮市が、敵対する暴力団員たちを倒します。
原作『穴殺人』の結末|8巻で二人は互いに殺し合う
原作は8巻で完結し、記憶を取り戻した宮市と黒須が互いに殺し合って死にます。映画とはまったく別の結末です。
5〜7巻の結婚と記憶をなくした宮市
5巻で、黒須と宮市は二人で逃走し、結婚式を挙げます。6巻は、黒須が自分の手で宮市を殺したあとの物語です。
7巻で、殺したはずの宮市が生きていたと分かります。ただし彼女は、記憶をなくしていました。
8巻の最終回で二人は殺し合う
8巻で、黒須は榊と一緒に、宮市を取り戻すため施設へ潜入します。しかし二人は罠にかかり、黒須は安孫子に首を切られてしまいます。
そのなかで、宮市の記憶が戻ります。そして黒須と宮市は、互いに殺し合って死にます。
死の間際、延命寺玲奈が赤ん坊を連れてきます。二人の間には、子どもが生まれていました。
最終回には、「人生は穴のようなものだ」という意味のモノローグが出てきます。主人公の黒須は、ある意味で宮市を失うことになります。
原作『穴殺人』は、電子書籍で読めます。
映画と原作の違い
いちばんの違いは結末です。映画の黒須は刺されても生き残り、原作の黒須は宮市と殺し合って死にます。
| 項目 | 映画 | 原作『穴殺人』 |
|---|---|---|
| 長さ | 103分 | 全8巻 |
| 黒須の最後 | 宮市に腹を刺されるが、生きている | 宮市と互いに殺し合って死ぬ |
| 宮市の最後 | 人を殺すのをやめる | 記憶が戻り、黒須と互いに殺し合って死ぬ |
原作は全8巻の長い物語で、8巻の結末までに次の出来事を描きます。
- 黒須と宮市の結婚と逃走
- 黒須が宮市を殺してしまう
- 生きていた宮市が記憶をなくしている
映画と原作の結末をそれぞれまとめた記事には、愚か者の身分のネタバレもあります。
映画はどこで見れる?
映画『羊とオオカミの恋と殺人』は、U-NEXTで見放題の対象です(2026年10月時点)。
U-NEXTには、初めて登録する人向けに31日間の無料トライアルがあります。
羊とオオカミの恋と殺人に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 羊とオオカミの恋と殺人の結末はどうなりますか?
A. 最後に宮市が黒須の腹をカッターで刺しますが、黒須は死なずに生きています。その後、宮市は人を殺すのをやめます。
Q2. 黒須は最後に死にますか?
A. 映画では死にません。原作の『穴殺人』では、8巻で黒須と宮市が互いに殺し合って死にます。
Q3. 原作と映画の結末は同じですか?
A. 違います。映画は黒須が刺されても生き残る結末です。原作は二人の結婚と逃走、宮市の記憶喪失を経て、二人が互いに殺し合う結末です。
Q4. 原作の漫画は何巻で完結していますか?
A. 全8巻で完結しています。最終巻の8巻は、2016年11月9日に講談社から発売されました。
Q5. グロい場面はありますか?
A. 映画はPG12で、殺人の描写があります。
まとめ|羊とオオカミの恋と殺人のネタバレ
映画『羊とオオカミの恋と殺人』のラストで、黒須は宮市に刺されても生きています。
- 映画の最後に、宮市は黒須の腹をカッターで刺す
- 黒須は死なず、その後、宮市は人を殺すのをやめる
- 中盤では交際が始まり、黒須は暴力団の抗争に巻き込まれる
- 原作は裸村の漫画『穴殺人』で、全8巻で完結している
- 原作の8巻で、記憶が戻った宮市と黒須は互いに殺し合って死ぬ
- 原作の二人の間には、子どもが生まれていた
映画になったホラー作品の結末では、近畿地方のある場所についてのネタバレも記事にしています。

