料理人のケンは、本能寺の変から信長を救えたのか。『信長のシェフ』は13年の連載を経て、全37巻で完結しました。最終巻で光秀は本能寺の変を起こしますが、信長は生き延びます。物語の最後のケンは、戦国の世で夏と子どもと暮らしています。
記事のポイント
- ケンの合図は、川へ帰ると死ぬ魚の鮭
- 光秀が謀反を決めた理由は、明への出兵
- 最終話は本能寺の変から三年後の世界
- 完結記念のおまけ漫画は合本版9巻に収録
信長のシェフの完結ネタバレ|本能寺の変の結末
ここから先は、最終巻の結末に触れます。
明智光秀は本能寺の変を決行しますが、織田信長は死にません。嫡男の信忠も生き延び、光秀は最期を迎えます。

人物ごとの結末|信長と信忠は生き延びる
本能寺の変のあとの顔ぶれは、史実と大きく変わります。
| 人物 | 結末 |
|---|---|
| ケン | 戦国の世で、夏と子どもと暮らす |
| 夏 | ケンと結ばれ、子どもがいる |
| 織田信長 | 本能寺の変を生き延び、海外へ目を向ける |
| 織田信忠 | 明智軍の急襲を生き延びる |
| 明智光秀 | 本能寺の変のあと、最期を迎える |
| 羽柴秀吉 | 史実より早く京に着く |
全37巻で完結するまでの連載の歩み
『信長のシェフ』は週刊漫画TIMESの連載で、本編は2024年3月29日発売の号で完結しました。単行本の最終37巻は、2024年5月16日に発売されています。
作品の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 漫画 | 梶川卓郎 |
| 原作 | 西村ミツル(1〜10巻) |
| 掲載誌 | 週刊漫画TIMES(芳文社) |
| 連載期間 | 2011年3月〜2024年4月 |
| 本編の完結 | 週刊漫画TIMES 2024年4月12日号 |
| 単行本 | 全37巻(芳文社コミックス) |
現代の料理人が戦国を生き抜く物語
現代の料理人ケンが目を覚ますと、そこは戦国時代でした。現代での記憶をほぼ失ったケンは、料理の腕を武器に戦国の世を生き抜きます。
その噂を聞きつけたのが、織田信長です。ケンは料理頭として、信長の戦にも従軍します。
光秀が本能寺の変を起こした理由
光秀の謀反は、信長の名誉を守るためでした。きっかけは、信長が見ていた海外への道です。
明への出兵が光秀を動かす
信長の目は、天下統一の先の海外へ向いていました。光秀は、海外との戦は信長の名に傷をつけると考えます。
明への出兵は後世の不名誉になる。そう見た光秀は、自分が泥をかぶってでも止める覚悟を決めました。
ケンと光秀の読み合い
光秀は、ケンが謀反を察知していると知り、敵対を決めます。ケンは本能寺の変を止めるため、秀吉の陣で真実を打ち明ける決意をしました。
毛利との和睦をまとめたケンは、馬で京へ急ぎます。しかし、そこには光秀の罠が待っていました。
本能寺の変の結末|鮭の合図が信長を救う
光秀の軍は本能寺を襲いますが、信長は脱出して生き延びます。決め手になったのは、ケンの送った鮭でした。
京が燃える最終巻の冒頭
最終巻の冒頭には、「京の町の様子がおかしい!」という声が響きます。火の手が上がる京で、明智側は「白い帷子の男」を追います。
やがて明智側は、「ケンは我らの謀反に感付いていた」と気づきます。一方のケンは、「もう歴史は変わっている!!」と語ります。史実より早く、秀吉の軍が京に着いたからです。
ケンは「もうこの後どう転ぶかは分からない!」と語ります。ここから先は、史実を離れた物語です。
そしてケンは、自分の命を救ってくれた望月の保護を頼み、「今度は俺が家族の元へ望月さんを帰す番です」と語りかけます。
鮭が伝えた身の危険
ケンの送った合図は、鮭でした。鮭は、川へ帰ると死ぬ魚です。
その意味から、信長は身に迫る危険を察します。前もって兵を手元に置き、燃える本能寺から脱出しました。
信忠も明智軍の急襲を生き延びる
羽柴軍が京に着いたころ、明智軍は信長の嫡男・信忠を急襲します。その信忠も、この戦いを生き延びました。
敗れた光秀が迎える最期
敗れた光秀を、ケンは連れ出します。光秀は最後に、信長の考えを読み切れていなかったと気づきます。そして光秀は最期を迎えました。
最終話のケンと夏|本能寺の変から三年後
最終回にあたる最終話は、本能寺の変から三年後の世界です。ケンは夏と子どもと、戦国の世で暮らしています。
結ばれたケンと夏
夏は、瀕死のケンを救った女刀鍛冶です。ケンと夏は結ばれ、2人の間には子どもがいます。
海外へ目を向ける信長
生き延びた信長は、次の舞台を海外に定めます。まず目を向けたのは中国でした。
信長のシェフの完結ネタバレ考察|おまけとドラマ
この結末の読みどころは、本能寺の変を越えた先まで描いたことです。完結記念のおまけ漫画は、合本版9巻で読めます。
作品のPVは、週刊漫画TIMESのYouTubeで公開されています。
光秀の忠義と信長の未来を読み解く
この作品の光秀は、裏切り者というより忠臣として描かれます。
忠臣として描かれた光秀
光秀は、信長を止めるために信長に刃を向けました。忠義が謀反につながるところに、この結末の重さがあると感じます。
光秀が止めようとした道を進む信長
光秀が止めようとした海外への道を、生き延びた信長が進んでいきます。その先がどうなるのか、想像が広がる終わり方です。私もこの作品を追いかけてきた一人です。
完結記念のおまけ漫画は合本版9巻で読める
完結記念のおまけ漫画2編は、電子書籍の合本版9巻に収録されています。週刊漫画TIMES公式サイトでの公開は終了しました。
公開が終わった完結記念のおまけ漫画
おまけ漫画は、最終37巻の発売を記念して週刊漫画TIMES公式サイトで公開されました。本編の結末に触れる内容なので、完結巻のあとに読むのがおすすめです。
合本版9巻に入っている内容
電子書籍『信長のシェフ【合本版】』の9巻は、単行本35〜37巻を収録しています。特典の漫画は次の3本で、合わせて14ページです。
- 作品完結時の描き下ろし漫画2本(単行本版は未収録)
- 合本版限定の新規描き下ろし漫画1本
原作の西村ミツルと梶川卓郎の関わり方
原作者の西村ミツルが原作を担当したのは、1〜10巻です。13巻以降は、梶川卓郎が単独で作品を担当しています。
| 巻 | 担当 |
|---|---|
| 1〜10巻 | 原作:西村ミツル/漫画:梶川卓郎 |
| 11〜12巻 | 梶川卓郎/料理監修:西村ミツル |
| 13巻以降 | 梶川卓郎 |
ドラマ版は玉森裕太の主演で2シリーズ放送
実写ドラマは、テレビ朝日系で2シリーズ放送されました。ケン役は玉森裕太です。
ドラマの主なキャスト
主な役は、次の4人が演じています。
- ケン:玉森裕太
- 織田信長:及川光博
- 夏:志田未来
- 明智光秀:稲垣吾郎
放送の時期
第1シリーズは深夜枠、第2シリーズは木曜の夜の枠で放送されました。
- 第1シリーズ:2013年1月から、金曜ナイトドラマで放送
- 第2シリーズ:2014年7月10日から9月4日まで放送
各シリーズの最終話のあらすじ
第1シリーズの最終話は、2013年3月15日の放送です。信長が料理の「御前試合」を提案し、ケンは光秀から平成に戻れる可能性を聞きます。
第2シリーズの最終話は、2014年9月4日の放送です。題は「さらば平成のシェフ! 思い出の料理でお市を救え!!」で、ケンはお市を助けるため小谷城へ向かいます。
最終37巻はこちらです。
信長のシェフの完結に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 『信長のシェフ』は全何巻で完結しましたか?
A. 全37巻です。最終37巻は、2024年5月16日に発売されました。
Q2. 本能寺の変で信長は死にますか?
A. 死にません。鮭の合図で身の危険を察した信長は、本能寺から脱出して生き延びます。
Q3. ケンは最後に現代へ帰りますか?
A. 本能寺の変から三年後の最終話で、ケンは戦国の世で夏と子どもと暮らしています。
Q4. 明智光秀はどうなりますか?
A. 本能寺の変に敗れたあと、最期を迎えます。
Q5. 完結記念のおまけ漫画はどこで読めますか?
A. 電子書籍の合本版9巻で読めます。週刊漫画TIMES公式サイトでの公開は終了しました。
まとめ:信長のシェフの完結ネタバレと結末
『信長のシェフ』は、本能寺の変の先まで描いて全37巻で幕を閉じた物語です。
- 光秀は明への出兵を止めるため、本能寺の変を起こす
- ケンの鮭の合図で、信長は本能寺を脱出して生き延びる
- 信忠も生き延び、光秀は最期を迎える
- 最終話は三年後の世界で、ケンは夏と子どもと暮らしている
- 完結記念のおまけ漫画は合本版9巻に収録されている

