「西宮硝子 俺は彼女が嫌いだった」。『聲の形』の第1話は、高校生になった石田将也のこの言葉から始まります。
耳の聞こえる将也と、耳の聞こえない転校生の西宮硝子。小学校で硝子をいじめた将也は、やがて自分が教室で孤立し、もう一度硝子に会わなければと思うようになります。
原作の漫画は全7巻で完結していて、2016年には京都アニメーション制作の劇場アニメも公開されました。
記事のポイント
- 第1話は、退屈を嫌う小学6年の将也のクラスに硝子が転校してくるまで
- 原作は全7巻で完結し、最終7巻は2014年12月17日発売
- 劇場アニメは高校の文化祭で終わり、原作の最終話までは描かない
- 公開10周年の2026年10月30日から、映画の再上映とDolby Cinema上映が始まった
聲の形のネタバレ|最終回までのあらすじ
ここから先は、『聲の形』の最終回の結末まで触れます。
物語は、小学校で硝子をいじめた将也が孤立し、高校生になって硝子や旧友と向き合い直す流れで進みます。

第1話のネタバレ|退屈を嫌う将也と硝子
第1話は、退屈が大嫌いな小学6年の将也のクラスに、耳の聞こえない硝子が転校してくるまでを描きます。
高校生の将也が硝子の手をつかむ冒頭
冒頭の将也は高校生です。建物の中で将也は「西宮ッ!」と、硝子の手をつかみます。
周りの女性たちに彼氏だと言われ、将也は「ただの 昔の同級生」だと打ち消します。硝子は階段を駆け上がって逃げ、将也は「小6ン時の石田だけど!」と呼びかけました。
物語はここから、「6年前」の小学校へさかのぼります。
度胸試しと靴奪還作戦
小学6年の将也は、友達ふたりと毎日放課後に橋から川へ飛び込む「度胸試し」をしています。将也がいちばん知りたいのは、どうすれば退屈でなくなるかでした。
ある日、将也の新しい靴を第二小の子が履いていると分かります。将也は「靴奪還作戦」で乗り込んで靴を取り返し、直後に年上の男に殴られました。
それでも将也にとっては、「退屈に圧勝した日」です。ところが友達のひとりは塾を理由に抜け、もうひとりも度胸試しをやめようと言い出します。このままでは「退屈に負けてしまう」と、将也は焦りました。
ノートで自己紹介する転校生の硝子
そこへやって来た転校生が、西宮硝子です。硝子はノートで「耳が聞こえません」と伝え、このノートを通して皆と仲良くなりたいと書きます。
将也の反応は「変な奴!!」の一言。硝子は将也の前の席に座り、先生の「それじゃー授業を始めるぞー」で第1話が終わります。
小学校編から再会まで|1〜4巻のあらすじ
1巻で硝子をいじめた将也は、標的が自分に移って孤立します。2〜4巻では、高校生になった将也が硝子と再会し、旧友とも向き合い直します。
小学校編:いじめの加害から孤立へ(1巻)
将也は、耳の聞こえない転校生の硝子をいじめます。やがて教室の犠牲者は硝子から将也へと移り、将也は周囲から孤立しました。
高校生の将也と硝子の再会(2巻)
高校生になった将也は、人生の最後に硝子に会わなければいけないと決意します。2巻では、2人の「こえ」が初めて伝わります。
旧友との再会と遊園地(3〜4巻)
3巻の将也は、奪ってしまった硝子の幸せを取り戻すために生きると決めています。断ち切ったはずの過去と向き合い、旧友たちとの再会が2人の関係も変えていきます。
4巻では、硝子の告白が将也に伝わりません。将也はみんなで行く遊園地に硝子を誘い、思いがけない旧友とも再会します。硝子と結絃の出生の秘密が明らかになるのも、この巻です。
硝子の飛び降りと将也の転落|5〜7巻
5巻で始まった映画づくりのあと、6巻で硝子が自ら命を絶とうとします。助けた将也は転落して眠り続け、目を覚ましたあとに映画づくりが再開されます。
映画づくりと夏休みの波乱(5巻)
5巻では、永束の提案で始まった映画づくりに、将也が硝子も誘って参加します。仲間と過ごす夏休みに幸せを感じる一方で、将也の心の隙間に生まれた不安が大きな波乱を呼びます。
仲間の拒絶と硝子の飛び降り(6巻)
6巻の将也は、過去のトラウマから仲間たちを拒絶し、将也の世界は壊れてしまいます。その責任を感じた硝子は、自ら命を絶とうとしました。
止まってしまった2人の時間の中で、仲間たちの思いも明らかになっていきます。
将也の目覚めと映画づくりの再開(7巻)
飛び降りようとした硝子を将也が助け、代わりに自分が転落して意識不明になります。将也が眠り続ける中、前を向くと決めた硝子は、壊してしまったものを取り戻そうと動き出しました。
目を覚ました将也は、橋の上で硝子と再会し、生きるのを手伝ってほしいと伝えます。バラバラになった仲間たちの想いもつながり、映画づくりが再開されます。
最終回の結末|成人式の日の2人
最終話「聲の形」の舞台は、成人式の日です。将也が硝子の手を取り、小学校の同窓会の会場の扉を開けたところで物語は終わります。
最後の2話は「卒業」と「聲の形」
7巻の最後の2話は、「卒業」と「聲の形」です。作品と同じ題の最終話で、物語は成人式の日を迎えます。
同窓会の扉を開けて終わる
成人式の日、将也は硝子の手を取って、小学校の同窓会の会場へ向かいます。2人が扉を開けたところで幕が下り、扉の先は描かれません。
将也は理容師の道へ
成人式のころの将也は、実家を継ぐために理容師の道を歩んでいます。第1話の石田家は、「HAIR MAKE ISHIDA」の看板を掲げた理髪店でした。
最後の2人は付き合う?将也は死亡する?
最終話の時点でも、将也と硝子は恋人同士としては描かれていません。将也は死なず、意識不明から回復して最終話にも登場します。
将也と硝子は付き合う?
成人式の日の2人は、手を取って扉を開けるところで物語を終えます。その先で恋人同士になったかどうかは、描かれていません。
連載中の2014年、作者の大今良時は、誰と誰がくっつくかという話ではないと示しているつもりだと語っていました。
将也は死亡する?
将也は死にません。硝子を庇って大けがを負い眠り続けますが、目を覚まして橋の上で硝子と再会します。最終話の成人式の日にも、硝子の手を取る将也の姿があります。
聲の形のネタバレ|原作と映画の違いと全7巻の完結
原作の漫画は、全7巻で完結しています。劇場アニメは高校の文化祭で終わり、成人式の最終話は描かれません。

原作は全7巻で完結
『聲の形』は週刊少年マガジンで連載され、単行本は全7巻で完結しています。最終7巻の発売は、2014年12月17日でした。
単行本の発売日
単行本は、2013年11月から2014年12月にかけて講談社から出ました。
| 巻 | 紙の単行本の発売日 |
|---|---|
| 1巻 | 2013年11月15日 |
| 2巻 | 2014年1月17日 |
| 3巻 | 2014年3月17日 |
| 4巻 | 2014年6月17日 |
| 5巻 | 2014年8月16日 |
| 6巻 | 2014年10月17日 |
| 7巻(完結) | 2014年12月17日 |
成人式の日の最終話までが収められた最終7巻はこちらです。
読切から週刊少年マガジンの連載へ
別冊少年マガジン2011年2月号の読切を経て、2013年8月から週刊少年マガジンで連載されました。最終7巻には、2014年第42号〜51号の掲載分が収められています。
第1話「石田将也」は、マガポケで無料で読めます(2026年11月時点)。
漫画賞の受賞
原作の漫画は、次の賞を受けています。
- 第19回手塚治虫文化賞 新生賞
- 「このマンガがすごい!2015」オトコ編 1位
- コミックナタリー大賞2014 1位
読切2作を収めた公式ファンブック
2016年9月16日には、『聲の形 公式ファンブック』が講談社から出ています。別冊少年マガジンと週刊少年マガジンに載った読み切り版2作品(計106ページ)が、初めて収められました。
大今良時自身による作品の解析と、長いインタビューも入っています。『聲の形』の大今良時は、のちに『不滅のあなたへ』も描いています。こちらの結末は不滅のあなたへのネタバレで追っています。
劇場アニメは文化祭で終わる
2016年9月17日公開の劇場アニメは、高校の文化祭の場面で終わります。原作の最終話にあたる成人式の日は描かれていません。
京都アニメーションが制作した劇場アニメ
アニメーション制作は京都アニメーションで、主なスタッフは次のとおりです。
- 監督:山田尚子
- 脚本:吉田玲子
- アニメーション制作:京都アニメーション
- 主題歌:aiko「恋をしたのは」
公開時は120館規模でしたが、口コミでロングランとなり、興行収入は23億円を突破しました。第40回日本アカデミー賞では、優秀アニメーション作品賞に選ばれています。
映画の主な声優
将也は入野自由、硝子は早見沙織が演じています。主な役と声優は次のとおりです。
| 役 | 声優 |
|---|---|
| 石田将也 | 入野自由 |
| 石田将也(小学生) | 松岡茉優 |
| 西宮硝子 | 早見沙織 |
| 西宮結絃 | 悠木碧 |
| 永束友宏 | 小野賢章 |
| 植野直花 | 金子有希 |
| 佐原みよこ | 石川由依 |
| 川井みき | 潘めぐみ |
| 真柴智 | 豊永利行 |
原作との違いは最終話と削られたエピソード
映画は、単行本7巻分の物語を1本にまとめた作品です。物語は高校の文化祭で幕を閉じ、原作の最終話にある成人式の日は映画にありません。
時間の都合で、どうしても削らないといけないエピソードは出てきました。それでも監督の山田尚子は、その本質は逃さないようにしたと話しています。映画づくりの話し合いには、原作者の大今良時も加わりました。
原作と映画の違いが気になる青春ものなら、君の膵臓をたべたいのネタバレと映画の違いもどうぞ。
映画の配信と10周年の再上映
映画は、U-NEXTで440ポイントの購入作品として配信されています(2026年11月時点)。公開10周年の2026年10月30日からは、劇場での再上映も始まりました。
U-NEXTは見放題ではなく購入
U-NEXTの映画『聲の形』は見放題ではなく、440ポイントで購入して観る作品です(2026年11月時点)。上映時間は129分です。
10周年の再上映とDolby Cinema上映
公開10周年を記念して、2026年10月30日から再上映が始まりました。Dolby Cinemaでの上映は、今回が初めてです。
初日には丸の内ピカデリーで舞台挨拶があり、将也役の入野自由と硝子役の早見沙織が登壇しました。
映画のお知らせは、次の2つに出ています。
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不滅のあなたへネタバレ|最終回と観察者の正体を考察
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聲の形に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 『聲の形』の最終回はどうなりますか?
A. 最終話の舞台は成人式の日です。将也が硝子の手を取って同窓会の会場の扉を開けたところで終わり、扉の先は描かれません。
Q2. 石田将也は最後に死んでしまいますか?
A. 死にません。硝子を庇って大けがを負い眠り続けますが、目を覚まし、最終話の成人式の日にも登場します。
Q3. 将也と硝子は最後に付き合いますか?
A. 最終話の時点でも、2人は恋人同士としては描かれていません。
Q4. 『聲の形』の漫画は何巻で完結していますか?
A. 全7巻で完結しています。最終7巻は、2014年12月17日に発売されました。
Q5. 映画は原作のどこまで描いていますか?
A. 高校の文化祭までです。原作の最終話にあたる成人式の日は、映画では描かれていません。
まとめ:聲の形のネタバレと原作・映画の違い
『聲の形』は、小学校で硝子をいじめた将也が、高校生になって硝子や旧友と向き合い直す物語です。
- 第1話は、退屈を嫌う将也のクラスに硝子が転校してくるところで終わる
- 6巻で硝子が自ら命を絶とうとし、助けた将也が転落して眠り続ける
- 目を覚ました将也は橋の上で硝子と再会し、映画づくりが再開される
- 最終話は成人式の日で、2人が同窓会の会場の扉を開けたところで終わる
- 最終話の時点でも、2人は恋人同士としては描かれない
- 劇場アニメは高校の文化祭で終わり、原作の最終話は描かない

