笑う自由、食べる自由、走る自由。そんな当たり前の行動ひとつが、自殺の合図に変わってしまう——。
宮月新原作・近藤しぐれ作画の『シグナル100』は、担任の下部先生に自殺催眠をかけられたクラスのデスゲームです。原作漫画は全4巻で完結していて、2020年の映画版は結末が原作と違います。
記事のポイント
- 原作漫画で最後に生き残るのは樫村怜奈
- 催眠を解く隠し条件は下部先生への謝罪
- 数年後の樫村は教師になり、同じ催眠を自分のクラスにかけようとする
- 映画は結末が原作と違い、下部先生が生きている
シグナル100のネタバレ|原作漫画の結末
ここから先は、シグナル100の原作漫画の結末までのネタバレを含みます。
原作漫画『シグナル100』は全4巻で完結し、最後に生き残るのは樫村怜奈です。催眠を解く隠し条件は、下部先生への謝罪でした。

結論:最後に生き残るのは樫村怜奈
樫村以外では、榊も和田も最後まで生き残れません。主な人物の最後は次のとおりです。
| 人物 | 原作での最後 |
|---|---|
| 樫村怜奈 | 最後の一人として生き残る |
| 榊 | 4巻で命を落とす |
| 和田 | 樫村の手で命を落とす |
| 下部先生 | 催眠をかけた直後に命を絶ち、ラストで幻影として現れる |
1巻のあらすじ|下部先生の自殺催眠
1巻では、下部先生が視聴覚室で流した映像によって、2-Cの生徒たちが100の自殺暗示催眠をかけられます。
「下僕」と呼ばれる担任の下部先生
下部先生は2-Cの担任です。生徒からは「下僕」と呼ばれ、和田にはサッカーボールを投げつけられます。
学校の上の立場の人物からは、2-Cの成績が目に見えて下がっていると責められ、厳正な処分までちらつかされます。アメリカの有名な心理学研究所にいた実績を買われて、採用された教師でした。
樫村怜奈と榊
主人公の樫村怜奈は、何をしても刺激を感じられず、同じ毎日を繰り返している生徒です。他人には関わらないのが一番だと考えています。
同じクラスの榊は、以前、体育教師から樫村を守ったことがあります。その教師を殴った事実は隠しきれず、榊は停学処分を受けました。
榊は樫村を気づかい、本当の理由を明かさないまま、黙って処分を受けています。
視聴覚室で流れた映像
下部先生は「5限の数学の授業は視聴覚室で行います」と告げ、出席すれば1人1万円を払うと言い出します。
ところが、授業が始まって10分たっても下部先生は現れません。やがてスクリーンでカウントダウンが始まり、次々と異変が起きます。
- 扉が開かなくなる
- スピーカーから大音量が流れる
- スクリーンに渦や目、手の映像が映る
当たり前の自由が、この瞬間に生徒たちから消え去ります。下部先生は催眠をかけた直後に、自ら命を絶ちます。
100のシグナルと催眠を解く条件
自殺の合図になるシグナルは全部で100種類あり、表向きのルールとは別に、催眠を解く隠し条件があります。
日常の行動が自殺のシグナルになる
シグナルは、普段なにげなくしている行動です。原作では、次のような行動が自殺の合図になります。
- 走る
- 転ぶ
- 小便をもらす
映画では、次の行動がシグナルとして登場します。
- 遅刻をする
- スマホを使う
- 涙を流す
2巻からは生徒どうしの殺し合いが始まり、3巻ではそれがさらに加速していきます。
表向きのルールと隠し条件
映画では、暗示を解く方法はクラスメイトの死だけだと告げられます。最後に生き残った者だけが、自殺催眠から逃れられるというルールです。
原作の生徒たちも、分刻みで人が死んでいく中で、解催眠のヒントを探し続けます。
けれど、原作で催眠を解く本当の条件は、下部先生への謝罪でした。
4巻の展開|榊の「正体」と和田
最終4巻の冒頭では、和田が拾ったカメラの動画を使って、皆の前で榊の「正体」をさらそうとします。
榊を殺すボーナスと樫村
クラスでは、榊を殺す「ボーナス」が持ち上がっています。樫村は皆を説得して、ボーナスから手を引かせようとします。
樫村にとって榊は、皆を今まで助けてくれた「正義のヒーロー」でした。
和田が見つけた「岩崎先生」の動画
和田は、皆が捨てていった井沢のカメラを拾っていました。メモリの中から解催眠のヒントを探すうちに、ある動画ファイルに目を止めます。
ファイル名は「岩崎先生」。榊に殴られて学校を辞めた、体育教師の岩崎のことです。クラスの皆は、岩崎を退職に追い込んだ榊に感謝していました。
和田は「上映会」と称して、皆の前でその動画を流します。そして「これが榊の正体だ!!!」と言い放ちます。
結末が描かれるのは最終巻の4巻です。
最終回の結末|隠し条件と樫村のその後
ここから先は、シグナル100の最終回の結末のネタバレです。
結末では、樫村が和田を手にかけて最後の一人になります。けれど、樫村の催眠はそれより前に解けていました。
樫村が最後の一人として生き残る
4巻で榊は命を落とし、和田は樫村の手で命を落とします。こうして、最後に生き残ったのは樫村でした。
ラストでは、死んだはずの下部先生が幻影として樫村の前に現れます。
隠し条件は下部先生への謝罪
催眠を解く条件は、下部先生に謝ることでした。樫村は無意識のうちに下部先生への謝罪を口にしていたのです。
つまり、和田を手にかける前から、樫村の催眠は解けていました。和田を殺す必要は、本当はなかったことになります。
数年後、教師になった樫村
エピローグでは、数年後の樫村が教師になっています。ところが、担任するクラスは学級崩壊していました。
物語は、樫村が下部先生と同じ催眠を、自分のクラスにかけようとするところで終わります。
シグナル100の映画と原作の違い
ここから先は、シグナル100の映画版の結末のネタバレを含みます。
映画『シグナル100』は2020年1月24日に公開され、結末は原作と異なるオリジナルです。生き残るのが樫村だけなのは同じでも、映画では下部先生が生きています。

映画のキャストとあらすじ
映画では橋本環奈が樫村怜奈を演じ、担任の下部は中村獅童が演じています。
主なキャスト
樫村のクラスメイトは、若手の俳優がそろって演じています。
| 役 | 俳優 | 役どころ |
|---|---|---|
| 樫村怜奈 | 橋本環奈 | 正義感の強い主人公 |
| 榊蒼汰 | 小関裕太 | 樫村に密かに想いを寄せるサッカー部一のモテ男 |
| 和田隼 | 瀬戸利樹 | クラスメイトから一歩距離を置くクールな生徒 |
| 西園寺聖也 | 甲斐翔真 | サッカー部のキャプテン |
| 藤春昴 | 中尾暢樹 | サッカー部員 |
| 桐野玄 | 福山翔大 | サッカー部のムードメーカー |
| 箕輪紀子 | 恒松祐里 | サッカー部のマネージャー |
| 羽柴健太 | 中田圭祐 | 野球部に所属する彼女思いの生徒 |
| 園田樹里 | 山田愛奈 | 読書が好きなクールな図書委員 |
| 小泉はるか | 若月佑美 | 樫村と同じバドミントン部の親友 |
| 関克美 | 前原滉 | ダンス部に所属するクラスのお調子者 |
| 山本英司 | 栗原類 | DJ部に所属するノリが軽い生徒 |
| 下部 | 中村獅童 | 生徒を絶望の淵へと追い込む担任教師 |
映画のあらすじ
舞台は、学園祭の準備で慌ただしい聖新学園高校3年C組です。担任の下部に視聴覚室へ呼び出された樫村ら36人は、不気味な映像を見せられます。
それは、自殺催眠の暗示でした。学校から出ることも、外部に助けを求めることもできません。タイムリミットは夜明けまでです。
樫村は、全員が生き残る方法を見つけようと立ち向かいます。原作の舞台は2-Cなので、映画では学年も変わっています。
映画の作品データ
映画は東映の配給で、R15+指定の作品です。
- 公開日:2020年1月24日
- 上映時間:88分
- 監督:竹葉リサ
- 脚本:渡辺雄介
- 主題歌:yukaDD(;´∀`)「Carry On」
下は、映画『シグナル100』の予告編です。
映画の結末は原作と違う
映画の結末は、原作とは異なるオリジナルです。樫村だけが生き残る点は同じでも、下部先生の扱いとラストの場面が変わっています。
| 項目 | 原作漫画 | 映画 |
|---|---|---|
| 生き残る人 | 樫村怜奈 | 樫村怜奈 |
| 下部先生 | 催眠をかけた直後に命を絶ち、ラストで幻影として現れる | 生きている |
| ラスト | 教師になった樫村が、同じ催眠を自分のクラスにかけようとする | 樫村が、生きていた下部に自殺催眠の映像を見せる |
| 舞台 | 2-C | 聖新学園高校3年C組 |
映画のラスト
映画でも、最後に残るのは樫村だけです。
ラストで樫村は、生きていた下部に自殺催眠の映像を見せます。原作で同じ催眠を向けようとする相手は自分の生徒でしたが、映画では下部本人です。
下部先生はなぜ生きてる?
下部先生が生きているのは映画版です。原作の下部先生は催眠をかけた直後に命を絶ち、ラストには幻影として現れます。
原作と映画で違う下部先生の姿
原作の下部先生は、生徒に「下僕」と呼ばれていた担任です。映画の下部は、生徒を恐怖のどん底に突き落とす悪役として描かれます。
自殺催眠の始まりを描く『シグナル100 零』
前日譚の『シグナル100 零』では、自殺催眠が発明された経緯が描かれます。著者は宮月新とRyukiで、2020年1月17日に白泉社から発売されました。
シグナル100はどこで見れる・読める?
映画は配信とDVDで見られ、原作漫画は白泉社から全4巻が出ています。
映画はU-NEXTで見放題
映画『シグナル100』は、U-NEXTで見放題配信されています(2026年11月時点)。DVDも東映ビデオから発売されています。
原作漫画は全4巻で完結
原作は白泉社のヤングアニマルコミックスから全4巻が出ています。4巻が2016年11月29日に発売され、完結しました。
白泉社の作品ページから、試し読みもできます。
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シグナル100のよくある質問
Q1. シグナル100で最後に生き残るのは誰?
A. 原作漫画では、樫村怜奈が最後の一人として生き残ります。映画でも、生き残るのは樫村だけです。
Q2. 催眠を解く条件は何?
A. 原作で催眠を解く本当の条件は、下部先生への謝罪です。樫村は無意識のうちに謝罪を口にしていて、和田を手にかける前から催眠は解けていました。
Q3. 原作漫画は何巻で完結?
A. 全4巻で完結しています。最終4巻は2016年11月29日に発売されました。
Q4. 映画に年齢制限はある?
A. 映画『シグナル100』はR15+指定です。
Q5. 『シグナル100 零』はどんな作品?
A. 本編の前日譚で、自殺催眠が発明された経緯を描く作品です。著者は宮月新とRyukiです。
まとめ|シグナル100の結末
シグナル100のネタバレの核心は、樫村だけが生き残ることと、下部先生への謝罪という隠し条件です。
- 原作漫画は全4巻で完結し、最後に生き残るのは樫村怜奈
- 榊は4巻で命を落とし、和田は樫村の手で命を落とす
- 樫村の催眠は、和田を手にかける前に謝罪で解けていた
- 数年後に教師になった樫村は、同じ催眠を自分のクラスにかけようとする
- 映画は結末が原作と違い、樫村が生きていた下部に自殺催眠の映像を見せる

